雪は溶けだすと厄介なんですね。
足元が結構羽上がります。
お茶のお稽古は着物でと決めていますから、今日は大島に紬の帯を締めて、下駄で行くことにしました。
下駄はなかなか歩くのがむずかしいんですが、履きこなせたらいいなと思います。

今日は二人でのお稽古でした。
私は、小習の包み帛紗をさせていただきましたが、お茶名のあるYさんは四ヶ伝の茶通箱のお点前をされました。
Yさん、これを年明けにされることを目標にしていたらしく、今日は人数が少ないこともあって念願叶ったということでした。
上級者のお点前で、ブラジル(ご主人のお仕事の関係)で習得された時はお茶室を閉めきって、門外不出の状態で教えていただいたと言います。
それを拝見し、お客様までさせていただけるなんて、有難いことです。

お点前はこちらを参考に

包み帛紗は、濃茶器として棗を仕覆の代わりに使用します。

包み方は、棗を帛紗の中央に乗せ(わさが左下、帛紗の折る順番は下、上、右、左の順番にかぶせて、左上、次右上で結びます。
教本にはそう書いてありませんが、小棗でも結び目を作るのは大変です。

ぬがすときは、ひざ前で、棗の帛紗を一つ結び目をといて左掌にのせ、右手で端を引き出すようにとき、向こう、手前とはね、棗を持つと同じに四角に帛紗を折ります。(左人差し指を、帛紗の裏の線にあわせ、手前におりながら、手首を下に向け、帛紗を四つ折りにする。その時、親指は、帛紗の上。人差し指のみが、帛紗の間に入り、あとの指は、帛紗の外になります)
これが一番難しい!手品のようです。

更好棚を使用したのですが、薄茶器は四滴の手瓶を使用し真ん中に置かれました。(棗を濃茶器としてすでに使用しているので、薄器は棗以外が良いということです)

棗は通常に拭いて、茶を三杓入れる際の蓋も右膝前に置きます。
掻き出しするようにとありますが、回し出しで出し切れればそれでよろしいとのこととです。
指先で、かきだしたところをつの字でふきます。

拝見は、棗でも濃茶扱いなので、帛紗を下に置いてから、棗の蓋をとります。(帛紗をにぎりこんで、蓋を開けません)

拝見物を取りに出て、まず茶杓をとり、左手に渡し、それから棗を持ち帰ります。
(これも濃茶器としての拝見だからということです)

先生は、茶室が暖かくて椿が開き過ぎだと仰いましたが、いい姿です。

お軸は『竹有上下節』
たけにじょうげのふしあり

「松無古今色  竹有上下節」
松も竹も縁起のよい植物の代表である。これに梅を加える松竹梅は昔より「歳寒の三友」としてめでたさの象徴とされてきた。その松と竹のありようを有と無、古今と上下の対比をもって、仏教の妙理を示したことばである。

対句となっているが、茶掛けなどそれぞれに独立した禅語として用いられることが多い。
しかし、何れの句を用いるにしても、その対比するもう一句があることを含んでその句を味わってほしい。

「松樹千年翠」という語もあるように、松は古葉、若葉の交替はあっても、季節の移りの中でもその翠を保ち、古松に見る年月を経ても翠は変ることの無い一色平等を「松に古今の色無し」の語で示し、「竹に上下の節あり」の語で上下の差別歴然たる相を示している。竹にははっきりとした上下の節があり、上下の区別がつけられる。松には千年にわたる翠の平等がありながら、その中には古今の差別が歴然としてあるし、竹の節には歴然とした節という上下の区別をみるが、同じ一本の竹には上下の優劣は無く平等である。

ということだそうです。

人間には得手とすること不得意とすることがありますよ、とか、平等ですよ。ってなことでしょうか?
竹や松はたくさんの意味が含まれていますし、一月に相応しいお軸なのだと思います。


今日の床には扇面が荘られていました。

なにかあるなと思いまして、先生にお訊ねしますと、新年のお集まりで贈られたお品だそうです。

お家元の書で、
『相見呵呵笑』
(しょうけんして かかとわらう)
と金で描かれた犬の上方に書かれていました。

「呵呵大笑」という言葉があり、これは大口を開けて屈託なく豪快に笑う様子を指すそうです。

お軸の意味は、
お互いに顔を見合わせるや互いに相手の心と通じ合い呵々と大笑いすること。

前回は、「笑う門には福来たる」でしたが、同じようなニュアンスでしょうか?

