M子さんからは、たねやさんのお菓子を良くいただき、季節毎の楽しい商品で、楽しい気分になります。
パッケージにも工夫があります。
あっ、今回は、桜ですね。
と、思って開封しましたら、
こんな可愛らしい貝形の最中と餡のセットが入っていました。
用いる蛤が同一でないと合わないことから、幸せな結婚の象徴として、
貝合わせは、古の女性たちが嗜んだ遊びですが、雛祭りのアイテムですね。
最中の大きさは、ちょうどはまぐりと同じくらいで、
添付の餡の封を開けて手作りします。
なんとも可愛らしい。
色もいいですね。
たねやさんの企画力。
本当に素敵です。
M子さん、いつも有り難うございます。
ご馳走さまでした。
昨日行った松戸のパン屋さん、ツオップのパン。
写真撮影の時、美味しい表情をしていました。
やっぱり、見た目、大事ですよね。
店内に並ぶたくさんのラインナップから今朝のパンをチョイスするのにあれこれ悩みましたが、
ビギナーなので、参考のために読んだサイトを参考にしました。
”グレープフルーツブリオッシュ” ¥300
グレープフルーツの酸味が下にひそんでいるカスタードクリームの美味しさで、スイーツのような仕上がりでした。
”キャラメルりんごのデニッシュ” ¥420
上質のアップルパイって感じでしたね。
具材作りのクオリティが高いのかな?と、思いました。
おすすめパンにあったので、地味ですが、購入してみました。
スマイルマークみたいで、笑えます☺️
”クリームパン” ¥220
美味しさ抜群でした。
クリーム、バニラビーンズ、使ってますかね。
こだわりの奥久慈卵と牛乳を材料として使用しているのが、滑らかな仕上がりと味に作用しているんでしょうね。
このクリームパンは、外せないアイテムですね。
他の店だと平たい仕立てをしてあるパンを、プリン型で仕上げているのがお洒落です。
”茄子とモッツァレラ” ¥280
ちょっと和風?
”サラダデニッシュ” ¥280
ポテトサラダかな?これもプリン型で焼き上げているので、食感も新しい印象でした。
ツオップさんと言ったら、カレーパン。
通販の他で、入手できないツオップさんのパンですが、カレーパンだけはオリジナルカレーパンとして、東京駅グランスタで購入出来るそうです。
”カレーパン” ¥290
ひき肉キーマカレーに、キドニービーンズ、フライドオニオン、マッシュルーム。
確かに美味しい。
ショーケースのお隣にカツカレーもあって迷いました。次は、そちら、tryしたいですね。
幸せな朝でした。
パンの聖地とも云われるパン屋さん。
正式名を”バックシュトゥーベ ツオップ”さんといいます。
松戸の郊外にあると知って、行くことは難しいかな?と、思っていましたが、
先日テレビで、「究極の朝食」を紹介する中の店舗のひとつで紹介されていて、
ミーハーごころに火が点きました。
店舗面積8坪のパン屋さんには行列が絶えないといいます。
ご多分に洩れず、この日も入店するまで、30分待ちました。
常磐線『北黄金』下車後、バスで6つ目。乗車時間約10分、徒歩1分の距離。
あまり遠く感じなかったのは、
我が街 経堂からですと、常磐線直通の千代田線に乗車出来れば一本だったからかもしれません。
店名のバックシュトゥーベとは、ドイツ語で、「パン焼き小屋」を意味するそうですが、
販売されているパンは多国籍で、常時300種類が店内に並ぶそうです。
入口にかけられた手描きの春のラインナップは、とっても可愛く丁寧で、
なんだかお店の雰囲気の良さを感じました。
入店するとすぐには、焼きたての商品が並ぶガラスケース。
こちらは、店員さんにお願いして取っていただきます。
オーブンシェルフは2面。
こちらから私は、定番の角食をピックアップします。
とにかく種類が多い。
店名のツォップをこちらからチョイス。
編み込みパンという意味だそうです。
その横には、サンドイッチが並びます。
左には、バゲットが見えますが、6種類くらいありました。
人気だという、
「キャロットラペと焼豚のサンド」
和風の味付けなんだとか…。
レジ横には、飲み物の他、自家製のパテやスプレッドもありました。
ここだけが別世界。
辺りに店の姿はほとんどない住宅地です。
近くに桜通りがあったので、この並びがさらに長くなるかもしれません。
300種類あると聞いていて、もう少し大きなパン屋を想像していましたが、店名通りのパン焼き小屋の風情。
店員さんも感じ良く、包装も丁寧。
なんだか聖地にふさわしい感じがして、往復3時間強のパンの旅も楽しい気分でした。
