今年の初釜は我が街経堂から2駅手前の梅ヶ丘羽根木公園内にある茶室でおこなわれました。いつもはとても厚着して出かけていましたが、今年は暖冬のようです。

茶室が3つある『星辰堂』

8畳茶室で、本席は催されました。
お軸は「萬歳千秋楽」
嘉辰令月歓無極 万歳千秋楽未央
(かしん れいげつ よろこび きはまりなし ばんせい せんしゅう たのしみ いまだなかばならず)
《和漢朗詠集》に「君が代」と並んで、祝いの歌として載っている有名なものだそうです。訳は、めでたい日にめでたい月 喜びは尽きることなく、万年も千年も楽しみは続く。
新年にぴったりの漢詩なのですね。
小林 太玄書。

笹耳花入に椿に梅が凛とした姿でした。

肩衝広口釜。
一般に一月から二月の厳寒の時季、立ち上る湯気で暖かさを感じさせるように用いられるそうですが、先生に、あとからうかがいましたところ、灰が一杯で高さを調整するためにこの釜に差し替えたとおっしゃっていました。
お道具もお借りできる羽根木公園茶室はとても有難いのですが、こういった事態もあるのですね。
しかしながら、こちらのお茶室。炭を使うことができるため、今回私は、初めて初釜で初炭手前を拝見することができました。

初炭で使われた福の香合からは、鳩居堂の若松が炉に配され、一段と雅やかな雰囲気に浸りました。
社中での初釜ですが、すべてを写真に収めることができませんでした。
すべてが終わった後の寿棚。
群鶴蒔絵の薄茶器。紫交趾末広青海波水指。
濃茶は、金、銀の楽の島台茶碗でいただきましたが、
薄茶は、この百人一首のお茶碗と、

郡鶴のお茶碗、正客の祥瑞のお茶碗と共に三客まで点てていただきました。
前回お点前をさせていただいたので、今回、薄茶の正客をさせていただきました。大先輩がお点前をしているお姿を近くで拝見できたのは幸せでした。特に濃茶を練るゆったりとした空気感は感動でした。

濃茶のお菓子は、鉢の木の花びら餅でしたが、薄茶はこちらの"うすべに""白雪粉" 末富御製。
お茶は、濃茶 青榮の昔、薄茶 涛声の白 、お詰めは青松園ということでした。

10畳のお部屋では点心をいただきました。

蝋梅、水仙。


黄交趾香合、釜敷のなんと素敵なこと!先生のお見立てでしょうか?

干支の盃、今年の子(ね)の席に偶然に着席。

お弁当は銀閣寺 三友居製。『福寿弁当』

瓢型のごはんは、小豆でした。15日は小豆がゆをいただく日ですが、悪鬼を避け、疫病を払うという中国の風習に習ったもの。それを意識した表れだったかもしれません。

今年は、点心席で薄茶をもう一服いただきました。

俵屋吉富 "ね"。干支の姿をかたどった白こし餡の入り桃山製。

退席するまで、友人と一緒であったこともあってか、とても楽しく参加させていただきました。今回お当番の生徒さんを思うと、茶席や点心の準備もお任せでない羽根木は大変だったと思いますが、充実の寿ぎの時間を過ごさせていただきました。感謝。

Comment





   
この記事のトラックバックURL : トラックバック機能は終了しました。

Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

  • 犬と散歩【国立競技場】
    kisetsuomederuk
  • 犬と散歩【国立競技場】
    ヒーローママ
  • 林試の森公園 【公園へ行こう】 犬と散歩
    小池夏美
  • 林試の森公園 【公園へ行こう】 犬と散歩
    平井佳織
  • 林試の森公園 【公園へ行こう】 犬と散歩
    梶川翔平
  • 林試の森公園 【公園へ行こう】 犬と散歩
    武田信玄
  • 林試の森公園 【公園へ行こう】 犬と散歩
    林試の森公園
  • 公園へ行こう 犬と散歩【和田堀公園〜善福寺緑道】
    栗山裕貴
  • 公園へ行こう 犬と散歩【和田堀公園〜善福寺緑道】
    田中日奈子
  • 公園へ行こう 犬と散歩【和田堀公園〜善福寺緑道】
    和田堀公園

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM