昨年はシャネルの生誕125年だったそうです。
ということもあって、映画が3本も製作されていて、今年は、その映画たちが立て続けに公開、舞台も何本か公演されているようです。

その一本である【ココ・シャネル】を観てきました。

かなり昔になりますが、ミニシアターなどあまりなかった時代に、新宿の歌舞伎町に今も健在ですが、”シネマスクエアとうきゅう”という小さな映画館が出来ました。
映画少女だった私はここで上映される映画は、大きな映画館ではお目にかかれないちょっといい作品を観れるのでよく足を運んでいました。

1981年、【ココ・シャネル】をここで観ました。
没後10年目に製作された作品です。

当時、勿論、シャネルの名前は知っていましたし、「獅子座の女・シャネル」 とかいうタイトルの本も読んでいましたが、恋愛や社会の経験が不足だったのでしょう。
大人の恋や、当時のキャリアウーマンの生き様を、余り理解しておらず、美しい映像とファッションの伝記物というスタンスで観たように記憶しています。

シャネルを演じるマリー・フランス・ピジェは、当時、インパクトのある風貌と演技で、人気の女優さんでした。
「真夜中の向こう側」は、今でも強く印象に残っています。

この作品は、当時人気の役者が豪華にキャスティングされていました。
最初の恋人エティエンヌ・バルザン役は、「ブレードランナー」のレプリカント役で多くの人気を集めたルトガー・ハウアー。
永遠の恋人のボーイ・カペル役に007のティモシー・ダルトン。
シャネルの宿敵、エミリエンヌ・ダランソン役は、カレン・ブラック。
生涯心の支えだったアドリエンヌ役は、「禁じられた遊び」で名子役と言われたブリジット・フォッセーでした。

今回の【ココ・シャネル】は、第二次世界大戦後、ドイツ人の恋人がいたこともあってスイスに亡命し、一線を退いていたシャネルが復帰のコレクションをおこなうところから物語が始まりました。
その、晩年のシャネルを演じるのが、シャーリー・マクレーンです。

多くの作品に出演されていますが、若いころの作品よりも、ボレロを世に知らしめた「愛と喝采の日々」あたりから、圧倒的な存在感でした。
輪廻転生に関した執筆は、ベスト・セラーになり、「アウト・オン・ア・リム」は、自ら出演もされました。
リベラリストということですが、女優としてのシャーリー・マクレーンは近づきがたい感じは受けません。
弟さんは俳優ウォーレン・ベイティですが、親日家であることは有名で、娘さんにはサチという名前をつけていらっしゃいます。
そのサチ・パーカーさんは、2008年、「西の魔女が死んだ」という日本映画に主演されています。
華麗な経歴は、尊敬に値する本当に素晴らしいものです。
そして、スクリーンに映るその姿は、貫禄そのものでした。

映画は、回想シーンで若き日を演じるバルボラ・ボブローヴァのシャネルが孤児だった時代に画面が変わります。
華麗な地位を築きあげるまでの、困窮の日々、出会った男たち。
身分違いの恋。シャネルモードが出来上がる背景。
マリリン・モンローの残した言葉で有名な 『CHANEL no5』 のできる瞬間は、一瞬のシーンで終ってしまいますが、調香師に創らせた香りの5番目を製品化し、商品名をno5としたというのも、抜群のセンスだったのだと思いました。

バルボラ・ボブローヴァはチェコスロバキア出身の女優さんだそうですが、初めてその演技に触れました。
ぶれない演技で、若き日のシャネルを確実に演じていました。

英語で語られる台詞を聞き、もし、これが仏語ならばと思った時に、演じるならば、
オドレィ・トトゥかなと想像しておりましたら、なんと!9月18日に公開になる【ココ・アヴァン・シャネル】は、彼女が主演だということを知りびっくりしました。

映画「アメリ」で一躍時の人になった彼女が着こなすCHANELモードも興味がありますが、
2010年新春公開の【シャネル&ストラヴィンスキー】は、生涯愛した人は一人というボーイの死の前後から、ストラヴィンスキーと出会い、シャネルNo.5を生み出すまでを扱っている作品だそうです。
シャネルのミューズと言われるアナ・ムグラリスのゴージャスな容姿の映像も魅力的です。

シャネルは、「シャネラー」という言葉ができたほど、今も不動の人気ですが、映画を観に来ていた方たちは、意外にも年齢が高めの方が多かったです。それは、この映画が、恋愛を軸にした伝記ドラマだからでしょうか?
けれど、今も尚人気なのは、その当時は画期的なデザインだったファッションが今も古さを感じず、それを受け継いだカール・ラガーフェルドやスーパーモデルたちの功績もあるのだろうと想像し、品格という言葉を思いました。

