夢中に読んでいた『みをつくし料理帖』
全巻、読破いたしました!
いやぁ〜、面白かったです!
この本の出会いはステイホーム中。先輩から「読む〜?」と、お茶関係の本と送っていただいたのがきっかけです。でも、だいたいがいつも寝不足で、就寝前に読書をする以外時間が見つけられず、活字を追い始めると眠くなってしまうので、ずいぶん前から勧められていたのにお断りしていました。
昨年、この時代小説をドラマ化したNHKの再放送することを知らせていただきハマりました。
よっぽど小説は良いのだと思っていましたが、読める自信がありませんでした。けれど最初からページを進めるごとに入りこみ、夫が横でテレビを点けていようが、電車内がうるさかろうがまったく気にならずに読むことができました。それぐらい面白かった!

単行本を読みながらの私の頭で描かれた人物像は、テレビドラマの出演者たちで、主人公の女料理人澪は黒木華さん。料理人の働く料理屋のだんなさんは、小日向文世さん、大阪の水難で両親を失った澪を娘のように育て、料理人としての道を開いてくれた美しい御寮さんは安田成美さん、初恋の人、料理屋に出入りする実は侍だったお人は森山未來さん、医者は永山絢斗さんと、イメージがあり景色が見えていました。

全10巻は歳時記のように季節が描かれていて、扱う料理も魅力的。その時代にまつわる話や今でも良くあるできごとは思わず鼻の辺りがつんとなり涙を誘う文章で綴られています。丁寧に描かれた表現は心に響きます。登場人物ひとりひとりが優しく魅力的なのにもとても惹かれました。
そんなことを思う方々によって、角川書店では久しぶりのベストセラーであったのではないかと思います。文庫は今ハルキ文庫と呼ぶのですね。時代の寵児であった春樹氏はやはり今でもお力のあるお方なのですね。そのKADOKAWAが満を持してこの作品を映画化しているそうです。

ステイホーム中、自宅映画鑑賞をたくさんしましたが、我が家の在庫にある『壬生義士伝』をもう一度観ました。浅田次郎さんの原作、滝田洋二郎監督のディレクション、そして何より主役を演じる中井貴一さんの演技は秀逸でした。時代劇はたまに観るといいですね。最近、史実に基づいた衣装や所作となりリアルさが増しているように感じます。
たまに時代劇、いいですよね。最近では松坂桃李さん主演の『居眠り磐音』がとても良かったです。

映画『みをつくし料理帖』は角川春樹氏が最後の監督作品と言われていて、10月公開だそうです。この物語のどの部分を切り取って映像にしていくのか?魅力的な作品に仕上がっていることを期待します。

みをつくし料理帖は全10巻なのですが、この写真の10巻目が抜けていました。澪の考えた料理の行方、幼い頃に別れた親友 野江を身請けできるのかどうか?これを知らずにいられるわけがありません。たまたま通りかかったBOOK・OFFに存在を見つけ、思いが沈まぬまま、作品に入り込むことができました。

上の写真は送っていただいたすべてをふられていた番号順に並べたかたちですが、それは発売順についたものだったようです。相当な人気があったようで、本の中に登場した献立帖は作者 高田郁(たかだかおる)さん監修のもと編纂されたそうです。また完結編から数年後、その後を描いた特別編も書き下ろされています。タイトル「花だより」がまた素晴らしい!軸となる3人のその後の3話仕立てで、特に最後は、コロナ禍の今、大阪でコロリと呼ばれた伝染病を背景にした澪の話なのでとても印象的でした。

今はレディスコミック原作者から転身して時代小説作家となったデビュー作『出世花』を読み始めています。

映画 みをつくし料理帖

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