8月は夏休み、1ヶ月ぶりのお稽古は恐怖さえ感じます。怠けていた分、記憶はぶっ飛んでいるのであります。

先生は夏休み明けの9月、茶箱の点前をさせてくださいます。それは、残暑が収まらない長月、茶箱で一服。という計らいではないかと思って、その趣向を楽しみにしています。

瓶かけに鉄瓶という設えになりますから、この9月の茶箱は一年に一度。貴重な時間になります。

お軸は利休七則。今一度、利休居士が唱えた哲学を身に感じて、お稽古をさせていただきます。

茶箱点前は大好きなのですが、今まで基本のきの卯の花点前しかしたことがありませんでした。
今年は秋のお点前、月点前をさせていただくことを心に決めていました。

木据があったり、ウグイスという茶筅を立てる金具があったり、棗、茶碗、茶杓は仕覆にくるんだりと、これらを扱いながらのお点前ですからややこしい。教本だけでは、習得はもはや無理です。
先生は仰います。茶箱のお点前は脳トレになると。はい、とても前頭葉が刺激されます。

以下備忘録。

月点前は卯の花点前(夏)、雪点前(冬)、花点前(春)とともに、十一代玄々斎によって創案された秋の点前です。
器据を用いウグイスを使うのが独特で、茶箱点前の中で最も美しい点前と言われているそうです。

箱の中に茶碗、棗、茶筅筒、茶巾筒、振出しを入れます。棗は小ぶりのものを選び、仕覆に入れ茶碗に仕組んで、更に茶碗を袋に入れ、緒は長緒結びにし箱の前寄りに入れます。茶筅は筒に入れ箱の右向こうに入れ、茶巾は絞って茶巾筒に入れ、ウグイスをさして茶筅筒の手前に入れます。振出しは箱の左向こうに入れて、掛合をかけ、古帛紗を掛合の中央に入れ、その上に香合、小羽根、袋に入れた茶杓を置きます。帛紗を捌きその上にのせて蓋をします。そしてたたんだ器据の上に箱を重ねて置きます。また、小ぶりの火箸を敷板の手前に置いておきます。

「月点前」(道具拝見なし)