シャープな竹の花入に水仙。
扇面と、絶妙なバランスですね。

今日私はなかなか習得できないでいる長緒のお点前をお稽古させていただきました。

写真は裏千家13代家元圓能斎好みの日の丸棗です。
小ぶりの球形に近い形をした棗です。

なんとも新年らしいお棗。
これに茶杓がきちんと乗るのですから素晴らしい!

小ぶりのものは、運ぶ時は手に受けて運び、平棗の持ち替えのように、他の手で上下に持ち、受けて持っていた手で半月に持ち替えて置きます。

二引きで清めます。

扱いとしては、球形に近く小ぶりですので、棗のように半月にして取りますが、平棗のように扱い、手に受けて清めます。
横から持たないのは、蓋と本体の分かれ目が中央である日の丸棗であるからだということです。

2017年1月 炉 長緒

2017年3月 炉 長緒(お点前)


新年初のお稽古、今年は初釜が早かったこともあって、先生はお稽古も早くから始めてくださいました。

初釜の時に私のお教室との出会いは裏千家のホームページからだったと、土曜日のお教室の方に言うと「あたりでしたね」と言われましたが、本当に大当たり。私は良いご縁に恵まれました。

したいお点前をさせてくださること、たくさんのお道具と触れ合わせてくださること、無理言ってこちらの都合でお稽古してくださること、そしてしっかり決まりを教えてくださること、綺麗なお点前、所作を指導してくださることも。
そのすべて、何よりもお人柄が魅力的なのであります。
とにかくとにかく、好きなお茶をもっともっと高めたいと思えるのはやっぱり先生に出会えたことにあると思います。

我が家の日めくりのことわざには『習うは一生』とありました。
人とのふれあいの中で、その言葉や行動で何かを感じて学ぶことはこれからも続きます。

お軸は『福来庭笑門』
笑う門に福来る。
ワッハッハ!
私の座右の銘でありまする。

茶花は雲竜柳、椿。

今日は今年の干支、犬の香合も設えてありました。

新年のお道具、お茶碗、わんこちゃんです。

今日、お出しいただいていたお道具には、羽子板、干支の文字入り菓子皿。
干支と方角の入った蓋置などがありました。

蓋置を使わせていただきましたところ、今年の干支、戌が柄杓と真っ直ぐになる位置がよろしいでしょうということでした。

今日は、貴人点薄茶点前をさせていただきましたが、更好棚を設えました。
縁から16目に正面を合わせ、真ん中の位置も自分の手で測りなさいとご指導いただきました。

炉 貴人点 薄茶 2017年

炉 貴人点 薄茶2016年


今年も及台子のお点前で初釜です。
皆具は黄交趾宝尽。

花は白梅 曙
花入は青竹

お軸は『鶴舞千年松』

「鶴は千年の松に宿る」という句をいい換えたもの。
鶴は「鶴寿千歳」長寿の象徴。
「松寿千歳色」というように、季節を越えて緑の葉を茂らせる松の老樹はやはり長寿のしるし。
真冬に到来した白鶴が、雪の中でも青々と茂る老松に宿るという、めでたい風情はとりわけ正月にふさわしい祝語であるそうです。

壮りものの香合、振り振りもお正月、魔よけとして室内に飾ったりするものだそうです。

お菓子は花びら餅 鉢の木謹製
お教室の生徒さんが、花びら餅の牛蒡が苦手とおっしゃっていましたが、押し鮎にみたて、白味噌あんを薄紅の餅皮で包んだ花びら餅。
初釜でいただくお約束のお菓子です。

