宝泉堂は下鴨にある菓子匠だそうです。
その日にいただくお菓子は、その日の早朝に作ってくださるそうで、こだわりがあります。

お茶席でいただいた『芝の雪』という銘の上生菓子は、黒糖仕立てのきんとんでしたが、口の中でとろける柔らかさで、出来立ての美味しさ、存分に感じました。

お持ち帰りにいただいたお菓子。
『加賀葵』

日本最古の祭、賀茂祭は、祭に関わるすべての人々が清浄のしるしとして葵と桂を身に付けていることから葵祭と呼ばれているそうです。
一千年の時を経て新緑の美しい季節、五月十五日には総勢五百数十名の王朝絵巻きさながらの行列が下鴨・上賀茂神社へと進みます。

丹波大納言小豆、寒天製。

葵の葉をかたどっていますが、ハート型にも見えます。
姿やお味共によろしく雅やかでございます。

およそ400店もの和菓子店がしのぎを削る古都、京都。
古くから和菓子三大所として知られるこの街で、評判が口伝てに広まったあずき処の名店が、京下鴨・あずき処 『宝泉堂』だそうです。

こちらは下鴨神社の茶店【さるや】でも販売があります。

仕出し文化のある京都のお弁当。
旧三井下鴨別邸の指定、『泉仙』製。

亀甲の二段重ねのお弁当は、配達の方々がきちんと配膳してくださいました。

京都 泉仙


下鴨神社の手前にある三井下鴨別邸をご存知でしょうか?
重要文化財です。
なんと、そこで以前お茶を教えていただいていた先生から「お茶会をやるので参加しない?」と、お誘いをいただきました。

実は私、春に京都へ出掛けた際、下鴨神社を訪れた早朝にこちらを横切っておりました。
「素敵な建物だなぁ〜、でも観覧するには時間が早すぎる」と、高い塀ごしに眺めるだけで再訪を望んでおりました。

わたし的には即決でしたが、先生が富士吉田に隠居されてからもしつこくお茶を教えていただいき慕い続けた他3名も迷いはありませんでした。

旅の計画を立てている時が一番楽しい私ですが、今回は早朝に現地集合。着物着用ということがあって、悩みになやみました。
こんなことはたぶん一生にいっかいです。

今、お稽古をお願いしている先生は、年に何回もある裏千家のお集まりに出かける際は、朝一番の新幹線で京都に向かうそうですが、下鴨別邸のある出町柳に9時付近に到着するには、4時に起床して支度を整え、5時には我が町経堂を出発しなければなりません。

日頃締めない袋帯をその日に選んでいましたから、うまくいかず焦る自分を想像すると落ち着きません。
友人4人に私は深夜バスで行き、あちらで着替えると宣言をしました。
しかしそれから、着替えをする予定の店のオープン時間が遅いことがわかりました。

あれこれと探すうち、バス会社が運営しているラウンジのフィッティングルームが使えそうなことがわかり、急遽、そのバス会社の予約変更をしました。

結局友人二人も一緒に深夜バスで京都に向かうことになりました。
皆、メイクオフ、入浴を済ませ、22時15分のバスに乗り込むため少女のようにはしゃぎます。
翌朝6時に到着、メイクと着付けを整え、8時半ホテルに荷物をあずけ、三井下鴨別邸に9時に到着しました。

そこからは準備や食事であっという間に時間は過ぎ、午後から茶会となりました。
私は一番目のお席でお点前、最後のお席で半東を務めました。

お客様は一席6名。本来なら炉の季節ですが、防災上、風炉のお点前しかできません。
水屋は暗く、お湯の用意も満足にできないので、お茶は全て茶室で点ててお出ししました。

ぶっつけ本番のお点前や半東のお役目は反省点もたくさんありましたが、

何より京都のこんな素晴らしい場所のお茶会に参加できたことは、本当に一生の想い出になりました。

実はこちら、亭主である先生が小学校5年生の時から5年間住んでいた場所で、食事のご挨拶の時、エピソードをお話された先生は涙ぐむシーンも…。

ノスタルジックな思い、実現のためのご苦労、思いに賛同して時間を共有しようと慕い集まった方々、そんな数々のことが甦った瞬間。私ももらい泣きでした。


京都 旧三井下鴨別邸


来週は京都で茶会。その日の着物に合わせた帯は固くてしめにくい。
当日、慌てたくないので今日はお稽古だけれど練習をと思って、江戸小紋に袋帯で行くことにしました。

あーでもないこーでもないとしているうちにバタバタと忙しなくお稽古に向かうことになりました。
結果、床に荘られたお軸も茶花も撮影させていただくことをすっかり忘れてしまいました。

3週間ぶりのお稽古で、やる気スイッチもちょっと欠落していたのです。喝!

