今日は四ヶ伝で最初にさせていただいた『唐物』をもう一度お稽古させていただきました。真の帛紗捌きがまだまだなのと、時間を開けずに復習させていただいた方がいいかと思ったからです。
1回目に頭に入っていなかったことがクリアになって、また楽しくなりました。

このお点前をさせていただく時に客が「数々のお菓子を有り難うございました」というのは、四ヶ伝では、数種のお菓子をお出しするのが決まりだということも習うことで知りましたが、
お道具の拝見で、茶杓のご銘を「春霞」と季節の銘を答えると、先生からこのお点前で使う茶杓は格が上になるので、「無心」などがよろしいと教えていただきました。

その他にも今日は先輩たちが、茶杓荘、和巾のお点前をされたのですが、そこでの拝見で、茶杓荘では、「ご由緒は?」和巾では、『伝来物』の問答があります。これについてもよくわかっていませんでしたが、今日少し知ることができました。

簡単に言うと、由緒は人に付き、伝来は道具に付くものだということらしいのですが、
ご由緒はあくまでも自分にとってで、○○のお祝いでとか、○○の形見でとか、または手作りの茶碗などというのも由緒ということになるようです。

それに対し、お稽古のお点前によって、○○家伝来の、と言うのは、
本来そのお点前は、歴史のある名品をお茶会で使う場合に行うお点前ですよ、という約束があるためだからのようです。

伝来物とは何かというと『仏教伝来』から来ているといいます。
平安時代から鎌倉時代、多くの僧が仏教を学ぶために中国へと行き、帰りには経典などと一緒に茶道具も持ち帰ったそうです。
そのような茶道具は大切に保管され、時を経て、今の時代、美術品という立場になりました。
このことを調べている最中、昨年「茶の湯展」で見た小田→豊臣→徳川家に伝来した『初花』は楊貴妃が使っていたものだという伝説があることを知りました。
今では優秀な陶工が日本にはたくさんおられますが、昔々優れたものは中国にあったのですよね。

茶道具を展示していると、○○が所持し、○○家に伝来などと解説があります。
当時の豪商なら冬木、三井、鴻池、お茶の好きな大名なら松平不昧公、加賀前田家、伊達家、酒井家などがあたるようです。

お稽古の時、実際は現代の物を使うのにお道具の扱いを学びながら、歴史を学び、茶道のルーツの奥深さを知ることが奥伝の意味するところのようです。
奥伝初級の四ヶ伝、DEEPです。

これからそのような美術品を見る機会がある時はしっかりとこの伝来なるものを頭に入れたいと思います。
茶道は実に奥深いものです。勉強になります。まだまだ入口にも立っていないことが、よーくわかりました。

茶花は貝母と木瓜。庭にたくさん育っていた貝母を鳥が食べてしまった!と、先生が悲しんでおられました。その中で残っていた貴重な一輪。いい姿でした。

そして、今日は釣釜でした。後炭のお手前を拝見することが出来ました。
釣釜 後炭手前


3月最初のお稽古ですが、人数が集まるので花月をしようということになりました。お花の姿を道端でも色々と見かけるようになりましたが、たくさんの花材を先生と先輩が用意してくださいました。

設えは桃の節句に因んで、徒然棚です。天板が菱形で右に左に小襖が開きます。水指と棗を置きますが、その棚の中に棗を入れます。もちろん棗はお雛様です。
写真は花月が終わった時の画ですが、天板の蓋置がわかるでしょうか?ぼんぼりです。

お茶碗は春の七草のようです。淡い色合いが春色で思わず笑みがこぼれます。
ひな祭りづくしでお茶のお稽古ができるなんて!なんとも有難いことでございます。

お稽古中終始幸せな気分でした。

三友之式はまず花を生けるところから始まります。亭主が花を乗せた台を床の前に置き、ご挨拶があると正客から順に、まずは花器を拝見しバランスを考え花を選んで花積りをし、生けて水を次ぎます。

