
有名パティシエ【イナムラショウゾウ】谷中霊園の入口にありますが、一度訪ねた時、休業日で苦い思いをしました。
なかなか縁がない場所なので、その後行く機会を逸していました。
だから今日は行こうと決めて伺いました。
店の前に警備員。なぜ?
後で判明しましたが、列びのお客様のためのようです。今日は、すんなり入店できましたが、土日は行列のできるケーキ屋さんらしいです。
先日は岡杢栄泉の豆大福も売り切れでしたし、カヤバ珈琲のウェイティングのお客様は尋常ではなかったので、今尚、谷根千ブームなのですね。
お天気のいい日でしたし、友人は仕事に直行したのでお茶もせず別れたので、喉が渇いていました。
店先にジャーがあって、ご自由にどうぞとあったので、いただきました。
冷たいお水と思ってゴクゴク。
レモネードでした。美味しかった!
そして、接客も素晴らしいです。

さて、ケーキですが、ちょぴり想像と違っていました。
【イナムラショウゾウ】この店名に私はなぜか【サダハルアオキ】をダブらせていました。
ですから、その景色を【エーグルドゥース】のような姿と思い込んでしまっていました。
とてもシンプルに見え、種類も、たくさんとは云えない数なので、悩んでしまいました。
でもね、いただいてみて、人気の理由がわかりました。
シンプルな形の中に技術と材料の良さが閉じ込められていました。
『利休』
これはきっと、近くで開催中の「茶の湯展」へのオマージュですかしらん?
抹茶とホワイトチョコレートのムースの中にブラマンジェ。
プルプルの正体はなんでしょう?高い技術力なんでしょうね。

これも季節限定『桃香』
同じドーム型ですが、『利休』とはまったく異なる仕上がりでした。

桃とシャンパンムースの中に桃の果肉が入り、真ん中は、桜の花びらがゼリーで閉じ込められていました。

『レアチーズ パッションフランボワーズ』

パッションフルーツの香り、甘酸っぱいけれど甘くて口当たりのいいムースの中には、マンゴー、フランボワーズ。

イナムラショウゾウのスベシャリテだそうです。『上野の山のモンブラン』

フランス産マロン、生クリーム、バニラ入りカスタードクリーム、アーモンドスポンジ。
これは、懐かしい味に弱い夫にウケました。

『タルトフレーズ』

しっとりしたアーモンドタルトに生クリーム、カスタードクリーム、キルシュ香るイチゴ。
チョコレート仕立てを今回は一つも入れませんでしたが、ショコラティエがあるくらいなので、きっときっとレベルが高いケーキがいただけるのだと思います。
次回は隣接したカフェにもお邪魔したいです。
イナムラショウゾウ