秋の銀座のイベント、銀茶会。
今年は14回目だそうです。
1ヶ月前に誘いを受けて、情報を入手していましたが、
今年は野点だけでなく、ちょっとしたイベントが増えたように思いましたし、
お菓子の協賛店の中にhigashiyaやコムサがあったりと、どんどん面白さが増しているように思いました。


写真は、伊藤屋さん地下で催されていた、芸大による茶の世界。
ほとんどの道具やしつらいが、芸大の方々の作品で、茶室を覆う布も、勿論オリジナルの染色です。

デモンストレーションの他、展示もあり、枠にとらわれない面白いものばかりでした。
秀吉の金づくしを意識してか?
銀色の世界は、芸大らしい個性で、秀吉もそういう意味から言えば、単なるブルジョワジーではなく、アバンギャルドな方だったのかな?とも想像しました。

こちらの茶席券は、一階受付で販売していたのですが、2時半の会一枚のみということで、断念しましたが、
銀茶会と違って、11月1日、3日もお席があるとのことでした。
東京藝大 in 銀茶会、個性的でした。

【会場】銀座・伊東屋 G.Itoya B1F Inspiration Hall
【時間】10:00〜20:00(日曜・祝日は〜19:00)

このあと待ち合わせの時間までと、松屋のきもの市を覗きました。
茶席が設けられた場所で、そこに置かれた本を拝見していると、
「よろしければどうぞ」と、
本来ならお買いあげされた方のみ権利がいただける茶席に参加させていただくことができました。
着物着用の恩恵?

初めて拝見する遠州流のお点前は、ふくさを右腰に挟んだり、捌き方が違ったり、胸元に懐中したり、茶杓を裏にして拭いたりと、裏千家とたくさんの点が異なり、それがかえって新鮮で、美しいお点前にうっとりして、写真を撮りそびれました。

遠州流茶道は、江戸時代初期に活躍した大名茶人・小堀遠州を流祖とする武家茶道ですが、
真髄は、「綺麗さび」と称され、「わび・さび」の精神に品格を与えた、洗練された客観性の美学だといいます。
その精神がお点前に映し出されているのもしれません。

遠州流いんふぉ
待ち合わせ場所の三越前、少し遅れるという友人を待つ間、
「銀茶会はどうしたらいいのですか?」と、訊ねられました。
私自身も2回目でしたが、パンフを入手済みだったので、一部を差し上げ、整理券配布場所が二ヶ所あって、流派やお目当てのお菓子を決められてどちらか決めて並ばれるのがよろしいかと、思います。と、教えてさしあげました。

大坂から関東に戻ったばかりで、表千家の茶道を長くされている方で、その表千家の会報で、この銀茶会を知り初めて来たと、おっしゃっていました。

声をかけられたのは、着物姿だったからと言われていましたが、
銀茶会は着物姿の方がたくさんいらっしゃるので、その姿をウォッチングするだけでも楽しいものです。
今日は昨日の夏日から一転、北風の冷たい日でしたが、快晴で、着物でも心配のない日でした。

まずはお目当ての茶席整理券をゲット!と、七丁目側へ。
詰めが甘かった!
長蛇の列でした。
1時台の会、危うくアウトでした。
ぎりぎりで、1時40分のお目当てのお席の券、いただくことができました。

それまで、時間があったので、煎茶のお席のお点前を拝見しました。

これもまた初めて拝見するお点前でしたし、
茶箱がとてもアジアンチックだったので、新鮮でした。

お点前をされていたのは、
煎茶道の和敬茶道倶楽部
煎茶は江戸時代に中国より伝わり、18世紀に煎茶道の祖とされる黄檗(おうばく)宗僧侶の売茶翁が京都の各処で茶店を開き、茶を通じ人間の在り方などを説法したのが始まりだったそうですが、
どことなく、中国茶道と似ているなぁ〜と、思ったのはそのためかもしれません。
文人墨客によりその後、日本独特の「煎茶道」として確立されたそうですが、
いただき方は、次の通りです。

一、茶托ごと左手の平にのせ、茶碗を右手でとり、お茶を一口飲む。
二、お茶の香りと甘みを楽しみ、飲み終えたら、茶碗と茶托を体の脇に置き、お菓子をいただく。
三、二杯目のお茶が出されたら、一煎目との違いを味わう。
四、飲みほして茶碗を茶托に置き、盆に返す。

先にお菓子を頂くヘマをしでかしましたけれど、なんと美味しいことか!

