都内の茶室で抹茶をいただくのに凝っていたことがあります。

その中で一番魅力的だったのがサントリー美術館内にある茶室”玄鳥庵”

展覧会が開催している期間の木曜日の1時から3時までの三回のみで大変人気なので、午前中に点茶席の券を獲得しなければ難しいという話でなかなか願いが叶いませんでした。

 

身辺ざわついていたのですが、仕事もお休みですしこの日を逃したらまたしばらくはやって来ないチャンスと思い、友人を誘って行ってまいりました。

 

点茶席は、美術展を観覧しなければ購入ができません。

 

今回開催の『狩野元信』は狩野派の礎を築いた絵師だったそうです。

狩野派はよくわからないのですが、そんな知識を得られたことは収穫でした。

 

サントリー美術館

今日の目的は『狩野元信展』ではなくてこちらです。

点茶席のチケットを購入した際にいただいたチラシには、お点前の拝見の時刻が記されています。

その他は茶室を見学して、点てだしを頂けるのですね。

ですが、どうせでしたら、やはりお点前を拝見しながら、美味しいお菓子とお抹茶をいただいて、お道具や茶花についてお話をお聞きしたいものです。

目標の10時に入館ができなくてあせりましたが、10時15分到着で、1時の回、7,8番で入手できました。

点茶券は一人2枚購入が可能です。

 

お菓子がなくなり次第終了ということですが、1時の回、一席に12名が入られていました。

50名までということですが、8畳の茶室、1時の回、かなり窮屈な感じでした。

チケット売り場では1時の回がやはり一番人気だということでしたが、お点前を拝見できる点茶券はかなり貴重だといえるのではないでしょうか?

”玄鳥庵”入口。

洗練された佇まい、さすが隈研吾氏のデザインです。

入口脇の風景は、蹲の先にミッドタウンの高層部の借景です。

こちらのガラスの奥が待合になります。

奥のお座敷でお茶をいただきました。

写真はNGですので、残念ながら様子だけを感じていただくことしかできませんが、お点前は昨日お稽古したばかりの中置でした。

点てだしのお茶碗は、それぞれが違う意匠で贅沢な印象を受けました。

 

床にはやはり昨日掛けられていたお軸と同じ「清風万里秋」の色紙。

茶花は、秋名菊、白花らっきょう、藪みょうが、桔梗など、秋の花々でした。

お花を生けられた先生は、半東もなさっていて、お花のお話もとてもきさくにしていただきました。

 

玄鳥庵 点茶

お菓子は赤坂『塩野』さん御製。”熟柿(じゅくし)”

外郎製、黄身餡仕立てでとても美味しかったです。

お茶は裏千家家元御好抹茶、小山園、”松柏”ということでした。

 

赤坂 塩野

 


清風万里秋の前には、昨夜一声雁という句が入ります。
この言葉のお軸は、今の時期によくお茶室によくかけられるようです。

昨夜一声雁 清風万里秋(さくやいっせいのかり せいふうばんりのあき)

意味はいくつかあって、昨夜、雁が一声鳴いたのを聞いて、清らかな風が吹き抜ける本格的な秋を迎えた事を知った。
ですとか、わずかな事から全体を知る。ですとか、全ての妄想・執着を捨て去った後の清々しさに満ち溢れた心境の喩えにも用いるそうです。

季節を感じることや、比喩に託して物事を深く考えるといった教訓としての禅語です。

悟りというのは、こういうことなのでしょうが、怒ってばかりの私はまだまだ修行が足りません。

茶花は秋名菊、桜蓼、高砂木槿、水引。
秋をたくさん感じる花々。

ご一緒している生徒さんから、秋になってはじめて咲いたといただいたお花は椿。
いよいよ椿の出番です。

以下、備忘録。

■中置 薄茶点前

1.水指を建付けに置き襖を開け、総礼。

2.水指を持って、風炉前左斜めのところに座り、水指を風炉の敷板の左側に置く。
3.次に棗と茶碗を運び出し、いつも置く水指の前の同じ位置に置き合わす。
4.続いて、建水を左手に持ち、風炉正面にに進み坐り、手なりに建水を置く。
5.柄杓を持ってかまえ、蓋置を取リ出して水指前に置き、柄杓をひく。
6.建水を膝前の線まで進め、居ずまいを正す。
7.茶碗を、右手前、左横、右横の三手で扱い、膝前少し向こうに置く。
8.棗を取り(半月に持つ)、茶碗と膝の間に置く。
9.帛紗を取り捌き、左手で棗を取り拭き、茶碗のあったところに置く。
10.帛紗を捌き直し、茶杓を拭き、棗の上に置く。
11.右手で茶筅を取り、棗の右側に置き合わせ、
12.茶碗を手前に引き、
13.帛紗を左手の指のにはさみ、柄杓をかまえ、
14.帛紗で釜の蓋を取り、蓋置きの上に置き、

15.帛紗を建水の下座に仮置きする。

16.茶巾を取り、手なりに釜の蓋の上に置く。

17.柄杓を扱って湯を汲み、茶碗に入れ、

18.柄杓を置き柄杓し、

19.茶筅通しをする。

20.茶筅を元の位置に戻す。

21.茶碗を右手で取り、左手に持ち替え、建水に湯を捨てる。

22.茶巾を右手で取り、茶碗を拭き、

23.茶碗を膝前に置いて、茶巾を釜の蓋の上に置く。

24.右手で茶杓を取り、客に菓子をすすめる。
● 客はこれを受け、次礼をして菓子器をおしいただき、懐紙を出して菓子を懐紙にとり、次客に菓子器を送る。

25.左手で棗を取り、茶杓を握りこんで蓋を取って、右膝頭に置き

26.茶を一杓半ほどすくい、茶碗に入れ、茶杓の先を茶碗の縁で軽く打ち、蓋をし、棗と茶杓を元へ戻す。

27.右手で水指の蓋の摘みを取り、左手で水指の胴の左側に手なりにもたせかける。(二手)

28.柄杓を持ち、湯を汲み茶碗に入れ、切り柄杓で柄杓を釜に戻す。

29.その手で茶筅を取り、茶を点て、茶筅は元の位置に戻す。

30.茶碗を右手で取り、左掌にのせ、茶碗の正面を正して定座に出す。

● 正客は茶碗が出されるとにじり出て膝前にそれを引き、にじり帰って茶碗を縁内に取りこみ、茶碗を縁内次客の間に置き、次客に「お先に」と会釈し(行のおじぎ)、茶碗を膝前真中に置き、「お点前ちょうだいします」(真のおじぎ)と挨拶する。右手で茶碗を取り上げ左手にのせ、感謝の気持ちでおしいただき正面をさけ時計回りに回しいただく。

31.亭主はこれを受ける。(行のおじぎ)

32.客の一口で亭主は帛紗を右手で取り、左手に打ちかえして腰につける。

● 次客へ茶が出されたら、まず縁内右膝横に置き、「お相伴いたします」と挨拶し、その後、左膝横「お先に」、膝前真中「お点前頂戴いたします」と挨拶し茶碗を取り、感謝の気持ちでおしいただき、正面をさけ、回しいただき茶碗を清め、指先清め、拝見し、返す。

33.亭主は茶碗が返ると、右手で取り、左手で扱い、右手で膝前に置き、

34.湯を汲み、茶碗に入れ、置き柄杓をする。
35.湯を建水に捨て、茶巾で茶碗を拭いて連客にも同じように茶を点てる。
● 正客は、ここで「おしまいください」という。