次は次客となった私です。正客が生けた真ん中の右隣の花器を見て、草花が良いかしら?と思い、貝母(ばいも)と蘭(ギンギアナム)を選びました。

三客は左隣の花器ですが、うずくまる花いれに枝振りの良い木瓜、蕗の薹が生けられました。

四客はそのまた左。鶴首でしたから花材にあった桜は入れられません。紅白の椿になりました。

最後は亭主が床柱に生けます。

この後、香盆のお点前まで8畳のまま行われますが、床の花の姿が拝見しやすかったので、そんな考慮もあってのことかと思いました。
この後四畳半に入り、薄茶を4服、折据を回しながら戴くことになりますが、菓子付きはこの三友之式だけで、薄茶点前が始まる前に4服分の4つを乗せたお菓子が運ばれます。

2006年花月/三友之式

徒然棚を使ったお点前


奥伝と云われる四ヶ伝の最後に教えていただいたのは【台天目】でした。
お仲間に相談したところまずは唐物からやるのが良いのではと言われまして、それに従いお稽古お願いした順番は妥当だったかと思います。
まだ真の帛紗捌きが怪しいのですが、今日させていただいた台天目は、同じようであっても指の入れどころと方向が異なる四方捌きとの違いに気づくことができました。

また、このお点前は台に乗る茶碗が要で、手を添えるという所作で大事に扱います。襖の開け閉めや道具出しの時も片手を畳につく所作になります。

貴人点で扱ったことのある台ですが、今日は塗りのもの。茶碗は油滴天目でした。
国宝にある油滴天目はこのような扱いで振る舞われるようなお茶碗な訳ですね。超お宝だということを、このお点前をさせていただいて再確認しました。
天目茶碗あれこれ

【台天目】を検索すると、台にのせた天目茶碗。また、点茶を客にすすめるのに、天目茶碗を畳にじかに置かないで台にのせて扱う作法。とのことです。

客もまず台のまま感謝し、茶碗は古帛紗に乗せて回しいただきます。お客様側の生徒も奥伝をお稽古できるものしか経験してはいけないとのことです。ありがたや。

花器は酒器のような味のあるものでした。粉引かうのふ?
紅梅と蕗の薹があしらわれていました。
春の山菜もこのような素敵な演出でいきるのですね。
春を目で感じました。

お軸は青柳。今年の桜の開花予想は例年より早いですが、それもそのはず道端は緑色になっています。


今日は四ヶ伝【和巾】を教えていただきました。
塗蓋の瀬戸一重口の水指の前に古帛紗を広げて置き、桑生地、内部は金箔張りの仕覆に入れた中次という茶入を荘り行うお点前です。

和巾点の経緯は、
裏千家11世の玄々斉精中宗室(1810年〜1877年)が光明天皇にお茶(「龍の影」)を献上した時に、そのお返しとして立派な切地(裂地)を拝領した際に、その切地を使って、古帛紗などを作りました。それを使用したお点前として考案されたのが「和巾点」だそうです。

「和巾点」は、名物裂をもって作った古帛紗の上に、袋にいれた中次をのせて扱う点前ですから、亭主と正客の問答の際に、和巾については、「宮家から拝領した…です」などとと答えるそうです。

また玄々斉の当時は、中次は桑で作られ、特別に装飾などは施されていませんでしたが、14世の淡々斉の時に、中次に金箔を張ったものを濃茶用とし、銀箔を張ったものを薄茶用にすることが始まったそうです。

四ヶ伝で、真の帛紗捌きを教えていただいて、このお点前の時にする四方捌きがわからなくなりました。また、要である和巾の古帛紗の扱いは文字で読むだけではわからない所作でした。「むずかしーい」を連発すると、先輩は「わからないならやらない!」と、仰いましたが、わからないからやらせていただいております。教えてくださる先生に感謝でございます。「来週は何をやるの」とのお言葉もいただきましたので、『大天目』をお稽古したいとお願いしました。。

和巾の準備
1、塗蓋の瀬戸一重口の水指を定座に置き、その前(畳1目)に和巾(古帛
 紗)を広げて置き、仕服に入れた中次を乗せる。中次は、桑生地、内
 部は金箔張り。
2、茶巾、茶筅、草の茶杓を茶碗に仕組む
3、唐銅の建水に竹の蓋置、柄杓を仕組む
3、菓子は3種(主菓子2種と水菓子1種)を縁高に入れ、黒文字と杉箸を添える

床には、豪華な山水画、そして蹲(花器)啓翁桜、梅、椿が荘られました。
バランス、美しい!
お花のプロでもある先生からは、「そろそろコブシが咲くわね〜」と、
コブシ、木蓮が開花すると、春めいてきたを感じます。


