初夏から夏にかけて花が咲く ニオイバンマツリ 。漏斗状の花弁で5弁に開く、ナス科の常緑樹。

この花が咲く季節の5月13日、午前6時45分、
杏、天国へ旅立ちました。
静かで安らかに逝きました。

明け方まで、嘔吐を繰り返し、排尿にも異常がありました。
心配で午前3時半からうとうとしながら見守りました。

動きは、僅かで、バルコニー前に横たわっていました。
散歩に出掛けた甘夏、小梅の様子を気にする余裕もありませんでした。

息づかいが荒く、呼吸がつらそうな感じがありました。
心配で仕事を休もうかと思っていました。

朝食を摂る私達のいるテーブルの足元にやってきました。
「来たの〜」そう声をかけ、度々見ていました。

ふと、目を下に下ろした瞬間、胸元が動いていないように感じて、抱き上げました。
「息をしてないかもしれない」
そう言って抱えた時、
首がぐたっり腕から落ちました。

奇しくも今日は甘夏の誕生日、愛犬の日でもありました。
予約していたバースデーケーキを一緒に食べよう、そう思っていました。

先代犬かぼすが天に召された日に産まれ、甘夏が産まれた日に逝ってしまいました。

一歳五ヶ月、あまりにも短い命でした。
我が家にやって来たのが1月の3日。
病気発覚手術、入院が3週間。
私達と過ごしたのは、1年と少しだったと思います。
その間、できる限り楽しい時間をと思って、一緒に過ごしたつもりです。

でも、あまりにも短かった。

なぜこのコがこんな運命を背負わなければいけなかったのか?
可愛そうで、悔しくて、悲しくて、無念です。

かかりつけの病院へ連れて行った日、隣のマンションで家事がありました。
忘れられない1日、それからちょうど3ヶ月。
大学病院で精密検査をして、「無治療なら予後は1ヶ月」と宣告されてから80日。

「一刻を争う」と言われて選択した手術、入院、抗がん剤。
他にも方法はあったのでしょうが、その時の私達は、奇跡を信じて西洋医学に賭けました。

生きていれば希望はある、
「難しい病気でも、杏は乗り越えて、また兄弟犬小梅や甘夏と、思いきり駆け回れる、その日が必ずやって来る」
そう思っていました。

「あの時、こうすればよかった」
そんな思いは、数えきれないほどあります。
私達二人、杏のために出来る限りのことはしたいと考えていました。
けれど、病気って、無常ですね。
正解は結果がでなければわかりませんし、
その間、辛いことの連続です。
看病をしたものには、悔しい思いが残ります。

運命は、決まっていたのか?

犬の寿命は短すぎます。
その中で杏は、さらに短い命でした。
けれど、杏のように励まされ、献血のご協力までいただいて、
亡くなってからも、死を悼んでいただいたわんちゃんはいないと思います。

見守ってくださった皆さんは、「愛犬は家族」という私達と同じ思いの方々でした。
動物をもののように扱い、育児放棄する世の中、
杏は、本当に幸せでした。

でも、あと、もう少し、そばにいて触っていたかった。
お散歩したかった。
笑顔にして欲しかった。
笑顔にさせたかった。

大好きな八ヶ岳の芝生広場で走らせたかった。

皆さん、ありがとうございました。

Comment
アンリラママさん、
ママさんには、杏が逝った日に見送っていただきました。
供血もしていただきました。
優しさや繋がり、自分にできることも教えて頂きました。

みくママさま、
今、わんちゃんはどんな様子なのでしょう?
どうか、出来る限りそばにいてあげてください、お願いいたします。

そらさま
原因不明の病気、回復されること心からお祈りしています。
愛犬は、私達の光ですからね。元気でいてくれることが一番です。

今、ワタシは、居なくなった喪失感の中、具合が悪くても居てくれた時間を幸せだったなぁと感じています。
なんだか夢のようにも感じていますが、あの柔らかいからだを抱っこしていたのは1週間前でした。

少しずつ、この場に戻ってきたいと思っております。
どうか、見守っていてくださいませ。

コメント、力になりました。
ありがとうございました。
  • kisetsuomederu
  • 2015/05/20 09:44
こんばんは。はじめてコメントさせていただきます。まず杏ちゃん本当にお悔やみ申し上げます。さぞ、悲しく辛い思いをされてる事と思います。うちでも3匹のダックスと一緒に暮らしておりまして、今現在長男坊が原因不明の体調不良となっておりますので、川崎の高度医療センターを調べている際にここのブログへとたどり着きました。
ブログを杏ちゃんが元気な頃から全て読ませて頂いて、先週あたりから更新されてない事に非常に私としてもうちの子の様に心配しておりました。何か事情があって忙しくて更新できてないだけだと信じようと思うようにしておりました。
杏私たち家族では、杏ちゃんの事を家族で話し合い、輸血が必要だという事で次にブログを更新されたらコメントからアポをとってうちの元気な2匹を連れて供血をしに行こうと決めたところでした…
私たちとしても他人事とは思えず、本当に残念でしたし、本日ブログを見て涙しました。
杏ちゃんには間に合わなくてごめんね!の気持ちでいっぱいです。
本当に辛くさびしい日々がしばらく続くとは思いますが、人間もゆくゆくは天国へ旅立ちます。
たった少しだけ離れてしまいますが、天国へ先に旅たった杏ちゃんがまた再会した際には元気な姿で迎えてくれる事と思います。
飼い主さんの悲しみが少しでも楽なものとなってくれる事を祈りつつ、私たち家族もその悲しみを共有します。
どうか、今後飼い主さんや他のわんこ達にたくさんの幸せが訪れるよう願っております。
長々と失礼致しました。
  • そら
  • 2015/05/20 03:07
はじめてのコメントです。
毎日ブログを拝見していました。我が子もリンパ腫なんです。
ここのところ更新がなかったので心配でした…。
涙が出てしまって言葉になりませんがいっぱいいっぱい頑張ったんだろうと思います。杏くんのこと忘れません。
  • みくまま
  • 2015/05/19 11:33
心からお悔やみ申し上げます。
ご夫妻のご心痛いかばかりかと思い、何もできなかった自分の無力さを実感しております。
本当に短かった杏くんの一生でしたが、その中でもご夫妻や小梅ちゃん甘夏ちゃんに囲まれて、幸せを感じていたことでしょう。
きっと天国で笑顔で待っていてくれると思います。
  • アンリラママ
  • 2015/05/19 11:21





   
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