下鴨神社の手前にある三井下鴨別邸をご存知でしょうか?
重要文化財です。
なんと、そこで以前お茶を教えていただいていた先生から「お茶会をやるので参加しない?」と、お誘いをいただきました。

実は私、春に京都へ出掛けた際、下鴨神社を訪れた早朝にこちらを横切っておりました。
「素敵な建物だなぁ〜、でも観覧するには時間が早すぎる」と、高い塀ごしに眺めるだけで再訪を望んでおりました。

わたし的には即決でしたが、先生が富士吉田に隠居されてからもしつこくお茶を教えていただいき慕い続けた他3名も迷いはありませんでした。

旅の計画を立てている時が一番楽しい私ですが、今回は早朝に現地集合。着物着用ということがあって、悩みになやみました。
こんなことはたぶん一生にいっかいです。

今、お稽古をお願いしている先生は、年に何回もある裏千家のお集まりに出かける際は、朝一番の新幹線で京都に向かうそうですが、下鴨別邸のある出町柳に9時付近に到着するには、4時に起床して支度を整え、5時には我が町経堂を出発しなければなりません。

日頃締めない袋帯をその日に選んでいましたから、うまくいかず焦る自分を想像すると落ち着きません。
友人4人に私は深夜バスで行き、あちらで着替えると宣言をしました。
しかしそれから、着替えをする予定の店のオープン時間が遅いことがわかりました。

あれこれと探すうち、バス会社が運営しているラウンジのフィッティングルームが使えそうなことがわかり、急遽、そのバス会社の予約変更をしました。

結局友人二人も一緒に深夜バスで京都に向かうことになりました。
皆、メイクオフ、入浴を済ませ、22時15分のバスに乗り込むため少女のようにはしゃぎます。
翌朝6時に到着、メイクと着付けを整え、8時半ホテルに荷物をあずけ、三井下鴨別邸に9時に到着しました。

そこからは準備や食事であっという間に時間は過ぎ、午後から茶会となりました。
私は一番目のお席でお点前、最後のお席で半東を務めました。

お客様は一席6名。本来なら炉の季節ですが、防災上、風炉のお点前しかできません。
水屋は暗く、お湯の用意も満足にできないので、お茶は全て茶室で点ててお出ししました。

ぶっつけ本番のお点前や半東のお役目は反省点もたくさんありましたが、

何より京都のこんな素晴らしい場所のお茶会に参加できたことは、本当に一生の想い出になりました。

実はこちら、亭主である先生が小学校5年生の時から5年間住んでいた場所で、食事のご挨拶の時、エピソードをお話された先生は涙ぐむシーンも…。

ノスタルジックな思い、実現のためのご苦労、思いに賛同して時間を共有しようと慕い集まった方々、そんな数々のことが甦った瞬間。私ももらい泣きでした。


京都 旧三井下鴨別邸

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