末廣 うすべに
甘春堂 戌

お茶は薄茶が青松の寿
濃茶は延命の昔でした。

残念ながら今回、初釜のお当番が2名しかおらず濃茶席の水屋のお手伝いをさせて頂いたので、濃茶お席を拝見することが出来ませんでした。

社中での茶会ですのでお稽古の延長。
和気あいあいとし、楽しい時間でした。

薄茶のお点前をされたMさんの云われた見所の火箸の扱い、見事にこなされておられました。

後から大先輩のNさまに点てていただいた濃茶をお正月限定、島臺のお茶碗で頂戴しました。
私も先輩のようにゆったりとしたお点前で、お服加減のいい濃茶を練れるよう、今年もお稽古一年頑張りたいと思います。

『稽古とは一より習い十を知り
十より帰るもとのその一』

初釜2017年


こちらへお邪魔いたしますのはまだ2回目ですが、しつらいにいつも感心します。

お正月は特に寿ぐ日本のかたちを見ることができますが、入口は今年、張子の犬たちでした。

戌のしつらいを見上げると、おかめさん。

フロントは鏡餅と角には恵比須さま?
前回は餅花の飾り付けはなかったように思います。
どんと焼きには欠かせないお正月の縁起物。
東京ではあまり見かけなくなりました。

ご案内を頂く前の待合所の手前には舞妓さんの絵にトクサの盆栽。

お席の用意ができるまで待合所で、甘酒をいただきます。
これもお正月のサービスですね。
そちらの壁にはこんな水引のお飾りがありました。素敵です。

初日の出も忘れてはいけません。

下足を預け、通路に上がると

新年の設えが左右にあります。
松のあしらい、工夫があります。

正面は御目出度い鶴の屏風。豪華です。

可憐な水仙は初春を感じます。

食事を頂いた広間の掛軸の絵は京都の名所の春夏秋冬でした。

お軸の横に飾られた花。
大きく仕上げるのは技がいるお仕事なのでしょうね。

2階。扇の設い。

至るところにこのような演出があります。

雅やかな衝立です。

今回は七草の寄せ植えがあちらこちらにありました。日本人であることと、しきたりを振り返らせていただけます。

新年を感じる生花。

日本画と花。

二階はお庭を愛でる一画があります。

至るところにしつらい。

二階からの景色はまた少し赴きが異なります。

滝もこのように窓越しに見られます。

私はこんなところにも注目。

お茶室の襖にもありました。

やはり椿も睦月には欠かせません。

お茶室前の花。
蹲に生けられて、風情があります。


昨年と同じ会場の『鴬啼庵』になりましたが、今年は松の内の6日の今日が、初釜の集いとなりました。
今回は社中15名でいつもより少なめ。
お部屋は一階の大広間のテーブル席で、曜日の違う生徒さんと、楽しいお喋りができました。

また、お食事がさらに嗜好をこらしたお品になって目にも口にも福が広がりました。

テーブルに並べられた八寸は三宝に紅白のお供え餅をかたどった器が楽しい膳でした。

《八寸》
小鯛笹漬五色なます

芹白和え
他に、松笠くわい 鮟肝真丈
おせちでは口取りとも云われますけれど、こんな風に少しずつをいただけるのがいいですね。

八寸の後に七草粥が出てきました。
暮らしの歳時記を形に出来る和食は素晴らしいですね。

《向附》
旬魚のお造り(二種盛り)

《煮物椀》
海老真丈 からすみ 梅大根 京人参 木の芽

《焼物》
和牛ほほ肉と蕪の重ね焼き 堀川ごぼう
堀川ごぼう、京野菜なんですね。どんだけ太いごぼうなんでょう?
真ん中をくりぬいて調理をするのがお決まりなのだそうです。

《鉢物》
金目鯛かぶら蒸し
焼穴子 ずわい蟹あん掛け
こちら、同席したメンバーから今日一番の票を獲得した、実に手の込んだとろける美味しさでした。
このようなお品は家庭では作りませんし、いただけませんから、やはりこういうお席でいただける醍醐味を感じます。