きっと、これからもシャネルは、エレガントさを失わず、時代に即した成長を成し遂げていくのでしょうね。
映画は、そういう意味でも、感じることの多い作品でした。




久しぶりに代官山でランチをいただきました。
代官山でランチの時は、ココでと決めていたところがありました。
最近、大好きでよく拝見しているアメブロで知った、
【トゥール・ダルジャン】 に行くつもりでした。

予約をしようと、サイトにアクセスしました。
なんと!7月31日で閉店のお知らせでした。

残念です。
【トゥール・ダルジャン】 の書き込みはどれも評判がよく、お店の雰囲気も素敵だったので、訪れてみたかったのに…。
外食産業、不況の風が冷たく吹いているようです。

さて、そこで、食べログで、代官山のランキングをみてみました。
そこで、心惹かれたのが老舗フレンチ店 【パッション】 です。
ヒルサイドテラスにあるこちら。
私が、代官山近くに住んでいた時にはすでにあったように思います。
創業1984年といいます。
その頃は、敷居が高く、お邪魔するチャンスがありませんでした。

今回、サイトにアクセスして知りました。
大好きな 【プティ・ブドン】 の系列店であること…。
決め手になりました。

【カーサ・デロンギ】 も候補にあがりましたが、ここのところコテコテのフレンチ、いただいてなかったので、こちらに気持ちが向きました。

上の写真は、チョイスしたオードブルです。
この日は、Menu Gourmand(メニューグルマン)
メインが一つのコースをいただきました。
内容は、アミューズ、オードブル、スープ、メイン、デザート、コーヒーです。

アミューズは「蕪の冷たいスープ」でした。ショットグラスに入った量は外の暑さを一瞬のうちに涼に変え、これからのお食事をいただく前のリセット効果がありました。

この日、オードブルは、「ブイヤベースのテリーヌ、ブランタードとタプナード添え、赤ピーマンのクーリ」を5種の中から選びました。
どうです。緑のガラスのお皿、美しいでしょ。
そして、お味もとってもよかったです。
「トマトの冷たいスープ」は、上品なサーモンピンクに仕上がったクリーミーなお味でした。



そして、メイン。
2名からの受付可能の「鴨胸肉のロースト スパイス風味 イチジク添え」を、6種の中から選んでいただきました。
こちらもお皿の上の演出の見事なこと。
マデラソースでしょうか?濃厚なソースとイチジクが絶妙で、奥に添えられたクリームソースでも違ったお味を楽しめました。



デザートは、シェフのスペシャルデザート。
この日は白桃とアイスのスープでした。
カップチーノ仕立てで、爽やかな感じがし、旬を味わう感がありました。

この後はお好みのお飲物がいただけますが、小さなデザートのワゴンがやってきます。
その数、マカロン、マンゴープリン、ボストック、ガナッシュ、カリソン。パートフリュイなど10種類はあったでしょうか?



しっかりとしたフランスの伝統のお味を守り続けていて、手を抜かないお料理、堪能させていただきました。
店内もいい意味で古めかしいところはなく、清潔で、接客態度もとても良かったです。
美味しかったです。大満足!



最近購入した、お気に入りの商品です。
ダイキンの空気清浄機です。
以前は、ベンタエアウォッシャーを使っていました。

この商品を購入した5年前は、この製品の特徴でもある気化式加湿空気清浄機は、このベンタだけだったように思います。
水を足すという以外は、手入れも簡単で、見た目もデザイン賞を獲得するだけあって、インテリアの邪魔にならないドイツものでした。

優れた耐久性が売りでしたが、3頭の犬がいる我が家では、少し負担だったようです。
故障して、部品交換しました。
しかし、それではだめで、修理するより、別のものを買うという選択をしました。

そこで、色々調べて購入に至ったのが、上の写真の
『ダイキン・加湿空気清浄機』 ”光クリエール”です。

ネットで色々調べて、空気清浄機で人気だったのが、ダイキンとシャープでした。
シャープが盛んに宣伝している 「高濃度プラズマクラスタ」 とは、このことだったかということも知りました。

物を購入する時、ネットで色々調べて、書き込みを読んでいると迷ってしまいますよね。この時も相当悩みました。
でも、シャープのよりもダイキンのぴちょん君に気持ちが向きました。

私の購入した先の楽天の
パラダイス横浜さんは
その時、送料をプラスしても一番お得でしたが、今回調べましたら、
こちら
が送料込みですし、一番お買い得でした。

私が購入したACK-75J-Wは、空気清浄機能が28畳でしたが、加湿機能が10畳になるのでその下になると、どうなのかと、大きい仕様のものを選びました。
音も静か。においやホコリを取り除いてくれている時はランプの色が変わり、効果を実感します。
見た目もシンプルですし、給水も簡単、お手入れも楽チンそうです。

この製品、企業のスモーキングエリアでも活躍しているそうです。
夫が云っておりました。
そう、喫煙者さんがいるお宅では、ぜったい気化式の空気清浄機がいいのですよね。



