16日、茶室をお借りしてお稽古したお点前は、【貴人清次】。

昨年、ドラマ 『篤姫』 の劇中で、井伊直弼に振舞われていたというお話を先生にしたところ、興味を持ってくださり、今度やってみましょと云って今回に至りました。

前回は 【貴人点】を教えていただきました。

■貴人とは■
官位の高い人のことを云うそうです。
日本でも戦前までは宮中を中心にして官位が定まっていて、明治憲法施行までは、一位から八位まであり、それに正、従があって十六階の階級があったそうです。
新憲法にも位階令があるのですが、華族の廃止によって、新たな叙位は追賜や昇叙だけになっているそうです。
現在、茶の湯では貴人と尊称するお方は皇族の方々の他には、世の中のために功績があって勲位を授与された方達のことをいうそうです。
そうした身分の高い方にお茶を差し上げる時の点前を 【貴人点】 というのだそうです。

■貴人点とは■
高貴の方に対しての作法で、昔は最も多く行われた点前だそうです。
一般的とはいえないお点前ですが、小習い十六ヶ条第一ヶ条で習事のうちに加えてあるそうです。
点前の格としては、これ以上のものも多々あるらしいのですが、心持をしては最高のものであるということです。
貴人にお茶をさしあげるのに用いる道具はすべて真新しいものを第一とし、古い美術的に価値の高いものよりも清浄なものがよいとされています。
茶碗は台にのりやすい天目の新しい物を木地の貴人台にのせて用います。
菓子器はすべて、足の高い高杯(たかつきが約束で、白紙を折ってのせその上に菓子を盛ります。
貴人に対して、濃茶、薄茶いずれも一人一碗がお約束で、菓子器の高杯も一人づつとします。

■貴人畳■
貴人がお座り頂く畳を呼び、神聖な場と認識します。
普段はこの畳に客が座ることはありません。

■貴人清次について■
「貴人清次」というのは、貴人に随伴のあった場合の貴人にもお伴にも茶を点てる作法で 【清】 というのは、貴人 。【次】(つぎ)がお伴のことだそうです。
貴人碗は天目のものを木地の台にのせて茶巾、茶筅、茶杓を仕組み、菓子も高杯に盛りますが、次茶碗は普通の茶碗ですが、茶筅は貴人の 【清】 が白竹に対して、【次】 は煤竹の数穂を用います。
茶巾は普通のものを使いますが、畳み方が特殊で、これを『千鳥茶巾』といいます。これを膨らみを手前にして茶碗に仕組みます。

貴人清次のお点前
貴人点



茶室をお借りして行なうお稽古。
今回初めての東京都世田谷区の施設です。
消耗品を除く、お道具も借りられて、お茶室の作りも立派です。

4つあるうちの一つ、今回は個室をお借りしました。
茶室の建物名は”日月庵”。
故井上靖氏が命名されたそうです。

京都久田家に残る”半牀庵(はんじょうあん)”を基本とした独自の間取りを持つ造りの茶室の間取りは、一畳中板三畳のお席で、点前座の右向こうに、仕付二重棚が仕付けてありました。

お軸も香合も花器もお借りしたものです。
お花は先生が、山梨から摘んできてくださいました。
野に咲く花のように生けられたお花は、『都忘れ』『苧環』『花筏』です。



茶道・風炉・お稽古日記
稽古のお菓子
茶室を借りて




立春の4日の日、五島美術館で、普段は非公開の茶室(古経楼・冨士見亭)の特別公開があるというので、前日のお稽古を止めて、茶の湯仲間と行ってきました。

午前11時と午後2時の2回、受付は各30分前からで、定員は50名(25名×2回)先着順受付、予約不要というご案内が、サイトや、新聞などであったので、2時間前に行きました。

ところが、到着して、門を入るとすぐに、「定員になり、受付は終了しました」との立て看板がありました。

「話が違いますぅ、受付は30分前では、ないのですか?そのために来たのにー」などと、ごねる私に、受付の方、申し訳なさそうに、「初めての試みだったのですが、開園前の8時半(開園は10時)から行列が出来、急遽、対応に整理券を配ったのだとか…。

古経楼広間でお抹茶を差し上げます。
とのご案内もあったので、本当に願い叶わず残念でした。

私が甘かったのは、否めません。
茶の湯を愛する方たちの powerや、お茶人口の多さに、びっくりでした。

こちらの美術館では、15日まで 【茶道具取り合わせ展】 として、宗旦と小堀遠州にまつわる逸品が展示されていて、以前お目にかかれなかった素晴らしいコレクションを見ることが出来、その作品に出会えただけでも良しということにいたしました。

特に目を惹きましたのは、【長次郎赤樂茶碗・銘・夕暮】 その銘は宗旦がつけたそうですが、その景色、ド素人の私でも、心に刺さる作品でした。

また、素敵な裂地に遭遇いたしました。
瀬戸茶入れは2点出品されていましたが、【一本】【月迫】 の両作品のお仕覆の裂地に使われていた 【富田金襴】、大胆で斬新な感じがして、とても惹かれました。