《食事》
真鯛の土鍋ご飯 香の物 赤出汁
この小さな土鍋でおこげのついたご飯に仕上げるのはどのように調理なさるのでしょう?美味しい鯛飯でした。

《水菓子》
旬の果実の贅沢パフェ
上はマンゴーのムースですが、一口含んだ瞬間、なにやらお酒の香りがしました。どなたかが「ラム酒?」とおっしゃいましたが、和のテイストがします。その後に「甘酒?」と続いて、麹らしいものがひそんでいるらしいことがわかりました。

マンゴーの下はベリー類が入ったジュレ。口あたりがいいようにみぞれ状になっているという心遣い。お料理の閉めに絶品のデザートをいただき、大変満足でした。

鶯啼庵総料理長 井上 克生 謹製ということでお品書きがテーブルに添えられていましたが、料理長、吉兆で修行なさった方だそうです。

テーブルに置かれた手拭いのようなものはナプキンでした。

箸袋も寿の文字入りでしたが、隅々まで初春を感じるおもてなしに大変好印象を受けました。

2017年 鴬啼庵での新春


今年は肋骨骨折というアクシデントがあって、満足にお稽古に通えませんでした。
私がご一緒させていただいている水曜日
は生徒さんが5人いて、最終週、花月をさせて頂いていますが、私がいない間、なかなか人数が揃わずできなかったそうです。

終い稽古、台子で平点前の花月をすることになっていました。
ただでさえ未熟で皆さんに迷惑をかけていますので、早く行って準備をします。

台子のしつらえは次にいらした先輩が整えてくださいました。
花月の場合、蓋置は建水に仕組まず、杓立の前に荘ります。

茶花は12月の花でもあるロウバイと白玉椿です。
冬の楽しみの椿、

ダメ生徒は椿の帯を締めて行きました。HAHAHA(^ー^)

以下備忘録

1.折据を5人で札ひいて花をひいた人が 亭主となります。
2.月が正客 以下一二三
3.正客から順番に「お先に」して、茶道口で一礼して席入り。
4.亭主が茶道口から挨拶に出てきて、総礼します。
5.客は「お先に」の挨拶で 四畳半に入ります。
6.主は折据を正客の前へ運び一礼します。
7.茶杓、茶巾、茶筅を仕組んだ茶碗を運び、仮置き、天板の棗を横に持ち、台子正面右寄りに置き、仮置きした茶碗を三手で左側に置き合わせます。
8.水屋へ戻り、建水を畳敷き合せに置いて、仮座へ。
「折据お回しを」と言います。
9.正客から次礼して札を取りまわし、
10.主が折据を置くと「花」のみが名乗ります 。
11.折据に札を戻し、花は替札を取り、正客は折据を5目に収めます。
12.花は敷き合せに座り、建水を持って立つ、
と同時に花以降は立って繰上げて座ります。
13.花は台子の点前をします。
14.蓋置きを置くと、主客総礼。
15.茶巾を取った時に正客は折据を取り廻します。
16.お詰が5目に折据を置くと「月・花」名乗ります。
17.点前座の茶を点て茶碗を出し、「松」と名乗り、仮座へ。
18.お詰は折据を仮座3目へ。
19.札を折据に戻します。
20.「月」は茶碗取り込み、茶を喫し、替え札を取ります。
21.次の「花」替え札を取り、点前座へ。
22.以下同様に四服点てる 。
23.四服目は折据を角掛(スミカケ)に送り、
24.お詰は茶碗の出る隣へ折据を運ぶ。
25.「仕舞花」は茶を出すと「松」と名乗り、客付に回り札を折据へ戻し、角掛に向うに置きます。
26.仕舞い花が片付けている間に座代わり、
27.全員最初の位置に戻ります。
28.仕舞い花が建水を置いて亭主の後ろを過ぎると亭主が立ち上がって点前座に進みます。29.亭主は折据で総礼して、折据を懐中し(一番手前)水屋に下がります。
30.8畳に戻って、亭主が送り礼をします。
31.扇子を前に置いて、次々と「お先に」して、水屋に下がります。
32.水屋で扇子を前に置き、お互いに挨拶して終了です。