予約必須の2階のカフェは、、しばらくお休みしているそうです。
今回は趣向を変えて、老舗レストランdeランチです。
行き先は、銀座三越裏、洋食レストラン『みかわや』さん。
いくつかの候補のうち、お相手のM子さん。こちらをチョイスされました。
私は、大学生の時、以来です。
何をいただいたか?どんな味だったかも不明。
三越新館が出来る前の建物で、モボ、モガが銀ぶらを楽しんでいた名残?のような昭和レトロな店内でした。
サイトを拝見しましたら、なんと、4代広重の「銀座繁昌之図」に描かれているそうです。
1887年明治20年、和光の隣に「三河屋食料品店」として創業したのがはじまりで、
フランス料理が日本に広まった頃、ごはんに合う西洋料理として"日本独自の西洋料理"が創作されました。
それが今日、洋食と呼ばれるものですが、
その教えは、横浜ニューグランドホテルの総料理長だったサリー•ワイルに学んだ
「日本のフランス料理」がベースだといいます。
そういえば、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードは、ニューグランドホテルが発祥だと言われています。
今日は、みかわやさんのベーシックをいただく、ランチコースをいただきました。
ハーフポーションなので、いただきやすかったです。
スープは通常、コーンポタージュですが、今日は、新玉ねぎのスープもあるというので、私はそちらをお願いしました。
アラカルトメニューだと2つある、
"カニクリームコロッケ"
整然と皿の上に添えられた野菜とポテトサラダに関心。
コロッケもカニがたくさん入っているだけでなく、上品なお仕事です。
レトロなイカリソースと、タルタルソースも供されましたが、充分味が整えられていました。
テーブルセッティングには、箸が添えられ、緑茶の提供もありますが、
ご飯ものには、漬物が付くそうです。
パンにしてしまいましたが、ご飯も選べたので、そちらには漬物が添えられていたのかもしれません。
バゲットと、レーズンパン。
カニクリームコロッケは、お魚料理で、
次がお肉料理。
ハンバーグか"ビーフシチュー"が選べ、
私は、ビーフシチューをいただきました。
デザートは、
"フルーツババロア"
お料理も懐かしい印象でしたが、ババロアも懐かしいデザートです。
久しぶりにいただきました。
果物、フルーツソース、抜群でした。
素材の良さですね。
わたしの目の前、
マネの『フォリーべェジェールのバー』
お料理は洋食ですが、やはり、みかわやは町洋食とは異なります。
絵画は、その豪華な気分を演出するためでしょうか。
店内、とてもコンパクトですが、品のいい落ち着いた設いですね。
ランチタイムは、窓から光が差し込んでいました。
M子さん、今日の装いは、一足お先の桜の小紋。
わたしは、縞の紬を着ていきました。
今日は、日射しは柔らかだったのですが、北風が冷たく、コート着用でした。
次回は、コートや羽織なしの着物姿で外出出来るかしら?
今日は、ランチ前にふたつのギャラリー見学です。
2軒目は、エルメス。
ブティックは、お呼びのないワタシタチですが、ギャラリーなら臆することなくお邪魔出来ます。
どちらも、入口は、ブティック内ではないのも助かります。
しかし、どちらも、黒服の店員さんのご案内がありました。
エルメスは、シャネルと異なり、ガラスキューブの建物の壁がギャラリーに入っても背景としてアートで、
シャネルのホール的役割と、大きく異なる印象でした。
展覧会のタイトルは、
『エコロジー:循環を巡るダイアローグ』です。
凡人のワタシにはわかりにくいアートシーンですが、エルメスギャラリーの箱にあった展示物、面白く拝見いたしました。
保良雄『noise』
ケイト•ニュービー『always,always,always いつも、いつも、いつも』
ニコラ•フロック
『インヴィジブル』
『La couleur de l'eau Colonnes d'eau みずの色、水柱』
65枚の写真は、マルセイユが公園の中心部に廃水を流失してきたことにより、水域にも景観への影響として現れていることを収めています。
銀座でランチの約束があったので、友人から情報を得ていたシャネル ネクサスホールで開催中の
『ジョージ•ホインゲン•ヒューン写真展』に行って来ました。
写真はわたし、良くわからない人なんで、(って他のジャンルに詳しい訳じゃないですけど…)琴線にふれることが出来るかしら?