今年の初釜は台子のお点前だったので、昨年この時期は台子のお点前をお稽古していました。先生には、台子薄茶をさせてくださいとリクエストしていました。
初釜は及台子の設えですが、お稽古させていただいたのは真台子でした。

昨年は竹台子でした
初釜2017

真台子
真塗り4本柱の台子で、最も格が高い。大きさは幅91cm奥行き42cm高さ67cmほどとかなり大型で、京間でなければ畳からはみ出てしまう。通常は皆具(水指・杓立・建水・蓋置の4つを同一素材・同一意匠で揃えたもの)を合わせる。
及台子(きゅうだいす)
2本柱の台子で、及第台子ともいう。科挙の進士及第の者のみが通れる門を象ったとも、進士及第の作文を置くための台に由来するともいわれる。
竹台子
桐木地に竹の4本柱。元は村田珠光の創案と伝えられ真台子と同寸だが、現在一般に見られるのは千利休が炉用に改変した小型のもので、幅75cm奥行き38cm高さ60cmほどである。(Wikipediaより)

以下、備忘録。

【準備】
台子の地板には水指、蓋置きを仕組んだ建水、火箸と柄杓を入れた杓立、天板には棗を荘ります。

【点前】
1.お菓子を客の前へ運び、礼をした後、水屋へ下がり襖を閉める。
2.茶巾・茶筅・茶杓を仕込んだ茶碗を置いて座り、襖を開け礼をする。
3.茶碗を持って入り、襖を閉め、台子の正面まで進んで座る。
4.茶碗を右横、左手前の二手で仮置きし、
5.足を重ね、棗を横から取り左掌にのせ、足の重ねを外し、右手半月で台子の右前へ置く。
6.茶碗を左手前、右横、左横の三手で棗と置き合わせる。
7.両手で建水を持ち、左手で手なりに置く
8.両手をついて火箸を杓立の向こう正面へ出し、杓立の右→杓立の前→建水があったところの左を通って膝の上へ持って来る。火箸を横にしながら左手で中ほどを持ち、時計回りに90度回す。右手を左手の手前まで進め、左手の掌を上にして下から持ち替え掌を下向きにした左手で、火箸を台子と勝手付の間に火箸の上端が3センチほど台子より手前に出るように進める。  
9.蓋置を取って左手に乗せ居前まで回り、定座に置く。
10.建水を進め居前を正す。
11.茶碗を左横、右横で膝前向こうに置く。
12.棗を半月で茶碗の前に置く。
13.帛紗を捌き棗を清め、台子の前中央左寄りに置く。
14.帛紗を捌き直し茶杓を清め、棗の上へ置く。
15.茶筅を棗の右に置き合わせる。
16.茶碗を前に引き、
17.帛紗を右膝前へ仮置く。
18.台子正面まで回り、両手を着いてから右手で柄杓を取り、杓立の向こう正面→茶筅の右を通って構え、居前へ戻る。
19.左手で柄杓を持ったまま、右手で帛紗を取って釜の蓋を開け蓋置に置く。20.帛紗は柄杓の手前を通して左膝脇に置く。
21.茶巾を釜蓋の上へのせ、
22.柄杓を扱って湯を汲み、茶筅通しをし、
23.茶筅を戻し湯を捨て、茶巾をとり、茶碗を拭き、茶碗を元に戻し
24.右手で茶杓を取り、菓子をすすめ、左手で棗を取って、棗の蓋を取って右膝頭に置き、茶をすくって、棗の蓋を閉め、棗、茶杓と元に戻す。
25.水指の蓋を右、左、右の三手で開け、
26.湯を汲み茶碗に入れて茶を点て、定座に出す。
27.「頂戴します」の挨拶を受ける。
28.客の一口で帛紗を腰に付けます。29.「替茶碗で失礼いたします」といい、半東が建水の後ろに置いた替茶碗を左手で手前を取り、右手で右横に持ち替えてから膝前に置き、茶碗に湯を入れて拭き清めてから茶を点てて、次客に出す。
30..茶碗が戻ると膝前に取り込み、茶碗に湯を入れすすぎ、建水に湯を捨てる。
31.この時、お仕舞いの挨拶が正客からあれば受ける。
32.茶碗を膝前に置き、改めて「お終いにいたします」と挨拶する。
33.水を汲み、茶筅通しをする。
34.茶巾と茶筅を茶碗に入れて膝前に置く。
35.茶筅を茶碗に入れ
36.茶杓を右手で取って建水を引く。
37.帛紗を捌き、茶杓を清め、茶碗に伏せてのせ、
38.帛紗を建水の上で払い、腰に付ける。
39.棗を台子の中央右寄りに置き、茶碗を右横、左横の二手で棗の左に置き合わせる。
40.柄杓を取って釜に水を一杓差して湯返しをする。
41.柄杓を左手に持たせ、釜の蓋を閉める。
42.台子の正面に回って、杓立に柄杓を戻し、
43.居前に戻って水指の蓋を右、左、右の三手で閉める。
44.この時、棗、茶杓の拝見を請われると受け、
【道具を拝見に出す】
45.蓋置を取って左手にのせ、台子の正面に回り、杓立前に置き、
46.火箸を取り先ほどの逆の手順で杓立に戻す。
47.右一手で茶碗の右横を持ち、勝手付に割り付ける。
48.棗を取って左掌にのせ、客付に回って帛紗を捌いて清め、拝見に出し、
49.帛紗を腰につけて、台子正面に戻り、茶杓を取って左手に持ち、居前まで回って茶杓を棗の右横に出す。
50.台子正面に戻り、建水を持って水屋へ下がり、
51.続いて茶碗を持って水屋へ下がる。
52.水次を持って水指正面に座り、水指の蓋を右、左二手で開け水を注ぎ、水指の蓋を閉めて水次を水屋に引いて、茶道口を閉める。
53.拝見物が戻った頃、建水を膝前に置いて茶道口を開け、建水を持ち出し、台子の正面に座り、建水を膝前に置く。
54.半月で蓋置を取り、左手で扱って建水に入れ、
55.両手で建水を地板の最初の位置に置く。
56.拝見から戻った棗と茶杓の前まで回り、拝見の問いに答える。
57.棗と茶杓を持って台子正面に回り、茶杓を手繰り寄せ、水指の蓋にあずけて、棗を横から持ち替え、天板中央に荘る。
58.茶杓を右、左、右と三手で扱い、持ち替えて茶道口にさがり、建てつけに置いて総礼をして終える。