○正客から挨拶があればこれを受ける。
36.茶碗を右手で下に置き、「おしまいさせていただきます」と挨拶し、
37.右手で取り柄杓し水を汲み、茶碗に入れ、柄杓を釜にあずけ、引き柄杓する。
38.しまいの茶筅通しをし、
39.茶筅を棗の横に置く。
40.建水に水を捨てる。
41.右手で茶巾を取って、茶碗に入れる。
42.茶筅を取り、茶碗にとじ目を上にして入れ、
43.右手で茶杓を取り、左手で建水を引く。
44.その手で帛紗を捌いて、茶杓を拭いて、茶碗にふせて置き、
45.帛紗の茶粉を建水の上で払い、腰につける。
46.棗を右手で最初に置き合わせた位置に置き、茶碗を右横、左横、右手前の三手で棗の横に置き合わせる。(中置の点前は、必ず本じまいにする)
47.柄杓を扱って水指から水を汲み、釜に水を一杓さす。
48.釜の蓋を閉める。
49.柄杓を蓋置にひく。
50.水指の蓋を左、右の二手で閉める。
○ この時、正客から「お棗、お茶杓拝見を」の挨拶があれば受ける。
51.柄杓を右手で取り、左手で持ち替え、建水にたたみ
52.蓋置を右手で取り、左手で持ち替え、建水の下座に置く。
53.茶碗を、右、左、右の三手で勝手付きに割り付け、
54.棗を取り、左掌にのせ、客付きに回る。
55.棗を膝前に置き、帛紗を捌いて清め、
56.帛紗を膝前に置いて、棗の正面を正して定座に出す。
57.帛紗を腰につけ、風炉正面に戻り、
58.右手で茶杓を取り、左手に持たせ、客付きに回り、右手で棗の右に出す。
59.風炉正面に戻る。
60.柄杓、蓋置を右手に持ち、一膝勝手付きに向き、建水を左手に持って立ち上がり、水屋にさがる。
● 客は建水が引かれると棗、茶杓と出された順序に引く。
61.茶碗を右手で取り、左掌にのせ、さがる。
62.続いて、水指正面に坐り、水指を引き、襖を閉め、拝見の返るのを水屋で待つ。
● 正客は棗、茶杓と縁内に取り込み、亭主が水屋に入ってから次礼して、棗、茶杓の順に縁内で拝見をし、終わると出会いで返し、出された反対に返す。
63.亭主は拝見物が戻ると、とりに出て、道具正面に坐り、
「お棗は?」「お塗りは?」「茶杓のお作は?」「ご名は?」などの問いに
「利休形黒中棗でございます。」
「春慶で、ございます。」
「杓は坐忘斉お家元で、ございます。」
「錦秋でございます」 などと答えて、挨拶し、
64.おじぎの後すぐに、右手で棗を取り左掌にのせて、右手で茶杓を取る。
65.茶道口に持ってさがり、建付に茶杓、棗を置いて主客総礼をし、襖を閉めて終る。

2015年10月の中置のお稽古


10月に入り、本来なら中置のお点前をさせていただくところなのですが、9月にやり残した【色紙点(しきしだて)】を今日はさせていただきました。

 

『吾が心 秋月に似たり』

禅では心を○(円相)で表わすことがあるということですが、この禅語は、本来の心、即ち仏性を月に当てて、自らの心境を表した語だということです。

今の私の心境を述べるとすれば、ちょうど秋月のように冴え冴えと澄み渡っている。

その月が池の水面を照らせば、清く澄み切り、一層輝き映える。

 

中秋の名月の日にぴったりのお軸が床に荘られていました。

茶花は、遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されてきた芙蓉の花、秋名菊、水引。

しかも、朝咲き始める頃は白、昼間は淡い紅色、夕方紅色に変わる芙蓉、”酔芙蓉”を、先生はお月様に見立てて設えたようです。

 

「風の盆恋歌」という小説は、富山県八尾町の「おわら風の盆」の祭の特異な魅力を描き、毎年の祭の日々に限って数年間にわたって展開する酔芙蓉の花に例えられる恋の物語で、一日の花の色の変化が非常に心に残る作品で、この花を見ると思い出します。

写真は御所籠です。

この中にお道具が仕組まれております。

 

ご一緒させていただいている先輩からは「このお稽古は茶箱のお点前の中で非常にややこしく、上級者がするお点前」と言われておりましたので、私などがさせていただくのはまだまだ早いと思っておりました。

先生の寛大さに感謝でございます。

 

十三世圓能斎の好まれた御所籠を用いて創案されたこのお点前は、お道具の入るその御所籠も魅力的なのですが、中に仕組まれたお道具たちが女子好みのおままごとチックなもので構成されておりまして、本当に素敵なのでございます。

 

古帛紗と茶巾箱を置き合わせた配置が色紙を散らしたように見えるところから『色紙点』と名付けられたとのことです。

 

以下、備忘録。

 

■色紙点前■

●準備
・二碗を入れ子に(間に隔て)棗を仕覆に入れ茶碗に仕組み、大の大津袋に入れ籠の中へ
・金平糖や甘納豆などを入れた振出しは、組み緒の網に入れ籠の向こう左よりへ
・茶筅は茶筅筒に入れ籠の向こう右
・茶巾は茶巾箱に入れ、袋に入れ、茶筅筒の下方へ
・四枚の古帛紗は順に重ね、ワサが上になるように茶碗の左側へ
(棗・茶杓を置く金襴などの裂地、点茶用の紫塩瀬、お客様にお茶を出す時に使用の同じ緞子)
・茶杓は袋に入れ茶碗の上へ
・帛紗を捌いて茶杓の上へ

・籠の蓋をして打ち緒を結ぶ

●点前

 

1.茶道口建付けに籠を置き、主客総礼。
2.両手で籠を持ち出し、瓶掛正面に置き、水屋に戻り建水を持ち出す。
3.籠の緒を一つとき、ゆるめ、籠の前に降ろして蝶結びし、勝手付に置く。
4.蓋を両手で取り、籠と建水の間に置き、帛紗を右手で取り籠の上手前に置く。
5.茶杓を右手で取って扱い、蓋の上右側に置く。
6.茶巾箱は右・左・右と三手で扱い、帛紗の上の方へ置く。
7.四枚の古帛紗を右手で一度に籠の右側に置く。
8.古帛紗を右手で取り、瓶掛の右に置き広げる。
9.古帛紗を右手で取り、膝前に広げる。
10.振出を右手で取りだし、長緒結びなので左手の上で紐をとき、網袋から出し、その袋の上で回し正面を正し出す。
11.緒を片とんぼに結び、網袋を半分に折り左手で籠に入れ、主客総礼。

・正客は振出を取りに出て、縁外にあずかる。
12.茶碗を取出し、左手添え、膝前の古帛紗に置き、大津袋の結び目を一つといて左手にのせ
13.大津袋から右手で茶碗を出し古帛紗に置く
14.大津袋の両耳を中に折り込み、縦のまま二つに折り、左手で籠の中手前に入れる。
15.茶器の仕覆の緒を一つといて左手に乗せ、仕覆から茶器を出し、古帛紗の中央に置く。
16.左手で籠の中の大津袋の上に重ね入れる。
17.茶杓を右手で取り、袋から出して、古帛紗の上・茶器の左側に置く。
18.茶杓の袋は結んで左手で籠の中へ
19.茶巾箱を右手で取り、袋から出して、茶碗と茶器の中間に縦に置く。
20.袋は左手で籠の中へ
21.籠の脇の上の古帛紗をとり、古帛紗の右に置く
22.茶碗二碗重ねたまま両手で取り、古帛紗の上に仮置きし、上の茶碗を古帛紗の上に置く。
23.下の茶碗の中のへだてを左手で取り、扱って折り畳み、左手で籠の中へ
24.茶筅筒を左手で取出し 茶筅を出して茶碗にあずける。
25.茶筅筒を左手で籠の中へ入れ、籠の蓋をする。
26.籠を両手で進め、建水を左手で進め、居前を正す。
27.帛紗を左手で取りさばき、茶器・茶杓を清め、それぞれの位置に置く。
28.帛紗で鉄瓶の蓋を閉める。
29.膝前の茶碗に湯を入れ、鉄瓶を戻し、帛紗は左手で籠の上に戻す。
30.茶巾箱を右手で取り、左手に乗せ、蓋を取り、縦長に仰向けて古帛紗よりに置く。
31.茶巾箱は横長にし、蓋の左側に少し下げて右手で置く。
32.茶巾を畳み直して茶巾箱へ置く。
33.茶筅通しをして、茶巾箱の蓋に倒して置く。
34.茶碗の湯を建水に捨て、茶巾を右手で取り、茶碗を清め、茶碗・茶巾を元に戻す。
35.茶杓を取り、客にお菓子をすすめ、茶を点て、
36.古帛紗を右手で取り、左手で扱い、右手を逆手にして古帛紗を持ち客付に出し広げ、茶碗の正面を正し古帛紗の上に置く。

・客は古帛紗ごと茶碗を引き 古帛紗にのせたままでで頂く。
37.古帛紗の上の茶碗を左手で取り、右手に持ち替え、膝前、古帛紗にの上に置く。
38.茶碗清め、茶を点て、古帛紗をとり、客付に広げ、茶碗を出す。
39.下の茶碗がひかれ、

40.上の茶碗がかえされると 古帛紗に取り込み 古帛紗は右ひざ横に仮置きする
41.建水に湯を捨てた時、客よりお仕舞の挨拶があると受けて、茶碗を古帛紗に置いてお仕舞の挨拶をする。
・この間に正客は振り出しを返しておく

▼拝見のない場合のお仕舞
42.お仕舞の挨拶をし、仮置きの古帛紗を右手で籠の右横(元の場所)に取り込む。
43.振出を右手で取り、右膝横に置く。
44.茶碗に湯を入れ茶筅通しし、茶筅・元の位置に置き、湯を捨て茶巾で茶碗を拭き、古帛紗の上に仮置する。
45.下の茶碗が戻れば、古帛紗の上に置き、客付の古帛紗は二つに折り、古帛紗の左側に戻す。
46.茶碗に湯を入れすすぎ、湯を捨て、茶巾を取り拭き、茶碗・茶巾と元に戻す。
47.帛紗を左手で取り、捌き、茶杓を清め、元に戻し、帛紗は建水の上ではらって元に戻す。
48.建水・茶籠と引いて籠の蓋を両手で取り、建水との間に置く。
49.茶筅を右手で取り、籠より茶筅筒を左手で取り、茶筅筒に入れ、左手で籠の中へ入れる。
50.茶巾箱を右手で取り、茶巾を入れ、蓋を閉め、元の位置に戻す。
51.茶碗のへだてを左手で取り、膝前の茶碗入れ、上の茶碗を左手で取り、両手扱いで入子に重ねる。
52.古帛紗を古帛紗の上に重ねて置く。
53.茶巾箱を右手で取り、持ち直し、茶巾箱の袋を左手で取って入れ、籠の蓋の上に右手で仮置き
54.茶杓の袋を左手で取出し、結びをとき 、茶杓を右手で取って袋に入れ、籠の蓋の上に右手で仮置き
55.茶器の仕覆を籠の中から左手で取り、右手で扱い、左手に乗せ、茶器を入れ、茶碗の中に入れて緒を結ぶ。
56.大津袋を左手で取出し、右手で扱い左手に乗せ茶碗を入れ、膝前の古帛紗に置き、結び籠に入れる。
57.振出の網袋を左手で取り出し、結びをとき、左手に乗せ、振出を右手で取り、網袋に入れ
58.膝前の古帛紗の上で長緒結びし、右手で籠の中に入れる。
59,古帛紗をたたみ、客付の古帛紗もたたみ、古帛紗の上に右手で重ねる。
60.古帛紗を上から順に重ね、最初のように四枚重ねてたままワサが上になるようにして籠の左側に右手で入れる。
61.茶巾箱を右手で入れる。
62.茶杓を右手で籠の中、大津袋の上に伏せて置く。
63.帛紗を左手で取り、右手に持ちかえ、鉄瓶の蓋を切る。
64.帛紗をさばき直し、籠の中の茶杓の上に置き、籠の蓋をし、膝前に置き直し、籠の緒を蓋の上に結び直す。
65.一膝、勝手付に向き、建水を持って水屋に下がる。
66.続いて席に入り、籠を両手で持って茶道口に下がり座り、建付けに籠を置き、主客総礼、襖を閉める。


暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は随分過ごしやすい長月だったように感じます。
お軸は「彼岸に到」

今日はお彼岸の入りです。

 

中日は先祖に感謝し、前後の6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日だそうです。

この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行を六波羅蜜といい、波羅蜜とは彼岸(悟りの世界)に到ることだそうです。

 

六波羅蜜(ろくはらみつ)

■布施

施しという完全な徳。

■持戒

戒律を守るという完全な徳。

■忍辱

忍耐という完全な徳。

■精進

努力を行うという完全な徳。

■禅定

精神統一という完全な徳。

■智慧

仏教の究極目的である悟りの完全な徳。

 

此の岸から彼に岸へ。

修行が足りません。


茶花は秋明菊に、可愛らしい桜蓼など。

ススキの姿もあります。

今日は長緒のお点前も怪しいくせに、棗と茶碗を仕覆に仕組んで、掛合を使う茶箱のお点前【雪】をお勉強させていただきました。

以下、備忘録。
◆茶箱点前/雪点前◆
●点前にかかる前の準備

・棗は小ぶりのものを選び、仕覆に入れ、それを茶碗の袋に入れ、紐は長緒結びにしてに、箱の手前寄りに入れます。

・茶筅を筒に入れ箱の右向こうに入れ、茶巾を絞ったまま茶巾筒に入れます。
・左奥に金平糖や甘納豆を入れた振出しを仕組みます。

 

・掛合をかけ、その中に茶杓を袋に入れて斜めに入れ、その上に古帛紗を二つ折りにします。
・帛紗を草にたたんでその上にのせ、蓋をします。

・他に瓶掛と建水を用意します。  

●点前
1 茶箱を茶道口建てつきにおき、主客総礼。持ち出し、進んで瓶掛正面に置く。
2 つづいて、建水を持ち出し、手なりに置き、瓶掛正面にすわる。
3 箱を両手で勝手付きにおき、箱の蓋を両手でとって右向う左手前に回して横にし瓶掛の右方敷板に半がかりに置く。
4 掛合中の帛紗を右手でとり、さばき直し、蓋の上を左から右へ三の左手を添えて拭き、その帛紗をそのまま左手に握りこんで、掛合を正面に下ろして中の古帛紗を右手で掛合と箱との間に出し、
5 茶杓を右手でとり、左手で扱って持ち出し、古帛紗の上にまっすぐ置き、帛紗を掛合右向う角に置く。
6 振出しを右手でとり、左手で扱ってまわして客付きに出して、主客総礼する。
7 両手で箱中より茶碗を出して掛合の上にのせ、長緒扱いで仕覆から茶碗を出し、茶碗を掛合の上に置き、仕覆の緒を片トンボに結び、仕覆を右から左に折って左手で箱中手前に入れる。
8 茶碗中の棗の仕覆の緒を一結び解き、打留めを引き、かがりをのばして、右、左とさばいて棗を出し、蓋中央に置き、仕覆は打返しなしで左手で箱の中へ茶碗の仕覆に重ねて入れる。
9 右手で古帛紗上の茶杓を取り、左手にあずけ右手で仕覆から茶杓を出し蓋左方に置き、仕覆は左手で先に点前に折り、右手でそれにかけ一結びして、左手で箱中にさらに棗の仕覆の上に重ねて入れる。
10 両手で箱を少し向こうに進め、建水を進めて、居ずまいを正す。
11 帛紗をさばいて、棗をふき、元の位置より少し左に置き、再び、さばき直して茶杓をふき、元の位置におく。
12 帛紗を右手に持ち替えて、帛紗で鉄瓶の蓋をし、帛紗は掛合の元の位置におく。
13 左手で茶筅筒をとり、右手で茶筅を出し、茶筅を茶碗にあずけ、筒は左手で箱に戻す。
14 次に左手で茶巾筒をとり、右手で茶巾をとり出し、蓋上棗の右方手前に横に置き、左手で筒を箱中に戻し、
15 右手で帛紗を取り、左手で鉄瓶をとり、右手の帛紗で蓋をおさえて、湯を茶碗に入れ、帛紗を元の掛合の位置に置き、茶巾をたたみ直し元の蓋の上に置く。
16 茶筅通しをし、茶筅は棗の右方茶巾の向うに置き、
17 湯を建水にあけ、右手で茶巾をとり茶碗をふき、茶巾を入れたまま右手で茶碗をおき、その手で茶巾をとり元の位置におく。
18 右手で茶杓をとり、(左手をついて、お菓子をすすめ)左手で棗をとり蓋は元の位置に置き、茶を入れ、棗、茶杓を元の位置に戻す。
19 右手に帛紗を取り、左手で鉄瓶を持ち、帛紗で蓋をおさえながら湯を入れ、帛紗を元の位置に戻し、
20 茶筅を右手でとり、茶を点てる。
21 右手で古帛紗をとり、左のひらにのせ、右手を逆手にして、客付きへ右手の親指を下にしておき、ひろげる。
22 右手で茶碗をとり、左のひらにのせて、正面を正し、右手で古帛紗の上にのせて、客に出す。

■拝見ありの場合
茶碗が戻ると、
23 右手で取り左手で扱い、右手で掛合の上にとり込み、右手で古帛紗を二つ折りにして膝の右横に仮置きする。
24 帛紗をとり、鉄瓶の蓋をおさえて茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。
25 客よりおしまいの挨拶があれば、受け、茶碗を蓋の上におき「おしまいにいたします」の挨拶をする。続いて、「お道具拝見を」と請われると、
26 右手で右膝横の古帛紗をとって、左のひらの上にのせ、元の箱を掛合の間に置く。
27 帛紗をとって湯を入れ、茶筅通しをし、茶筅を元の蓋の位置に戻す。
28 右手で茶碗をとり、左手で湯を捨て、右手で取った茶巾でふき、茶巾を茶碗におさめ、茶巾を入れたまま、茶碗を掛合の上に置く。
29 茶筅を茶碗に入れる。
30 左手で建水を引き、両手で箱をひく。
31 右手でその横の古帛紗をとり、そのまま箱の向こうにおいて広げる。
32 掛合の上の茶碗を右、左、右と三手で扱い、古帛紗の上に置く。
33 帛紗を右手に取り、左手に握りこんで掛合を両手で持って、客付きへまわり膝前に置く。
34 帛紗をさばいて棗をとって拭き、掛合中央に置く。
35 帛紗をさばき直して、茶杓を拭き、棗の左方、掛合の縁にかけて置く。
36 帛紗を建水の上で払い、そのまますぐに内側に二つに折って懐中する。
37 両手で掛合を取り上げ、右向こう、左手前とまわして、拝見に出す。
38 瓶掛正面に戻り両手で蓋を取り、左向こう、右手前とまわして箱に蓋をして、両手で持ち客付き斜めに持ってまわり、右向こう、左手前とまわして掛合の右方に出す。
39 再び瓶掛正面に戻り、建水を持って水屋へさがる。

40 拝見が終わって道具が返ってきた頃に再び入り、、道具正面に坐り、 
「お棗は?」「お塗りは?」
「茶杓のお作は?」「ご名は?」
「茶箱のお作は?」「お塗りは?」
「茶筅入れのお塗りは?」「振出しは?」「お仕覆のお裂地は?」

などの問いに答えて、「いずれもありがとうございました」と挨拶をする。
41 掛合を持って半回り斜めで瓶掛前右寄りに置き、
42 その位置から箱を持ち、瓶掛正面にまわって、箱を勝手付に、置く。
43 すぐそのまま右手で振出しをとり、掛合の右方に置く。
44 箱の蓋を取り、正面に置き、 

45 右手で茶碗の中の茶筅をとり、左手で箱の中の茶筅筒をとり、茶筅を入れ、左手で箱の中に戻す。
46 同じく右手で茶碗の中の茶巾をとって、左手で取った茶巾筒に入れ、左手で箱中に戻す。
47 すぐに茶杓の袋を取り、茶杓を入れて右手で掛合の縁に掛けて置き、
48 同じく左手で棗の仕覆を取り出し、棗を入れ緒を結び、蓋の上の棗を少しむこうに進めて、
49 茶碗を右手でとって左手で扱い、右手で蓋の上棗の手前に置き、古帛紗を二つに折って置き
50 茶碗の中に棗を入れ、両手で茶碗を蓋の中央に置き換え、
51 すぐに箱中の仕覆を取り出し、茶碗を入れ緒を結び、すぐに右手で上から持ち左手を添えて箱中におさめる。
52 右手で振出しをとり、左で扱い、右手で箱の中に入れる。

53 掛合の茶杓を中へ落し入れ、古帛紗を右手に取り、掛合を持って箱にかける。

54 懐中の帛紗をとり、そのまま鉄瓶の蓋をきり、帛紗をさばき直して草に畳み掛合に入れ、箱の蓋をして、箱をいったん瓶掛正面におき直し、持ち帰って茶道口で一礼して終わる。


茶箱のお点前、二週目です。
私的には「掛合」という折り畳み式の板とウグイスという金具を使った【色紙点】というお点前をするのが目標なのですが、仕覆に入ったお道具を扱うこともあってハードルが高く、先輩も先生も「貴女にはまだ早い」という雰囲気なので、その手前のお点前を修行いたします。

和敬点は拝見もなく、お友達とするのにも良いのではないかと、先生がおすすめしてくださっていたので、それをさせていただくことにしました。

去年やっていたこと、忘れていました。
薄板を使うこと、箱の蓋を横にすることなどが卯の花点と違ってきます。
茶箱のお点前は、するのも見るのも楽しく雅やかなお点前です。

和敬点2016 お点前はこちらから

先生が床に設えたお花。

生徒さんが持ち込んだお花を大胆に繊細に魔法を使うみたいに先生は仕上げてしまいます。
野牡丹は葉にうぶ毛があって面白いですね。ワレモコウは、山で良く見かけるので、雑草のように育つのかと思いましたら、空気が澄んでいるところでしか育たないそうです。

われもこうやみずひきの使い方は本当に難しいです。お茶もお花も心が芽生えるには時間がかかります。
卯の花点2017


肋骨骨折後、3ヶ月ぶりにお茶のお稽古に伺いました。
完璧にリセットしてしまいましたので、不安な気持ちでいっぱいでしたが、
この空気感はどこにもないのでーす。

茶花は、高砂芙蓉、木槿、水引。

久しぶりに床の花を愛でると、先生の花を選ぶ姿を想像しました。
こういう形に仕上げるというのが、鋏を入れる段階でできているのだとつくづく感じました。
紫色に膨らんだ木槿の蕾の形、大きさ、絶妙でした。

生徒さんから酔芙蓉が咲いたといただきました。昨年頂いた苗は我が家でも咲いてくれるでしょうか?

