圓徳院でもお抹茶はいただけたのですが、格式ばった様子だったのでちょっぴり気恥ずかしくて、高台寺に来てしまいました。

写真は圓徳院でお客様にお茶をお出しする図です。
圓徳院のお席にはこうありました。
「神仏への献茶点前 秀吉公ゆかりのお抹茶席」
献茶とは神様仏様に茶を供える儀式で、息がかからないよう茶碗を扇子で覆うそうですが、秀吉が吉田織部に命じてつくらせた特別なお抹茶席だそうです。

秀吉公ゆかりの神仏の献茶点前

いつからこのような天目台と天目茶碗での形になったのか?
私が調べた資料では歴代住職お手製のお茶碗でお抹茶をいただけるとありました。
雲居庵は、お茶をいただくための庵でしたが、こちらでも天目台に乗せられた天目茶碗でお茶をいただけるめずらしさもあってか?庵内は満席でした。

もちろん点てだしですが、もみじの焼き印の入った薯蕷饅頭でしょうか?
共に美味しかったです。

天目茶碗は、円錐状で高台が小さく、“天目台”に載せて使います。
天目台は貴人台とも呼ばれ、エッグスタンドに卵を入れるような感じで、酸漿(ホオズキ)と呼ばれる皿のような部分の上にある丸い膨らみに嵌め込むようにセットして載せます。

茶道では、台天目、貴人点というお点前がありますが、
「今の時代で貴人点で出すのは、お寺や神社のお献茶か、宮家の方に対してくらいでしょう」と言われる先生もいらっしゃるようなので特別なお点前なわけです。

茶室に入れば、身分の上下なく皆平等とされた茶道の精神は、千利休によるもので、
秀吉は、利休が自刃した後に、古田織部に、「利休が完成させたのは町人の茶道だ、おまえは武家の茶道をつくれ」と命じたそうですが、織部は、身分の高い方を招いた時のため、そして身分の高い方たちの茶道のお稽古のひとつとして、貴人点を考案したと言われているそうです。

お稽古では習いますが、貴人点は、利休の本来の茶の精神とは離れたところにあるのかもしれませんが、貴人の意味を身分・地位の高い人から尊敬する方と捉えれば、お点前の中では趣の変わったお点前で、この天目台に天目茶碗を載せるというスタイルは、私は好きです。

高台寺は時代を先取りした雰囲気は否めませんが、この献茶スタイルは他にはなく面白いと感じました。

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