先週所用ありお休みしてしまったからリセットしてしまった茶道脳。
しかも今日は風炉最終お稽古日にして、皆さんと修行でありゲームの花月。
貴人清次は、貴人さまが貴人畳に座られて、亭主や客は、いつもとは、違ったことになるのでとてもややこしい!

今回は1度目に貴人になり、2度目に初花をさせていただけたので、とても勉強になりました。楽しかった!

貴人畳には誰も入ることがないため、貴人は花を引いてお点前に行く時、替え札は持たずに畳に置いてよろしいと教わりました。

2回目は、貴人が1番に月を引きましたからお点前さんは貴人茶碗を貴人畳に仮置きすることなくお茶を点てました。
このように、貴人清次花月は、引いた札によって点前が変わるので、ややこしいというわけです。

茶花は、秋明菊、藤袴、蓼、水引、不如帰。
大きな花弁を持つシュウメイギクをメインにしたバランスはさすがです。

お軸は、『和気兆豊年(わきほうねんをきざす)秋の茶室によく掛けられる言葉だそうで、青天と雨天、気温の上下などの諸々の気象の条件がバランスが取れていれば豊年満作になるだろうということだそうです。
今年は日照時間が短く、五穀豊穣に支障があるようですが、のどかな秋の気候は有難いものです。


10月に入ってから秋めいた陽気になりました。着物は薄手の袷を着ていきましたが、冷や汗をかく釜の前でも暑さを感じることはありませんでした。

9月は茶箱のお点前をさせていただいたのと、8月は夏休みだったので、風炉のお点前をするのは2ヶ月ぶりということで、頭もからだもすっかりリセットしてしまっていました。
前回、茶箱のお点前で長緒扱いをしていたので、もう一度しっかりと頭に入れておきたいと思い、長緒のお点前をさせていただくことにしていました。

しかーし、10月は細長い水指を勝手付に置き、釜を真ん中に据え、お客様に火を近づけるお点前ができる月でした。
せっかくならとさせていただきましたが、のっけから茶入れと茶碗の置き場所をうろうろとやってしまいました。
水指がいつもある場所のつもりで茶入れも置くので、何も変わりはないのです。

また、釜の下には大板が置かれましたので、水指と同じように花押の付いた蓋置をお客様の方へ向けます。
柄杓は釜と並行に置きます。

最近茶花は、たくさん入っていいのよ、
と仰る先生の背後は、秋草がいっぱいでなんとも可憐なけしきでした。
高砂木槿、不如帰、桜蓼、蕎麦、水引、萱。

お軸は清風万里秋「せいふうばんりのあき」
清風が吹き渡りあたり一面が秋景色のこと。禅語の解釈はもっと心の奥に宿る心理的なことなようです。
私は先日の台風後に、早朝の散歩道、キンモクセイのじゅうたんになっていたことを思い出してしまいました。
初秋の秋のいい香りを一晩にしてそんな姿にする台風が恨めしいなぁ〜。


最終週は人数が集まれば花月をさせていただいていますが、今年はわがままを言って、茶箱のお点前をもう一度させていただきました。選んだのは【花点前】
長緒や仕覆の扱いがあることが、【月点前】の後に復習を兼ねることになるかな?と思ったことや、【卯の花点前】で使う山道盆ではなく、花形盆を使うことに興味が湧きました。

茶花は、桜蓼、高砂木槿、不如帰、角虎の尾。お軸は、我心似秋月(わがこころしゅうげつににたり)日本人は、いにしえの昔から月を愛でたり、気持ちに置き換えたり、ですね。

紫の可愛らしい吊り鐘型の花、イワシャジンというのだそうです。そして、八重木槿。

さて、今日も以下は備忘録。

【花点前】
花点前は春に寄せて十一代玄々斎が考案されました。雪点前とほぼ同じ道具組で、掛合がなく盆を使います。箱は利休形が最も適当で、盆はカンナ目爪紅の花形盆を使用しますが、これに準じた大きさの盆であれば代用できます。

棗は小ぶりのものを選んで仕覆に入れ、それを茶碗の中に仕組み、茶碗を袋に入れて緒を長緒に結び、箱の手前に入れる。
茶筅は茶筅筒に入れ箱の右向こうに仕組み、対角を取って絞った茶巾を茶巾筒に入れ茶筅筒の手前に仕組みます。
振出しに金平糖などの菓子を入れ箱の左向こう仕組みます。
茶杓は(中節、象牙どちらでもよい)、袋に入れて茶碗の上に掛ける。
古帛紗を茶杓の上に置き、捌いた帛紗をその上にのせて箱に蓋をし、箱を盆にのせる。

