花筏、
散った桜の花びらが、帯状に水に浮かんで流れてて行くのを筏に見たてていう春の季語。
ミズキ科の植物で、花を乗せた葉を筏に見たてたような落葉低木でもあります。

以前、お茶のお稽古で、この名のお菓子をいただいたことがあって、その時は、前述の植物を意匠したものかと思っていました。
けれど、いい年をしてですが、それは、さくらが散り始め、水面に浮かぶさまを言うことを知りました。
そしてそれは、先々週行った、千鳥ヶ淵の映像を写しながらのことでした。

いつかまたは、今年の桜が長く楽しめたので、早くやってきました。

今回の犬散歩、スタートは北の丸公園の駐車場。
 
科学技術館経由で、北の丸公園を前回とは逆のコースで、しかも、眼下に千鳥ヶ淵をのぞめる樹木がうっそうとしたサンクチュアリを歩いていきました。

 
 

少し前にこれまたテレビの「空から街を見てみよう」という番組で、この付近の映像が流れていました。
専門学校の入学式が行なわれていた武道館を横目に江戸城建築機構のうちの最古という田安門をくぐり、靖国神社に向かいます。

 
歩道橋をわたることになりますが、その歩道橋のところに立っているのが、「常灯明台(じょうとうみょうだい)」
明治4年に靖国神社の英霊にささげるために作られたそうです。
品川の海が見渡せた場所にあるので、品川沖の船にとっては灯台の役割を果たしたといいます。

九段坂は昔はとても急な坂で、飯田橋駅方面からも坂の頂上にあたるので、遠く筑波山から下町や品川の海、房総半島まで見渡せたたのだそうです。

 
 
さて、靖国神社。犬はご法度。
まずは、そうは思いましたが、参道を歩き始めます。
それだけでも、充分にここに来たぞという実感が湧きました。
第二鳥居は、明治20年(1887)に建てられたもので、青銅製の鳥居としては日本一の大きさを誇るそうです。
参拝の前には、手と口を清めまなくてはいけません。
大手水舎。我が家の犬もここのお水をいただきました。
昭和15年(1940)にアメリカに在住する日本人の方々から奉納されたそうです。
この手水盤は花崗岩で作らていて、その重さは18トン以上あるそうです。
とにかく立派です。そして風情もあります。

やっぱり、犬との参拝。だめでした。
でも、充分、靖国の桜も拝めました。

千鳥ヶ淵緑道へと向かいます。
その前に、友人の陶芸作家の岩永浩氏の作品を扱っていらっしゃる、らしのうつわやさん『花田』さんのショーウインドウを見て行きます。
桜文の器、素敵でした。

千鳥ヶ淵、残念ながら、花筏の姿、ありませんでした。
 
しかしながら、桜がはらはらと雪のように風に舞い、青空に映え、美しい姿でした。
ボート乗り場は長蛇の列。
川面に迫り出したココの桜、本当に綺麗ですもの。
並んでも見たくなります。

 
緑道には、花だいこん、シャガ、山吹、そして石楠花(しゃくなげ)までが咲き始め、春爛漫でした。
 


近くに用事があったんです。
その用事で前を通った時は、夕方4時頃、10人くらい並んでいました。
用事の帰り、閉店間際に寄りました。7時近くでした。

木箱に幾つか並んでいました。
間に合うかな?
でも前客がありました。残り二つ。

連れと一つづつ。それで、本日、売り切れでした。完売。
それでは物足りないので、600gのあんこ、買いました。860円也。

たいやきはちなみに140円。
ここのあんこ、しょっぱいんですよね。
かなりの塩気を感じます。
これが、東京のお味かもしれません。

とても個性的です。
ちょっとビリッと来る感じ。
でも、鯛焼きの御三家。超有名店です。
それが、魅力といえるんでしょう。
このあたりは、住所が新宿区若葉町。
だから、「わかば」というんでしょうか?

そして、四谷見附ともいうんです。
赤坂見附は駅にありますよね。
何気に言葉にしていましたが、
「見附」ってなあに?

で、調べてみました。

見附とはは主に城の外郭に位置し、外敵の侵攻、侵入を発見するために設けられた警備のための城門のことで、江戸城は外濠および内濠に沿って36の見附があったとされているそうです。

街道の分岐点などの交通の要所に置かれた見張り所(見附)などに由来したもので、地名として各所に残っているとのことです。

なるほど…。


お茶シスターズのみーちゃんが私のブログに華をと、見つけてくれた小法師(こぼし)というお菓子です。

起き上がり小法師
(おきあがりこぼし)は、福島県会津地方に古くから伝わる縁起物・郷土玩具の一つで起姫ともいい、会津の人にとっては「赤べこ」の次に馴染みのある郷土玩具だそうです。
会津地方ではこの小法師を「十日市」という毎年一月十日に行なわれる縁日で家族の人数+1個を購入し一年間神棚などに飾るそうです。

何度倒しても起き上がる事から「七転八起」の精神を含有していて、「無病息災」「家内安全」と同じような縁起物とされているそうです。

買い求める際は、倒してみて起き上がるものを買い求めるとよいんだそうです。
以前、どこかの政治家が送った相手の起き上がりこぼしが起きなかったという、エピソードがありましたね。

『会津葵』という奥州會津若松にある上菓子司の縁起菓子です。
小豆餡と白小豆餡を用いた石衣で包んだ雪の情緒を意匠した愛くるしいお菓子です。

箱を包んだ姿も、包装紙も、箱も、開運の札も、お菓子の中心に鎮座した起き上がりこぼしも、民芸感たっぷりで、good job ではありませんか。

 
 


東京、世田谷、千歳船橋駅前の「東宮(とうみや)」さん。
我が家の隣り駅にある和菓子屋さんです。
この地にわがお茶シスターズの一人がお引越ししてきました。
そして彼女、お菓子担当でもあります。

以前、この彼女と、我が家でこっそりお茶のお稽古をしていました。
その時、一度、「東宮」さんのお菓子、いただいたことがありました。

婦人画報社から出版されている
「茶事・茶会・支度帖」 という本の中の菓子の紹介の中に京都「末富」さん「鍵善良房」さんなどと並んでに「東宮」さんが紹介されていました。

お店は、街の和菓子屋さんといった風情ですが、初代は、「西のきぬかけ、東の東宮」といわれた名職人で数々の大会で受賞を果たし、その名を全国に広げたそうです。

現在は二代目がその技を継承していらっしゃいますが、半月替わりの上生菓子はお値段がお手頃なのに、どれも繊細な意匠です。

【春霞】、桜と新緑が春うららかな中に在る様をイメージしたような上生菓子は、上品ながら口の中では、印象に残る味わい。
お抹茶との相性もよく、「美味しい…」を連発。


【桜まんじゅう】
有名な饅頭屋さんより美味しいと!声があがったほどおいしかったお饅頭。
先生曰く、美味しいお饅頭は餡が旨いんだと…。
確かに…。餡もですが、皮がまたいい。
お約束、桜の塩漬けは、この時期、かかせません。

余談ですが、このあたり、住所は桜丘なのです。
農大があるあたりは桜という住所です。
日大桜ヶ丘高校のあたりの桜も綺麗ですが、農大付近の桜も綺麗なんですよ。
桜がつくんですから、何かいわれがあるんでしょうか?

 



釜と炉や風炉との間に透き間を作るために用いる拍子木形の木片を、「透木(すきぎ)」というのだそうです。

この「透木」を風炉の季節には、風炉の肩に置き、炉の時期には炉壇(炉縁を受けている石炉または土壁で塗り上げられた火炉の出っ張り)に置きます。そこへ釜の羽を当てるようにしてかけます。
そうすることで通風をよくすることができるのだそうです。

そしてこの時、用いる釜を透木釜といいます。

特色は高さが低めで、釜の羽が帽子のつば状に付いていることです。
よく、茶道具を見に美術館へ行くと出会っていたのですが、いったいいつ使うものなのか?
と思っていました。

今回、丁度、桜のこの時期に、
『桜川地紋透木釜』 を、お借りすることができました。

少し暖かくなっての炉の季節。
火を見せないための配慮でもあると聞きました。

お茶ごころ、お道具たちにもたくさん隠れているようです。

 
3月と同じ長板を教えていただきました。
本当なら、このお点前、広間でするお点前なのだそうですが、本日は小間。
やはり、少し窮屈な感じはしましたが、このお点前、なんだかとっても品格を感じるお点前です。

この日のお軸。
”松無古今色”(まつにここんのいろなし)

「松に古今の色無し、竹に上下の節有り」というのが、全句だそうです。

松は春夏秋冬、一年を通じ、季節の変化に関わらず、常に常に青々としてその色の変わることはなく緑の葉におおわれています。
周囲に惑わされることなく、変わらない心で生きたいものである。
竹には上下の節があります。
それぞれの立場をわきまえてこそ、秩序も保たれる。
私心を捨てて、互いに助け合っていきたいものである。