裂地の本を見ましたら、【富田金襴】のページに、五島美術館のソレが出ていました。

安土桃山時代の武将茶人、富田左近将監知信が、豊臣秀吉から拝領した富田天目(茶碗)の添え袋に由来すると、伝えられているそうです。

五島美術館の茶室の公開は、これからもぜひ、していただけたらと、思います。
次回は、事前、抽選か、日数を増やしていただけると、尚、嬉しく思います。
広大なお庭、これからが美しい季節ですし…。
茶道具の公開の時の展示としてある、お茶室の起絵図では、なかなかイメージできないものです。

NHK教育では、また、裏千家のお点前の番組が始まりましたね。
昨日、そのテキストを購入したのですが、ビジュアルの多さに、『もっと身近に茶道を!』という、裏千家の願いを感じてしまいました。

また、雑誌、婦人画報で連載していた 『壇ふみの茶の湯はじめ』 が大好評で重版なのだそうです。
そして、その婦人画報の3月号のコンテンツには、『茶の湯のいろは』。
お茶、人気なのですね。


写真では、分かりにくいでしょうか?
【柳櫻園茶舗】の、かりがねほうじ茶 『香悦』です。
鳥獣戯画が描かれたパッケージが好評で、そのお味も確かな、人気のほうじ茶です。

【鳥獣戯画】は京都にある高山寺で保管されている猿・兎・蛙などの動物が擬人化して描かれた絵巻物ですが、日本最古の漫画だと言われています。
【柳櫻園茶舗】さんの、包装には、この絵巻物のお馴染みの絵柄が使われています。

さて、ほうじ茶ですが、茎部分の多い、葉部分とのブレンドのほうじ茶です。
茶葉を見ると焙じた色は、緑がかった茶色。
茎も緑のものが見られます。
普通のほうじ茶は、見た目、茶色ですから、これには、美味しさ秘密が隠れていそうです。
同じ【柳櫻園茶舗】さんのほうじ茶 『金』 は、比べると全体的に茶色ような気がします。
茎がほとんどで、葉部分はないようです。

お湯を注ぐとすぐに、香ばしイイい香りがします。
淹れたお茶の色は、普通のほうじ茶のやや薄めの茶色です。
お味は、繊細で上品です。

焙じた香ばしさは勿論、豊かでお茶本来のいい香りがします。

ほうじ茶は、1杯目でほとんど出てしまって、2杯目以降は香りのないものになってしまうものが多い中、2杯目も十分に楽しめます。

とにかく店員さんも、こちらの『香悦』は、いただいてみれば、その違いを美味しさで確認できると、おっしゃいます。
その名『香悦』が示すということでしょうか。

パッケージの楽しさだけでなく、中身にこだわり、ネット販売をしないその精神、好感度が増すばかりです。

それを求めて買う喜び、東京では、新宿高島屋、催事中の新宿伊勢丹、乃木坂、新国立美術館などで、味わうことができます。



伊勢丹新宿店にて、2009年1月7日から開催中の 『京都展』へ、昨日、行って参りました。

お目当ては、【柳櫻園茶舗】の限定品、お抹茶を買い求めるためでした。
14日のお稽古で頂く、初釜用の抹茶を今年は、コレにすることにいたしました。

伊勢丹到着は、午後1時。
すでに人気の ”シトロン・サレ” の、『塩バターキャラメルロール』は、売り切れでした。
不景気はどこ吹く風?
このイベントには、多くのお客様が賑わい、イートインコーナーは長蛇の列でした。

お目当ての限定200点の 【長寿セット】、getできました。

その他に、オープニングサービスで、7日限りで販売されていたのが、
写真の【柳櫻園茶舗】鳥獣戯画塗缶入り煎茶です。
こちら、300点限りだそうです。
一つ、いただいてきました。

【柳櫻園茶舗】さんは、ネットでは、購入が不可能な、数少ないお茶屋さんです。

有名なお品は、パッケージにも印刷されている、『鳥獣戯画』で、お馴染みの『かりがねほうじ茶』ですが、
一昨年末、サントリー美術館で、本物を間近に見たことから、いっそうその絵柄が気になる存在になり、鳥獣戯画ものがあると、つい購買欲をそそられてしまいます。
同じ、乃木坂にある新国立美術館の、ミュージアムショップでは、その意匠が洒落ているからでしょうか?
『かりがねほうじ茶』、売っています。

さて、話は 【柳櫻園茶舗】 鳥獣戯画塗缶入り煎茶に戻りますが、こちら、大変お得でした。
雅柳ほりゑオリジナル鳥獣戯画塗缶は、直径16×高さ21cmあり、1kgのお茶がたっぷり入る大きさです。
お菓子入れとして、お洒落に使えそうです。
そして、煎茶、かぶせ玉露を厳選ブレンドしたもので500gのものが2つ入り。

私的には、福袋的な新年のHappyでした。

機会があれば、この伊勢丹の 『京都展』 は覗きに出かけるのですが、他にもお奨めしたいのは『伊藤組紐店』の真田紐です。
WEBでも紹介しておりますが、帯締めとして、手芸アイテムとして、洒落ていると思います。
茶道具店では、古帛紗やお茶碗、かなりお値打ち価格で求められます。

開催は12日(月・祝)まで。6階、催事場にて〜。


Calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM