【入子点】を習いました。
棚点前の丸卓を使ったお点前は、お稽古を始めた頃よく教えていただいたお点前でした。
その棚をお借りすることになっていたので、先生が今までしたことのないこのお点前を提案してくださったのだと思います。

このお点前は、高齢者やお運びの困難な方、また幼くて持ち出しのあぶなげなお歳のお子にふさわしいお点前だといいます。
木地曲の建水に茶碗を仕組んで持ち出すので、持ち出しが一回で済み、また点前の後は総荘りとし、水次もしないので、帰りも一回でおしまいとなります。
立ち座りが1度で済むために、江戸時代前期から見かけられるもので、客が急ぐ時や、茶筅飾にするほどでもない茶碗を少しだけ重く扱う場合にも行われていたそうです。

【入子点】と称するのは、建水に茶碗を入子にするという意味からだということです。
入子点は必ず棚を用い、あらかじめ棚に水指、薄茶器、柄杓、蓋置も荘っておきます。
茶事ならば濃茶の済んだ後の場合に限るということです。
入子点は薄茶に限ります。濃茶はいたしません。
茶碗を仕組む建水は塗物ではなく杉の木地曲と決まっているそうです。

トップの写真は、最後の総荘。
水指の上にさばいた帛紗も置かれます。

入子点のお点前
http://www.kisetsu-o-mederu.com/otemae.furo.ireko.html

 
 夏のお点前洗い茶巾のお点前をいたしました。
この時期しか登場することのないカットガラスの水指もお借りしました。

割り蓋の扱いは初めてでした。
教えていただきました。

お借りした平水指の蓋は蝶番のあるもの。
まず右手の指先で右側の蓋を軽く押さえ(蓋がずれないように)、左手で左側の蓋を静かに開けます。

次に蓋を右手に持ち替え、左手で下を軽く押さえながら

右側の蓋に重ねて開けきります。
閉める時は開ける時と逆の扱いです。

さて、冷たい感触のあるカットガラスのギヤマン
漢字では義山と書きます。
ガラスを切るために金鉱石つまりダイヤモンドを用いたことから、切って細工したものをギヤマンとよんだのだそうです。それがさらに転じてガラス製品の上等ものをギヤマンと呼び習わしたといいます。普及し始めたのは江戸中期以降で贅沢品だったようです。

この日、横の風炉にお湯入っていませんでした。
先生のご提案で、冷抹茶を立てていただいたのでした。
このギヤマンの中には氷が入れられ、水で立てた抹茶に氷を浮かべて供しました。
見た目は勿論のこと、キリリと美味しいのです。

涼一味(りょういちみ)とは、亭主が演出した涼味の一瞬を掬い取って味わう瞬間を云うそうですが、茶の湯では暑気の中にあって、暑さを忘れさせるための工夫がたくさんあります。
洗い茶巾のお点前もその一つ。
茶碗に水を張り、茶巾を浸す。茶巾を水から上げる時の滴る音、絞る時の水音など五感を澄ませることで暑さをやり過ごすという作法は、なんと素晴らしいもてなしなのでしょう。

洗い茶巾
のお点前はHPでアップしております。
http://www.kisetsu-o-mederu.com/otemae.furo.arijakin.html

 
夏らしい句が書かれたお軸。
沖ノ島を詠んだ句でした。
おきのしまは太平洋上、高知県宿毛市の沖合にある島で足摺宇和海国立公園に指定されていて、熱帯魚やサンゴの豊富なダイビングパラダイスだそうです。
古くからの伝承で「沖ノ島で見たり聞いたりしたものは、. 一切口外してはならない」 と神聖が保たれ、人々の篤い信仰と伝統によって守り続けられているこの美しい陸の孤島は世界遺産候補であるといいます
「神宿る島」、軸に描かれた絵は、松林に波のようですが、海の正倉院と呼ばれ、太古より日本や大陸から集められた無数の神宝が原生林に屹立する岩屋の陰にまつられている島ということですから、そんな隠れた思いがこめられているのかもしれません。


駕籠にはホタルブクロ。
紫色が、盛夏に涼を感じさせてくれるような思いがしました。
香合は、夏らしい染付の”隅田川”という銘がついていました。

 
 6月、お茶室をお借りしている公園では、この日紫陽花が咲いていました。
季節はめぐり、新緑の柔らかな色は日に日に濃さを増しています。
水無月は、水の無い月と書きますが、水が無いわけではなく、水無月の「無」は、神無月の「な」と同じく「の」にあたる連体助詞の「な」で、「水の月」という意味で、田に水を引く月であることから、【水無月】と言われるようになったといいます。

外郎の上に小豆の粒餡を散らした三角形の【水無月】は、この月だけにいただける邪気を払う意味をも込められた和菓子。
ボリュームがあるけれども外郎と小豆のマッチングが大好きです。

まさに「水の月」。
しっとりとしたこの季節。
夏がくることを予感させる 湿り気は紫陽花の七変化する姿が気を紛らわしてくれました。

茶室の茶花はアスチルベと春咲きシュウメイギク。
香合は、染付の隅田川。
そういえば、「墨田の花火」とかいうアジサイがありましたね。

お点前は茶箱のお点前【卯の花点】拝見ありを教えていただきました。
http://www.kisetsu-o-mederu.com/otemae.unohana.haiken.html
拝見なしはこちら↓
http://www.kisetsu-o-mederu.com/otemae.unohana.html


 お手頃なお値段なのにとっても美味しくいただいている抹茶です。

20gが1000円。
40gが2000円。
【初昔】というのは、八十八夜より数えて二十一日目に摘んだ茶を意味するそうですが、そんなネーミングもなんだか素敵!
昔という文字は、二十一日と解字するのだそうです。

