少しずつ、気力を取り戻しているようです。美術鑑賞、したいという気分ならなかったのに、今朝はその気が起こりました。回復している証拠ですね。

夏休みが始まる前に行こうと思っていた展覧会。思い立ってですから電車内で、オンラインからチケットを買うことも出来ず、行列覚悟で向かいました。

タイミング、良かったみたいです。11時半頃、チケット売場列び、ありませんでした。
出ました時、50人ほど、並んでいました。

この絵画、不気味ですよね。でも確か、美術の時間に目にしています。
イタリア人で、ウィーンの宮廷画家であったアルチンボルドの作品だったんですね。

私、美術のことは良くわかりませんから、興味が湧いたその気持ちだけ、大事にしています。

たぶんこの作家さんの代表作を集めて見れるのはこの機会しかないな、とも思いましたし、国芳も描いた『寄せ絵』というのを、実際この目で見て感じたかったんですね。

上の作品は、四季シリーズの『春』
この作品は四大元素シリーズの『大地』です。
動物好きの私はモーレツにこの作品に惹かれました。

顔にリアルに描かれた動物達、当時は異国にいる珍しいものだったわけですよね。今は何でも寝ながら情報を得られますけど、当時は剥製とかにして知識を得ていた。

そういうことが大好きで特別に収集部屋をもっていたというのが、アルチンボルドが仕えていたハプスブルグ家のマクシミリアン公だといいます。
原色動物図鑑さながらの作品を、王を喜ばせるために描いたのではと、言われているらしいですが、王もこのふざけたとしか思えない作品を評価したというのは、器の大きなお方です。

これも凄いと思いましたね。
子豚の丸焼き、
ひっくり返すとこんな具合で、人の顔。
当時カリカチュアが流行りだったようで、今展覧会では、レオナルドダ・ヴィンチの素描なども見られます。

宮廷画家というと、肖像画ばかりを描いているイメージですけど、この方相当ユニークだったのと思います。

20世紀まで無名だった作家は、ダリらのシュールレアリズムのアーティストによって、発掘されたそうですけれど、凄い人が中世にいたものです。

アルチンボルド展
国立西洋美術館は世界遺産登録されていますから、そのことでも話題性がありますが、

改めて伺いますと、常設展入り口となる19世紀ホールですとか、

スロープを上がった展示室も魅力的なのであります。

ロダンの彫刻展示のある場所からの裏庭も綺麗です。

国立西洋美術館は、第二次世界大戦の際に接収された松方コレクションを返還後に展示するために造られた美術館だそうですが、コレクションの数は少しずつ増えていて、今回、ドガの作品を観ることが出来ました。
また、橋本コレクションの宝石類も新たに加わったもので、素晴らしかったです。

この作品も美術の教科書で見た記憶があります。1972年に所蔵されたルーベンス。

あまりにも有名な西洋美術館の顔、モネの睡蓮。同じ名前のカフェは空き待ちのお客様が列をなしていました。

このデュビュッフェは寄贈されたものだそうですが、

ミロや

ピカソ

ポラックなど、大好きな現代絵画にふれられたのも収穫でした。

上野駅から一番近い美術館、
素晴らしいです♪

国立西洋美術館を10倍楽しむ方法

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