物事をみるには、変らないものと、変るものとの二つの視点が必要である。
そういったことを教えてくださる禅語のようです。


茶花は山吹。
富士宮からやってきましたが、東京でも花かいどうと並んで姿を目にするようになりました。
青銅耳付の花器に、黄の香合が鮮やかです。

 
シフォンケーキ作りに慣れた頃、桜の咲くのが待ち遠しい季節になりました。
以前、【桜花の塩漬け】の記事を書いたことがありましたが、そのこに出会ったこともあったかもしれません。
その塩漬けを使って、シフォンケーキを作ってみたいな。
そう思って、試作を始めました。

まず、何を思ったか、冷蔵庫を覗いてみたら、くちなしの実がありました。
きっと、おせちのきんとん作りに使ったものでしょう。
本当は、以前、桜ごはんを作った時に使ったビーツの食紅があるかもしれないと思ったのですが、使い切ってしまったようで、姿がありませんでした。
そのくちなしをお湯に浸し、材料に加えました。
そうでした。出来上がって思い違いだったと感じました。
確かに、くちなしはさつまいもの色を黄色く綺麗に仕上げるものでした。
だからこんなになりました。

黄色い…(>_<)

次は、小豆の豆乳を使ってみました。
だめ。桜色になりません。

やっぱり、色粉を使うしかない。
食紅を買い求めました。
今は良いものが出ています。天然の色素、ビーツで作った色粉です。
これなら安心して使えます。

さて、食紅を使っての第一弾。
 
アセロラドリンクに食紅を溶いてみました。
味に遜色はありませんが、特別ななにかがない…。

第二弾。
今度は、液体を生クリームにしました。
そして食紅はメレンゲに加えるグラニュー糖に混ぜました。
少し多すぎたようです。
使ってみて思ったのは、このグラニュー糖に加えるのはOKでしたが、食紅を混ぜた時の色がそのままケーキの色になることがわかりました。
だから、この時、どピンクになりました。

桜の奥ゆかしさはこれではNGです。
しかし、お味は、生クリームの濃厚さがあって、少し違った食感のシフォンケーキになりました。
 

材料は17cmの型に対して
【卵黄生地】
薄力粉80g
グラニュー糖30g
卵黄3個分
べに花油大さじ2
生クリーム100ml
【メレンゲ】
卵白5個分
グラニュー糖40g(食紅を適宜混ぜる)
です。

色を薄く仕上げたいために、卵白の量を増やしてみました。
生クリームは、分子の密度が高いのか?
メレンゲに卵黄生地を入れた瞬間、かなり吸収された感じでしぼんでいきました。
ふわふわ感はありましたが、もう少し軽く仕上げたい。

食紅使用、第三弾。
結局、豆乳を使ったふわふわシフォンにしようと思いました。

材料は17cmの型に対して
【卵黄生地】
薄力粉80g
グラニュー糖30g
卵黄3個分
べに花油大さじ2
豆乳50ml
【メレンゲ】
卵白5個分
グラニュー糖40g
(食紅を適宜混ぜる)…砂糖が淡いピンクになればokです。
・桜の塩漬け適宜

作り方は以前のミルクティーのシフォンケーキの記事を参考にしてください。
桜の塩漬けは、水でよく塩抜きをして、水気を取り、型においておきます。
これは生地が出来上がる前にしておきます。

これは、12cmの型で焼いた、トップの写真の断面です。
ようやく、形になりました。
こうしてできたもの、お茶シスターズに押し付けました。
喜んでるのは、アタシだけ???


またまた思いつきで我が家の犬孝行で千鳥ヶ淵へ行きました。
勿論、ココが桜で有名なことは知っています。
早朝出かけて行きましたので、他の方のご迷惑になるようなことはなかったと思いますが、毎年日本全国から100万人以上の人が訪れる桜のメッカだそうです。
まったく、知らないといういことは、無謀な行動をとらせます。

しかしながら、知らなかったことで新しい発見がたくさんありました。
ジョギングする方々の気分がいいのもうなずけます。
ここは、緑と水が豊かで空も広い、東京の別天地でした。
桜のお花見もできましたし、気持ちのいい充実した日曜日の朝になりました。

車を一番町の駐車場に停め、イギリス大使館横から出発しました。
信号を渡ります。

こんな素敵な緑道があること、知りませんでした。
ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が遊歩道沿いに咲き、
今は、三分咲きでさくらのトンネルを歩くという実感はありませんでしたが、曇り空でもなんだか幻想的な空気が漂っていました。
4月4日までのさくら祭りの開催中は環境配慮型のライトアップLEDで夕方6時から10時までライトアップされるそうです。

