このところ私のブログは、病気の愛犬のことばかり。
出掛けることも儘ならないので、自宅でDVD鑑賞の時間は増えています。

また、素敵な映画に出逢いました。
【マダム・マロリーと魔法のスパイス】です。

監督は【ギルバート・グレイプ】【ショコラ】【サイダーハウスルール】などの秀作を撮られたラッセ・ハルストレムです。
ですから、映像の色の使い方、ロケーション、画面内の美術の細やかさ、
観ている最中に感心の連続です。

ロードショー公開時から注目していた作品でしたが、製作にスティーヴン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーが参加していることは、ノーチェックでした。
ミニシアター系の小品かと思っていましたが、どうやら違っていました。

冒頭で、インド人の青年(マニッシュ・ダヤル)が登場します。しかもそれは、これからの展開が楽しみな魅力的なシーンでした。
その彼が主役かと思いますが、
タイトルにあるマロリー夫人がこの映画の主役です。
オスカー女優ヘレン・ミレンが演じています。
巧い女優さんですから、作品自体の格が上がります。

もう一人、青年の父親役がまた印象的、いい味を出していました。
マダムと対立するインド・レストランのオーナー役、オム・プリ。
インド映画界ではベテランの俳優さんで、ハリウッドやイギリス作品にも出演されている方だといいます。
【ガンジー】にも出ているらしいのですが、どんな役だったのでしょう?

舞台は南仏。
マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営する“ミシュラン1つ星”のフレンチ・レストランの真向いに、悲運から一念発起して、インドからイギリス、そして南仏にたどり着いた家族が、インド・レストランをオープンします。
ミシュランの星を獲得しているプライドの高いレストランオーナーマダムは、異文化の空気が我慢できません。
しかし“絶対味覚”という天才的才能を亡くなった母から受け継いだインド青年のハッサンの料理をあることがきっかけで知ることによって、魔法のスパイスがマダムの心を開いていくのです。

インド料理とフランス料理、その先には分子料理まで登場し、味覚の脳も刺激してくれます。
青年ハッサンが恋するフレンチの副料理長、マルグリットは若い頃のウィノア・ライダーに似ていましたが、
『イヴ・サンローラン』のミューズ、ヴィクトワール役で注目を集めているシャルロット・ルボンという期待の若手女優さんだそうです。
心が清らかで優しいだけでなく、仕事に対する上昇志向も持ち合わせているという役柄を魅力的に演じていました。

映像の美しさや物語の展開の面白さだけでなく、人としての生き方、家族愛に溢れた豊かな作品で、演じる俳優さんたちも素晴らしい作品でした。
インド映画をご存じの方なら感じる、あの空気感も味わうことができますね。

マダムマロリーと魔法のスパイス

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