いつものお稽古日、京都に出かけていたのでお休みしました。
家のことでお茶への気力がちょっぴりダウンしていたのですが、お茶会に参加して、やっぱりお茶って楽しいなぁ〜。
そんな気持ちになってやる気がアップしました。
そうはいっても、したっぱの私ですからすぐにスキルアップするわけではありません。

今日は、初釜でのお点前、台子の濃茶にチャレンジです。
まだ、よくわからないのが火箸の扱いです。
そして濃茶は、お茶を点てるまで、釜の蓋を閉めておきますから、とにかく台子正面から居前に回る回数が多くて大変なお点前です。

また今日は、先生に無理言ってお稽古をお願いしたので、マンツーマンで、ど緊張です。
緊張のあまり濃茶を練るのに力が入りすぎました。

お軸は『無事』
年の瀬に相応しいお言葉に先生の思いが感じられました。

茶花は、柏葉紫陽花の照葉と椿。
紫陽花の葉、お部屋で美しい赤に仕上げたそうです。

以下備忘録。

【炉/台子濃茶点前】

1.天板には棗を荘り、地板には水指、柄杓と火箸を入れた杓立、その前に蓋置を入れた建水、茶入を台子の中央手前に置きます。
2.茶碗を膝前に置き、茶道口を開けて持って入り、膝前に茶碗を置いて茶道口を閉めます。
3.茶碗を持って台子の正面に座り、茶碗をまず二手で持ち替えて仮置きします。
4.茶入を畳の中央右に寄せ、
5.茶碗を三手で置き合せて、
6.建水を両手でおろし、左手で左膝脇に置き
7.両手をついて、右手で火箸を杓立てから抜いて真後ろに下ろします。
真後ろから建水のあったところを左に避けて、身体に横になるように持ってきます。
火箸の先が上がらないようにしながら右手を火箸の飾りまで引いて、縦にします。左手を縦にして、火箸の真ん中より少し引きます。下げたところを右手で持ち、左手で上から握りこんで台子の左隅に挟みます。
置いた後、左手の親指を伸ばして火箸を飾りの部分が出ているぐらいにして押し込みます。
8.建水の中の蓋置を右手で取って左掌にのせて居前に回り定座に置いて総礼します。
9.建水をすすめ、居ずまいを正します。
10.左、右と二手で茶碗、茶入を膝前に取り込みます。
11.茶入の仕覆を脱がせ、左から右にかえし、左手で台子の左手前角に置きます。
12.腰の帛紗を取り、四方捌きし、茶入を清め、台子の中央左に置きます。
13.帛紗を捌き直して茶杓を拭き、茶入の蓋にのせます。
14.右手で茶筅を取り、茶入の右に置き合わせます。
15.茶碗は手前に寄せ、茶巾を水指の蓋の上にのせます。
16. 帛紗で釜の蓋を取り、 帛紗を右膝頭に仮置きします。
17.柄杓を取りに台子正面に回ります。
柄杓は真横に下ろし、真っ直ぐに引き茶筅の右から左手に持ちかえます。
18.居前に戻り、湯を汲み茶碗に入れ、
19.柄杓を左手に持って、台子正面に回り、柄杓を杓立てに戻します。
20.居前に戻り、 帛紗で釜の蓋を閉めます。
21. 帛紗を元の位置に仮置きし、茶筅通しをします。
22.茶筅を戻し
23.湯を建水に捨てて茶巾で茶碗を拭き、茶巾を水指の上に戻します。