先生にはまだ気力が戻らないので見学させてくださいと言ったけれど、9月は大好きな茶箱の点前。
やっぱりお稽古させていただきました。また、着物姿は帯がコルセット代わりになって、なんだか楽でした。

以下、備忘録。
◆茶箱の点前/卯の花点◆

?点前にかかる前の準備
・小ぶりの茶碗に、古帛紗(ワサは左が上)を二つ折りにしていれ、その上に棗を入れて箱の手前寄りにおき、茶碗の右向こうに茶巾筒(両耳を出して入れる)。
・左奥に金平糖や甘納豆を入れた振出しを仕組む。
・茶杓は茶碗の上に斜めに伏せて入れる。
・帛紗を草(茶杓をふく時の形)にたたんで茶碗の上にのせ、蓋をし、盆(爪紅の山道盆)にのせる。  

●点前
1 茶箱を茶道口建てつきにおき、主客総礼。持ち出し、進んで瓶掛正面に置く。
2 つづいて、建水を持ち出し、手なりに置き、瓶掛正面にすわる。
3 盆を持って、客付きに寄せ、箱を両手で勝手付きにおき、箱の蓋を両手でとって瓶掛正面におく。
4 帛紗を右手でとり、さばき直し、盆の左方を少し持ち上げ、盆の上を左から右へ三の字を書くようにふき、帛紗を盆の左縁にかける。
5 茶杓を右手でとり、左手で扱って持ち出し、前縁にまっすぐかけておく。
6 振出しを右手でとり、左手で扱ってまわして客付きに出して、主客総礼。
7 両手で茶碗を出して蓋の上におき、棗を右手で出し、上から半月に持って茶杓の先、盆の中央におく。
8 (左手を茶碗に添え)古帛紗を右手でとって左手で扱い、箱と蓋の間に縦におく。
9 箱を両手で少し向こうに進め、建水を進めて、居ずまいを正す。
10 帛紗をさばいて、棗をふき(平棗の場合…帛紗を右脇で扱って、掌にのせ再び扱って蓋を二びき、扱って左手を半月)、左手で盆の向こう左寄りにおく。
11 再び、さばき直して茶杓をふき、元の位置におく。
12 帛紗を右手に持ち替えて、帛紗で鉄瓶の蓋をし、帛紗は元の位置におく。
13 左手で茶筅筒をとり、右手で茶筅を出し、茶筅を茶碗にあずけ(茶碗の右横にコツンと一回打つ)、筒は左手で箱に戻す。
14 右手で帛紗を取り、左手で鉄瓶をとり、右手の帛紗で蓋をおさえて、湯を茶碗に入れる。
15 左手で茶巾筒をとり、右手で茶巾をとり出し、左手で筒を戻し、茶巾をたたみ直し(手は離さずたぐり寄せ、帛紗捌きのように正面で二つ折りした後左脇で半分に折り、正面で横にして半分織り込んで福だめを作る)盆の右におく。
16 茶筅通しをし、(2回打つ)茶筅は盆の向こう右よりに棗と並べておく。
17 茶碗を右手でとり、左手に持ち替えて、湯を建水にあけ、右手で茶巾をとり茶碗をふき、茶巾を入れたまま右手で茶碗をおき、その手で茶巾をとり元の位置におく。

18 右手で茶杓をとり、(左手をついて、お菓子をすすめ)左手で棗をとって、茶杓を握りこんだまま、(平棗の場合、手のひらに置く)蓋をとり、盆の前縁にかけておく。
19 二杓、茶を入れ、棗、茶杓を元に戻し、帛紗を取り、左手で鉄瓶を持ち、帛紗で蓋をおさえながら湯を入れ、
20 茶筅を右手でとり、茶を点てる。
21 右手で古帛紗をとり、左のひらにのせ、右手を逆手にして、客付きへ右手の親指を下にしておき、ひろげる。
22 右手で茶碗をとり、左のひらにのせて、正面を正し、右手で古帛紗の上にのせて、客に出す。

■拝見ありの場合
茶碗が戻ると、
23 右手で取り、左手で扱いながら、蓋の上にとり込み、右手で古帛紗を二つ折りにして膝の右横に仮置きする。
24 帛紗をとり、鉄瓶の蓋をおさえて茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。
25 客よりおしまいの挨拶があれば、受け、茶碗を蓋の上におき「おしまいにいたします」の挨拶をする。続いて、「お道具拝見を」と請われると、
26 右手で右膝横の古帛紗をとって、左のひらの上にのせ、箱と蓋の間におく。
27 帛紗をとって湯を入れ、茶筅通しをし、茶筅は盆の上に戻す。
28 右手で茶碗をとり、左手で湯を捨て、右手で取った茶巾でふき、茶巾を茶碗におさめ、茶巾を入れたまま、茶碗を蓋上に置く。
29 茶筅を茶碗に入れる。
30 左手で建水を引き、両手で箱をひく。
31 右手でその横の古帛紗をとり、そのまま箱の向こうにおいて広げる。
32 右蓋の上の茶碗を右、左、右と三手で扱い、古帛紗の上に仮置きする。
33 箱の蓋を両手で持って、客付きへまわり、膝前に置く。
34 盆の上の帛紗を右手でとり、捌き直して、左手で棗をとって拭き、棗を蓋の上に置く。
35 帛紗を捌き直して、茶杓を拭き、棗の左に置く。
36 帛紗を建水の上で払い、右手で盆に戻す。
37 両手で蓋を取り上げ、右向こう、左手前とまわして、拝見に出す。
38 瓶掛正面に戻り両手で箱を取り、また客付き斜めに持ってまわり、右向こう、左手前とまわして、蓋の右に出す。
39 再び瓶掛正面に戻り、盆を両手でとり、勝手付きに置き、茶碗を古帛紗ごと盆の上にのせる。
40 一膝、勝手付きへ向き、建水を持って水屋へさがる。

41 拝見が終わって道具が返ってきた頃に再び入り、、道具正面に坐り、 
「棗のお形は?」「お塗りは?」
「茶杓のお作は?」「ご名は?」
「茶箱のお作は?」「お塗りは?」
「茶筅入れのお塗りは?」
「茶巾入れのお作は?」などの問いに答えて、「いずれもありがとうございました」と挨拶をする。
42 箱の蓋をとって瓶掛正面に置き、
43 再び客付き斜めにまわって箱をとり、瓶掛正面に持ちまわって、勝手付き、盆の手前(初めに建水のあった場所)に置く。
44 居前のまま右手で振出しをとり、蓋の右横に置く。
45 右手で茶碗の中の茶筅をとり、左手で箱の中の茶筅筒をとり、茶筅を入れ、左手で箱の中に戻す。
46 同じく右手で茶碗の中の茶巾をとって(右膝の上)左手で取った茶巾筒に入れ(茶巾筒の胴で茶巾を二つ折りにする)、左手で、箱の中に入れる。
47 蓋の上の棗を少しむこうに進めて、茶碗を右手でとって左手で扱い、右手で蓋の上に置き、古帛紗を盆の上で二つに折って茶碗に入れ、(左手は茶碗に添える)その上に棗を入れる。
48 茶碗を両手で箱におさめる。
49 右手で振出しをとり、左で扱い、右手で箱の中に入れる。
50 蓋の上の茶杓をとり、左手で扱って、箱の中に斜めに伏せて入れる。(右手でとり左手を上、右手で反す)
51 右手で帛紗でとり、鉄瓶の蓋をきり、帛紗をさばき直して、茶杓の上に元のように箱に入れる。
52 箱の蓋をして盆にのせ、いったん瓶掛正面におき直し、持ち帰って茶道口で一礼して終わる。