お茶は心を整える力を持っていますが、整わない時にお稽古をしても乱れがお点前に表れます。
今日はだいぶ心は落ち着いていました。

開炉後2回目のお稽古なので、濃茶平点前をさせていただきます。
たくさん指導をいただきます。
先生はおっしゃいます。
平点前がきちんとできなければ、他が出来ない。だから厳しく言います、と。
ありがたや。

お軸は大好きな『時雨洗紅葉(しぐれこうようをあらう)』
「紅葉が時雨にうたれ、より一層美しく、光輝いている」という意味。

嫌なことや悲しいことを洗い流して清々しい気持ちで前向きに楽しく過ごしたいものです。

茶花はツワブキ。
先生はそのへんに咲いてたものなんて、おっしゃるけれど、葉の選び方のなんと綿密なこと!


11月になりました。
風炉から炉へと変わります。
炉開きはお茶の世界ではとても大事な節目となります。

ぜんざいを今年もいただきました。
お菓子は亥の子餅でした。

お軸は円相。天然の文字。
円相は11月に壮られるお軸だそうです。
円相(えんそう)は、禅における書画のひとつで、図形の丸(円形)を一筆で描いたもの。

悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人に任される。

また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられることもある。(Wikipediaより)

すべてに意味があります。

茶花は、花水木のくれはです。
紅葉と書いてくれは♪

お稽古で初めて拝見いたしました水指。
とても惹かれました。

八卦という文様だそうです。
勉強不足で知りませんでしたが、お尋ねしますと易に使うそうで、茶道でも上のお点前で出てくるそうです。

天、沢、火、雷、風、水、山、地。
人生を支配する八つの要素がこれだと古代中国人は考え、しばらくしてこの八つの要素に文字をあてたそうです。

八卦(はっけ、はっか)は、古代中国から伝わる易における8つの基本図像。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」のはっけ。
お相撲の「八卦よい、のこった」は、8つの方向が全て丸くおさまっていますようにという意味らしいです。

都内の茶室で抹茶をいただくのに凝っていたことがあります。

その中で一番魅力的だったのがサントリー美術館内にある茶室”玄鳥庵”

展覧会が開催している期間の木曜日の1時から3時までの三回のみで大変人気なので、午前中に点茶席の券を獲得しなければ難しいという話でなかなか願いが叶いませんでした。

 

身辺ざわついていたのですが、仕事もお休みですしこの日を逃したらまたしばらくはやって来ないチャンスと思い、友人を誘って行ってまいりました。

 

点茶席は、美術展を観覧しなければ購入ができません。

 

今回開催の『狩野元信』は狩野派の礎を築いた絵師だったそうです。

狩野派はよくわからないのですが、そんな知識を得られたことは収穫でした。

 

サントリー美術館

今日の目的は『狩野元信展』ではなくてこちらです。

点茶席のチケットを購入した際にいただいたチラシには、お点前の拝見の時刻が記されています。

その他は茶室を見学して、点てだしを頂けるのですね。

ですが、どうせでしたら、やはりお点前を拝見しながら、美味しいお菓子とお抹茶をいただいて、お道具や茶花についてお話をお聞きしたいものです。

目標の10時に入館ができなくてあせりましたが、10時15分到着で、1時の回、7,8番で入手できました。

点茶券は一人2枚購入が可能です。

 

お菓子がなくなり次第終了ということですが、1時の回、一席に12名が入られていました。

50名までということですが、8畳の茶室、1時の回、かなり窮屈な感じでした。

チケット売り場では1時の回がやはり一番人気だということでしたが、お点前を拝見できる点茶券はかなり貴重だといえるのではないでしょうか?

”玄鳥庵”入口。

洗練された佇まい、さすが隈研吾氏のデザインです。

入口脇の風景は、蹲の先にミッドタウンの高層部の借景です。

こちらのガラスの奥が待合になります。

奥のお座敷でお茶をいただきました。

写真はNGですので、残念ながら様子だけを感じていただくことしかできませんが、お点前は昨日お稽古したばかりの中置でした。

点てだしのお茶碗は、それぞれが違う意匠で贅沢な印象を受けました。

 

床にはやはり昨日掛けられていたお軸と同じ「清風万里秋」の色紙。

茶花は、秋名菊、白花らっきょう、藪みょうが、桔梗など、秋の花々でした。

お花を生けられた先生は、半東もなさっていて、お花のお話もとてもきさくにしていただきました。

 

玄鳥庵 点茶

お菓子は赤坂『塩野』さん御製。”熟柿(じゅくし)”

外郎製、黄身餡仕立てでとても美味しかったです。

お茶は裏千家家元御好抹茶、小山園、”松柏”ということでした。

 

赤坂 塩野

 


清風万里秋の前には、昨夜一声雁という句が入ります。
この言葉のお軸は、今の時期によくお茶室によくかけられるようです。

昨夜一声雁 清風万里秋(さくやいっせいのかり せいふうばんりのあき)

意味はいくつかあって、昨夜、雁が一声鳴いたのを聞いて、清らかな風が吹き抜ける本格的な秋を迎えた事を知った。
ですとか、わずかな事から全体を知る。ですとか、全ての妄想・執着を捨て去った後の清々しさに満ち溢れた心境の喩えにも用いるそうです。