24.茶杓を右手で取り、茶入を左で持って、蓋を茶碗の右に置き、茶を三杓入れて、茶杓を茶碗にあずけ、回し出しをし、茶入の口を指先で拭き、その指先を懐紙で清めます。
25.茶入の蓋を閉め、元の位置に置き、茶杓を扱って持ち、茶碗の茶をさばき、茶杓を茶碗の縁で軽く打ち、茶杓を茶入の上に戻します。
26. 帛紗で釜の蓋を取り
27. 帛紗を左掌にのせて、台子正面に回り、帛紗を右手で左膝脇に仮置きし、
28.柄杓を抜き、居前に戻り、
29.湯を汲んで茶碗に入れ、茶を練り、いま一度湯を入れ練り返して茶筅を戻し、茶碗を定座に出します。
30.正客の一口でお服加減を聞きます。
31.柄杓を取りかまえ、左手に持たせ、台子に回りの杓立に戻します。
32.居前に戻り、釜の蓋を閉め
33.蓋置を右手で取り、左掌にのせ、台子正面に回り、建水の位置に仮置きします。
34.客付きに回り、正客と、お茶銘、お詰め菓子などの挨拶をかわします。
35.末客のすい切りで台子正面に回り、蓋置を右手で取り、左掌にのせ居前に戻り、蓋置を元の位置に置きます。
36. 帛紗を取って釜の蓋を開け、
37.台子正面に回って帛紗を左膝脇に置いて、柄杓を取り、居前に戻り釜にあずけて、
38.水指の茶巾を取って、釜の蓋に置き替え、
39.水指の蓋を右、左、右の三手で開けます。
40.釜に水を一杓さし、 帛紗を腰につけて茶碗が返るのを待ちます。
41.茶碗が返ると茶碗を右手で取り、膝前に置いて、主客総礼します。
42.茶碗に湯を入れ、建水に捨て、膝前に置き、仕舞いの挨拶をします。
43.茶碗に水を入れ、茶筅通しし、水を捨て、茶巾を入れ、茶碗を膝前に置いて、茶筅を入れ
44.茶杓を取り、建水を引いて
45.帛紗を取り、帛紗を捌いて茶杓を拭き、茶碗にのせ、
46.帛紗を払い、腰につけ、
47.茶入を畳の中央右寄りに置き、茶碗を右、左の二手で茶入と置きあわせ、
48.釜に水をさし、湯返しして、
49.柄杓を左手に持ち、台子正面に回り、杓立にさし、
50.居前に戻り釜の蓋を閉めて、水指の蓋を右、左、右の三手で閉め、道具拝見の挨拶を受けます。
51.蓋置を右手でとり、左掌にのせ、台子正面に回って杓立の前に荘ります。
52.火箸を扱って杓立に戻します。
53.茶碗を右一手で仮置きし
54.茶入を取って、左掌にのせ、客付きに回り、茶入を清めて定座に出します。
55.帛紗を腰につけ、台子正面に戻り、茶杓を右手で取り、左手に持たせて、居前に回り、茶杓を出し、
56.そのまま居前から左手で天板上の仕覆を取り、扱って左掌にのせ、客付きに回り、茶杓の右に出します。
57.台子正面に戻り、建水を持ち水屋にさがります。
58.つづいて茶碗を引き、
59.水次を持ち出し、水指正面に座り、水指の蓋を右、左の二手で開け、水を注ぎ、
60.水次を持ってさがり、
61.建水を持ち出し台子前中央に座り、建水を膝前に置いて、蓋置を右手で取り左手で扱って、右手で建水の中に入れ、建水を両手で杓立前に荘ります。
62.水屋にさがって茶道口を閉めます。
63.拝見物が戻ると、茶道口を開けて入り、道具正面で挨拶して、仕覆、茶杓、茶入の順に持ち、茶道口にさがり、建付けに道具を置いて、主客総礼して終わります。


宝泉堂は下鴨にある菓子匠だそうです。
その日にいただくお菓子は、その日の早朝に作ってくださるそうで、こだわりがあります。

お茶席でいただいた『芝の雪』という銘の上生菓子は、黒糖仕立てのきんとんでしたが、口の中でとろける柔らかさで、出来立ての美味しさ、存分に感じました。

お持ち帰りにいただいたお菓子。
『加賀葵』

日本最古の祭、賀茂祭は、祭に関わるすべての人々が清浄のしるしとして葵と桂を身に付けていることから葵祭と呼ばれているそうです。
一千年の時を経て新緑の美しい季節、五月十五日には総勢五百数十名の王朝絵巻きさながらの行列が下鴨・上賀茂神社へと進みます。

丹波大納言小豆、寒天製。

葵の葉をかたどっていますが、ハート型にも見えます。
姿やお味共によろしく雅やかでございます。

およそ400店もの和菓子店がしのぎを削る古都、京都。
古くから和菓子三大所として知られるこの街で、評判が口伝てに広まったあずき処の名店が、京下鴨・あずき処 『宝泉堂』だそうです。

こちらは下鴨神社の茶店【さるや】でも販売があります。

仕出し文化のある京都のお弁当。
旧三井下鴨別邸の指定、『泉仙』製。

亀甲の二段重ねのお弁当は、配達の方々がきちんと配膳してくださいました。

京都 泉仙


下鴨神社の手前にある三井下鴨別邸をご存知でしょうか?
重要文化財です。
なんと、そこで以前お茶を教えていただいていた先生から「お茶会をやるので参加しない?」と、お誘いをいただきました。

実は私、春に京都へ出掛けた際、下鴨神社を訪れた早朝にこちらを横切っておりました。
「素敵な建物だなぁ〜、でも観覧するには時間が早すぎる」と、高い塀ごしに眺めるだけで再訪を望んでおりました。

わたし的には即決でしたが、先生が富士吉田に隠居されてからもしつこくお茶を教えていただいき慕い続けた他3名も迷いはありませんでした。

旅の計画を立てている時が一番楽しい私ですが、今回は早朝に現地集合。着物着用ということがあって、悩みになやみました。
こんなことはたぶん一生にいっかいです。

今、お稽古をお願いしている先生は、年に何回もある裏千家のお集まりに出かける際は、朝一番の新幹線で京都に向かうそうですが、下鴨別邸のある出町柳に9時付近に到着するには、4時に起床して支度を整え、5時には我が町経堂を出発しなければなりません。

日頃締めない袋帯をその日に選んでいましたから、うまくいかず焦る自分を想像すると落ち着きません。
友人4人に私は深夜バスで行き、あちらで着替えると宣言をしました。
しかしそれから、着替えをする予定の店のオープン時間が遅いことがわかりました。

あれこれと探すうち、バス会社が運営しているラウンジのフィッティングルームが使えそうなことがわかり、急遽、そのバス会社の予約変更をしました。

結局友人二人も一緒に深夜バスで京都に向かうことになりました。
皆、メイクオフ、入浴を済ませ、22時15分のバスに乗り込むため少女のようにはしゃぎます。
翌朝6時に到着、メイクと着付けを整え、8時半ホテルに荷物をあずけ、三井下鴨別邸に9時に到着しました。

そこからは準備や食事であっという間に時間は過ぎ、午後から茶会となりました。
私は一番目のお席でお点前、最後のお席で半東を務めました。

お客様は一席6名。本来なら炉の季節ですが、防災上、風炉のお点前しかできません。
水屋は暗く、お湯の用意も満足にできないので、お茶は全て茶室で点ててお出ししました。

ぶっつけ本番のお点前や半東のお役目は反省点もたくさんありましたが、

何より京都のこんな素晴らしい場所のお茶会に参加できたことは、本当に一生の想い出になりました。

実はこちら、亭主である先生が小学校5年生の時から5年間住んでいた場所で、食事のご挨拶の時、エピソードをお話された先生は涙ぐむシーンも…。

ノスタルジックな思い、実現のためのご苦労、思いに賛同して時間を共有しようと慕い集まった方々、そんな数々のことが甦った瞬間。私ももらい泣きでした。


京都 旧三井下鴨別邸


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