今年の目標は新しい景色を見ることです。小さな挑戦ですが、せっかくその場にいるなら見た方が違う発見ができるかもしれません。
と、いうわけで、今日も先生には無理を言って四ヶ伝の【盆点】を教えていただきました。前回教えていただいたのが【唐物】
共通するのは、茶入は唐物で丁寧に扱うこと、曲水指を使うこと、帛紗捌きは真と行を行うことなどなどです。
異なるのは、象牙の茶杓を使います。拭き方がまた少し違います。
茶入は唐物ですが、伝来物を使います。
私が参考にさせていただいた先生のブログによると、
道具の約束
1、唐物茶入(中興名物以上、伝来がはっきりしている)
2、盆(和物でよい)
3、象牙の茶杓
4、楽茶碗
5、曲水指、唐銅建水、竹蓋置

準備
1、仕服に入れた唐物茶入を盆に乗せ、曲水指の前に畳1目程あけて荘る
2、楽茶碗に茶巾、茶筅、象牙の茶杓を仕込む
3、唐銅の建水に竹の蓋置、柄杓を仕込む
4、菓子は3種(主菓子2種と水菓子1種)を縁高に入れ、黒文字と杉箸を添える
とのことです。
文字だけで見る風景と道具を動かす風景はやはり違います。たくさんのお点前を覚えるのは大変ですが、だから楽しいし、やめられません。

YouTubeで参考にさせていただいた帛紗捌きは早くてよくわかりません。水屋で支度をしている時に先輩にご指導いただきました。
先生に「このあいだよりましになった」と云われました。
一歩前進。

お軸は『喫茶去』禅語の中では一番優しい言葉だそうです。
今日教えていただいたお点前はお道具も何々家伝来の…などと問答でお答えする大変格上ですが、お作法を知ってる人もベテランの人も分け隔てなく
「お茶でも召し上がれ」と和敬を感じるお言葉です。

茶花は、紅梅の他木瓜、椿が凛と荘られていました。先生に「羽根木公園へは行ったの」と訊かれました。そう言えば、梅ヶ丘の羽根木公園は梅祭りの最中でした。
小梅ちゃんのあんよが回復しないので忘れていました。
梅の次は桜ですねー、待ち遠しい。でも近ごろsunriseが早く、sunsetが遅くなりました。
草花や鳥たちの変化を見ると春は確実に近づいているようです。


今年の目標は恐れずに挑戦することです。
挑戦は勇気が伴いますけど、その先には新しい景色が見えてくると思って頑張ります。

今月は愛犬が突然にヘルニアになってしまったので、お稽古は一回きりとなってしまいました。ヤル気満々で出鼻を挫かれましたが、
初志貫徹、今日は生まれて初めてさせていただく【唐物】のお稽古をお願いしていました。

上級のお点前で、教本はありません。
先輩方がたびたびされるのを見学していましたが、見るだけで全くわかりません。ZEROからのスタート。
インターネットを頼りになんとか手順だけはわかりました。

しかし、真と行の帛紗捌きがわかりません。YouTubeで見つけてやってみるのですが、正解がどういう形なのかがわからないのです。
お稽古では、気の毒がって、先輩が横でお手本を見せてくださいました。
ありがたや。
しかし、最後まで出来ません。
でも、自身では良しとしました。
だって、景色が見えましたから…。

このお点前はシークレットなので手順はブログでご紹介出来ませんが、
扱いが丁寧です。

■道具の決り
1、唐物茶入(伝来は問いません)
2、行の茶杓(止節です)
3、楽茶碗(赤でも可)
4、曲水指(水で濡らしておきます)
5、唐銅建水、竹蓋置を使います。

■準備
1、曲水指の前に仕服に入れた唐物茶入を畳1目程あけて荘る。
2、茶碗に茶巾、茶筅、茶杓を仕組む。
3、唐銅の建水に竹の蓋置、柄杓を仕組む。
4、菓子は3種(主菓子2種と水菓子1種)を縁高に入れ、黒文字と杉箸を添える。
と、いうのが正式です。