季節を感じることや、比喩に託して物事を深く考えるといった教訓としての禅語です。

悟りというのは、こういうことなのでしょうが、怒ってばかりの私はまだまだ修行が足りません。

茶花は秋名菊、桜蓼、高砂木槿、水引。
秋をたくさん感じる花々。

ご一緒している生徒さんから、秋になってはじめて咲いたといただいたお花は椿。
いよいよ椿の出番です。

以下、備忘録。

■中置 薄茶点前

1.水指を建付けに置き襖を開け、総礼。

2.水指を持って、風炉前左斜めのところに座り、水指を風炉の敷板の左側に置く。
3.次に棗と茶碗を運び出し、いつも置く水指の前の同じ位置に置き合わす。
4.続いて、建水を左手に持ち、風炉正面にに進み坐り、手なりに建水を置く。
5.柄杓を持ってかまえ、蓋置を取リ出して水指前に置き、柄杓をひく。
6.建水を膝前の線まで進め、居ずまいを正す。
7.茶碗を、右手前、左横、右横の三手で扱い、膝前少し向こうに置く。
8.棗を取り(半月に持つ)、茶碗と膝の間に置く。
9.帛紗を取り捌き、左手で棗を取り拭き、茶碗のあったところに置く。
10.帛紗を捌き直し、茶杓を拭き、棗の上に置く。
11.右手で茶筅を取り、棗の右側に置き合わせ、
12.茶碗を手前に引き、
13.帛紗を左手の指のにはさみ、柄杓をかまえ、
14.帛紗で釜の蓋を取り、蓋置きの上に置き、

15.帛紗を建水の下座に仮置きする。

16.茶巾を取り、手なりに釜の蓋の上に置く。

17.柄杓を扱って湯を汲み、茶碗に入れ、

18.柄杓を置き柄杓し、

19.茶筅通しをする。

20.茶筅を元の位置に戻す。

21.茶碗を右手で取り、左手に持ち替え、建水に湯を捨てる。

22.茶巾を右手で取り、茶碗を拭き、

23.茶碗を膝前に置いて、茶巾を釜の蓋の上に置く。

24.右手で茶杓を取り、客に菓子をすすめる。
● 客はこれを受け、次礼をして菓子器をおしいただき、懐紙を出して菓子を懐紙にとり、次客に菓子器を送る。

25.左手で棗を取り、茶杓を握りこんで蓋を取って、右膝頭に置き

26.茶を一杓半ほどすくい、茶碗に入れ、茶杓の先を茶碗の縁で軽く打ち、蓋をし、棗と茶杓を元へ戻す。

27.右手で水指の蓋の摘みを取り、左手で水指の胴の左側に手なりにもたせかける。(二手)

28.柄杓を持ち、湯を汲み茶碗に入れ、切り柄杓で柄杓を釜に戻す。

29.その手で茶筅を取り、茶を点て、茶筅は元の位置に戻す。

30.茶碗を右手で取り、左掌にのせ、茶碗の正面を正して定座に出す。

● 正客は茶碗が出されるとにじり出て膝前にそれを引き、にじり帰って茶碗を縁内に取りこみ、茶碗を縁内次客の間に置き、次客に「お先に」と会釈し(行のおじぎ)、茶碗を膝前真中に置き、「お点前ちょうだいします」(真のおじぎ)と挨拶する。右手で茶碗を取り上げ左手にのせ、感謝の気持ちでおしいただき正面をさけ時計回りに回しいただく。

31.亭主はこれを受ける。(行のおじぎ)

32.客の一口で亭主は帛紗を右手で取り、左手に打ちかえして腰につける。

● 次客へ茶が出されたら、まず縁内右膝横に置き、「お相伴いたします」と挨拶し、その後、左膝横「お先に」、膝前真中「お点前頂戴いたします」と挨拶し茶碗を取り、感謝の気持ちでおしいただき、正面をさけ、回しいただき茶碗を清め、指先清め、拝見し、返す。

33.亭主は茶碗が返ると、右手で取り、左手で扱い、右手で膝前に置き、

34.湯を汲み、茶碗に入れ、置き柄杓をする。
35.湯を建水に捨て、茶巾で茶碗を拭いて連客にも同じように茶を点てる。
● 正客は、ここで「おしまいください」という。

