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お茶のお稽古 vol.34 【中置(大板) 長緒】


10月はこんなに天候が不順だったかと思います。

お軸に書かれているのは「和気兆豊年(わき ほうねんの きざし)」
穀物などの農作物が豊作になることを幅広く指す五穀豊穣の兆しに秋の気配を感じます。

 

夏のように暑かったり、冬のように寒かったり、しかし季節は移ろいで、あとわずかで茶室は炉となり赴きが異なります。

夏の間暑さ対策のために電気だった風炉に今日は炭が入りました。

炭で沸かす湯は柔らかく、立つ湯気は釜から注ぐ湯から、茶を点てる茶碗から上がります。

その日々味わうことのできない時間が茶室から漂います

茶花は、
秋海棠(シュウカイドウ)
高砂芙蓉(タカサゴフヨウ)
秋桜(コスモス)、残花の中に秋ふたつ。

野牡丹、酔芙蓉、花水木も荘られました。

10月は中置をさせていただいた時に長緒のお点前を始めていたしました。

復習をすると結びや扱いが随分あやふやでややこしいのでもう一度お稽古をお願いしました。

また、今日も大板での扱いがありましたので、それも確認のため、

以下備忘録です。

 

● 茶入れには客の人数分の茶を入れ、仕覆に入れ緒を結んでおく。

(一人、三杓、3.75g)

《仕覆の緒の結び方》
A. ひと結びする。
B. 左の緒を半分に折る。
C. 右の緒の端を小指に掛けたまま、左の緒の上を通って奥から手前に通す。
D. 形を整え、小指に掛けていた端を右に出た緒の上に重ねる。
E. 結んだ緒を斜めに立てる。

●水指を大板左横に自分に向けて荘る。(蓋のつまみは斜めになる)

●茶入を大板右、常の水指の置かれる前の位置に荘る。

 

●  菓子器は座入りしたら、正客の前に出し、「お菓子をどうぞお取り回しください」と言って襖を閉める。

 

点前

1、茶道口に茶碗を膝前に置いて坐り、襖を開け茶碗を右手で取り、左手にのせ、茶碗を右手で横を持ち、左膝から立ちあがり定座に坐り、茶碗を右手で右横を、左手で左手前の二手で勝手口に仮置きし、

2、右手で茶入を持ち、少し右寄りに置き、左手で茶碗左手前、右手で真横、左手で左横の三手で、茶入と置き合わせる。

3、水屋にさがり、建水を持ち出し、茶道口を閉め、定座に坐る。

4、左手で柄杓を取り、右手でかまえ(鏡柄杓)蓋置を右手で取り、大板の左角に置き、柄杓を横引き、主客総礼をする。

5、建水を縁内に左手で進め、居ずまいを正す。

6、右手で茶碗の右手前を取り、左手で左横、右手で右横の三手で、膝前少し向こうに置く。

7、茶入れを右手で取り、茶碗と膝の中間に置く。

8、仕覆の緒をとき

《仕覆の脱がせ方》
a. 最後に重ねた端を持って引く。
b. 端を握って緒を口の中央に載せる。
c. 半月に持って90度左に回す。
d. 中央の緒を下ろし、打留を少し出し口を広げる。
e. 半月に持って左掌に載せ、緒の端を下から小指と薬指で挟む。
f. 仕覆の口を右・左と広げる。
g. 茶入を取り出す。
h. 仕覆を横にして口の右端を左手で持ち、緒をしごく。
i. 右手で緒の口寄りを持ち、口のところで2つ輪を作る。
j. 輪に緒の端を通し、輪を右に90度捻ってから口の中へ入れ隠す。
k. 打留と同じくらい緒の端を出し、牛の角のようにする。
l. 打ち返して、敷板の向こういっぱい、水指との間に置く。

9、腰の帛紗を取り草の四方捌きをし、

《茶入の扱い方》

  蓋を清める時:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左掌に置き、帛紗を持ち替えて二引きし拭き清める。
  胴を清める時:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左手で胴を囲み帛紗を胴に当てて拭き清める。
10、茶入を置くとき:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左手で半月に持って置く。

11、帛紗を捌き直し、茶杓を取り、三回拭き、茶入の蓋の摘みの左側(火付側)、に置き、

12、茶筅を取り出し、茶入の右に置き合わせ、

13、水指の蓋が塗蓋の場合、左手の帛紗を右手に持ち、折り返し水指の蓋を「二」の字に清め、帛紗を左手にもたせ、茶碗を手前に引く。(共蓋の場合は、茶碗を引いてから茶巾をのせるだけで蓋を清める必要はない)