と、思ったんですけど、
シャネルやダリの友人で、ファッション誌の革命を起こした方だということなんで、
興味が湧いていました。
ロシア革命時代、男爵家の息子であったヒューンは、パリに亡命。はじめは、撮影セットを具現化するイラストレーターだったそうです。
カメラは当時とても高価なものだったので、所有するのは経済的にも恵まれた人だったと言われています。
そんな中、「VOGUE」のチーフフォトグラファーになり、
独創的な構図で、新しい感覚の世界を繰り広げていきました。
当時(1920〜)のカメラは、とても大きく、屋外の撮影は大変困難でした。
展覧会のメインビジュアルになっている上の写真は、シャンゼリゼ通りのビルの屋上で撮影された作品だそうです。
そしてこの写真も、スタジオ内に砂を敷き詰めて撮影したものだそうです。
当時の撮影は、ライトの熱さが尋常でなく、本番前のライティングはスタッフが代わりを務めたそうです。
このスイムウェアというルックは、当時の女性ファッションの開放という手助けをしたそうですが、
ファッション誌の撮影のモデルという職業も当時はなく、
パリでファッション文化を楽しむ裕福な階級の方々が担ったといいます。
またこの、人物を俯瞰から撮影するというのもヒューンが最初だったそうです。
映画『旅情』の銀幕スター、キャサリン•ヘップバーンは、ヒューンのテクニックを信頼していて、多くの写真を撮らせたそうです。
写真の中には、旅をしたギリシャ神殿などがありました。
そうした景色もヒューンにとってはアートだったのでしょうが、
ギリシャ彫刻のような男性のカラダは、写真を撮る対象物として光るものだったのでしょう。
男性モデルをこんな風に撮影したのは、ブルース•ウェバーだと思っていましたが、
違っていたようです。
この写真の他、多くのモデルを務めたホルストは、ヒューンのパートナーだったそうです。
モードの時代。
この革命を起こしたのが、シャネルだったわけですね。
ヒューンとシャネルの交流の裏には、審美眼という共通点があったのでしょう。
ヒューンはシャネルに対して
「彼女は20世紀のファッションそのものだ」と言っています。
これ、オスカー像ですかね?
ダリとのコラボ作品。
シュールレアリスム。
その張本人、ダリ。
不思議なおじさん、こんなにイケメンだったんですね。
ポートレートを得意としていたそうですが、このモノクロのテクニック。
惹かれるものがありました。
昭和のたたずまいを今に残す貴重な菓匠
【ささま】さん。
この辺り、なかなかご縁のないところなので、抹茶をいただく際のお菓子として数回しかお目にかかったことがございません。
久しぶりに来たのと、周りがビルばかりで景色が変わり、少しばかり道に迷いました。
小さい店内に、お客様が続々と入って行かれますが、おふたりの店員さんの見事な客さばきで、あっという間に購入することが出来ました。
まもなく創業100年になりますが、
開業時から茶道に使用できる菓子作りを目指しているそうです。
今日は、上生菓子と干菓子をふたつずつ購入しました。
串団子を含め、季節の生菓子が並びます。
ひな祭りにちなんだものにもこころ揺れましたが、やはり、今の時期は、桜。
稚児桜(ちござくら)
練切。
茶巾絞りで桜のつぼみを表現しています。
もうひとつは、意匠に惹かれ…。
残雪(ざんせつ)
雪解けを表現しています。
販売は、明日まで。
小倉羊羮。残雪部分は薯蕷羮だそうです。
お干菓子は、ひとつからでも購入できるそうです。グラム売り。
土筆(つくし)は、せんべいの間に白味噌餡。
早蕨(さわらび)は、きなこのような五家宝のようなお味でした。
今回は、お干菓子のチョイスが私好みでした。
ふと思いつきました。
今日は、神田付近に行って、ささまの和菓子を買おうと…。
そこでまた、神田明神へお詣りした際、湯島聖堂を素通りしてしまったことを思いだしました。
では、ここを最初の目的地として行ってみよう、そう思いました。
JRお茶の水駅から歩いて、医科歯科大方面へ。
聖橋を渡るとすぐに、湯島聖堂へのご案内を見つけました。
階段を降りると門がありました。
入徳門です。
1704年建造。
聖堂内、唯一の木造建造物だそうです。
湯島聖堂は、もと上野忍ヶ岡にあった幕府儒臣・林羅山の邸内に設けられた孔子廟を1690年、五代将軍綱吉がここに移し、
先聖殿を大成殿と改称して孔子廟の規模を拡大・整頓し、官学の府としたのが始まりで、
この時からこの大成殿と附属の建造物を総称して「聖堂」と呼ぶようになったそうです。
こののち、寛政9年(1797)十一代家斉のとき規模を拡大し「昌平坂学問所」を開設、
これまで朱・緑・青・朱漆などで彩色されていたものを黒漆塗りとしました。
現在のものは、大正12年(1923)9月1日関東大震災により、罹災、
入徳門・水屋を残し全て焼失、
昭和10年(1935)に木造であったものを耐震耐火のため鉄筋コンクリート造りとして再建されたものです。
階段を上がります。
杏壇門
「杏壇」とは、学問を教える場所を意味するそう。
罹災したための工夫でしょうか?
