『生水羊羹』。
その”生”の字に惹かれて、青山桃林堂さんへ走りました。

桃林堂さんの御菓子はそのタイニィなキュートさが魅力ですが、この水羊羹もご多分に漏れず、やはりキュートないでたち。

4cm角位の大きさでしょうか。
紫色のデザインのものが、小豆、242円。
緑色のデザインのものが、抹茶、273円、お求め安いお値段です。

上の写真、わかるでしょうか?
紐を解いて蓋を開けると、折られた箱に流し込んだ水羊羹が現れるんです。
だから、広げたとき、四隅に三角状のものが張り付いています。

お味、”生”です。
ぷるん、つるん。

箱ごとお客様にお出しするのが良さそうです。
お皿に取っていただきましたが、ちょっぴり横流れしてしまいました。
箱ごとお出ししたほうが、サプライズもありかもです。



上野谷中にある桃林堂さんは、外観もお茶をいただけるスペースも風情がありますが、青山店は表参道の駅を上がってすぐ。
名物”小鯛焼”も大好きですが、この生水羊羹も夏の定番になりそうです。
また、買いに走りましょう。

そうそう、水無月の銘の菓子が並ぶお会計のカウンターには、葉しょうがの砂糖菓子がありました。
この時期だけの限定品だそうで、来年はぜひに食したいと思うのでした。

桃林堂さんの【生菓子】【崋山饅】【小鯛焼】
桃林堂さんの【黄味しぐれ】
桃林堂さんの【桜餅】



7日、いただいた御菓子は、東京青山菊家さんの上生菓子でした。

毎回、期待を裏切らない菊家さんの御菓子は、今回、初夏の季節をその意匠でたっぷり感じるものでした。

写真はその中の 【清流】 という銘の上生菓子です。
『錦玉』 という、寒天と砂糖を煮詰め、冷やし固めたものでできています。
鮎がその中に泳ぎ、いかにも涼しげな印象です。

この御菓子は、菊家さんでも一押しのお品らしく、いくつかの雑誌で取りあげられて掲載されているものが、お店にありました。

いつもお着物姿で接客してくださる女性は、私が伺ったその日、藍染の浴衣姿、なんとも粋な着こなしで、いつかは私もあんな風にと思うのでした。

お店の目印、柳は新緑が美しい姿でした。



【枇杷】【紫陽花】【五月雨】
菊家さんの【福は内(お福)(枡)】【利休饅頭】
菊家さんの【水無月】【瑞雲】【青梅】
菊家さんの【花びら餅】
菊家さんの【雛祭りセット】【利休饅頭】




写真は4月のお稽古と先日16日のお稽古でいただいた名古屋 【美濃忠】 の蒸し羊羹です。
ピンク色が 【初かつを】 小豆色のものが 【上り羊羹】 です。

この和菓子を知ったのは、確か3年ほど前だったと思うのですが、なかなかいただくチャンスに恵まれませんでした。
当時、東京では、手に入れることもできなかったのではないかと思います。
今は、新宿高島屋か日本橋三越で手に入ります。

なんせ、一棹って結構な量ですから、購入には勇気がいります。
しかも、この羊羹は、生菓子と同じ立ち位置で、消費期限は3日。
ですから、なかなかそのきっかけがつかめずにおりました。

で、5月25日までのこの期間限定のお菓子。
丁度、お稽古の時に、皆さんといただいちゃおう!と、ようやくの出会いがやってきました。

美味です。ぶるぶるしています。その食感、甘さ加減、絶妙です。
恐れいりました。
一度で虜になりました。

お稽古のお菓子という私のサイトでもご紹介しています。
【初かつを】
【上り羊羹】



今週頭の日曜日、我が家のだんな様が結婚披露宴で、虎屋さんの最中をいただいてきました。
バカラのオールドファッションと共にフォーシーズンズホテルの紙袋にそれは入っていました。
さすがに人気の椿山荘での披露宴の引き出物。そう思ってしまったのは、茶道を習い、和菓子と触れ、そして歳を取ったこともあるのでしょうが、そのお菓子を選んだ両家にもそれを用意しているホテルにも、やるな〜!と感じてしまいました。

「とらや」さんには3種類の最中があって、どれももちろん美味しいですが、【虎屋最中】は、その店名を使うくらい、代表的なものなのだと想像します。
他には、梅形と桜形の【美代の春】。ゴルフボール型の【ホールインワン】があります。こちらは、バレンタインデーの時によく取り上げられますが、きっと、ゴルフコンペの粗品なんていうのにも使うんでしょうね。ユニーク。
そして【虎屋最中】ですが、日本を代表する花、菊・梅・桜をかたどった3種類があります。
いただいた最中は、そのうちの菊形の「弥栄」(やさか)です。中身は 小倉餡です。
白で梅形の「梅ヶ香」は、こし餡入、桃色で桜形の「桜織」は白餡入です。いただいたような化粧箱入りは、6個入りであれば、普段は、各2個の詰合せになるかと思いますが、こちらは、特別誂えなのでしょうか?
菊形の「弥栄」(やさか)が6つ入っておりました。