【花点前】道具拝見ありの点前
1、盆にのせた箱を建付けに置いて総礼し、瓶掛正面に進んで盆を置く
2、建水を持ち出し瓶掛正面に坐り、盆を持って客付の方斜めに回って(居前)盆を置き、居前のままで箱を勝手付に置き、箱の蓋を取って箱の右側に置く。
3、箱の中の帛紗を右手で取って捌き直し、左手を盆に添えて三の字に盆を拭く
4、帛紗を盆の左縁に掛けて置いて、箱の中の古帛紗を右手で取り出し箱の蓋の上に置く。右手で茶杓を取り、袋のまま古帛紗の上に置き、次に右手で振出を取り、左掌で扱い回して客付に出し総礼する(すぐに正客は振出しを取り込む)
5、箱の中の茶碗を左手を添えて両手で出し、盆の上で袋の紐を解き、伸ばし、左掌に乗せて茶碗を袋から出し、袋を手前に二つに折って左手で箱に入れる
6、茶碗の中の、棗の仕覆の紐を一つほどき、左掌に乗せて紐を伸ばし、袋から出し、棗は盆の中央少し向こうに置き、仕覆は打ち返さずに左手で箱に入れる。
7、右手で古帛紗の上の茶杓を取り、袋から出し、盆の縁右手前にかけて置き、袋は結んで左手で箱に入れる。
8、茶筅を茶筅筒から出して茶碗に預ける
左手で箱から茶筅筒を出し、右手に持ち替え、左人差し指で茶筅の軸を底から突いて2〜3cm程度筒から出し、茶筅筒を左手に持ち替え、右手で茶筅の穂の部分を持って筒から取り出して茶碗の右側に預け、左手の筒をそのまま箱に戻す。
9、戻したその手で茶巾筒を取り出し、茶巾を二手で逆手に取り、茶巾を取り出し盆の縁右横に茶巾の耳をかけて置き、茶巾筒を箱に戻す。
10、茶巾筒を箱に戻したら、箱の蓋を古帛紗をのせたまま持ち、箱に蓋をして両手で箱を進め、左手で建水を進める
11、右手で帛紗を取り、捌き直して棗を拭き、元の位置よりやや左に寄せて置き、帛紗を捌き直して茶杓を拭き、元の位置へ掛けて置く
12、帛紗を右手に持ち替えて鉄瓶の蓋を閉め、左手で鉄瓶を取って右手の帛紗で蓋を押さえて湯を茶碗に入れる。鉄瓶を戻し、帛紗を盆の縁左横に置く
13、茶巾をたたみ直し元の位置に置く
右手で茶巾を逆手に取って持ち直し、たたみ直して盆の中央より右寄り置く
14、茶筅通しをして、茶筅は棗の右に置き、湯を建水に捨て、茶碗を拭いて茶巾を戻す
15、お菓子をどうぞ
右手で茶杓を取り、「お菓子をどうぞ 」と言ってお菓子をすすめる
16、棗を取って右手で蓋を取り、茶杓のあった位置に掛けて置いて茶碗に茶を入れ、棗に蓋をして戻し、右手の茶杓も元へ戻す
17、右手で帛紗、左手で鉄瓶を持ち蓋を押さえて湯を入れ、鉄瓶・帛紗を戻して茶を点てる。
箱の上の古帛紗を右手で取り、左掌で扱って客付に拡げて置き、茶碗を古帛紗の上に出す。
正客の「お点前頂戴いたします」の挨拶を受け、茶碗の返りを待つ
18、返った茶碗を右手で取込んで盆に置き、古帛紗を右膝横に取り込んだら、茶碗に湯を入れ建水に捨てる。
19、お仕舞の挨拶につづいて道具拝見を請われると受けて、帛紗を取り左手で鉄瓶の湯を入れ、帛紗を元へ置き、茶筅通しをして、茶巾で茶碗を拭き、茶巾は茶碗に入れておき茶碗を置いて、茶筅を茶碗に入れる
20、右膝横の古帛紗を右手で取り、盆の右横縁に縦にかけて置き、建水を引き、両手で箱を引く
21、その手で箱の蓋を取って客付に持って回り、膝前に置き、右手で帛紗を取り捌き直して棗を拭き、蓋の上の中央に置く。再び帛紗を捌き直して茶杓を拭き、棗の左に置く
22、帛紗を建水の上で払い、右手で元の位置へ戻す
23、両手で蓋を持ち、右向こう左前と回して拝見に出す
24、居前に戻り、両手で箱を持って客付に回り、膝前(下)で右向こう左前と回し蓋の右に出す
25、居前に戻り右手で茶碗を盆中央に置き直し、盆の左右の縁に掛けておいた古帛紗と帛紗を、両手で同時に盆の中へ落とし込む
26、両手で盆を持って瓶掛正面に回り、盆を勝手付に置き、建水を持って水屋へ下がる
■正客は、棗・茶杓、蓋も拝見し、 次客に送り、茶筅筒、袋等、箱も拝見し次客に送る
出会いで道具を出された位置に返し、蓋・箱につづいて振り出しを返す
27、拝見が終わり道具が戻ると、亭主は出て道具正面で挨拶をし、道具についてお尋ねに答える
28、両手で蓋を持ち、瓶掛正面に回って膝前に置く
29、両手で箱を持ち、瓶掛正面に回って勝手付の盆の下座に置く
30、瓶掛正面に向いたまま右手で客付の振出しを取り、蓋の右に置き、
31、右手で茶碗の中の茶筅を取り、左手で茶筅筒を取って茶筅を入れ、茶筅筒を左手で箱に入れる
32、次いで右手で茶碗の中の茶巾を取り、左手で茶巾筒を取って茶巾を入れ、茶巾筒を左手で箱に入れる
33、左手で茶杓の袋を取り出し、茶杓を袋に入れて、右手で盆中の古帛紗の上に置く
34、左手で棗の仕覆を取り、棗を入れ緒を結び蓋の上の少し向こうに置く
35、盆の上の茶碗を右手で持ち、左手を添えて蓋の上に置き、棗を茶碗に入れ茶碗を蓋の中央に置き直す
36、左手で箱の中から袋を出し、茶碗を袋に入れて長緒に結び、 箱の中に入れる
37、茶碗を箱中に入れ、つづいて振出しを入れる
長緒に結んだら茶碗を両手で箱の中に入れ、右手で振出を取り、左掌で扱って右手で箱に入れます
38、茶杓を茶碗の上に置き、その上へ古帛紗を置く
39、右手で帛紗を取って鉄瓶の蓋を切り、捌き直して箱の中の古帛紗の上に置く
40、両手で蓋をして箱を盆の上に置き、盆を瓶掛正面に置き直す
41、盆を持って水屋へ下がり、茶道口建付けに置いて総礼