 
千鳥ヶ淵観光案内所からすぐのところからボート場まではすぐです。
水面からの桜も見事でしょうね〜。
ソメイヨシノの開花は、このくらいです。

 
三分咲きの桜を堪能し緑道が終わりに近づいてきた頃、靖国通りの鳥居が見えてきました。
九段下から靖国通りの桜も綺麗です。
靖国神社は気象庁が桜の開花を決定する基準木がありますが、どの木かは、秘密だそうです。
素行の悪い誰かが悪戯しそうですものね。

皇居方面をぐるりのコースもありましたが、今日は、武道館を抜けて北の丸公園から千鳥ヶ淵に戻るコースを選びます。


武道館の門をくぐると、いつも日本人であることを意識します。
そんな風情があります。
わんちゃんNGかと、ドキドキしましたが、まったく問題はありませんでした。
しかし、管理の人に、先週、放し飼いにした飼い主がいて、犬が大怪我をしたとかで、注意をされました。

 
さすがに皇居付近の公園です。
管理が行き届いていて美しい。
もちろん、こちらもお花見の名所で約330本のソメイヨシノが植えられているそうです。
芝生の上には、ビニールシートがひかれ、宴前でした。


近代美術館別館の工芸館、いつもちょっとコアな展示がされています。
建物を見るだけでも楽しいです。
工芸館から、千鳥ヶ淵沿い、代官通りの丘を歩いて行きます。


こんなさくらも…。
右は陽光という種類で、大島桜と江戸彼岸の交配種だそうです。
ソメイヨシノに比べて、お花の色が濃く、華やかでした。


代官通りの交差点、信号を渡り、半蔵門方面、千鳥ヶ淵公園を歩きます。


お濠には菜の花も咲いていました。
ここも桜並木が続いています。
東京FM方面へ渡り、塀の中は英国!の大使館側道を最後の散歩道として駐車場に戻ります。
約1時間半、たっぷり歩いて、我が家の3頭も大満足の様子でした。
今年のさくらはのんびりしていて、入学式の頃まで堪能できそうですね。


この時期登場の桜もの。
何にでも使えるということですが、中身がとても綺麗なので(スーパーに見本が出ていました)買ってみました。


さくらが5分咲きくらいになったら、桜ごはんにしてみようと思います。

桜といえば、日本ではソメイヨシノをさしますが、この色鮮やかな桜は、五分咲きから七分咲き程度の八重桜などを使うそうです。
たしかに、このピンクは一番後に咲く、八重桜です。

先日甥が結婚したのですが、とても久しぶりに桜湯に出会いました。

お見合いや婚礼などの一生を決める祝いの席では、その場だけ取り繕ってごまかす意味の「茶を濁す」ことを忌み嫌うことから、祝いの席ではお茶を用いず、代わりの飲み物として桜湯を用いるのだそうです。


2年ぶりに芸能界に復帰した会見に桜湯を振舞ったという女優さんがいましたが、浄化をさせる意味があるんだということでした。
あまりに不自然な会見で、演技をしているとしか見えないその表情に、浄化はされていない心の中を見てしまったようで、とても残念でした。


今日、スーパーに行って出合った、信州産の春色のきのこ。
このままの色で食卓に供したい!
見ていたい、飾っておきたいと思うお野菜は、食欲も料理熱にも拍車をかけます。

生産者は、キノコ村、生産地は長野県とあります。
信州のきのこ。

黄色い方が、北国の香り【たもぎ茸】。
パスタやカレー、煮物などにお使いくださいとあります。

たもぎ茸はヒラタケ科に属し、シベリア半島、北海道の道東や道北地方のニレ類の倒木、立木、切り株などに群生し、鮮やかなレモン色をした円形状のかさを持つ食用キノコだそうです。
夏の限られた時期だけに自生し、人工栽培も難しいことから「幻のキノコ」と呼ばれ、アミノ酸やオリゴ糖が豊富なだけでなく、他に類を見ないβ-D-グルカン含有量であることから、これを健康食品にしたものを経口投与することにより抗がん作用があるそうです。

こちらの購入したものは人工栽培のものだと想いますが、とてもカラダに良さそうです。

独特の芳香があり、ダシが良く出るので、スープにもいいらしいですし、炊き込みご飯もお奨めだといいます。

ピンク色が、【とき色ひら茸】。
大空を舞う色彩のいキャッチコピー。

天ぷら、マリネ、パスタなどにお使いくださいとあります。

調べてみると、火を通してもあまり変色しないのでだそうです。

肉質は弾力性があり、淡白な味わいはどんな調理方法にもよく合うすぐれもの。
熱湯でサッと茹で冷水にさらすと色鮮やかに保たれるそうです。

この色彩を生かすのは、塩味のパスタが良さそうです。
どちらも、春の彩りにふさわしいきのこ。
食卓が華やぎます。


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