お軸は『松高白鶴眠(まつたかくしてはくつるねむる)』
常緑の松は長寿の象徴であり、とりわけ高く聳える松は高潔な印象を与え、男性的でやや威圧的でもある。
鶴もまた、「鶴寿千歳」と称されるように長寿の象徴であり、なかでも白鶴の優美な姿は清廉潔白な印象を与え女性的な優しさを持つ。

めでたさの上にもめでたさを重ねたお言葉のようです。
筆にも勢いがあって、背筋がピンとなります。

茶花は椿、雲竜柳、そして春の訪れを告げる紅梅が加わりました。
やはり御目出度い印象です。
水屋にもお正月らしい寿なお茶碗や棗が並んでいましたが、今日は気持ちがいっぱい一杯で、ゆっくり拝見できなかったです。
心の余裕も今年の課題です。

YouTubeで見つけた帛紗捌き 真
YouTubeで見つけた帛紗捌き 行(拝見に出す唐物茶入をふく時)


今年は初釜のお当番になりました。
新参者のわたし、お菓子と薄茶のお点前担当となりました。

濃茶をされる同じ曜日にお稽古しているお友達と夏から下見をはじめていました。ところがお友達、ご主人のお仕事の都合で初釜不参加になってしまいました。
お菓子の決定はほぼ先輩や先生から許可をいただいていたので、師走に入って人数を調整するだけでしたが、土壇場で彩りにと考えていた有平糖は音が出るのでと、物言いがつきました。

行き当たりばったりであしらいは決めても良かったのですが、年末になるとネットで新年の干菓子を公開しているところがあったので、目星をつけました。
初釜出席は17名でしたが、3店舗での引き取りは前日の平日、厳しいかもしれないので、目星をつけた店へ年末に行き購入しました。

お約束の花びら餅は、青山 菊家 530円

ごぼうの固さと丸い形でないのが特徴で、宮中がそのルーツであるお菓子のため、冒険かと思いましたが、物言いはありませんでした。
ニッキが隠し味ですが、ほとんど感じません。今までいただいた数少ない花びら餅の中でお気に入りだったのでほっとしました。

薄茶の干菓子は二種類。
先生が盆に用意してくださいました。
こんなふうにするのですね。

和三盆の干菓子は、種類が3つ。
本当は、取り迷うので、同じものが良かったのかもしれません。
お運びの方に「ひとつずつお取りください」と言っていただくことになりました。
次回お稽古の時に、先生に確認したいと思いますが、ことほぎの初釜の日に、
鶴、亀、松葉、彩りも綺麗だと思ったのです。

左、味噌合わせ、京都 末富
絵馬と干支の焼印 一枚166円。
干支の方は下のせんべいが抹茶色。絵馬は、ピンク。
右、和三盆 干菓子。麻布 青野。
鶴、亀、松葉セットで220円。

味噌合わせは、とても美味しいと好評でした。

お点前、間違えちゃいましたが、無事に楽しく終了したのでほっとしています。
今年は、少しむずかしいお点前にも挑戦するつもりです。
頑張ります。


今年も少しどんよりした空の下、初釜の日を迎えました。待ち合わせの八王子京王プラザホテルから送迎バスで20数分。
会場の鶯啼庵に到着です。

例年通り、御所車の豪華な生花。

餅花の先はお食事をいただくお部屋とお庭がのぞめます。

用意ができるまで甘酒をいただきます。

食事後、茶室のご用意をいただくまでまたふらふら。

お部屋にご案内いただくエントランスには、おめでたい金屏風。

透過光の台の上、今年は干支の土人形でした。

民芸タンスと鶴首花器。

すえひろもやはり新年のマストアイテムですね。

各所にある美人画。生花とのコラボレーション。

豪華な屏風絵は、豊かな気分になります。

お部屋から望める日本庭園。
良く手入れされています。

回遊式で散策ができます。

二階に上がる階段の天井は天女。円窓。

二階奥がお茶室になります。

初釜@鶯啼庵 2018


また芝公園の増上寺にやってきました。
朝から小雨でしたが着物姿です。

2ヶ月前、増上寺に来た時に見つけたチラシ。皇女和宮ゆかりの茶室で呈茶をいただけるとのこと。
忘年会をとうふうかいですることになったので、それではその前に一服!と、こちらに寄らせていただくことになりました。