?客の作法
1 亭主から道具が出されたら正客は茶箱の蓋、身の順に右方に仮置きし、
2 次客に次礼して、正客は蓋を正面に置き、自分の古帛紗を出し、蓋の上の棗を拝見する。棗の蓋は古帛紗の真ん中に置き、胴を拝見し、見終ったら古帛紗の右上に載せ、
3 次に茶杓も拝見して棗の左に置く。
4 次に茶箱の蓋を拝見する。(蓋の内側を見る時は次客側に回す)
5 棗、茶杓を元のように戻して、古帛紗を懐中し、次客にまわす。
6 茶箱の身の方も、蓋と同様に自分の正面に置き、古帛紗をその右側に出し拝見する。茶筅筒は倒れないように、寝かせて古帛紗の上に置く。
7 茶巾筒も拝見して、茶筅筒の左に置く。
8 最後に箱を拝見して元のように収めて次客にまわす。
9 順次拝見し終わったら、末客は振り出しも一緒に出会いで正客に戻す。
10 正客はそれを最初に出された位置に返す。

卯の花点 2016

前回のお稽古


立礼3回目。今日は初炭手前をさせていただきます。
炭手前はほとんど初心者なので、しっかり予習をしていきました。
見るとするでは大違い。
けれど、何でも挑戦させていただけてありがたや。

 

床には、生徒さんがお持ちくださったお花が加わりました。
ちらちらと咲く姿を見かけるようになりました。

ホタルブクロ、アジサイ、ナデシコ。

床柱には、柏葉紫陽花。

水屋には季節毎のお道具が並びます。
今日は、朱が雅やかな中次の薄茶器がありました。

 

初めて見る模様なのでお尋ねいたしますと「海松文様」と教えていただきました。

 

海松(みる)は、浅い海の岩石に自生する海藻の一種で、濃緑色の幹が多数枝分かれしたもので、平安時代より、波や海藻を配し模様化したもので、着物などにも多く使われるのだそうです。

 

『淡々斎好写、溜面中次』

上の写真は立礼で使わせていただいた炭斗とほぼ同じものです。

裏千家用で『11代玄々斎好写、杉折曲十六角、松唐草の炭斗』です。
立礼棚(点茶盤)の炭斗としてよく使われるそうです。

 

先生のところには本当にたくさんのお道具が揃っています。

目にして手にしてお稽古できますこと、ありがたや。

 

こちらの杉折曲松唐草の炭斗の使用の際には奉書紙を敷き、炭を組み入れます。

その中央に釜釻を合わせ目を下にして立てかけ、羽箒をのせます。

香合は香木を3個入れて香合台の炭の上にのせて準備が整います。

 

炭の組み方や羽箒の使い方は言葉ではよくわからないので、↓の本を購入して予習しました。

前回、前々回にさせていただいた薄茶、濃茶のお点前もとても詳しく説明があるので、助かりました。

 

(淡交社刊:立礼の点前と茶事より)

 

以下備忘録です。

準備:

・点茶盤の中央勝手付に風炉を据え、釜をかけて蓋の向こうを切っておきます。

・中央向こう寄りに杓立(飾火箸、柄杓(差通し))、その前に蓋置を仕組んだ建水、客付に水指を置き合わせ、中棚に仕組んだ炭斗を荘っておきます。

手前:

1、帛紗をつけ茶道口を入って、踏込畳に立ち、一礼する。

2、紙釜敷を懐中して席に入る。

3、点茶盤前にすすみ、円椅の客付からまわりすわる。

4、中棚の炭斗を両手で取り出し、水指の前に置く。

5、一度立って円椅のうしろにまわり、足を持ち風炉正面に置き直し、あらためてすわる。

6、風炉の仕付釻の客付のほうを下ろす。

7、風炉の仕付釻の勝手付のほうを下ろす。

8、羽箒を炭斗の前、斜めに下ろす。

9、香合を右手で取り、左手で扱い風炉の左前に置く。

10、杓立の火箸を抜き取り建水の左のほうを通し、左手で扱い炭斗の中に入れる。

11、帛紗を捌いて、釜の蓋を閉める。

12、釻を取り、釜の釻付にかける。

13、懐中の釜敷を取り出し、左手で持ち、勝手付斜めに置く。

14、釻を持って釜をあげ、紙釜敷の上におろす。

15、釜を少し下座に引き、釻をはずして重ね合わせ、釜の左に置く。

16、羽箒を取って、初掃きをし、羽箒を元に戻す。

17、火箸を上から取り、扱って持ち直し、下火の手前一つを取り、二つの向こう側へと置き換える。

18、火箸に左手を添えて胴炭をしっかり持ちつぐ。

19、丸毬打、割毬打、丸管炭、枝炭と順についでゆき、最後に点炭をつぐ。

20、火箸を炭斗に。戻す

21、羽箒を取って後掃きをし、羽箒を今度は炭斗の上にのせる。

22、香合を取って、香をたく。

23、正客から香合拝見の挨拶を受ける。

24、客付斜めにまわり、香合を拝見に出す。

25、半東は香合を取りに喫架にすすみ、正客に取り次いで円椅に戻り控える。

26、風炉正面に戻り、風炉に釜をかける。

27、紙釜敷を取り、炭斗の上ではらい、懐中する。

28、釻付から釻をはずし、釻を炭斗の中に入れる。

29、羽箒で釜の蓋の上を掃く。

30、羽箒を炭斗の上に戻し、火箸を取り左手に渡す。

31、羽箒を右手で取り、火箸を二度掃く。

32、左手を打ち返し、火箸を一度掃く。

33、火箸を右手に持ちかえて、杓立に戻す。

34、風炉の仕付釻の客付の方を上げる。

35、風炉の仕付釻の勝手付の方を上げる。

36、帛紗を捌いて、帛紗で釜の蓋を切る。

37、円椅を元の位置に戻し、今一度すわる。

38、炭斗を両手で持ち、客付のほうからまわって水屋に下がる。(懐中している釜敷も出しておく)

39、半東は拝見が終わった香合を返す。

40、半東は一礼して水屋に下がる。

41、亭主は半東と入れかわりい席に入り、香合正面に向いてすわり、客からの挨拶に答える。

42、香合(左掌にのせ右手を添える)を持って水屋に下がる。

43、香合を水屋に置いて、改めて茶道口で一礼をし、主客総礼で終わります。


【別是一壺天】べつにこれいっこのてん

 

後漢の時代、汝南(じょなん・河南省)の市中に薬を売る一老翁(いちろうおう)あり。

いつも一つの壺を店頭に掛けていたことから壺公と呼ばれていました。

不思議なことに、壺公は夕方店をしまうと、壺の中に身を隠してしまいます。

城の望楼からその様子を見た市の役人、費長房(ひちょうぼう・後の仏教学者)は、「これはただのお方ではない」と尊敬の念を懐き、次第に親しくなりました。

その心中を察した壺公は、あるとき「私について来たまえ」と言い、ヒラリと壺の中へ飛び込みました。

費長房がためらいながらも飛び込むと、なんと壺の中は広大でうららかな別天地が開け、目を見張るばかりの立派な宮殿がそびえていました。

壺公はここの主人で、費長房は美酒佳肴(びしゅかこう・おいしいお酒と料理)の歓待を受けました。

壺公は実は仙人で、過失のためしばらく人間界に流謫(るたく・罪によって遠方へ流されること)されていたのです

小さな壺の中にも素晴らしい別世界がある。

ですから私は恵まれていないとか、どうして苦労ばかりするのかと思う必要はない。

つまり、日頃自分が気がつかないけれども少し離れてみると、そこにもう一つの考え方、生き方がある。
それは逆に素晴らしい幸運であるかもしれないという発想の転換を示しているようです。