季節は秋ですが、まだまだ気温の高い日があるので、着物姿でお茶に出かける時はその日の気候に合わせます。夏着物はもう季節的にそぐわないので一重の着物となりますが、下着に工夫をしても、お茶を点てる点前座では、冷や汗をかきながら余計体温が上がります。

今日は、前回お稽古させていただいた器据(きづえ)を使った月点前の拝見ありをお願いしました。
拝見があるのとないのは、後半のお点前がかなり異なります。頭の体操、はじまりはじまり。

茶花は、高砂木槿、桜蓼、藪茗荷、われもこう。桜蓼の表情が、素敵です。

以下備忘録

1、器据にのせた箱を瓶掛正面に置く
2、建水を持出して居前に坐り、箱を勝手付に置く
3、器据を拡げ折り目を押さえて整える
4、器据の上を小羽根で掃き清める
5、掛合を箱と建水の間に置く
6、香を焚く
7、振出しを客付きに出し総礼
8、長緒扱いで袋より茶碗を出す
9、茶碗中の棗の仕覆の緒を解き、左掌で仕覆から棗を取り出す
10、脱がせた仕覆を箱中に入れる
11、茶杓を袋より出して、袋を箱中の棗の仕覆の上に置く
12、箱中より茶巾筒を取り出し、茶筅筒の左に置き合せる
13、両手で箱を向うへ進め、次に建水を進める
14、棗を拭く
15、茶杓を拭く
16、茶筅筒を取り、茶筅を出して茶碗に預けるわれて受け礼
17、茶巾を取り、そのまま横にしてウグイスの前に置く
18、茶碗に湯を入れる
19、茶巾をたたみ直して元の位置に置き、ウグイスを差し立てる
21、茶筅通しをして茶筅はウグイスに差す
22、茶碗を拭いて茶巾を元のところに置き、お菓子をすすめる
23、棗を取り蓋は棗のあとに置き、茶碗に茶を入れる
24、湯を入れ茶を点てる
25、古帛紗を客付に出し、その上に茶碗を出す
26、茶碗が戻ると取り込み、古帛紗を右膝横に仮置きする
27、茶碗の湯を捨て、お仕舞の挨拶
【拝見有の場合】
28、茶を点て正客に出した茶碗が戻ると取り込み、古帛紗を二つ折りにして右膝横に仮置きし、茶碗に湯を入れ建水に捨て、お仕舞の挨拶をする
続いて道具拝見を請われると受け礼をする
29、右膝横の古帛紗を右手で元のように掛合に置き、右手で帛紗を取り、湯を入れ、帛紗を元に戻し茶筅通しをする
30、 茶筅をウグイスに立て、湯を捨て茶巾で茶碗を拭く
31、茶巾は茶碗に入れたまま器据の上に置き、茶筅も茶碗に入れ
32、その手でウグイスを抜いて元のように置き、建水下げて箱を下げる
33、古帛紗を右手で取って箱の向こうに拡げて置き、茶碗を右、左、右前と三手に扱い古帛紗の上に置き、次にウグイスを右手で取り、古帛紗の右前角に縦に置く
34、掛合を持って客付に回り膝前に置く
35、右手で帛紗を取り帛紗を捌いて棗を拭き掛合の中央に置く
36、帛紗を捌き直して茶杓を拭き
37、茶杓を掛合の棗の左方に掛けて置き、建水の上で帛紗を払う
38、帛紗を器据の元のところに置き、右手で蓋上の香合を取り左掌で扱い、掛合の上向こう寄りに置き、掛合を持って右向こう左手前と回して客付に出す