雨水を貯める葵の御紋のついた貯留容器に感心してしまいました。
また、絵馬があるのはここが湯島天神と同じく、学問と縁のある聖地だからですね。
大成殿。
大成とは、孔子廟の正殿の名称で、
殿内、中央の神龕(厨子)に孔子像。
左右には四配として孟子・顔子・曽子・子思の四賢人を祀ってあるそうです。
今日から、筑波大学の彫塑展が開催されていました。
何故に?
と思いましたら、
ここ湯島聖堂は、1871年、日本で初めての博物館(国立東京博物館)、1872年、我が国初の書籍館(図書館)、東京師範学校、1874年に東京女子師範学校が置かれた地です。
この両校は、のちの筑波大学、お茶の水女子大学へと発展したという由縁があるのです。
展示されているのは、
博士過程の方々の作品らしく、レベルが高い作品ばかりでした。
また、この空間での展示が作品をまた面白くさせていたように感じました。
私好みだった作品。
『Undertaker of you』
訳すとあなたの葬儀屋。
この辺りもビルばかりになりました。
重量約1.5トンの孔子の銅像。
世界一だそうです。
近くに枝や葉が整然としているので、書道でいう楷書の語源ともなったといわれている楷樹がありました。
冬枯れしていたので撮影しませんでしたが、楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木だそうですね。
仰高門。
『孔子の徳は仰げば仰ぐほど高い』という意味を持つそうです。
こちらが一般の入口になるようです。
私は、その門から出て、神田から神保町へ向かいます。
この辺りは、電車や川が交差したとても面白い場所ですね。
]]>今日は、土地勘のない "北千住"にやって来ました。
お相手は、陶芸を習っていた時に仲良くしていただいた方で、最近ちょこちょこ遊んでいただいています。
実は2月6日、雪の降った日に約束をしていました。
雪は前夜に降り始め、積雪になるという予報だったので、これは不急の外出は控えた方が良いとなと、キャンセルいたしました。
翌日、再度予約。
今日、やってきたというわけです。
あれこれ場所を探している時に、お相手が、こちらはどう?と提案してくださいました。
わたしは、まったく知らない所だったので、ふたつ返事でOKし、予約をしました。
北千住のひとつ手前駅、町屋にご実家のあるお相手は、妹さんからこちらを薦められていたそうです。
若い頃のお話などをお聞きしながら到着すると、この日本家屋が、予約した店とわかり、驚かれていました。
まさか、この家が、料理屋に変貌したとは思ってもいなかったと…。
店の名前は【板垣】
どうやらこちらの持ち主さんが、このお名前のようです。
車道や信号機で、いにしえを感じることは出来ませんが、
以前、お茶を習っていた代沢の先生のお宅が、こんな建物でした。
玄関がとても高く造ってありました。
あとで思いましたが、川の近くだからかもしれません。
内装はもちろんリノベーションしてあって、
テーブルチェックのweb予約した2名のお席は、カウンター席でした。
先付 "豆乳 グリーンピース"
グリーンピースのすり流しの下は、豆乳のプリンがひそんでいます。
始まりの一品。
「美味しい!」からスタートしました。
二品目。
器も楽しめる趣向です。
染付になるのでしょうか?藍ではなくエンジに近い紫色で絵付が施されています。
繊細な印象なので、京焼かもしれません。
お凌ぎ "岩水雲 海鼠"
いわもずく、なまこだけでなく、金柑やわらびを用いた艶やかな、先付の後のお料理でした。
温物 "寒鰤 大根 天然クレソン"
なかなかのボリュームのあるお料理でした。
お椀ですが、お魚料理?