1、器据の上に重ねた箱を茶道口建付けに置いて総礼の後、それを持って瓶掛正面に進んで置く。
2、水屋に下がって建水を持ち出し、居前に坐って箱を勝手付に置く。
3、器据を拡げ、勝手付きから二枚目の板が正面になるようにして、折り目の紐を押さえて整える。
4、箱の蓋を縦のまま瓶掛の右横に置いて、右手で掛合の帛紗を取って左手に握り込み、右手で掛合の小羽根を取って器据の上を掃き清め、小羽根は蓋の上に斜めに置きます。
(器据の掃き方は、小羽根を立てて先ず器据の左端から右端まで上、中、下段と3回に分けて掃き、4回目は右端板の右上から左下へ斜めに掃きます)
5、左手の帛紗を右手で器据の左端手前に置き、掛合を箱と建水の間に置く
6、掛合の中の香合を右手で取り、左掌にのせて蓋を取り、器据の勝手付きから二枚目の中央に置く。瓶掛前の火箸を右手で取り、左手で扱い持ち直して香を焚き、火箸を元の位置に置く。香合の蓋をして小羽根と置き合す。
7、箱中の振出しを右手で取り、左掌の上で正面正して客付に出し総礼。
8、両手で箱中より茶碗を出し、器据の勝手付きから二枚目の中央に置き、長緒扱いで袋より茶碗を出し、茶碗を器据の上に置く。袋は片トンボに結んで手前に二つに折って左手で箱中の手前に入れる。
9、茶碗中の棗の仕覆の緒を茶碗の中で一結びとき、左掌にのせてもう一結びとき、打留を向うへ引き、つかりをのばして右、左と仕覆の口を拡げて棗を取り出し、器据の右端中央に置く。
(つかりは右、左の順で伸ばしますが、人差し指と中指でつかりの中程を挟み、親指を人差し指に添えた状態から、親指は手前、人差し指と中指は挟んだまま向うへ前後に拡げて伸ばします)
11、脱がせた仕覆は打ち返しせずにそのまま左手で箱中の茶碗の袋に重ねておく。
12、掛合の中の茶杓を右手で取って左手に預け、右手で茶杓を袋から出して、器据の上の棗の左に置き、袋は結んで左手で箱中の棗の仕覆の上に置く。
(袋の結び方は、左手に持った袋の上から1/3あたりの所を、左手の親指で押さえて、人差し指で手前に折り曲げ、袋の下端を右手で上からそれに掛け、向こうから下にくぐらせて一結びする)
13、箱中より左手で茶筅筒を取り、右手に持ち替え器据の左端の向こう右寄りに置く。同様に左手で茶巾筒を取り出し一手で茶筅筒の左に置き合す。
14、古帛紗をのせたまま掛合を箱に掛け、両手で箱を少し向こうに進め、次に建水を進めて居ずまいを正します。
15、右手で帛紗を取り、捌き直して棗を拭き、元の所へ置く。
16、再び捌き直して茶杓を拭き、元の所へ置く。
17、帛紗を右手に持ち直して鉄瓶の蓋をし、帛紗を元の位置に置く。右手で茶筅筒を取り、左手の指で茶筅の軸の底を突き、筒を左手に持ち替え、右手で茶筅の穂先を持って出して茶碗に預け、茶筅筒を右手で元の所に置く。
18、左手で茶巾筒を取り、ウグイスを出して器据の客付より二枚目の向こう寄りに縦に置く。茶巾の出たところを横から取って、そのまま耳が左側になるようにしてウグイスの前に置き、茶巾筒を左手で元に置く。
19、右手で帛紗を取り鉄瓶の蓋を押さえて湯を入れ、帛紗を元に置く。
20、茶巾をたたみ直して元の所へ置き、次にウグイスを差し立てる。
21、茶筅通しをして茶筅はウグイスに差して、湯を建水に捨てる。
22、茶碗を拭いて右手で置き、茶巾を元の位置に置いて、右手で茶杓を取り、お菓子をすすめる。
23、左手で棗を取り、蓋は棗のあとに置き、茶を入れ蓋をして棗、茶杓を元の位置へ戻す。
24、帛紗を取り、鉄瓶の蓋を押さえて湯を入れ、帛紗を元の所へ置いて、茶筅を取って茶を点てる。
25、右手で掛合の中の古帛紗を取り、左掌で扱って客付に拡げて置き、茶碗の正面を正して古帛紗の上に出す。
26、茶碗が戻ると取り込み、左掌で扱い器据の上に置き、古帛紗は二つ折りにして右膝横に仮置きする。
27、茶碗の湯を捨て、お仕舞の挨拶
右手で帛紗を取り鉄瓶を持って湯を入れ、帛紗を元に置き、湯を建水に捨てる。お仕舞の挨拶を受け、「お仕舞いたします」と挨拶をする。 (正客は振出しを出された位置に返す)
28、右膝横の古帛紗を右手で取って掛合に置き、次に客付の振出しを取って、右膝横の古帛紗のあとに仮置きする。帛紗を取り再び湯を入れ、帛紗を元へ戻して茶筅通しをする。
29、茶筅通しをしたら、茶筅を右手に持ったまま左手で茶筅筒を取り茶筅を入れ、右手で元の所へ戻す。
30、ウグイスを抜いてその場に縦にして置いて湯を建水に捨て、茶巾を取って茶碗を拭く。
31、拭いた茶碗を器据の上に置き、右手で茶巾を取り、左手で茶巾筒を取って茶巾を入れ、ウグイスを元通り差して左手で元の所へ置く。
32、帛紗
を捌き直して茶杓を拭き、茶杓を元の所に置いて帛紗を建水の上で払い、元の所に置く。
33、建水を後に引き、両手で箱を引き、古帛紗を置いたままの掛合を箱と建水の間に下ろす。
34、左手で箱中の茶杓の袋を取り、茶杓を袋に入れて右手で掛合の古帛紗の上に置く。次に左手で箱中の棗の仕覆を取り出し、左掌の上で口を拡げて棗を入れ、、そのままで茶碗に入れて緒を結ぶ。
35、左手で茶碗の袋を取り、茶碗を入れて長緒扱いで結んで元の所に置く。次いで右手で茶筅筒を取って左手で箱中に入れ、続けて左手で茶巾筒を取り、一手でそのまま箱中に入れる。
36、茶碗を両手で取り、左手を添えて箱中に入れる。
37、仮置きした振出しを右手で取り、左掌で扱い右手で箱中に入れる。
38、香合を掛合に置き、掛合を箱にかける39、右手で帛紗を取り左手に握り込み、蓋の上の小羽根を取って初めの要領で器据を四度掃き、小羽根を掛合に入れる。
40、帛紗を右手に持ち替えてそのままで鉄瓶の蓋を切り、帛紗を捌き直して掛合に入れ、両手で蓋を取って箱に蓋をする。
41、器据の両端を持って元のようにたたみ、瓶掛正面に置いてその上に箱をのせる。
42、建水を持って水屋に下がる。
43、次に器据ごと箱を持って下がり、茶道口建付けに置いて総礼して終る。

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