39、瓶掛正面に戻り右手で茶筅筒を取り、左手で箱中に入れ、左手で茶巾筒を取り一手で箱中に入れる
40、蓋上の小羽根を右手で取り、器据の右端の中央斜めに置き、両手で箱の蓋をし、箱を持ち客付に回り、下で右向こう左手前と回して掛合の右に出す
41、瓶掛正面に戻り、右手で帛紗を取り左手に握り込み、右手で小羽根を取り初めのように器据を掃き、右手に小羽根左手に帛紗を握り込んだまま器据をたたむ
42、たたんだ器据を勝手付きに置き、その上に小羽根を斜めに置き帛紗をその手前に置いて、建水を持って下がる
■正客は掛合、箱を取り込んだら次礼をして掛合を膝前縁外に置き、その右に帛紗を拡げ棗を拝見して帛紗に置き、茶杓を拝見して帛紗にのせ、香合も拝見して帛紗の上に置きます(拝見物が少ない時は帛紗は縦に半分開いた状態で使う)
掛合を手に取って拝見して元に置き、帛紗の棗、茶杓、香合と掛合の上に戻し、帛紗をたたみ次客に送ります。
次に箱を前に置き、帛紗を拡げ蓋を拝見
箱を縁外正前に置くと帛紗を拡げ、蓋を取って拝見し左方に置く
茶筅筒を拝見して帛紗の上に置き(丈が高いので倒して置いた方がよい)、次に茶巾筒を取り出し拝見して帛紗に置き、袋も拝見して帛紗の上に置く
箱を手に取って拝見する
箱の拝見が終わると初めのように茶筅筒、茶巾筒、袋と箱に入れ、蓋をして帛紗をたたみ次客に送ります。
次客以下の拝見が終わると正客は振出しを持ち、末客は掛合と箱を持って出会い、出された位置に正客より返す
43、亭主は道具が戻ると再び出て、道具正面に坐り挨拶、道具の問答をする
44、問答が終わると掛合を持って斜め客付に回り、瓶掛右方に置く
45、箱を持って瓶掛正面に回り、箱は勝手付の器据の手前に置く
46、振出しをそのまま右手で取り、掛合の右方に置く
47、勝手付きの箱の蓋を取り瓶掛正面に置き、
48、右手で茶碗の中の茶筅を取り、左手で箱中の茶筅筒を取り、茶筅を入れ、左手で箱中に戻し、
49、茶巾も同様に右手で取って左手で箱中の茶巾筒を取って茶巾を入れ、次に古帛紗の上のウグイスを右手で取り、茶巾筒に差し入れて左手で箱中に戻す
50 、茶杓の袋に茶杓を入れたら右手で掛合にかけて置き、
51、左手で棗の仕覆を取り出し、棗を入れて袋の緒を結び、蓋の上少し向こうに置き、茶碗を右、左、右と三手で蓋の上の棗の前に取り込み、古帛紗を二つに折る
52、茶碗の中へ棗を入れて中央に置き直し、左手で箱中の袋を取り、茶碗を入れて蓋の上で緒を結んで箱の中に入れる
53、右手で振出を取り、左掌で扱い右手で箱の中に入れる
54、茶杓を落とし、古帛紗を右手で取って掛合上の茶杓の上に置く
55、掛合を持ち箱にかけ、器据の上の小羽根を右手で取り古帛紗の上に斜めに乗せる
56、右手で器据の上の帛紗を取り、そのまま鉄瓶の蓋を切り、捌き直して掛合に入れる
57、両手で箱の蓋をし、箱を器据に重ねる
58、器据ごと箱をいったん瓶掛正面に置く
59、箱、器据を持って下がり、茶道口で総礼