○正客から挨拶があればこれを受ける。
36.茶碗を右手で下に置き、「おしまいさせていただきます」と挨拶し、
37.右手で取り柄杓し水を汲み、茶碗に入れ、柄杓を釜にあずけ、引き柄杓する。
38.しまいの茶筅通しをし、
39.茶筅を棗の横に置く。
40.建水に水を捨てる。
41.右手で茶巾を取って、茶碗に入れる。
42.茶筅を取り、茶碗にとじ目を上にして入れ、
43.右手で茶杓を取り、左手で建水を引く。
44.その手で帛紗を捌いて、茶杓を拭いて、茶碗にふせて置き、
45.帛紗の茶粉を建水の上で払い、腰につける。
46.棗を右手で最初に置き合わせた位置に置き、茶碗を右横、左横、右手前の三手で棗の横に置き合わせる。(中置の点前は、必ず本じまいにする)
47.柄杓を扱って水指から水を汲み、釜に水を一杓さす。
48.釜の蓋を閉める。
49.柄杓を蓋置にひく。
50.水指の蓋を左、右の二手で閉める。
○ この時、正客から「お棗、お茶杓拝見を」の挨拶があれば受ける。
51.柄杓を右手で取り、左手で持ち替え、建水にたたみ
52.蓋置を右手で取り、左手で持ち替え、建水の下座に置く。
53.茶碗を、右、左、右の三手で勝手付きに割り付け、
54.棗を取り、左掌にのせ、客付きに回る。
55.棗を膝前に置き、帛紗を捌いて清め、
56.帛紗を膝前に置いて、棗の正面を正して定座に出す。
57.帛紗を腰につけ、風炉正面に戻り、
58.右手で茶杓を取り、左手に持たせ、客付きに回り、右手で棗の右に出す。
59.風炉正面に戻る。
60.柄杓、蓋置を右手に持ち、一膝勝手付きに向き、建水を左手に持って立ち上がり、水屋にさがる。
● 客は建水が引かれると棗、茶杓と出された順序に引く。
61.茶碗を右手で取り、左掌にのせ、さがる。
62.続いて、水指正面に坐り、水指を引き、襖を閉め、拝見の返るのを水屋で待つ。
● 正客は棗、茶杓と縁内に取り込み、亭主が水屋に入ってから次礼して、棗、茶杓の順に縁内で拝見をし、終わると出会いで返し、出された反対に返す。
63.亭主は拝見物が戻ると、とりに出て、道具正面に坐り、
「お棗は?」「お塗りは?」「茶杓のお作は?」「ご名は?」などの問いに
「利休形黒中棗でございます。」
「春慶で、ございます。」
「杓は坐忘斉お家元で、ございます。」
「錦秋でございます」 などと答えて、挨拶し、
64.おじぎの後すぐに、右手で棗を取り左掌にのせて、右手で茶杓を取る。
65.茶道口に持ってさがり、建付に茶杓、棗を置いて主客総礼をし、襖を閉めて終る。

2015年10月の中置のお稽古


10月に入り、本来なら中置のお点前をさせていただくところなのですが、9月にやり残した【色紙点(しきしだて)】を今日はさせていただきました。

 

『吾が心 秋月に似たり』

禅では心を○(円相)で表わすことがあるということですが、この禅語は、本来の心、即ち仏性を月に当てて、自らの心境を表した語だということです。

今の私の心境を述べるとすれば、ちょうど秋月のように冴え冴えと澄み渡っている。

その月が池の水面を照らせば、清く澄み切り、一層輝き映える。

 

中秋の名月の日にぴったりのお軸が床に荘られていました。

茶花は、遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されてきた芙蓉の花、秋名菊、水引。

しかも、朝咲き始める頃は白、昼間は淡い紅色、夕方紅色に変わる芙蓉、”酔芙蓉”を、先生はお月様に見立てて設えたようです。

 

「風の盆恋歌」という小説は、富山県八尾町の「おわら風の盆」の祭の特異な魅力を描き、毎年の祭の日々に限って数年間にわたって展開する酔芙蓉の花に例えられる恋の物語で、一日の花の色の変化が非常に心に残る作品で、この花を見ると思い出します。

写真は御所籠です。

この中にお道具が仕組まれております。

 

ご一緒させていただいている先輩からは「このお稽古は茶箱のお点前の中で非常にややこしく、上級者がするお点前」と言われておりましたので、私などがさせていただくのはまだまだ早いと思っておりました。

先生の寛大さに感謝でございます。

 

十三世圓能斎の好まれた御所籠を用いて創案されたこのお点前は、お道具の入るその御所籠も魅力的なのですが、中に仕組まれたお道具たちが女子好みのおままごとチックなもので構成されておりまして、本当に素敵なのでございます。

 

古帛紗と茶巾箱を置き合わせた配置が色紙を散らしたように見えるところから『色紙点』と名付けられたとのことです。

 

以下、備忘録。

 

■色紙点前■

●準備
・二碗を入れ子に(間に隔て)棗を仕覆に入れ茶碗に仕組み、大の大津袋に入れ籠の中へ
・金平糖や甘納豆などを入れた振出しは、組み緒の網に入れ籠の向こう左よりへ
・茶筅は茶筅筒に入れ籠の向こう右
・茶巾は茶巾箱に入れ、袋に入れ、茶筅筒の下方へ
・四枚の古帛紗は順に重ね、ワサが上になるように茶碗の左側へ
(棗・茶杓を置く金襴などの裂地、点茶用の紫塩瀬、お客様にお茶を出す時に使用の同じ緞子)
・茶杓は袋に入れ茶碗の上へ
・帛紗を捌いて茶杓の上へ

・籠の蓋をして打ち緒を結ぶ

●点前

 

1.茶道口建付けに籠を置き、主客総礼。
2.両手で籠を持ち出し、瓶掛正面に置き、水屋に戻り建水を持ち出す。
3.籠の緒を一つとき、ゆるめ、籠の前に降ろして蝶結びし、勝手付に置く。
4.蓋を両手で取り、籠と建水の間に置き、帛紗を右手で取り籠の上手前に置く。
5.茶杓を右手で取って扱い、蓋の上右側に置く。
6.茶巾箱は右・左・右と三手で扱い、帛紗の上の方へ置く。
7.四枚の古帛紗を右手で一度に籠の右側に置く。
8.古帛紗を右手で取り、瓶掛の右に置き広げる。
9.古帛紗を右手で取り、膝前に広げる。
10.振出を右手で取りだし、長緒結びなので左手の上で紐をとき、網袋から出し、その袋の上で回し正面を正し出す。
11.緒を片とんぼに結び、網袋を半分に折り左手で籠に入れ、主客総礼。