私的には、粒の小倉餡が、大好きなので、大変嬉しく感じましたが、ご年配の方が多くいらっしゃる宴では、そういうお気遣いもあってのことかもしれません。
しかし、お箱もきっちりしてます。この虎の意匠、惹かれます。

さて、お味ですが、上品な甘さの最中です。
そして、満足するお味なんですよね〜。
とらやさんのお菓子は見た目ももちろんですが、上生菓子も棹モノも期待を裏切られることがありません。


そして、時代をいつも意識なさっていることも花マルです。
Parisに出店された時は、賛否両論だったと耳にしましたが、アークヒルズの「toraya cafe」そしてミッドタウン。と、その店作りも、目を惹くものがあります。
ちなみに私、ギャラリーのあるミッドタウンの「とらや」さんはお邪魔しないと気が済みません。
毎月変わる、上生菓子を拝見するだけでも楽しめます。
古典のものから、時代に即したデザインのもの。今年の干支の丑のお菓子は、本当にその頭の柔らかさと楽しむ心を感じました。実にキュートでした。

さて、また最中に話は戻りますが、美味しい理由にこのパッケージに一つずつのエージレス使いがあるのではと感じてしまいました。しかもキチンと張り付いています。大変な心遣いです。上級のお客様を持つ老舗はこういうところにも気を抜かないんですね。
エージレス、中田屋さんのきんつばをいただいてから、品質を維持するために侮れないものと一目おいております。


モチロン、最中、お抹茶ともよく合いました。

補足:
「最中」は、江戸時代後期に生まれた菓子で、当初は今の最中の皮に薄甘味をつけたような、ふやきせんべいに近いもので、満月のように見えるので「最中の月」と名付けられたということです。
後に皮に餡をはさむようになり現在の最中の形に至っているとのことです。
:虎屋さんのホームページより

虎屋さんの【子の夢】
虎屋さんの【木花文庫】
虎屋さんの【おもかげ】
虎屋さんの【秋の彩】





3月25日、お茶室を借りたお稽古で、以前から気になっていた 【招福楼】の 『なたねきんとん』 をいただきました。
このお菓子は、3月24日までの新宿伊勢丹の「フーズフェスティバル」の中で紹介されていたお品。
一日限定30個で、予約をして前日に引き取りをしました。

こちら 【招福楼】 は、歴史と風土に恵まれた滋賀県は、東近江、八日市にある明治元年創業の名料亭です。
日本文化の総合演出を目指し「禅の精神とお茶の心を基とする料理」を楽しんでいただくために、旬の素材の持ち味を大切にしたお料理を供しているそうです。

東京丸ビルに出店された時にその名前を知りましたが、11畳の広間は重要文化財の小堀遠州好み大徳寺孤篷庵忘筌席の写しだそうです。

伊勢丹地下食リニューアルに伴い、『粋の座』 というコーナーに登場してからも、いつかそのお味をいただいてみたいと思っておりました。
このコーナー、目の保養になります。

材料に百合根を使用していたためか、水分がかなり出ていて、菓子盆に移す作業が大変でした。
少々、形がいびつになりました。
外側は百合根の黄味餡。中はつぶ小豆で、甘みの少ないお菓子でした。
少し、パンチがなく感じたのは、当日に引き取りが無理で、一日経ってしまったことだったのでしょうか?
それとも、お茶席用ということでなく、会席料理の流れでのお菓子ということだったのでしょうか?
正確な判断はできかねますが、私的には、こちらのお菓子がいただけたことで、幸せでした。

今週の伊勢丹フーズフェスティバルに登場する 【招福楼】 のお菓子は、『桜きんとん』。
同じ形態の桜色をしたものです。
この時期だけに楽しめる桜の香りを感じられるお品だそうです。
販売は31日まで。



日本橋高島屋に 『田渕俊夫展』を見に行ってきました。
友人が日曜美術館で放映されている作品を見て、招待券を送ってくれたのです。
京都東山、三十三間堂近くにある、智積院講堂襖絵の完成記念の催しものでした。繊細に描かれた墨絵は、製作の段階で、現代の装置を取り入れた、緻密な作品でした。