器据の広げ方のお手本ブログ


8月は夏休み、1ヶ月ぶりのお稽古は恐怖さえ感じます。怠けていた分、記憶はぶっ飛んでいるのであります。

先生は夏休み明けの9月、茶箱の点前をさせてくださいます。それは、残暑が収まらない長月、茶箱で一服。という計らいではないかと思って、その趣向を楽しみにしています。

瓶かけに鉄瓶という設えになりますから、この9月の茶箱は一年に一度。貴重な時間になります。

お軸は利休七則。今一度、利休居士が唱えた哲学を身に感じて、お稽古をさせていただきます。

茶箱点前は大好きなのですが、今まで基本のきの卯の花点前しかしたことがありませんでした。
今年は秋のお点前、月点前をさせていただくことを心に決めていました。

木据があったり、ウグイスという茶筅を立てる金具があったり、棗、茶碗、茶杓は仕覆にくるんだりと、これらを扱いながらのお点前ですからややこしい。教本だけでは、習得はもはや無理です。
先生は仰います。茶箱のお点前は脳トレになると。はい、とても前頭葉が刺激されます。

以下備忘録。

月点前は卯の花点前(夏)、雪点前(冬)、花点前(春)とともに、十一代玄々斎によって創案された秋の点前です。
器据を用いウグイスを使うのが独特で、茶箱点前の中で最も美しい点前と言われているそうです。

箱の中に茶碗、棗、茶筅筒、茶巾筒、振出しを入れます。棗は小ぶりのものを選び、仕覆に入れ茶碗に仕組んで、更に茶碗を袋に入れ、緒は長緒結びにし箱の前寄りに入れます。茶筅は筒に入れ箱の右向こうに入れ、茶巾は絞って茶巾筒に入れ、ウグイスをさして茶筅筒の手前に入れます。振出しは箱の左向こうに入れて、掛合をかけ、古帛紗を掛合の中央に入れ、その上に香合、小羽根、袋に入れた茶杓を置きます。帛紗を捌きその上にのせて蓋をします。そしてたたんだ器据の上に箱を重ねて置きます。また、小ぶりの火箸を敷板の手前に置いておきます。

「月点前」(道具拝見なし)

