今年はなかなか暖かくなりません。
北風はつめたいけれど、陽射しは春めいて目には緑が映るようになりました。
ですから今日は菜の花色の長着、桜色の帯を締めてお茶のお稽古に向かいます。

床に荘られた掛けものは、消息のようです。
「美味しいお菓子をいただいたので、香合でも造ろうか」と、いうようなことが書いてあるようです。
先輩はこう仰いました。
「お茶室に相応しいお軸ですね」と。
こういう気の効いた言葉をさらりと言えるようになる。そういうことも修行のひとつのようです。
想像力も茶の湯の学びです。

茶花は、《貝母》(ばいも)とクリスマスローズ。
貝母は、花の形が編笠に似ていることから別名《編笠百合》(あみがさゆり)というそうです。

お点前は、前回登場した徒然棚(つれづれだな)で薄茶を点てたくて、先生に、所望しておりました。
前回は濃茶点前だったので、棚の戸を開けて、棗を取り出すという雅やかな所作を体験してなかったのです。
以下、備忘録です。

徒然棚は、「業平棚」(なりひらだな)ともいい、裏千家十四世 淡々斎(たんたんさい)が好んだ棚だそうです。

徒然棚は、桐地春慶塗と桑木地の二種があり、菱形で三本柱の二重棚で、天板の下が二枚引の袋棚で、二枚の戸には磯馴松の絵が描かれ、菖蒲皮紐の引手が付き、袋棚の下に、客付に一段、勝手付に二段の業平菱の透しのある腰板が付いた小棚です。

炉のみに用いられます。

貴人清次の薄茶をさせていただきましたが、棚の扱いを中心に記録いたします。

準備
●戸袋の中に棗を入れ、地板に水指を置きます。
点前
1.茶道口建付けに茶碗を置いて総礼をします。
2.茶碗を持ち出し、棚正面に進み座り、茶碗を勝手付きに仮置きして、左戸を左手で開け、右手で右戸を開けて、棗を取り出します。
3.棗を左掌に乗せて、右戸を閉め、棗を右手で 上から持ち、左戸を閉め、棗を棚の前右寄りに置きます。
4.茶碗と棗を置き合わせ、水屋に下がって建水を持ち出し、襖を閉め
5.居前に進み座り、柄杓をかまえて蓋置を出し、柄杓を引きます。

■以下、お茶を点てて出すのは、棚の炉薄茶点前と同じです。
炉/貴人清次/薄茶

6.水指の蓋を閉めた時、拝見の所望があるとこれを受け、
7.湯返ししてあった柄杓を取り扱って、天板に斜め手なりに荘り、
8.蓋置を取り、左掌にのせ棚正面に回り、左手前に荘ります。
9.茶碗を勝手付きに割り付け、棗、茶杓と拝見に出し、
10.建水、茶碗と水屋に持ってさがります。
11.水次を持ち出して、棚正面に進み座り、水指を地板いっぱいまで引き出し、蓋を右、左、右の三手で開けて、水指前に立てかけ、水を注ぎます。
12.水指の蓋を三手で閉め、水指を元に戻し、水次を持ってさがります
13.拝見物が戻ると取りに出て、挨拶に答え、棗、茶杓と取り、
14.棚正面に回って、茶杓を水指の上にあずけ、
15.右戸を右手で開け、棗を右手で上から持ち、左戸を左手で開け、戸袋の中に仕舞います。
16.右手で右戸を閉め、左手で左を閉め、茶杓を三手扱いで持ち、茶道口に下がり、建付けに置いて、総礼して終わります。

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