と、いう印象です。
カウンター席。
料理人の仕事を堪能。
これ、和食の醍醐味かもしれませんね。
美しい儀式です。
お造り "真鯛"
目の前で、仕立ててくださったお刺身を
瀬戸内レモンの塩麹とわさびでいただきます。
焼物 "桜鱒 柚子 竹の子"
さくらますは、ヤマメともいいますね。
手前にあるのは、よもぎ麩。
春がいっぱいです。
油物 "穴子 里芋 エシャロット"
アナゴは、カダイフという別名 天使の髪と呼ばれる小麦粉とトウモロコシ粉の生地をまとわせて揚げてありました。
食事 "明太子 菜の花"
土鍋の蓋を開けたところをパチリ。
ひじきと三つ葉の汁物、
香の物には、日野菜がありました。
甘味 "チョコレートテリーヌ"
カウンターの後ろは、和室のテーブル席。
素敵にリノベーションしてあります。
お店の横には、人気のかき氷店。(TSUJI)
行列でした。
徒歩数分。
こんな景色が広がっていました。
気持ちいい〜。荒川です。
この先で、その昔、金八先生の撮影をしていたそうです。
花火大会も催されるそうです。
振り返れば、あら、スカイツリーも…。
今年は行きたいと思った展覧会は、前売りの段階でゲットしています。
マティス展もそのうちのひとつ。
QRコードになってから、チケットを携帯してなくてもいいし、なくす心配もないので、思いつきで出掛けられて便利です。
近い将来、マイナンバーカードもスマホで出来る時が来るらしい。
使えないなんて、言っていられない時代ですね。
マティス展、去年、行ってるんですよね。
すごく良かった。
そういう印象でした。
今回は、マティスというだけで飛びついたので内容を知らず、切り紙絵ばかりかと思っていました。
前回は、世界最大規模のマティスコレクションを所蔵していると云われているポンピドゥーセンターからの出展でしたが、
今回は、フォーヴィズム時代の油彩画、彫刻。
実業家バーンズ氏から依頼があった大型壁面から用いるようになったダンスの習作。
陶芸からテキスタイルまで、終の棲家となったニースに、マティスと相続人が寄贈した作品が中心のニース美術館からの出展でした。
若い頃の写実的、印象派的なもの。
セザンヌが好きだったというマティスですが、モネへのオマージュ?かと思われた
『日傘を持つ婦人』(1905年)があったのは興味をそそりました。
前半は、写真NGなので、掲載の写真は晩年の作品からになります。
壁面に飾られた切り紙絵の大作『花と果実』(1952-1953年)は、本展のための修復を経て、日本初公開だそうです。
マティスの真骨頂、抜群の色のセンスがうかがえます。
この切り紙絵という表現スタイルになったのは、病気でからだが不自由になったからでもあるそうですが、
それまでのマティスは印象派を意識した時期、スーラと出会って点描の絵を描いていた時期などもあったのです。
『20世紀アートの父』と呼ばれるのは、アートを写実という形から、見えるものの形を変えたことです。
今、当たり前になったピクトグラムも、マティスの功績に間違いないと感じます。
このシンプルな絵、
『木(プラタナス)1952年』
『大きな顔、仮面』(1951年)
『葦の中の浴女(1952年)』切り紙絵
マティスは、この絵が降りてくるまで、多くのデッサンを描くそうです。
今回のポスターに使われた
『ブルーヌードIV』
ピカソは、マティスの才能にとても嫉妬したそうですが、
このアンフォラを持つ題材はピカソ作品でも多数あって、心を動かされます。
簡潔なフォルム、魅力的です。
『アンフォラを持つ女』(1953年)
この顔シリーズは、日本で開催された個展に来日が叶わなかったマティスが読売新聞社に寄贈した3枚のうちの一枚。
『顔』(1951年)
『顔』(1951年)
『顔』1951年 すべて読売新聞社蔵
文芸春秋の表紙もデザインされました。
作品展では、マティスの多歧に渡るに作品が紹介されていますが、
そのひとつにモンテカルロバレエ団の舞台衣装がありました。
なんだか遠くから見ると千代紙みたいですが、切り紙絵。
山下清に通じる一筋さを感じます。
『蜜蜂』(1948年)
さて、ここからは、前回も展示や映像で知ることの出来たマティス最晩年のお仕事です。
ヴァンスの礼拝堂から。
『聖ドミニクス』(1949年)
『星形の背景の聖母子』(1949年)
前回とは違った演出が見られます。
『祭壇の上の磔形像』(1949年)
『ヴァンス礼拝堂の外観のマケット1/20』
色とりどりの祭服
実に楽しい世界。
宗教はこんなに自由でいいのだ
と、思えてきます。
やっぱり切り紙絵からのデザインになるのでしょうか?