14、茶巾を右手で取り、水指蓋上に置き、

15、帛紗を左手の人差指と中指にはさみ、柄杓を取ってかまえ、右手に帛紗を持ち替えて釜の蓋を取り、帛紗を建水の後に仮置きし、

16、柄杓を扱って、湯を汲み、茶碗に入れ、柄杓を釜にあずけ、置き柄杓をする。

17、茶筅を右手で取り、茶筅通しをし、湯を建水に捨て、右手で水指上の茶巾を取り、茶碗を左膝頭で拭き、茶碗を膝前に置き、茶巾を釜の蓋上に置く。

18、茶杓を右手で取り、親指と人差指で胴を持ち左掌に置き、茶杓を握り込んで茶碗の左横で蓋を取り、茶碗の右横に置き、茶を三杓すくい入れ、茶杓を茶碗の右肩にあずけ、右手を茶入に添え、少し斜めにし時計逆回りに回して、中の茶を全てあけ切る。

19、茶入の口を右手の親指と人差指で向こう手前と拭き、指を懐紙で清め、茶入の蓋をして、左手で茶入を元の位置に戻し、茶杓で椀中の茶をさばき、茶碗の縁で茶杓を軽く打ち、茶を払い、茶入の蓋の上に置く。

20、右手で水指の蓋を取り、右左の二手に扱って、水指の左横に摘みが右横になるように置く。

21、柄杓を右手で上から取って、左手で扱って(取り柄杓)水を汲み、釜にさし(風炉の濃茶点前に限り、さきに水をさし湯加減をみる)湯を汲み、茶碗に入れ、残った湯は釜に戻す。(切り柄杓)

22、茶筅を取り、左手を茶碗に添え、茶と湯をよく練り合わせ、茶筅を茶碗の左縁にあずけ、さらに柄杓を取り、もう一度湯を汲む。

23、左手で茶筅を少し持ち上げ、その穂先から湯を茶碗にそそぎ、残った湯は再び釜に戻し、置き柄杓をする。

24、茶筅を取り、よく練り合わせ、

25、茶筅を茶入の横に置き、茶碗を右手で取り、左手にのせ、正面を正し定座に出す。
(楽茶碗以外のものを使った時は、茶碗を出し、懐中の古帛紗を右手で取り出し、左掌にのせ右手で扱って茶碗の下座に出す。)

● 正客は茶碗が出されると取りに出て座に戻り、茶碗を右手で左膝横に置き、連客は総礼をする。正客は感謝して、いつものようにして、一口いただく。
● 正客は茶碗、古帛紗と出されたとおりに引き、座に戻り、古帛紗を先に縁内右膝横に置いて総礼する。
● 正客は、古帛紗を左掌に拡げ、茶碗をその上にのせて喫む。
● 次客以下も正客と同様にしていただく。

26、正客が一口喫むと、亭主は服加減をたずねる。(「お服加減はいかがですか?」)

27、亭主は服加減を問うと、客付きに回り、

● 正客は右手をついてこれを受けその後二口半喫む。
● その間、次客は「お先に」と挨拶する。
● 正客は喫み切ると、茶碗を下に置き、茶巾を取り出し、喫み口を清める。
● 正面を正し、次客に手渡ししておくり、たがいに正面を向いて送り礼、受礼をする。
● 正客は次客の一口で、茶銘、詰、菓子などをたずねる。

28、亭主はこれに答え、「千代の昔でございます」「一保堂でございます」
「鉢の木の栗蒸しでございます」などと答える。

29、亭主は末客の喫み切りで、居前に戻り、取り柄杓をし、水を釜に一杓さし、引き柄杓をする。

30、建水うしろの帛紗を腰につけ、茶碗が客より返るのを待つ。

● 正客は、末客より茶を喫み茶碗を下に置いた時、「お茶碗の拝見を」と請う。
● 末客はこれを受け、喫口を清めてから正客の前に持って出る。
● 正客は、次礼をして茶碗の拝見をする。
  末客が拝見を終わると、正客との出会いで、正客に返し、正客は正面を正し、出された位置に返す。

■ 楽茶碗以外のものを使った時、末客は喫みきると、茶碗を膝前に置き、古帛紗をたたんで、縁内左に置き、正客からの拝見を受ける。

《拝見の仕方》
茶碗、古帛紗の順に拝見をし、正客と末客の出会いで正客に返し、正客は茶碗を出された位置に返し、古帛紗を扱って、正客から見て茶碗の左に返す。

31、亭主は、茶碗を右手でとり、左手で扱って右手で膝前に置き、主客総礼をする。
(この時、茶碗の問いがあれば、これに答える)

