世田谷区に20年以上も住んでいるのに訪れたことのない美術館がいくつもあります。そのひとつが静嘉堂文庫です。
世界に3点しか現存していない中国・南宋時代の国宝「曜変天目(稲葉天目)」の1つを所有していることで有名なので、常々行きたいと思っていました。
常設ではないので、その茶碗に出会うことは出来ませんが、思い立ったが吉日です。
新しい出逢いを求めてまずは経堂から成城学園前。そして、成城学園前から二子玉川行きのバスに乗って吉沢というバス停で降り、目的地へ。
二子玉川からも歩いて行けるそうですが、20分ほどかかりとてもわかりにくそうです。

静嘉堂文庫は、岩崎彌之助、小彌太父子二代によって集められた和漢の古典籍と東洋古美術品を収蔵し、大正13年建築の文庫と平成4年竣工の美術館から成ります。
多摩川を望む丘陵の上に立ち、深い樹林に包まれて四季折々の景観に恵まれているという通り、辺りは農地や緑地の多い、世田谷区の中でも武蔵野の面影が多く残るエリアでした。

池之端にある旧岩崎邸もそうですが、門からは

緩い坂道です。歩くという設定では造作されていません。

しかし、橋を渡ったり、

水の流れを感じたりできるなど、他にはない趣を体感できます。

さて今回の展示ですが、「幕末の北方探検家」「北海道の名付け親」として知られる松浦武四郎展です。
生誕200年を記念しての展覧会ですが、帯広の友人に連絡すると、北海道内では、名付けられて150年ということで武四郎一色に彩られているそうです。

武四郎氏は「古物の大コレクター」でもあり、静嘉堂では約900点にのぼる武四郎蒐集にかかる古物を収蔵しているそうです。その蒐集の方法、保管方法はかなり高いオタク度を思わせ愉しく拝見しました。

曜変天目には再会できませんでしたが、松浦武四郎と親交のあったという川喜田石水を祖父に持つ百五銀行の頭取を務め、有能な実業家として活躍する傍ら、陶芸、書画、俳句などに才能を発揮した十六代当主半泥子の作品、7点を見ることができました。遊び心あふれた個性的な作品で、お茶をいただくことを妄想しました。

美術館の裏手を降りて行くと、

回遊式のお庭が広がっています。

上の美術館からの眺めも素晴らしいですが、

手入れの行き届いたお庭は美しいです。

お庭を上がって右には、

霊廟があります。
岩崎家に所縁のあるジョサイア・コンドル設計だそうです。

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