様子がわからないので、開催している先生のブログを見つけて、コメントにお問い合わせをしたりしました。だって、伺って、雨だから中止なんてことやお客様がいないから早く切り上げました。なんてことがあったら、お誘いしたみんなに申し訳ないですからね。
4時の最終のお席にお邪魔してそのままお豆腐をいただく予定にしてました。

ところが、伺ってみてびっくり。幹事の私、チケットだけでも求めた方がいいかしら?と、3時に行ってみると、その時間はすでにいっぱい。その後も、そして待ち合わせに遅れた一人が到着して繰り下げた私達の回もいっぱいでした。

小間に9人が入りました。
その中に外国からのお客様の家族が3人いらっしゃいましたが、興味深く体感されていたことが嬉しかったです。
中学生くらいのお子さん、初抹茶ではなかったかと思いますが最後までお行儀が良かったです。

残念ながら茶室は撮影禁止なので写真はないのですが、今回は華道龍生派のコラボで、大きな壺のような花器に柳と椿が生けられた床の間。小宇宙でした。
受付をしていらしたグレーヘアーのお洒落な方が、和宮様のオーラを感じる空間ですよ、と仰っていましたが、凡人ゆえ感じることはできませんでした。(*^^*)

しかしながらお茶室の空間は、やっぱり特別なのであります。
一期一会の時間の共有、貴重な体験でした。

先生は、お茶をお出しいただくだけでなく、生花の感想をひとりひとりに聞かれたりと、とても魅力的な方でした。
心遣いは、柚子餡のあったかいお饅頭にもあったように思います。
あたたかいお菓子を茶室でいただくのは初めてでした。

来月の月釜は、石臼で、挽いたお茶をいただく会だそうです。
友人は行くと、張り切っています。
ブログ

お茶をいただいて外に出ると、すっかり夜になっていました。
こんな日に東京タワーが60周年なんて!すてきなイブイブです。

貞恭庵


このところ3回あるお稽古にすべて通えてません。けれど、今日は休むわけにいきません。何故ってそれは、来年の初釜のお当番だからです。しかも新参者の私はお点前担当です。
お点前は台子と決まっていますが、まだ火箸と柄杓の扱いがわかっていないので、今日は、徹底的に仕込んでいただきました。
また、お菓子を運ぶのも担当することになったので、縁高を持って運び、所作の注意も受けました。

お軸は鵬雲斎大宗匠 書の、
【壺中日月長】(こちゅう じつげつながし) 

 『後漢書』の「壺中」は必ずしも空間的な意味ではなく、時空を超越した心の別天地を指しているといいます。

我執〈がしゅう〉(エゴ)を断ち切って、何ものにもとらわれない気持ちでいれば、どんなところもすばらしい壺中の別天地であり、桃源郷となるはず。そうれば、時間に追われてあわただしく過ごすのではなく、悠々と人生を送る様子=日月長しというわけです。
心の持ちようで、日々起こることは充実感あふれるものになるわけですよね。