二杯目も香り良し、美味。
煎茶を美味しく入れられる女性にあこがれます。

荘り書は、
知足 たるをしる
「知足者富」老子の言葉で、
満足することを知っている者は、心豊かに生きることができる。

さて、1時40分の茶席に向かいます。
学生創作茶席【折鶴庵】

建築を学ぶ学生たちによるグランプリ作品で、和紙で折られた2000羽の鶴の斬新な茶席空間でした。

銀座三越9階 銀座テラスに施工された茶席に入れていただく機会に恵まれました。
三名のみの貴重な幸運。
昨年は卯の花点でしたが、今年は、季節を意識してかの中置でした。

お点前は、武者小路千家でしたが、裏千家との違いはわからないほどでした。
東京凮月堂の"カカオとマロンのテリーヌ"のお菓子は、茶室の新しいかたち【折鶴庵】に似合いの新しいお味でした。

武者小路千家いんふぉ

その後、三越7階 グローバルメッセージにて開催の「未来へ繋ぐ茶箱展」へ。

"京都の妙喜庵にある、千利休ゆかりの国宝茶室「待庵」。
その数年ごとの修復の際に出る貴重な古材を使い、大切な思いを込めて作られた、世界に一つだけの茶箱をご紹介いたします。"
と、いう紹介文に魅力を感じました。

茶箱は、正方形に作られた同じものの中に、角界のアーチストがそれぞれの世界を表現したもので、とても楽しい企画でした。
写真は、銀座を知り尽くした女性の作品ですが、エルメスやグッチのスカーフを仕覆に仕立てられ、銀座な感じが出ていて好みでした。

こちらは、イギリス出身のクリエイターの作品。
家の柄が、三越伊勢丹のタータンと同じだそうで、こちらが、本家本元。

他にもパティシエ辻口氏のお菓子が入った茶箱、古裂で仕立てられた仕覆、塗りの茶杓や個性的なお茶碗をしつらえたもの、素敵な設えのオンパレードで、感動しました。

築地に住む友人によると、この階、リニューアルされたばかりらしいのですが、
良く知る友人の後をトコトコついて歩く私は、
「ISETANみたい」と、言うと友人、
「三越伊勢丹だからね」と、
そうでした。忘れていました。

待ち合わせ場所、ライオン前も、虎屋さんにかけられているような暖簾がかかっていて素敵でした。
外国人が喜ぶだけでなく、ジャパンビューティー、日本人も新な感動があります。
どしどし取り入れていただきたいです。

写真は、そのジャパンビューティーの1つ盆栽ですが、そのコーナーの一角に井浦新さんがアレンジしたコーナーがあるというので行ってみたのですが、
店員さんに聞いてもわからず、何か特別なにおいを感じました。
2時半にお席がありますが、
と、言われたのですが、40分に2つ目の茶席チケットを入手していたので、残念な気持ちでお断りしましたが、
後からもしかしたら井浦新さんがお点前をなさったかも…なんて、想像たくましくしてしまいました。

最後のお席は、裏千家立礼席。
萬年堂本店さんのお菓子が美味しそうだったのと、もう一度列に並んで茶席券をゲットするつもりでしたが、並んでみたものの、残り4名というところで、終了してしまいました。
友人が望んでいたhigashiyaさんのお菓子の抹茶体験コーナーも早々と予定枚数が終了していました。
来年はもっと気合いを入れて参加しなければダメなようです。

昨年も、この辺りで学生さんによるお点前を拝見しましたが、この会だけなのか?皆さんお着物姿で初々しかったです。
立礼に使うお席は、玄々斎好立礼点茶式法を簡略化した春秋棚という野点や室内の立礼用の棚として用いられるもので、前回と同じでしたが、あくまでも薄茶点前のみのものだそうですが、
ジャックオーランタンの建水は、季節の取り入れが若々しい感性で、笑顔になりました。


季節を愛でる 銀茶会2014

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