デパートへ行った時、ささやかな私の楽しみがあります。
一つは、呉服売り場を覗くこと。
二つ目は、茶道具売り場を覗くこと。
三つ目は、地下食を覗くこと、です。

その地下食の中でも、一番の楽しみが、全国の銘菓を扱っているコーナーに立ち寄ることです。
各デパートが最近、力を入れていますが、その土地に行かずとも、人気の和菓子を手に入れて、いただくことができる。
嬉しい限りです。

高島屋さんの場合は、『銘菓百選』というコーナーです。
よく行く、新宿とは、置いてある商品、こちら日本橋、若干異なりました。

で、今回、いくつか購入した中に、気に入ったものがありました。

いなば播七 【大はぎ】です。
「イナバはりひち」と、読むんだそうです。
購入した時の箱に、東京都中野区とあったので、東京のお店かと思いましたら、大阪、北新地のお店でした。

歴史は古く、天明元年(1781年)年の創業だそうです。
なぜに、【大はぎ】というのかわかりませんが、お店では重さ一キロもあるジャンボおはぎが、有名なんだそうです。

高島屋さんで購入のものは、普通の大きさでした。
ちなみに、本店では、きなこ、青海苔、白餡なんかもあるそうで、白餡は人気の商品ということです。
高島屋さんでは、こしあんと、つぶあんのみ。
つぶあんをいただきました。

もち米のつぶし具合、イイです。
また、塩気が効いていて、餡の甘さが引き立ちます。
餡、しっかりとして、粒の硬さ、甘みの具合、バランスが取れています。

また、高島屋仕様なのかとも思いましたが、このパッケージも気に入りました。
黒文字もついていますから、これからのお花見の季節、お弁当と一緒に持っていけそうです。
火曜日以外は、毎日、こちらで購入可能なようです。

次はみたらし団子に挑戦したいと思います。
白餡も食べてみたいなぁ〜。
浅草 『亀十』 の白あんのどら焼ファンとしましては…。

ちなみに、おはぎの名の由来は、本来ボタ米から作ったから”ぼた餅”と呼んでいたものが、春にはその姿が牡丹の花のようだというので”牡丹餅”に秋には小豆の粒が萩の花の咲き乱れているようだと”萩の餅””お萩”と呼ばれるようになったということです。

和菓子のサイト







京都の【鶴屋壽】さん。
こちらは嵐山で、最初に桜餅をつくりはじめた老舗で、桜餅を「さ久ら餅」と表記しています。登録商標!

お箱には、京ブランド認定品。京都吟味百撰シールも貼られていました。
お店の名前が書かれているお品書きをみると、そこに書かれたURLはsakuramochi.jp 桜餅ひと筋!そのこだわり、感じました。

桜餅は、桜の名所として知られた江戸・向島(むこうじま)の長命寺が発祥の地として一般的に広く知られています。
享保2年(1717)、桜並木の落葉掃除に追われた同寺の門番・山本新六が考案し、売り始めて二百八十年余、隅田堤の桜と共に名物となった話は有名ですね。

通常の桜餅は餅1個に対して、桜の葉1枚ですが「長命寺桜もち」は、2、3枚を使用しています。
特徴は、“柔らかさ”と上品な甘さのこし餡です。

関東の桜餅に使うお餅は、小麦粉から出来ていますが、
関西は、道明寺糒(どうみょうじほしいい)を使って、ムチムチプツプツとした感触のお餅を作ります。
京都で見られる桜餅は、道明寺餅を薄い桜色に染めてあるのが一般的で、お店によって、様々な工夫をこらし、京都らしい、桜餅を作り上げています。

こちら鶴屋壽さんの「嵐山桜餅」は道明寺製。
姿は、はんなりしていますが、むっちりですね。
古来の製法を用いた関西独特の「道明寺糯(ほしいい)」を使い、塩漬けした伊豆の大島桜の葉で包んでいます。
また、この「さ久ら餅」は、通年、販売しているそうです。

本来の白い色をそのまま生かし、餅特有の弾力と優しい食感を併せもっていて、上品な甘さのこし餡が、贅沢に使われた二枚の塩漬けされた桜葉の香りが口いっぱいに広がり、引きたてられている感じがしました。

前述の【長命寺】桜もちの桜葉は、香り付けと保湿のために使っていて、食べるためのものではないそうですが、【鶴屋壽】さんの「嵐山桜餅」の桜葉は、葉脈も柔らかく、美味しくいただいちゃいました。

博物学者・南方熊楠(みなかたくまぐす)によれば、桜餅はすでに天和3年(1683)、京都に存在するようです。
大田南畝(おおたなんぽ)の随筆『一話一言』(一)に登場する京御菓子司
「桔梗屋」の河内大掾が菓子目録「御菓子品々」の中に“さくら糖”、
菓子目録「御茶菓子丸蒸物類」の中に“さくらもち”を載せたといいます。

だとすれば、享保2年(1717)、桜並木の落葉掃除に追われた同寺の門番・山本新六が考案は、後ということになりますが…。
果たして、どちらが先なんでしょう?