■ 亭主は楽茶碗以外のものを使った時、茶碗が帰ると、まず古帛紗を右手で取り、一手で懐中し、茶碗を右手で取り込んで主客総礼をする。

32、柄杓を下からとって湯を汲み、茶碗に入れ、置き柄杓をする。

33、すすいで建水に捨て、茶碗を右手で膝前に置き、仕舞いの挨拶をする。「お仕舞いいたします」

34、取り柄杓で水を汲み茶碗に入れ、引き柄杓をし、しまいの茶筅通しをし、茶筅を元の位置に置き、水を建水に捨て、茶巾を右手で取り、茶碗に入れ、膝前に置き、茶筅を入れる。

35、茶杓を右手で取り、建水を左手で引き、左手で帛紗を取り、茶杓を握り込んで帛紗を捌く。

36、茶杓を二度拭いて、茶碗にふせて置き、

37、茶碗を右手で右横を持ち少し左に寄せ、茶入も右手で、茶碗と置き合わせ(中仕舞い)

38、帛紗を建水の上で払い、腰につける。

39、柄杓を扱って、水を一杓釜へさし、柄杓をかまえ、釜の蓋を右手で閉め、柄杓を蓋置の上に引く。

40、水指の蓋を左右の二手で閉める。
■ この時、正客より「茶入、茶杓、仕覆、拝見」があればこれを受け

41、柄杓を右手で取り、左手に持ち替えて、建水にたたみ、右手で蓋置きを取り、左手に持たせ、建水のうしろに置く。

(薄茶の場合、拝見の所望の後、柄杓は畳まず大板に荘る)

42、右手で茶碗を取り、一手で勝手付きに置く。

43、茶入を右手で取り、左掌にのせ客付きに回り(炉縁の中心)茶入れを膝前に置き、帛紗を捌いて、茶入れを取り、蓋を向こう手前と拭き、帛紗を茶入の胴で拡げ、胴拭きをし拭き抜き、帛紗を膝前に置く。

《茶入の扱い方》

蓋を清める時:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左掌に置き、帛紗を持ち替えて拭き清める。
口を拭く時と拝見に出す時も左掌に置く。
胴を清める時:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左手で胴を囲み帛紗を胴に当てて拭き清める。
茶入を置くとき:帛紗を握り込んだまま親指と人差指で胴を持ち、左手で半月に持って置く。茶入を取り、蓋を向こう手前と二引きに拭き、帛紗を茶入の胴にあて、左手で左回しに回し、拭きぬく。

44、蓋を取り、蓋裏を調べ、蓋を帛紗の向こうに置き、帛紗を取り胴で扱い、茶入の口を向こう手前と拭く。

45、帛紗を膝前に置き、その手で茶入れの蓋を取り閉める。

46、左掌にのせ正面を正し、右手で定座に出す。

47、帛紗を腰につけ、居前に戻り、茶杓を右手で取り、左手に渡し、客付きに回り、茶入れの右に置く。

48、ふたたび居前に戻り、仕覆を右手で取り、左手で扱い、左掌にのせ、客付きに回り、茶杓の右のほうへ置き合わせる。

49、居前に戻り、蓋置を右手に持たせ、大板左奥に荘る。続いて柄杓をまっすぐ柄を板から少し出し荘る。

50、左手で建水を持って立ち、茶道口さがって坐り、建水を膝前中央に置き、襖を開け、水屋にさがる。

● 正客は、亭主が建水を持ってさがると、拝見物を引き、まず、茶入を右膝横に置き、茶杓をその右横に置き、仕覆を右手で打ちかえして、茶杓の右横に置いて、茶道口の閉まるのを待つ。

51、亭主はつぎに右手で茶碗を取り左掌にのせ、右手を添えて両手で持ちさがる。

52、つづいて水指を持ちさがり、茶道口に坐り、水指を膝前に置いて襖を閉める。

● 正客は亭主が水屋にさがると次礼をし、茶入、茶杓、仕覆の順に拝見をする。次客は三客に次礼して正客につづき拝見する。
  末客は、茶入、茶杓、仕覆の拝見がすむと、仕覆を右手で打ちかえし(親指を底にあてくるりと回す)、茶杓の左に置き、正客との出会いで返す。(緒の向きは必ず道具側に返す)
● 正客はいったんあらためて、茶入、茶杓、仕覆の順で出された反対に返す。

52、亭主は茶道口に坐り、襖を開け道具正面に進み、坐り、正客の問いに
「お茶入のお形は」 「大海でございます」
「お窯元は」 「瀬戸でございます」
「お茶杓のお作は」 「坐忘斎お家元でございます」
「ご銘は」 「照山でございます」
「お仕覆のお生地は」 「定家緞子でございます」

「お作は」「友湖でございます」などと答え、

53、一礼して、すぐに右手で仕覆を取り左掌にのせ、またすぐに右手で茶杓を取り、仕覆の上に斜めにのせ左親指でおさえ、茶入を右手で持って立ち、茶道口に持ち帰る。

54、坐って茶入を膝近くに置き、茶杓を茶入の左に置き、一礼をし、襖を閉める。

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