抹茶というのは、普段馴染みがないものですから、とかくデパートで扱っているものやら、裏千家や表千家など茶道家元おすすめなんていうのに頼りがちですが、お値段やブランドではなく美味しくいただけるものはあるものだと、出会えた喜びと、さらなる探求心に目覚めます。



舞妓さんが緋毛氈の上でこのお点前を披露する京都の写真をみたことがあります。
茶箱に建水以外の全てのお道具が収まるこのお点前は、実にキュートで、魅力的です。 

初めてこのお点前を教えていただいた時は、
「なんてややこしいお点前なんだろう」
そう思いましたが、なんとも簡潔な流れで構成されていて、いまでは大好きなお点前の一つです。

左奥から説明いたしますと、赤絵の壷のようなものが振り出しです。
通常、盆などに載せてお菓子を運びますが、野点などでいただくために考案された名残で、ここに金平糖や甘納豆を入れてお菓子を供するというわけです。

右奥はやや小ぶりの茶筅、筒に収められています。
その下が茶碗を清めるための茶巾と茶巾入れ。
茶碗も小ぶりで、その中には、お茶碗の下に拭くための古帛紗。
タイニィな棗、そして茶杓というわけです。
この上にお点前をする方の帛紗が畳んだ状態で置かれ、蓋が閉められます。
お湯は瓶掛に鉄瓶をかけます。

お点前は、こちらでも紹介しています。
http://www.kisetsu-o-mederu.com/otemae.unohana.html


 初釜から4ヶ月ぶり。
富士吉田に住む先生がお持ちいただいた花は、裏山に咲いていた延齢草(えんれいそう)と花筏(はないかだ)
どちらも野に咲く花。
5月、風炉の季節となって、花器も籠に変わり、暑気を払う設いに、茶の湯の世界は重きを置いていることを感じます。
やまとなでしこはこういったことに心を奪われ、ええもんだなぁ〜と思うのであります。


延齢草は、山地のやや湿り気のある林の中に生える多年草で、茎の先に 3 枚の葉を輪生し,その先から花柄を出して花をひとつつけます。
ユリ科、別名、タチアオイ。
花言葉は「奥ゆかしい美しさ」だそうです。

葉の小さいほうは花筏
桜の花が散って花びらが水面を流れていく様をそのようにもいいますが、名前の由来は花の載った葉を筏に見立てたものであるとされているようです。
春五月に葉の上に花を咲かせ、夏にはその実は黒く色付きます。

お軸は、花曇り。
句の中にもあるように、桜の咲く頃の曇りがちの天気ことをいいますから、本来なら4月にかけるのが適切なのでしょうが、表装の色合いが、爽やかな印象で素敵ではないですか?


4月10日日曜日。
桜、満開の日でした。
予期せぬ出来事で、皆の心も大きく揺れ、お稽古をする気持ちにはなりませんでした。
3月は延期にしました。

初釜から約3ヵ月ぶりの茶室でした。
この日、富士吉田からいらっしゃる先生は欠席。
広間で4人。
おしゃべりに花を咲かせたお稽古の席になりました。
お点前は先生がいなくてもなんとかできる範囲の平点前です。

 
お軸は、 『無一物』。
もともと何も無いのだというこの言葉は、なんだか胸に響くものがありました。

お茶仲間のお庭からやってきた椿。
椿は2000種もあるといいますから、茶花は”つばき”としておきましょう。
利休形の竹の花器によく合います。


 いつも茶の湯のお稽古でお世話になっている羽根木公園。
2月は、梅祭り開催中でお借りすることが出来ません。
そのお茶仲間とおしゃべりデイトを兼ねて、ここで行なわれる抹茶席に行こうということになりました。
午後一番のお席確保のため、11時に茶室の並びの列に加わり、午後1時15分の整理券をgetしました。

お点前を拝見できる。
そのつもりで二人。
梅模様の着物姿でした。

ところが…。
思い込みだったのです。

並べられた。テーブルのお饅頭、確認できますか?
ここに、各回の整理券をいただいた方々が座り、茶室から望む梅を愛で、点てだしの薄い抹茶をいただく。
それだけでした。

笑うしかない!
そんな午後でした。

催し物案内を見るとこの日の土曜日は、『抹茶サービス』とありました。
先週の日曜日は 『抹茶野点・茶席』 とあります。
この日なら、お点前が拝見できたのでしょうか?

失敗はなんとか…。
抹茶イコールお点前と思ったらいけないと今後の教訓にいたします。

 
【万歳千秋楽】 のお軸の前にしつらえた帛紗でこしらえた男雛と女雛。
雛祭りを意識してか?床のお花は桃と菜の花でした。

今年はとても寒かったので梅の開花は遅れている感じがいたしました。
梅祭りは明日までですが、3月に入ってからも日本の侘びを思わせる梅、楽しめそうです。

 
 寿ぎの初釜にふさわしいのではないかと、富士山の姿の 【富士釜】 をお借りしました。
透木釜のような形であることから、冬に炭の火が見えなくなるのはいささか季節はずれになってしまうのではという心配がありましたが、意外に小ぶりのもので、しっかりと炭の赤々とした様が見ることが出来、なかなか風情のある炉の姿になりました。

この釜は、口が小さく裾がひろがり、富士山の姿ににていることからこの呼び名がつけられたといいます。
古の人たちもやはり富士山は特別な想いであったのではないかと想像します。
「名物釜記」によると天文十九年(1550年)のものがもっとも古く、慶長(1573〜1615年)にかけてがもっとも多く鋳造されたようです。

もしかしたらこの釜は、風炉や立礼の際に用いるものかもしれません。


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