最後の展示室には、礼拝堂内が再現されていました。
時間によって変わる光の入り方を綿密に考えたというステンドグラス。
この美しく無駄のない色にもぎゅっとココロ持って行かれます。
やっぱり好きです、マティス。
昨年に引き続き、ホテルニューオータニにて開催されるチャリティーコンサートにお誘いいただきました。
昨年は、指揮者の西本智実さん。
会場は、宴会場で通常のステージの客席ではありませんが、タクトをふる姿がとても魅力的でした。
今年は、サックス奏者の渡辺貞夫氏。
先日亡くなられた小澤征爾さんと同じく、ジャンルは違いますが、日本人の音楽家として世界に門を開いて道標を作ってくださった方です。
今コンサートで知りましたが、なんと、世界のナベサダ、御歳92になられるそうです。
失礼ですが、高齢であることは認識しておりましたので、
ステージはいかがなものか?
と、思っておりました。
ところが、
ステージに登場された際は光を放ち、いぶし銀のカッコ良さ。
そして演奏が始まると…。
皆さん楽しそうに演奏されているのがこちらにも伝わり、とてもいい気分でした。
92歳とは思えぬ、衰えを感じない演奏ぶり。
魅了されました。
来場者は年齢高めでしたから、勇気をいただいたのではないでしょうか。
わたしもあやかりたいと感じました。
カルテットのウッドベースのお方が、素敵でした。
須川崇志さん、注目です!
]]>着物deお出かけ、
何を着て行こうか、悩みます。
今年は、出番の少ない袋帯を積極的に着用しようと思っていました。
梅モチーフの訪問着があるので、それを、
とも考えたりしましたが、
ありきたりで面白くない。
やっぱり柔らかい着物は、お茶席などにはしっくりきますが、コンサートや食事会には遊び心が欲しくなります。
今日の会場はホテルニューオータニですし、集う方々はリッチなマダム達が多いので、
本当なら格の高いお着物がいいんでしょうが、背伸びしても仕方ありません。
着物周りのもので、出番のないものは幾つもあるのですが、
今年の干支にちなんで、
自作の龍の刺繍バックを装い選びのメインに決めて、長着、帯をコーディネートしてみました。
長着は、世田谷のボロ市で出逢ったものですし、帯はヤフオクです。
襟は灰桜色、帯揚げは金茶、帯締めは、葡萄色×老緑のを合わせてみました。
昔は、下手くそなくせに手仕事が大好きでした。
大好きな手芸作家 下田直子さんの本の中からこのバックを見つけて、
たぶん、龍に惹かれてということでもなく、糸を刺していったような記憶がします。
先生の龍はもっとシャープでしたが、私のは、なんだかユニークですね。
もっと使ってあげたいと思います。
]]>昔はなんだか古臭いし、敷居が高いかなぁ〜と思っていたのですが、
最近それが、とても魅力的に感じています。
残念ながら予約なし、飛び込みでの入店ですから、日本庭園を望める窓際のお席へのご案内はしていただけませんでしたが、
たっぷりの空間を確保していただいて、チャリティーコンサートまでの時間、友人との談話で楽しい時間が過ごせました。
本当は予約したいところなのですが、予約サイトは、メニューが決まっていて、
例えばビュッフェなど、
最近はちょっと挑戦出来ない胃袋になってしまいましたのでね。
電話予約ならお席だけ、可能なのかしら?