1、器据の上に重ねた箱を茶道口建付けに置いて総礼の後、それを持って瓶掛正面に進んで置く。
2、水屋に下がって建水を持ち出し、居前に坐って箱を勝手付に置く。
3、器据を拡げ、勝手付きから二枚目の板が正面になるようにして、折り目の紐を押さえて整える。
4、箱の蓋を縦のまま瓶掛の右横に置いて、右手で掛合の帛紗を取って左手に握り込み、右手で掛合の小羽根を取って器据の上を掃き清め、小羽根は蓋の上に斜めに置きます。
(器据の掃き方は、小羽根を立てて先ず器据の左端から右端まで上、中、下段と3回に分けて掃き、4回目は右端板の右上から左下へ斜めに掃きます)
5、左手の帛紗を右手で器据の左端手前に置き、掛合を箱と建水の間に置く
6、掛合の中の香合を右手で取り、左掌にのせて蓋を取り、器据の勝手付きから二枚目の中央に置く。瓶掛前の火箸を右手で取り、左手で扱い持ち直して香を焚き、火箸を元の位置に置く。香合の蓋をして小羽根と置き合す。
7、箱中の振出しを右手で取り、左掌の上で正面正して客付に出し総礼。
8、両手で箱中より茶碗を出し、器据の勝手付きから二枚目の中央に置き、長緒扱いで袋より茶碗を出し、茶碗を器据の上に置く。袋は片トンボに結んで手前に二つに折って左手で箱中の手前に入れる。
9、茶碗中の棗の仕覆の緒を茶碗の中で一結びとき、左掌にのせてもう一結びとき、打留を向うへ引き、つかりをのばして右、左と仕覆の口を拡げて棗を取り出し、器据の右端中央に置く。
(つかりは右、左の順で伸ばしますが、人差し指と中指でつかりの中程を挟み、親指を人差し指に添えた状態から、親指は手前、人差し指と中指は挟んだまま向うへ前後に拡げて伸ばします)
11、脱がせた仕覆は打ち返しせずにそのまま左手で箱中の茶碗の袋に重ねておく。
12、掛合の中の茶杓を右手で取って左手に預け、右手で茶杓を袋から出して、器据の上の棗の左に置き、袋は結んで左手で箱中の棗の仕覆の上に置く。
(袋の結び方は、左手に持った袋の上から1/3あたりの所を、左手の親指で押さえて、人差し指で手前に折り曲げ、袋の下端を右手で上からそれに掛け、向こうから下にくぐらせて一結びする)
13、箱中より左手で茶筅筒を取り、右手に持ち替え器据の左端の向こう右寄りに置く。同様に左手で茶巾筒を取り出し一手で茶筅筒の左に置き合す。
14、古帛紗をのせたまま掛合を箱に掛け、両手で箱を少し向こうに進め、次に建水を進めて居ずまいを正します。
15、右手で帛紗を取り、捌き直して棗を拭き、元の所へ置く。
16、再び捌き直して茶杓を拭き、元の所へ置く。
17、帛紗を右手に持ち直して鉄瓶の蓋をし、帛紗を元の位置に置く。右手で茶筅筒を取り、左手の指で茶筅の軸の底を突き、筒を左手に持ち替え、右手で茶筅の穂先を持って出して茶碗に預け、茶筅筒を右手で元の所に置く。
18、左手で茶巾筒を取り、ウグイスを出して器据の客付より二枚目の向こう寄りに縦に置く。茶巾の出たところを横から取って、そのまま耳が左側になるようにしてウグイスの前に置き、茶巾筒を左手で元に置く。
19、右手で帛紗を取り鉄瓶の蓋を押さえて湯を入れ、帛紗を元に置く。
20、茶巾をたたみ直して元の所へ置き、次にウグイスを差し立てる。
21、茶筅通しをして茶筅はウグイスに差して、湯を建水に捨てる。
22、茶碗を拭いて右手で置き、茶巾を元の位置に置いて、右手で茶杓を取り、お菓子をすすめる。
23、左手で棗を取り、蓋は棗のあとに置き、茶を入れ蓋をして棗、茶杓を元の位置へ戻す。
24、帛紗を取り、鉄瓶の蓋を押さえて湯を入れ、帛紗を元の所へ置いて、茶筅を取って茶を点てる。
25、右手で掛合の中の古帛紗を取り、左掌で扱って客付に拡げて置き、茶碗の正面を正して古帛紗の上に出す。
26、茶碗が戻ると取り込み、左掌で扱い器据の上に置き、古帛紗は二つ折りにして右膝横に仮置きする。
27、茶碗の湯を捨て、お仕舞の挨拶
右手で帛紗を取り鉄瓶を持って湯を入れ、帛紗を元に置き、湯を建水に捨てる。お仕舞の挨拶を受け、「お仕舞いたします」と挨拶をする。 (正客は振出しを出された位置に返す)
28、右膝横の古帛紗を右手で取って掛合に置き、次に客付の振出しを取って、右膝横の古帛紗のあとに仮置きする。帛紗を取り再び湯を入れ、帛紗を元へ戻して茶筅通しをする。
29、茶筅通しをしたら、茶筅を右手に持ったまま左手で茶筅筒を取り茶筅を入れ、右手で元の所へ戻す。
30、ウグイスを抜いてその場に縦にして置いて湯を建水に捨て、茶巾を取って茶碗を拭く。
31、拭いた茶碗を器据の上に置き、右手で茶巾を取り、左手で茶巾筒を取って茶巾を入れ、ウグイスを元通り差して左手で元の所へ置く。
32、帛紗
を捌き直して茶杓を拭き、茶杓を元の所に置いて帛紗を建水の上で払い、元の所に置く。
33、建水を後に引き、両手で箱を引き、古帛紗を置いたままの掛合を箱と建水の間に下ろす。
34、左手で箱中の茶杓の袋を取り、茶杓を袋に入れて右手で掛合の古帛紗の上に置く。次に左手で箱中の棗の仕覆を取り出し、左掌の上で口を拡げて棗を入れ、、そのままで茶碗に入れて緒を結ぶ。
35、左手で茶碗の袋を取り、茶碗を入れて長緒扱いで結んで元の所に置く。次いで右手で茶筅筒を取って左手で箱中に入れ、続けて左手で茶巾筒を取り、一手でそのまま箱中に入れる。
36、茶碗を両手で取り、左手を添えて箱中に入れる。
37、仮置きした振出しを右手で取り、左掌で扱い右手で箱中に入れる。
38、香合を掛合に置き、掛合を箱にかける39、右手で帛紗を取り左手に握り込み、蓋の上の小羽根を取って初めの要領で器据を四度掃き、小羽根を掛合に入れる。
40、帛紗を右手に持ち替えてそのままで鉄瓶の蓋を切り、帛紗を捌き直して掛合に入れ、両手で蓋を取って箱に蓋をする。
41、器据の両端を持って元のようにたたみ、瓶掛正面に置いてその上に箱をのせる。
42、建水を持って水屋に下がる。
43、次に器据ごと箱を持って下がり、茶道口建付けに置いて総礼して終る。


お庭を愛でながら、ちょいとtea break。
松聲閣の椿の間でいただくことができます。

『加勢似多(かせいた)』というお菓子が付きます。
こちらお茶のお稽古で、九州に帰省された生徒さんから教えていただいていたので、再会にびっくりして、彼女に即ラインいたしました。

熊本城主・細川家の御用菓子として、江戸時代より続いて来た銘菓で、菓子の表面には、あの細川家の九曜紋があしらわれています。

後ほど利用させていただいた永青文庫のサロンでも同じお菓子をいただきました。

菓銘の『加勢以多』はポルトガル語の
「caixa da marmelada」(カイシャ・ダ・マルメラーダ)の最初の部分の「カセイタ」となったようで、これは“マルメロの砂糖漬けの箱”という意味なのだそうです。
南蛮より伝来したマルメロを材料にして作られたこの菓子を好んだ2代目・細川忠興は、茶席菓子として幕府や朝廷に献上していたそうですが、それを再現したのが、いただいたお菓子です。
マルメロのジャムが挟んであります。

椿の間の床の間には、熊本の名品が荘られています。

静かな時が流れます。

お茶も熱中症対策グッズの中の冊子の割引券を使わせていただきましたのに、
お茶を喫みましたら、美術館の割引券もいただいちゃいました。


上級者の先輩達が参加されている会で、先月、立礼のお点前が披露されたことを聞き、お稽古でもさせていただけますか?と、お願いしていました。
それが、今日、夏休み前に叶いました。

お軸は、夏雲多奇峰(かうんきほうあおし)

夏雲は高くそびえたち、まるで奇峰が立ち並んでいる様子だと、いうことですが、夏の雄大な入道雲を想像しました。

また、筆の勢いがあって清々しく、滝のような画のようだと感じました。

茶花は最初、木槿と山ごぼうに

貝(ほたて)の香合だったと思います。

床に壮られたのは生徒さんが持ってこられた夾竹桃(キョウチクトウ)が壮られていました。
暑い時に咲く強い花のイメージですが、葉の形が竹に似ていて、花は桃に似ていることから名前が付けられたそうですね。

立礼、濃茶点前


以前お茶を教えていただいていた先生の恒例の山百合茶会、今年は海の日に伺いました。
去年は肋骨骨折で参加できませんでしたが、東京代沢から富士山の麓へ隠居なさっての翌年から呼んでいただいています。
もう、8年くらいになるでしょうか?

お庭で咲くこの山百合を愛でながら、野点でお茶をいただきますが、今年は百合の咲きが悪かったようです。
鹿が美味しいユリ根を食べてしまうことも理由のひとつですが、主曰く、百合の世代交代が行われているのかもと…。

盆地の山梨でも、この辺りは避暑地のはずですが、東京と同様、暑さは半端ではありませんでした。

お菓子のソーダ色の葛饅頭や氷の入った冷たいお抹茶は目だけでなく涼を感じ、とても豊かな時間なのでした。

自由さとセンスが良いのが先生の真骨頂ですが、今年のお点前はガラスのお盆、すいかのお茶碗を取り合わせ。
お点前は盆点のアレンジだったそうです。

ここ何年か水点用の小山園の"泡楽"を使っていらっしゃいましたが、今日は一保堂の"幾代の昔"を使われたそうです。氷が入っても存在感があり、とても美味しくいただきました。

行きはバスタから高速バスで、帰りは富士山から電車に乗ります。
以外にも三連休の最終日の中央高速下りは渋滞の心配はまったくありませんでしたが、
帰りはやはり電車が良いだろうという判断でした。

富士山までの列車、週末だけ運行の新宿から乗り換えなしの富士山号は本数も増えましたし、この富士急もなかなか洒落たカラーリングです。
この駅はレトロな雰囲気ですが、毎年来る度に工夫があるように思います。
それだけ、乗降数も増えているのでしょうね。

百合の茶会 2013


またまた先生におねだりをいたしました。
夏限定、今日は初めての釣瓶水指の扱い、そして、洗い茶巾のお稽古をお願いしました。

茶花は、この季節、元気に育った雑草に混じって凛と白い花をつけて、暑さをひととき忘れさせてくれる花茗荷、金水引、ねこじゃらし。
葉の大きなものは、こんなふうに生けるといいのですね。