・正客は振出を取りに出て、縁外にあずかる。
12.茶碗を取出し、左手添え、膝前の古帛紗に置き、大津袋の結び目を一つといて左手にのせ
13.大津袋から右手で茶碗を出し古帛紗に置く
14.大津袋の両耳を中に折り込み、縦のまま二つに折り、左手で籠の中手前に入れる。
15.茶器の仕覆の緒を一つといて左手に乗せ、仕覆から茶器を出し、古帛紗の中央に置く。
16.左手で籠の中の大津袋の上に重ね入れる。
17.茶杓を右手で取り、袋から出して、古帛紗の上・茶器の左側に置く。
18.茶杓の袋は結んで左手で籠の中へ
19.茶巾箱を右手で取り、袋から出して、茶碗と茶器の中間に縦に置く。
20.袋は左手で籠の中へ
21.籠の脇の上の古帛紗をとり、古帛紗の右に置く
22.茶碗二碗重ねたまま両手で取り、古帛紗の上に仮置きし、上の茶碗を古帛紗の上に置く。
23.下の茶碗の中のへだてを左手で取り、扱って折り畳み、左手で籠の中へ
24.茶筅筒を左手で取出し 茶筅を出して茶碗にあずける。
25.茶筅筒を左手で籠の中へ入れ、籠の蓋をする。
26.籠を両手で進め、建水を左手で進め、居前を正す。
27.帛紗を左手で取りさばき、茶器・茶杓を清め、それぞれの位置に置く。
28.帛紗で鉄瓶の蓋を閉める。
29.膝前の茶碗に湯を入れ、鉄瓶を戻し、帛紗は左手で籠の上に戻す。
30.茶巾箱を右手で取り、左手に乗せ、蓋を取り、縦長に仰向けて古帛紗よりに置く。
31.茶巾箱は横長にし、蓋の左側に少し下げて右手で置く。
32.茶巾を畳み直して茶巾箱へ置く。
33.茶筅通しをして、茶巾箱の蓋に倒して置く。
34.茶碗の湯を建水に捨て、茶巾を右手で取り、茶碗を清め、茶碗・茶巾を元に戻す。
35.茶杓を取り、客にお菓子をすすめ、茶を点て、
36.古帛紗を右手で取り、左手で扱い、右手を逆手にして古帛紗を持ち客付に出し広げ、茶碗の正面を正し古帛紗の上に置く。

・客は古帛紗ごと茶碗を引き 古帛紗にのせたままでで頂く。
37.古帛紗の上の茶碗を左手で取り、右手に持ち替え、膝前、古帛紗にの上に置く。
38.茶碗清め、茶を点て、古帛紗をとり、客付に広げ、茶碗を出す。
39.下の茶碗がひかれ、

40.上の茶碗がかえされると 古帛紗に取り込み 古帛紗は右ひざ横に仮置きする
41.建水に湯を捨てた時、客よりお仕舞の挨拶があると受けて、茶碗を古帛紗に置いてお仕舞の挨拶をする。
・この間に正客は振り出しを返しておく

▼拝見のない場合のお仕舞
42.お仕舞の挨拶をし、仮置きの古帛紗を右手で籠の右横(元の場所)に取り込む。
43.振出を右手で取り、右膝横に置く。
44.茶碗に湯を入れ茶筅通しし、茶筅・元の位置に置き、湯を捨て茶巾で茶碗を拭き、古帛紗の上に仮置する。
45.下の茶碗が戻れば、古帛紗の上に置き、客付の古帛紗は二つに折り、古帛紗の左側に戻す。
46.茶碗に湯を入れすすぎ、湯を捨て、茶巾を取り拭き、茶碗・茶巾と元に戻す。
47.帛紗を左手で取り、捌き、茶杓を清め、元に戻し、帛紗は建水の上ではらって元に戻す。
48.建水・茶籠と引いて籠の蓋を両手で取り、建水との間に置く。
49.茶筅を右手で取り、籠より茶筅筒を左手で取り、茶筅筒に入れ、左手で籠の中へ入れる。
50.茶巾箱を右手で取り、茶巾を入れ、蓋を閉め、元の位置に戻す。
51.茶碗のへだてを左手で取り、膝前の茶碗入れ、上の茶碗を左手で取り、両手扱いで入子に重ねる。
52.古帛紗を古帛紗の上に重ねて置く。
53.茶巾箱を右手で取り、持ち直し、茶巾箱の袋を左手で取って入れ、籠の蓋の上に右手で仮置き
54.茶杓の袋を左手で取出し、結びをとき 、茶杓を右手で取って袋に入れ、籠の蓋の上に右手で仮置き
55.茶器の仕覆を籠の中から左手で取り、右手で扱い、左手に乗せ、茶器を入れ、茶碗の中に入れて緒を結ぶ。
56.大津袋を左手で取出し、右手で扱い左手に乗せ茶碗を入れ、膝前の古帛紗に置き、結び籠に入れる。
57.振出の網袋を左手で取り出し、結びをとき、左手に乗せ、振出を右手で取り、網袋に入れ
58.膝前の古帛紗の上で長緒結びし、右手で籠の中に入れる。
59,古帛紗をたたみ、客付の古帛紗もたたみ、古帛紗の上に右手で重ねる。
60.古帛紗を上から順に重ね、最初のように四枚重ねてたままワサが上になるようにして籠の左側に右手で入れる。
61.茶巾箱を右手で入れる。
62.茶杓を右手で籠の中、大津袋の上に伏せて置く。
63.帛紗を左手で取り、右手に持ちかえ、鉄瓶の蓋を切る。
64.帛紗をさばき直し、籠の中の茶杓の上に置き、籠の蓋をし、膝前に置き直し、籠の緒を蓋の上に結び直す。
65.一膝、勝手付に向き、建水を持って水屋に下がる。
66.続いて席に入り、籠を両手で持って茶道口に下がり座り、建付けに籠を置き、主客総礼、襖を閉める。


暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は随分過ごしやすい長月だったように感じます。
お軸は「彼岸に到」

今日はお彼岸の入りです。

 

中日は先祖に感謝し、前後の6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日だそうです。

この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行を六波羅蜜といい、波羅蜜とは彼岸(悟りの世界)に到ることだそうです。

 

六波羅蜜(ろくはらみつ)

■布施

施しという完全な徳。

■持戒

戒律を守るという完全な徳。

■忍辱

忍耐という完全な徳。

■精進

努力を行うという完全な徳。

■禅定

精神統一という完全な徳。

■智慧

仏教の究極目的である悟りの完全な徳。

 

此の岸から彼に岸へ。

修行が足りません。


茶花は秋明菊に、可愛らしい桜蓼など。

ススキの姿もあります。

今日は長緒のお点前も怪しいくせに、棗と茶碗を仕覆に仕組んで、掛合を使う茶箱のお点前【雪】をお勉強させていただきました。

以下、備忘録。
◆茶箱点前/雪点前◆
●点前にかかる前の準備

・棗は小ぶりのものを選び、仕覆に入れ、それを茶碗の袋に入れ、紐は長緒結びにしてに、箱の手前寄りに入れます。

・茶筅を筒に入れ箱の右向こうに入れ、茶巾を絞ったまま茶巾筒に入れます。
・左奥に金平糖や甘納豆を入れた振出しを仕組みます。

 

・掛合をかけ、その中に茶杓を袋に入れて斜めに入れ、その上に古帛紗を二つ折りにします。
・帛紗を草にたたんでその上にのせ、蓋をします。

・他に瓶掛と建水を用意します。  

●点前
1 茶箱を茶道口建てつきにおき、主客総礼。持ち出し、進んで瓶掛正面に置く。
2 つづいて、建水を持ち出し、手なりに置き、瓶掛正面にすわる。
3 箱を両手で勝手付きにおき、箱の蓋を両手でとって右向う左手前に回して横にし瓶掛の右方敷板に半がかりに置く。
4 掛合中の帛紗を右手でとり、さばき直し、蓋の上を左から右へ三の左手を添えて拭き、その帛紗をそのまま左手に握りこんで、掛合を正面に下ろして中の古帛紗を右手で掛合と箱との間に出し、
5 茶杓を右手でとり、左手で扱って持ち出し、古帛紗の上にまっすぐ置き、帛紗を掛合右向う角に置く。
6 振出しを右手でとり、左手で扱ってまわして客付きに出して、主客総礼する。
7 両手で箱中より茶碗を出して掛合の上にのせ、長緒扱いで仕覆から茶碗を出し、茶碗を掛合の上に置き、仕覆の緒を片トンボに結び、仕覆を右から左に折って左手で箱中手前に入れる。
8 茶碗中の棗の仕覆の緒を一結び解き、打留めを引き、かがりをのばして、右、左とさばいて棗を出し、蓋中央に置き、仕覆は打返しなしで左手で箱の中へ茶碗の仕覆に重ねて入れる。
9 右手で古帛紗上の茶杓を取り、左手にあずけ右手で仕覆から茶杓を出し蓋左方に置き、仕覆は左手で先に点前に折り、右手でそれにかけ一結びして、左手で箱中にさらに棗の仕覆の上に重ねて入れる。
10 両手で箱を少し向こうに進め、建水を進めて、居ずまいを正す。
11 帛紗をさばいて、棗をふき、元の位置より少し左に置き、再び、さばき直して茶杓をふき、元の位置におく。
12 帛紗を右手に持ち替えて、帛紗で鉄瓶の蓋をし、帛紗は掛合の元の位置におく。
13 左手で茶筅筒をとり、右手で茶筅を出し、茶筅を茶碗にあずけ、筒は左手で箱に戻す。
14 次に左手で茶巾筒をとり、右手で茶巾をとり出し、蓋上棗の右方手前に横に置き、左手で筒を箱中に戻し、
15 右手で帛紗を取り、左手で鉄瓶をとり、右手の帛紗で蓋をおさえて、湯を茶碗に入れ、帛紗を元の掛合の位置に置き、茶巾をたたみ直し元の蓋の上に置く。
16 茶筅通しをし、茶筅は棗の右方茶巾の向うに置き、
17 湯を建水にあけ、右手で茶巾をとり茶碗をふき、茶巾を入れたまま右手で茶碗をおき、その手で茶巾をとり元の位置におく。
18 右手で茶杓をとり、(左手をついて、お菓子をすすめ)左手で棗をとり蓋は元の位置に置き、茶を入れ、棗、茶杓を元の位置に戻す。
19 右手に帛紗を取り、左手で鉄瓶を持ち、帛紗で蓋をおさえながら湯を入れ、帛紗を元の位置に戻し、
20 茶筅を右手でとり、茶を点てる。
21 右手で古帛紗をとり、左のひらにのせ、右手を逆手にして、客付きへ右手の親指を下にしておき、ひろげる。
22 右手で茶碗をとり、左のひらにのせて、正面を正し、右手で古帛紗の上にのせて、客に出す。

■拝見ありの場合
茶碗が戻ると、
23 右手で取り左手で扱い、右手で掛合の上にとり込み、右手で古帛紗を二つ折りにして膝の右横に仮置きする。
24 帛紗をとり、鉄瓶の蓋をおさえて茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。
25 客よりおしまいの挨拶があれば、受け、茶碗を蓋の上におき「おしまいにいたします」の挨拶をする。続いて、「お道具拝見を」と請われると、
26 右手で右膝横の古帛紗をとって、左のひらの上にのせ、元の箱を掛合の間に置く。
27 帛紗をとって湯を入れ、茶筅通しをし、茶筅を元の蓋の位置に戻す。
28 右手で茶碗をとり、左手で湯を捨て、右手で取った茶巾でふき、茶巾を茶碗におさめ、茶巾を入れたまま、茶碗を掛合の上に置く。
29 茶筅を茶碗に入れる。
30 左手で建水を引き、両手で箱をひく。
31 右手でその横の古帛紗をとり、そのまま箱の向こうにおいて広げる。
32 掛合の上の茶碗を右、左、右と三手で扱い、古帛紗の上に置く。
33 帛紗を右手に取り、左手に握りこんで掛合を両手で持って、客付きへまわり膝前に置く。
34 帛紗をさばいて棗をとって拭き、掛合中央に置く。
35 帛紗をさばき直して、茶杓を拭き、棗の左方、掛合の縁にかけて置く。
36 帛紗を建水の上で払い、そのまますぐに内側に二つに折って懐中する。
37 両手で掛合を取り上げ、右向こう、左手前とまわして、拝見に出す。
38 瓶掛正面に戻り両手で蓋を取り、左向こう、右手前とまわして箱に蓋をして、両手で持ち客付き斜めに持ってまわり、右向こう、左手前とまわして掛合の右方に出す。
39 再び瓶掛正面に戻り、建水を持って水屋へさがる。

40 拝見が終わって道具が返ってきた頃に再び入り、、道具正面に坐り、 
「お棗は?」「お塗りは?」
「茶杓のお作は?」「ご名は?」
「茶箱のお作は?」「お塗りは?」
「茶筅入れのお塗りは?」「振出しは?」「お仕覆のお裂地は?」

などの問いに答えて、「いずれもありがとうございました」と挨拶をする。
41 掛合を持って半回り斜めで瓶掛前右寄りに置き、
42 その位置から箱を持ち、瓶掛正面にまわって、箱を勝手付に、置く。
43 すぐそのまま右手で振出しをとり、掛合の右方に置く。
44 箱の蓋を取り、正面に置き、 

45 右手で茶碗の中の茶筅をとり、左手で箱の中の茶筅筒をとり、茶筅を入れ、左手で箱の中に戻す。
46 同じく右手で茶碗の中の茶巾をとって、左手で取った茶巾筒に入れ、左手で箱中に戻す。
47 すぐに茶杓の袋を取り、茶杓を入れて右手で掛合の縁に掛けて置き、
48 同じく左手で棗の仕覆を取り出し、棗を入れ緒を結び、蓋の上の棗を少しむこうに進めて、
49 茶碗を右手でとって左手で扱い、右手で蓋の上棗の手前に置き、古帛紗を二つに折って置き
50 茶碗の中に棗を入れ、両手で茶碗を蓋の中央に置き換え、
51 すぐに箱中の仕覆を取り出し、茶碗を入れ緒を結び、すぐに右手で上から持ち左手を添えて箱中におさめる。
52 右手で振出しをとり、左で扱い、右手で箱の中に入れる。

53 掛合の茶杓を中へ落し入れ、古帛紗を右手に取り、掛合を持って箱にかける。

54 懐中の帛紗をとり、そのまま鉄瓶の蓋をきり、帛紗をさばき直して草に畳み掛合に入れ、箱の蓋をして、箱をいったん瓶掛正面におき直し、持ち帰って茶道口で一礼して終わる。


茶箱のお点前、二週目です。
私的には「掛合」という折り畳み式の板とウグイスという金具を使った【色紙点】というお点前をするのが目標なのですが、仕覆に入ったお道具を扱うこともあってハードルが高く、先輩も先生も「貴女にはまだ早い」という雰囲気なので、その手前のお点前を修行いたします。

和敬点は拝見もなく、お友達とするのにも良いのではないかと、先生がおすすめしてくださっていたので、それをさせていただくことにしました。

去年やっていたこと、忘れていました。
薄板を使うこと、箱の蓋を横にすることなどが卯の花点と違ってきます。
茶箱のお点前は、するのも見るのも楽しく雅やかなお点前です。

和敬点2016 お点前はこちらから

先生が床に設えたお花。

生徒さんが持ち込んだお花を大胆に繊細に魔法を使うみたいに先生は仕上げてしまいます。
野牡丹は葉にうぶ毛があって面白いですね。ワレモコウは、山で良く見かけるので、雑草のように育つのかと思いましたら、空気が澄んでいるところでしか育たないそうです。

われもこうやみずひきの使い方は本当に難しいです。お茶もお花も心が芽生えるには時間がかかります。
卯の花点2017


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