茶花は、今日も床柱に荘られていました。
お稽古は立礼で、お客様は椅子に座って目線が高くなりますからね。

鉄仙、姫シャガ、桧扇、都忘れ、リョウブなど。
ヒオウギの雅なオレンジ色が光ります。

花入れは『桂籠』と呼ばれるものと、先生が教えてくださいました。

千利休が、京都の桂川の漁師から魚籠(びく)を譲り受けて、花入に見立てたものといわれ、桂川籠(かつらがわかご)とも呼ばれているそうです。

以下 立礼お点前備忘録(点茶盤使用)

○点茶盤に皆具を(水指、差通しの柄杓、火箸を仕組んだ杓立、蓋置を仕組 んだ建水)荘りつける。
○水指中央に茶入を荘る。

○客が揃ったところで半東が菓子を運び出し、正客の前に置いて一礼し、水屋に下がる前に「どうぞお菓子をお取り回しください」と言う。

1.何も持たずに席入りし、総礼し、(客も立ち上がって一礼する)水屋に下がる。
2.茶巾、茶杓を仕組んだ茶碗を持ち出し円椅に座り、点茶盤の左隅に二手で置きする。
3.茶入を右に少し動かし、茶碗を三手で、その左に置き合わせる。
4.建水を両手で取り、左片手で点茶盤の左手前角に置き、蓋置を取り出し、杓立の前に置く。
5.主客総礼をし、居ずまいを正す。
○半東はこの頃、席に入って控えている。
6.茶碗を右、左、右の三手で中央向こう寄りに置く。
7.茶入を右手で、茶碗の前に取り込む。
8.茶入を仕覆から取りだし、茶碗の前に置く。
9.仕覆を打ち返して、建水の上座に置く。
10.ふくさをとり、四方捌きをし、茶入を清め、水指の前左寄りに置く。
11.ふくさを捌き直して茶杓を清め、茶入の上に置く。
12.茶筅を取って、茶入の右に置きあわせる。
13.水指の蓋が共蓋以外なら、ふくさで蓋を清める。
14.茶碗を右手で少し前に寄せ、茶巾を水指の蓋の上に置く。
15.ふくさで釜の蓋を取って蓋置の上に置き、.ふくさは建水の右横に仮置きする。
16.柄杓を杓立から取り、湯を汲んで茶碗に入れる。
17.柄杓を釜にあずけ(置き柄杓)茶筅通しし、茶筅を元の位置に戻す。
18.建水に湯を捨て、茶巾を取って茶碗を拭く。
19.茶碗を前に置き、茶巾を釜の蓋の上に置く。
20.茶杓を右手で取り、左手で茶入を横から持つ。
21.茶杓を握りこんで茶入の蓋を取り、茶碗の右横に置く。
22.茶碗に茶をすくい入れ、茶杓を茶碗にあずけて、残りを回し出しで全部あけきり。
23.茶入の口を拭き清め蓋をし、元の位置に戻す。
24.茶杓で碗中の茶をさばき、茶杓を茶入に戻す。
25.水指の蓋を右、左、右の三手で開ける。
26.釜に水を一杓さし、すぐに湯を汲んで茶碗に入れる。
27.柄杓を釜にあずけ(切り柄杓)茶筅で茶を練る。
28.茶碗に茶筅をあずけて湯を汲み、茶筅を持ち上げて、その穂先にそそぐように入れ、柄杓を釜にあずける。(置き柄杓)
29.茶を練り上げ、茶筅を元に戻す。
30.茶碗を取り正面を正して右手で
喫架に出す。
○半東は出された茶碗を正客の前に運ぶ。
31.正客の一口でお服加減を尋ね、客付にまわる。
31.正客からの挨拶に答え、末客の喫み切りで居前に戻る。
32.柄杓を取って、釜に水を一杓さし、柄杓を釜にあずける。(引き柄杓)
33.ふくさを腰につける。
○半東は末客の茶碗を正客に取り次ぎ、拝見の終わると、それを亭主に返す。
34.戻った茶碗を取り込んで主客総礼。
35.湯を汲んで茶碗に入れ、すすいで建水に捨てる。
36.茶碗を置いて、お仕舞いの挨拶をする。
37.柄杓を取って、茶碗に水を入れ、柄杓を釜にあずける。(引き柄杓)
38.茶筅を取って茶筅通し、建水に水を捨てる。
39.茶碗を持ったまま茶巾を入れて茶碗を置き、茶筅を取って茶碗に入れる。
40.茶杓を取って建水を左手で中棚に下ろす。
41.ふくさを捌いて茶杓を清め、茶碗に伏せて置く。
42.ふくさを建水の上ではらって、腰につける。
43.茶入を取って、水指の前右寄りに置く。
44.茶碗を右、左、右の三手で茶入と置合わせる。
45.柄杓を取って、釜に水を一杓さし、湯返しをし、釜の蓋を閉める。
46.水指の蓋を右、左、右の三手で閉める。
47.正客より拝見所望の挨拶を受ける。
48.蓋置を取って扱い、少し向こうに置き直す。
49.茶碗を右、左、右つと三手で点茶盤左前角に割り付ける。
50.茶入を取って客付きに回り、点茶盤に置く。
51.ふくさを捌いて茶入を清め、喫架に出す。
52.ふくさを腰につけ、居前に戻り、茶杓を取って客付に回り、棗の下座に出す。
53.再び居前に戻って仕覆を取り、左掌にのせたまま客付にまわって、茶杓の下座に出す。
54.居前に戻り、建水を持ち水屋に下がる。
○半東は、拝見物を正客に取りつぐ。
55.再び席に入って、茶碗を持って水屋に下がる。
56.水次を持ち出して腰掛け、水次を前に置く。
57.水指の蓋を右、左、右の三手で開け水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水次を持って水屋に下がる。
58.建水を持ち出して、円椅にかけ、両手で建水を前に置く。
59.蓋置を建水におさめ、両手で杓立の前に荘り水屋に下がる。
○末客まで拝見が終わると、半東は拝見物を取って亭主の喫架に戻し、水屋に下がる。
60.拝見物正面に進んで円椅にかけ、客の挨拶に答える。
61.拝見物を持って、水屋に下がる。
62.あらためて席に入り、主客一同起立して総礼をする。

立礼 薄茶

 

 


5月、風炉の季節になりました。
風炉は柄杓の扱いが変わるので、薄茶平点前をお願いするつもりでした。
お願いのメールを先生にいたしますと、立礼をしますと返信があります。

茶会後、足の不自由さに正座は厳しい方もいらしたので、立礼のことが話にあがっていました。
お稽古でさせていただけるなんて思っていなかったので、感激です。

先生のところにはお道具が色々あって、何でもさせてくださいます。
ありがたや。

お茶碗は、菖蒲の絵や端午の節句の絵付けのものが並んでいました。

また、私より先にみえていた先輩は、炭手前をされましたが、シダの絵が側面に描かれた曲げの炭斗を使っていらっしゃいました。

並べられた水屋のお道具の中に初めて見る棗を発見したので、使わせていただくことに。

裏千家四代 仙叟好『河太郎棗』
夏に使う棗で、蓋の甲がへこんでいて、河童のお皿に似ているところから、そのような形の棗を、「河太郎」と呼ぶそうです。

お軸は、『薫風自南来来(くんぷうじなんらい)