今度挑戦したいと思います。
今日はサンドイッチを注文された先輩からお裾分けしていただきました。
こちらのサンドイッチはとってもボリューミーなんですが、
お味、とても良かったです。
先輩曰く
「からしバターがいい感じ」と。
さすがフォーブスで星を獲得しているホテルのラウンジです。
わたしは虜になっているスーパーメロンショートケーキをコーヒーとセットでいただきます。
こちらのスーパーメロンショートケーキに出逢ってから、
苺のショートケーキより、
メロンのショートケーキの好きが
上回りました。
麻布台ヒルズには展望台があります。
連れが調べてくれていて知りました。
JPタワー33階にあるのですが、何回か迷いました。
よくよく見ればきちんとご案内があり、それにしたがってエレベーターに乗れば到着します。
JPタワーは高さ330mで、日本一高いビルだそうですし、
スカイロビーから見ることの出来る東京タワーは、目の前。
あいにくの天気でしたが、レインボーブリッジも見えました。
またスカイロビーは、階段式のラウンジもあって、こちらで東京の景色を堪能することも出来ます。
展望台は無料。
夜景はとびきり綺麗でしょうね。
]]>麻布台ヒルズは、迷ってしまうほどレストランがあります。
ガーデンプラザにあるレストランは、カジュアルな印象ですが、タワープラザにあるレストランはどれも素敵です。
当初は、チームラボを観た後の食事だったので、同じフロアにある
麻布台ヒルズギャラリーで公開中のオラファーエリアソンのファクトリーカフェを予約していました。
しかし、コンランショップが日本初のレストランを開店したと聞き、こちらを予約し直しました。
お誕生日ランチだったので、気分が良い方がいいですからね。
この場所は3階で、外苑東通りが眼下に望める採光に恵まれていました。
予約時もすでに枠が限定されていましたが、
予約時間13:15、席が空くのを待つお客様がいらっしゃいました。
人気のようです。
残念ながら案内されたテーブルは、大テーブルに横並びだったのですが、
こういうスタイルがこちらのコンセプトなのだと思いました。
オルビーは、創業者テレンス•コンラン卿のミドルネームからネーミングされているそうです。
お料理は、三軒茶屋の「ウグイス(uguisu)」や荻窪の「オルガン(organ)」で店主を務める紺野真氏が手掛けておられます。
紺野氏の得意とするモダンフレンチにザ コンランショップの本店があるブリティッシュの要素を取り込んだたメニューなのだそうです。
作り手の顔が見える食材を用いている点も特徴だということも楽しみでした。
料理を盛り付ける益子焼の器は、ザ・コンランショップと紺野氏、陶芸家の伊藤環氏とで作ったオリジナルで、
ショップでも購入できるのだとか。
ランチコースは、アントレ、メイン、デザートから一種類選択のプリフィクスですす。
飲み物はセットされておらず、
ワンドリンクは、注文する仕組みです。
自家製カンパーニュ。
これが、美味しい!
パン屋さんを超えています。
"ひらすずきのカルパッチョ 苺のサルサ"
苺だけでなく、ザクロが載っています。
ほんのりコリアンダーの香りがします。
そう、サルサですものね。
アントレのもうひとつ
"あらから取った小さなスープ"
連れが注文したメイン
"長崎天然真鯛のポワレ ヴァンブランソース 茸のデュクセル リガトーニ"
ワタシが注文したメイン
"根セロリと菊芋 カリフラワーのロースト ブルーチーズソース(ラクトベジタリアン)"
わたしは、ビーガンではありませんが、どんなお料理か興味があったのでお願いしてみました。
お肉やお魚に引けを取らないお料理で、とても美味しくいただきました。。
お野菜の焼き具合、バランスのとれたソース、とても美味しかったです。
最後は、デザートですが、
連れのデザートだけBIRTHDAYメッセージを予約時に頼んだはずが、
ふたつともだったので、
ワタシまた、やらかしちゃった?
と、思い冷や汗をかいていたら、
連れの甥の嫁、実はきっと私のことだからメッセージをお願いしていると思ったので、お店に連絡して彼女がワタシのもお願いしてくれたそうです。
2月は私達のBirthday Monthで毎年会ってランチをしていますが、
この何年かは子供たちの受験があって叶わなかったこともありました。
今年は少し余裕があるというので、頻繁に会えるといいなと、思います。
左が"クレープシュゼット オレンジソース トンカ豆のアイス"
右が"プリンとアイス"
"カフェオレ"
お席が余り良くなかったのにとても満足したのは、お料理のせいだと思います。
久しぶりに創意工夫の美味しい料理をいただきました。
リピートしたいです。