私は東京人ですが、桜餅は道明寺製のものが好みです。

この日、桜餅の他、
滋賀【いと重菓舗】「彦根路」、京都【長久堂】「きぬた」いただきました。
webからご覧くださいませ。


9日、お茶のお稽古で、京都【末富】さんの上生菓子をいただきました。

東京で入手可能な新宿高島屋の【末富】さんは、火曜日と金曜日に京都から、季節の上生菓子が新幹線でやってきます。

あらかじめ、数ある中から選ばせていただいて、予約をするのですが、今回は、蕎麦粉を使った薯蕷製「木枯らし」、道明寺製の「雪餅」、羽二重製の「山茶花」をいただきました。

お菓子はWebでご紹介するとして、今日は、【末富】さんのお菓子を頂く度に出会うことのできる、鮮やかな水色に檜扇を描いた華やかな包装紙をカメラに収めました。

この包装紙の意匠は、日本画家、池田 遙邨(いけだようそん)画伯の手になるものだそうです。

この水色は、「末富ブルー」とも呼ばれていて、印刷の作業で、特別な作り方をしている、凝ったものであるということです。

末富さんはは京菓子老舗界にあって「高級ブランド」であります。
レベルの高いお菓子を作りをされ、茶人・茶道関係者との信頼も厚いと聞きます。

包装紙もですが、手提げ袋も素敵な末富ブルーです。
質の高いお使いものの象徴として、定評があるのに納得です。

素敵な包装紙、なんだか捨ててしまうのが、忍びないほどです。


なんと、昨日、枯露柿のことを投稿したら、今日、ソレがお目見えしました。

今日は、我が家でお茶のお稽古でした。
3種のお菓子の中の一つでした。
それも、昨年と同じ、両口屋是清の【古露柿】です。

昨年いただいた時の写真を見ると、本当の【枯露柿】に真似た色味をしていました。
外側に蕨粉を使用していて、天日干しし乾燥して柿の周りが白くなった様子を表現したようです。

今年は、鮮やかなオレンジ色です。
【枯露柿】というよりは【あんぽ柿】に近い風貌でした。
中は小豆こし餡に干柿を練り込んだもので、昨年と変わりがないようですが今年は、外側は”ういろう”生地で包んであり、柔らかいお味でした。

季節のお菓子は毎年、形を変えて店頭に並ぶのでしょうか?

渋柿の皮を剥き、北風にさらして乾かすこと一ヶ月。
農家の軒先に吊るされたなんだか懐かしい風景は、晩秋の美しい農村の彩りですが、その風景に想いを馳せながら、茶室でいただくお菓子。
至福の瞬間です。
これが楽しみで茶道のお稽古に励んでいると言っても過言ではありません(*^_^*)

他の2種のお菓子は”たねや”さんの【雪囲い】と麹町”一元屋”さんの【きんつば】でした。
こちらは、近日中に『季節を愛でる』のサイトにアップする予定です。
ご覧になってくださいませ。

”たねや”さんの【雪囲い】
”一元屋”さんの【きんつば】
両口屋是清さんの【古露柿】


【彩雲堂】という松江の菓舗。お友達に教えていただくまで知りませんでした。
お茶会に向けてのお稽古の時、お菓子の先生でもあるそのお友達が”彩紋”を【ささま】さんのお菓子と一緒に選んでくださいました。
餡と求肥のお菓子で切り山椒のような形態。黄色は柚子風味、紫は白ごま風味のなんとも雅なお味でした。
(そのお菓子はこちらから↓
http://www.kisetsu-o-mederu.com/06keikonokasi.html)
さて、本日写真でお伝えしたいのは、その【彩雲堂】の〈四季のめぐみ/れん乳菓子詰め合わせ〉の牛乳の羊羹。
今朝、ホエーを飲ませたお肉が美味い!とのテレビの情報を得たばかりで、なんだか刺さる代物であります。

こちら、11月19日の”伊勢丹通信”のお歳暮のチラシで発見!
11月限定ギフトだそうです。なんと100セットのみの販売。
彩雲堂のHPを覗いてみましたが、それらしき商品見当たらず…。
伊勢丹とのコラボということでしょうか?

広告欄には、「牛舎のない大自然の牧場で、のんびり自由に暮らす丑のお乳で作った、白い羊羹と生菓子の詰め合わせ。牛乳の風味とやさしい味わいに思わず笑みがこぼれます。」
よ、あります。

そそられます。


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