これが釣瓶(つるべ)水指。
(楽天 川上商店)

井戸の水を汲み上げる釣瓶の形をした水指です。
釣瓶水指は、武野紹鴎が井戸から汲み上げた水をそのまま水屋に置くために木地で好んだのが起こりとされ、それを利休が座敷へと持ち出したといいます。

木地釣瓶水指は、夏季に井戸から汲み上げた姿として、水に濡らした木地のまま使う習いとなっており、古くは一会限りで使うたびに新調したといいます。

<釣瓶水指の使い方>
蓋を開ける時、まず釜付きの方の蓋の向こうを、右手で少し前に押し出し、 両手で少し出た前方を取り、前に引き出すようにして開け、両手で右方客付のほう の蓋の上に重ねて置きます。
蓋を閉めるときは、開ける時と逆になり、水指を引かずに、柄杓を荘る場合は、 湯がえしせずに、柄杓の合をふせて手の向こうにかけ、蓋置とともに入りの字に 荘ります。

<洗い茶巾>
浅い平茶碗に、水を七分目ほど入れて、茶巾の端と端との対角線を取って、 二つに折り、その端を茶碗の右方に少し出し、その上に茶せんを仕組み、茶杓 を普通にのせて置きます。
茶碗に水が入れてあるので、運び点前でも棗、茶碗と同時に運び出すことはし ません。
茶碗だけを始めに運び、両手扱いで、仮置きします。
棗は右手の掌にのせて、建水と一緒に運びます。
水が入っている間は、茶碗を両手扱いです。
棗、茶杓を清めてから、柄杓をかまえ、帛紗で釜の蓋を取り、帛紗を建水の下座に置き、柄杓を釜にあずけます。
両手で茶碗を膝前に置き、茶巾を上にゆっくりと引き上げます。
茶巾を半分に折り、ひとしぼりして建水の上でしっかりとしぼります。
広げて茶巾をたたみ、釜の蓋の上に置きます。
茶碗を両手で持って、左手で持ち直して、建水に捨てます。 この時、水音が涼しさを感じるように、少し高い位置から2回に分けて捨てます。
水を捨ててからは、普通の平点前の要領です。


花月は5人で行うのがベストだということで、皆さんが揃う月の頭が今回の花月になりました。
先生に「貴人清次付花月はややこしいから勉強してきてね」と、言われ、あれこれと読み漁りましたが、いまひとつわからない。
そこで、始まります前に、
「読んできましたが、よくのみ込めないのでよろしくお願いいたします」
と、おねだりしました。

ある方のサイトを参考にさせていただきますと、このように書かれていました。

貴人清次花月は平花月の薄茶に貴人が入った場合のお点前と考えられると分かり易いと思います。
お稽古でする貴人清次の薄茶ができないと難しいかもしれません。
かといってお稽古の貴人清次とも違いがありますから、このお点前は注意が必要です。

他の花月との違いは
・貴人はいつも上座
・お次は初めから最後まで手をついてひかえている
・貴人茶碗に茶巾・茶筅・茶杓を仕組み貴人台にのせる
 次茶碗に千鳥茶巾と煤竹茶筅を仕組む(炉の時は千鳥板も用意)
・亭主は、折り据を貴人の前に置く時は、貴人畳に踏み込まない
・平花月では、お茶が出された時に折り据を見るが、貴人清次花月では、お茶が取り込まれた時に見る
・平花月では、今出されたお茶を飲む『月』と、次にお点前をする『花』を決めるが、貴人清次花月では、次のお茶を飲む『月』と、次にお点前をする『花』が決まる。
・貴人が『月』の時は貴人茶碗で、お次が『月』の時は次茶碗・千鳥茶巾・煤竹でお茶を点てる。
・貴人が『花』でお茶を点てて出されると、『月』はお茶碗を取りに行き、貴人に一礼をして茶碗を引く。
・仕舞花(最後のお茶)の時は、折り据を空回し(札を取らない)ですみかけで送る
・貴人が仕舞花の時は、貴人茶碗にすぐに水を入れて茶筅通しし、次茶碗はお湯を入れて濯いでから水を入れて茶筅通しする。
 お次が仕舞花の時は、貴人茶碗にお湯を入れて濯いでから、水を入れて茶筅通しし、次茶碗は、すぐに水を入れて茶筅通しする。

こういうことでございました。

茶花、ジリジリとした夏を感じる木槿が荘られていました。金水引、白の下野。
お軸は、「清流無間断(せいりゅうかんだんなし)です。


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