薫風の清涼さは単なる感覚的清涼さではなく精神的な清涼さとして、是非、善悪・利害・得失などの相対的な考え、思想にとらわれないさばさばとした境涯であり、一切の煩悩の垢の抜けきった無心の境地を表す語である。

今日はお客様が座る畳には、椅子と小机。
目線が高くなるので、花は床柱に荘られていました。
露草とリョウブ。

以下 立礼お点前備忘録(点茶盤使用)

○点茶盤に皆具を(水指、差通しの柄杓、火箸を仕組んだ杓立、蓋置を仕組 んだ建水)荘りつける。
○客が揃ったところで菓子を運び出し、正客の前に置いて一礼し、いったん水屋に下がる。

1.何も持たずに席入りし、総礼し、(客も立ち上がって一礼する)水屋に下がる。
2.棗、茶碗を持ち出して、水指の前に置き合わせる。
3.建水を両手で取って、点茶盤の左前角に置く。
4.蓋置を取り出し、杓立の前に置く。
5.居ずまいを正す。
○半東はこの頃、席に入って控えている。
6.茶碗を右、左、右の三手で中央向こう寄りに置く。
7.棗を取って、茶碗の手前に置く。
8.ふくさを捌いて棗を清め、水指の前左寄りに置く。
9.ふくさを捌き直して茶杓を清め、棗の上に置く。
10.茶筅を取って、棗の右に置きあわせる。
11.茶碗を右手で少し前に寄せる。
12.ふくさを茶碗の前右寄りに仮置きする。
13.柄杓を杓立から抜き取り、ふくさで釜の蓋を取って蓋置の上に置き、ふくさは建水の右横に置く。
14.茶碗から茶巾を取り出し、釜の蓋の上にのせる。
15.茶碗に湯を入れ、柄杓を釜にあずける。(置き柄杓)
16.茶筅通しし、茶筅を元の位置に戻す。
17.建水に湯を捨て、茶巾を取って茶碗を拭く。
18.茶碗を置き、茶巾を釜の蓋の上に戻す。
19.茶杓を取って、客に菓子をすすめる。
20.棗を取り、茶杓を握りこんで蓋を開ける。
21.茶杓を持ち直して、茶碗に茶を入れる。
22.棗の蓋を閉め、棗、茶杓と元の位置に戻す。
23.水指の蓋を右、左、右の三手で開ける。
24.茶碗に湯を入れ、残りの湯を釜に戻して、柄杓を釜にあずける。(切り柄杓)
25.茶筅を取って茶を点て、茶筅を元に戻す。
26.茶碗の正面を正して出す。
○半東は出された茶碗を正客の前に運ぶ。

27.正客の一口でふくさを腰につける。
○半東は拝見の終わった茶碗を戻す。
28.茶碗が戻ると、右、左、右の三手で正面に置く。
29.湯を汲んで茶碗に入れ、柄杓を釜にあずける。
30.建水に湯を捨て、順次茶を点てる。
31.客よりお仕舞いの挨拶があれば、それを受け、茶碗を置いて、お仕舞いの挨拶をする。
32.柄杓を取って、茶碗に水を入れ、柄杓を釜にあずける。(引き柄杓)
33.茶筅を取って、茶筅通しをする。
34.茶筅を戻し、建水に水を捨てる。
35.茶碗を持ったまま茶巾を入れて、茶碗を置く。
36.茶筅を取って、茶碗に入れる。
37.茶杓を取って建水を中棚に下ろす。
38.ふくさを捌いて茶杓を清め、茶碗に伏せて置く。
39.ふくさを建水の上ではらって、腰につける。
40.棗を取って、水指の前右寄りに置く。
41.茶碗を右、左、右の三手で棗と置合わせる。
42.柄杓を取って、釜に水を一杓入れて湯返しをし、柄杓をかまえて、釜の蓋を閉める。
43.柄杓を杓立に戻し、水指の蓋を右、左、右の三手で閉める。
44.客より拝見の挨拶を受ける。
45.蓋置を取って扱い、少し向こうに置き直す。
46.茶碗を右、左、右つと三手で勝手付前角に割り付ける。
47.棗を取って客付きに回り、点茶盤に置く。
48.ふくさを捌いて棗を清め、拝見に出す。
49.ふくさを腰につけ、居前に戻る。
50.茶杓を取って客付に回り、棗の下座に出す。
51.居前に戻って建水を持ち、水屋に下がる。
○半東は、棗を正客の前に取りつぐ。
52.席に入って、茶碗を取り、水屋に下がる。
53.水次を持ち出して腰掛け、水次を前に置く。
54.水指の蓋を右、左、右の三手で開け水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水次を持って水屋に下がる。
○拝見が終わると、半東は拝見物を取って返し、水屋に下がる。
55.拝見物が戻ると、建水を持って入り座り、両手で建水を前に置く。
56.蓋置を建水におさめ、両手で杓立の前に荘る。
57.道具正面に回って、客の挨拶に答える。
58.棗、茶杓を持って、水屋に下がる。
59.あらためて席に入り、主客起立して総礼をする。

 

立礼 濃茶

 

 


梅ヶ丘羽根木公園内茶室、星辰堂にて本日は茶会です。

今のお教室では、初釜以外茶会というのはなかったので、様子がわからずに戸惑いもありましたが、朝からミサイルが発射されたですとか、気持ちのいい青空は荒れた天気になるという予報があったのにもかかわらず、爽やかな晴れ間は変わりなく無事に時が過ぎていきました。

羽根木公園は梅のメッカですが、先日茶室見学に伺った時に小さかった青梅は順調に成長していました。

お庭ではツツジが華やいでおりました。

本日は、先生のご友人のお教室との合同茶会で、8畳広間では薄茶席、そして小間では私達の教室が濃茶席を担当します。
こちらの茶室は、以前良く使わせていただいたので勝手がわかるのですが、路地や待合を利用するのは初めてで、改めていいお茶室だと感じました。

待合からこちらへ。

たっぷりと水がたくわえられた蹲。
手と口を清める行為も今日は学びとなりますが、茶事を行うための茶室という特別な空間に向かうための結界は、なんだか禊のようでもあります。

にじり口から小間へと入ります。これも貴重で神聖な体験。
天気が良くて良かったです。

にじり口正面の床にかけられたお軸は『洗心』
心の塵を洗いおとすこと。心の煩累を洗い去り浄めること。また、改心すること。

茶花は『芍薬』

香合は『隅田川』

台目切四畳半小間。
七名がこちらに入らせていただき、濃茶をいただきます。
茶入は丹波肩衝、茶杓は『喫茶去』仕覆は、薩摩間道。
すべて羽根木公園内茶室でお借りしたもの達ですが、素晴らしいものが揃っています。
けれど、今回お点前をさせていただいた私は、初めて手にするお道具や点前座に戸惑いました。

お菓子は、東宮御製『牡丹』
「西のきぬかけ、東の東宮」と云われた先代の後もこの美しくて美味しいお菓子を世田谷千歳船橋の小さなお店で2代目が創作なさっておられます。

こちらから見える10畳広間が点心席。

お庭を眺めながら

本日の点心をいただきます。

京都銀閣寺三友居『瓢弁当』
旬の筍をメインに桜の葉に包まれたふっくらとした鮭。だし巻き卵、小芋の唐揚、穴子の八幡巻、海老のかき揚げ、鶏のねぎ巻、生麩の田楽など。
筍ごはんに奈良漬。
どれもお味がよろしくて、美味しくいただきました。

お茶を嗜む方々に人気のお店で、銀座松屋、吉祥寺東急で購入可能ですが、今回は高輪の仕出し専門に注文させていただきました。
配達の若い方は、畳にあがる自分の足元を気にされるなど、礼儀もととても行き届いておりました。


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