お稽古は苦しいけど楽しい。
この充実感は、楽しもうという心です。

茶花は玉椿に彩りの紫陽花の葉があしらわれました。

さて、以下は備忘録です。
【準備】
台子の地板には水指、蓋置きを仕組んだ建水、火箸と柄杓を入れた杓立、(柄杓は前側、火箸は後ろ側)天板には棗を荘る。

【点前】
1.お菓子を客の前へ運び、礼をした後、水屋へ下がる(半東仕事)
2.茶巾・茶筅・茶杓を仕込んだ茶碗を置いて座り、礼をする。 (襖は開けたままになっている)
3.茶碗を持って入り(襖は閉めない)台子の正面まで進んで座る。
4.茶碗を右横、左手前の二手で仮置きし、
5.足を重ね、棗を横から取り左掌にのせ、足の重ねを外し、右手半月で台子の右前へ置く。
6.茶碗を左手前、右横、左横の三手で棗と置き合わせる。
7.両手で建水の手前を持ち、左手で手なりに置く。
8.両手をついて火箸を杓立の向こう正面へ出し、杓立の右→杓立の前→建水があったところの左を通って膝の上へ持って来る。火箸を横にしながら左手で中ほどを持ち、時計回りに90度回す。右手を左手の手前まで進め、左手の掌を上にして下から持ち替え掌を下向きにした左手で、火箸を台子と勝手付の間に火箸の上端が3センチほど台子より手前に出るように進める。
9.蓋置を取って左手に乗せ居前まで回り、定座に置く。
10.建水を進め居前を正す。
11.茶碗を左横、右横で膝前向こうに置く。
12.棗を半月で茶碗の前に置く。
13.帛紗を捌き棗を清め、台子の前中央左寄りに置く。
14.帛紗を捌き直し茶杓を清め、棗の上へ置く。
15.茶筅を棗の右に置き合わせる。
16.茶碗を前に引き、
17.帛紗を右膝前へ仮置く。
18.台子正面まで回り、両手を着いてから右手で柄杓を取り(斜めのまま取り出し、低い位置で)杓立の手前→茶筅の右を通って構え、居前へ戻る。
19.左手で柄杓を持ったまま、右手で帛紗を取って釜の蓋を開け蓋置に置く。
20.帛紗は柄杓の手前を通して左膝脇に置く。
21.茶巾を釜蓋の上へのせ、
22.柄杓を扱って湯を汲み、茶筅通しをし、
23.茶筅を戻し湯を捨て、茶巾をとり、茶碗を拭き、茶碗を元に戻し
24.右手で茶杓を取り、左手で棗を取って、棗の蓋を取って右膝頭に置き、茶をすくって、棗の蓋を閉め、棗、茶杓と元に戻す。
25.水指の蓋を右、左、右の三手で開け、
26.湯を汲み茶碗に入れて茶を点て、定座に出す。
27.「頂戴します」の挨拶を受ける。
28.客の一口で帛紗を腰に付けます。
29.「替茶碗で失礼いたします」と正客にいい、半東が建水の後ろに置いた替茶碗を左手で手前を取り、右手で右横に持ち替えてから膝前に置き、茶碗に湯を入れて拭き清めてから茶を点てて、次客に出す。
30.三客まで点てて出し、
31.仕舞い茶碗が出ると、膝前に取り込み、
32.茶碗を膝前に置き、「お終いにいたします」と挨拶する。
33.柄杓をとり、水を汲み、茶筅通しをする。(綺麗な茶碗なので、お湯はくまずいきなり水)
34.茶巾を茶碗に入れて膝前に置く。
35.茶筅を茶碗に入れ
36.茶杓を右手で取って建水を引く。
37.帛紗を捌き、茶杓を清め、茶碗に伏せてのせ、
38.帛紗を建水の上で払い、腰に付ける。
39.棗を台子の中央右寄りに置き、茶碗を右横、左横の二手で棗の左に置き合わせる。
40.柄杓を取って釜に水を一杓差して湯返しをする。
41.柄杓を左手に持たせ、釜の蓋を閉める。
42.台子の正面に回って、杓立に柄杓を戻し、
43.居前に戻って水指の蓋を右、左、右の三手で閉める。(真っ直ぐ手を移動)
44.この時、棗、茶杓の拝見を請われると受け、
【道具を拝見に出す】
45.蓋置を取って左手にのせ、台子の正面に回り、杓立前に置き、
46.火箸を取り、先ほどの逆の手順で杓立に戻す。
47.右一手で茶碗の右横を持ち、勝手付に割り付ける。
48.棗を取って左掌にのせ、客付に回って帛紗を捌いて清め、拝見に出し、
49.帛紗を腰につけて、台子正面に戻り、茶杓を取って左手に持ち、居前まで回って茶杓を棗の右横に出す。
50.台子正面に戻り、建水を持って水屋へ下がり、
51.続いて茶碗を持って水屋へ下がる。
52.水次を持って水指正面に座り、水指の蓋を右、左二手で開け水を注ぎ、水指の蓋を閉めて水次を水屋に引く。
53.拝見物が戻った頃、きれいにした建水を持ち出し、台子の正面に座り、建水を膝前に置く。
54.半月で蓋置を取り、左手で扱って建水に入れ、
55.両手で建水を地板の最初の位置に置く。
56.拝見から戻った棗と茶杓の前まで回り、拝見の問いに答える。
57.棗と茶杓を持って台子正面に回り、茶杓を手繰り寄せ、水指の蓋にあずけて、棗を横から持ち替え、天板中央に荘る。
58.茶杓を右、左、右と三手で扱い、持ち替えて茶道口にさがり、建てつけに置いて総礼をして終える。


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