昨日行った、東京都現代美術館の地下にあるレストランです。
この美術館へ来る時はごはんを何処で食べようかと迷いますが、いいトコできました。
2009年、5月にオープンしたそうです。

一昨日会った友人から情報は得ていました。
でも、美術館サイトを見ると、地下…。
せっかく開放的な現代美術館に行って、お日様を感じないのはな、と、
一緒に行った友達が云う”深川丼”、はたまたぐるナビで見つけたつけ麺”吉左右”もあるかなぁ〜と思いつつ…。

しかし、外は、うっとおしい湿度たっぷりの陽気。
で、もぐっちゃいました。地下に…。

あ〜ら、日の光がたっぷり、しかも、入り口レジカウンターには、なんと!『ル・ヴァン』のパン・ド・カンパーニュの姿がぁ…。

店内もお洒落。
フランスの田舎風…?

メニューは、ちょっぴりお高めですけど、洋食メニューで、カジュアルな感じです。
しかも“定食”の表記です。

私がいただいたのは、写真の 「焼き野菜定食」 1,400円なりです。
色とりどりのお野菜のグリルでバルサミコで味付けがされて、とってもいいお味でした。
この日は 『ル・ヴァン』 が合いそうなので、パンをチョイスしましたが、五穀米のライスも選べるようです。

一緒に行った友達は、その五穀米の野菜カレー、こちらも味見させてもらいましたが、じっくり煮込んだ欧風カレーでした。



Contentとは、フランス語で「嬉しい」「満たされた」を意味する言葉なんだそうです。
そんな満たされた空間で、懐かしくて新しくてヘルシーな食事をしながら、おしゃべりも楽しくなりました。

美術館とセットで楽しんでいただきたいレストランです。
三宿にある人気カフェ”コントン”の二号店ということですよ。



知りませんでした。メアリーブレアさん。
私はアニソンも唄わなければ、アニメフリークでもありません。
そして、ディズニー好きでもないので、本当に初めて耳にしたお方でした。

作品を観て、ウォルト・ディズニーを陰で支えた大きな才能を持つ方がいたのだと、刺激されました。



独特の色使いです。
アニメが好きでなくても、その色彩に惹き込まれます。

また、『カリファルニア・ウォーターカラー』という水彩画が1930年代に誕生したことも知りました。
魅力的な水彩です。

この方のもっとも代表的な作品は、ディズニーを退社してから依頼を受けたとという「イッツ・ア・スモール・ワールド」のデザインだそうです。
そのコンセプトが完成するまで、ディズニーの成功がいかにして誕生するのかということが理解できる、気の遠くなるような過程があることも垣間見ることが出来ました。

子供は勿論ですが、もしかしたら大人にささる展覧会かもしれません。



久しぶり、新宿でランチしてきました。
候補は幾つか出たのですが、このところの不順な陽気。
駅から近い所で決めました。

小田急百貨店13階にある【マキャべり】は、通称キャンティ街道沿いある200年の歴史を持つワイン醸造農家で、イタリア・フィレンツェに本店のあるリストランテの東京支店ということです。

その名を汚さぬお料理、期待して行きました。

デパートのレストラン街なのですが、店内はシックな感じです。
清潔感が漂います。

お料理は、3,200円のコースメニューをいただきましたが、その中のお料理変更は、柔軟にしてくれるようです。

内容は、
・自家製パン
・本日のおすすめスープ
・前菜
・お好みのメイン料理
・本日のドルチェ
・コーヒー
となりますが、プラス300円で、ドルチェを変更していただき、上の写真の”ズッパ・イングレーゼ”をいただきました。
前菜、メインを5〜7種から選べるプリフィクスで、このお値段に近い、シェフのお奨めメニューも他にありました。
そちらは、メインがお魚料理だったので、本日はお肉を選べるこちらにしました。




自家製パンは、岩塩入りの生クリームでいただきます。
お味の感想は、ちょっぴりメリハリにかけるかな〜、そんな印象です。ボリュームは、ランチには、最適な気がいたしました。



昨日、白州正子さんに触れたことで、
「そういえば、【武相荘】に行ったことがなかったんだ」と、
思ったら吉日とばかりに、早速出かけてきました。

ネットで調べてみると、昨日触れた正子さんが大好きだったというガラスものや、
”染め”より”織”を好まれたという着物たちが展示されているとのことです。
また、随分と、ショップが充実している様子です。

思えば、3部作で製作したのに、諸事情でそのラストが、この夏にオンエアになるというNHKのドラマも控えていますし、知りませんでしたが、雑誌”和楽6月号”は特集が組まれていました。
そうなったら、たいへん。
世の白州ファンが全国から集まってしまいます。
夏休みは始まったばかりですが、やっぱり、人を観に行くのは嫌ですものね。
そして、なんと!夏季は、8月17日(月)〜9月1日(火)が休館だそうです。
やはり、何かに呼ばれた感がしました。

蒸し暑い日でしたが、さすがに白州夫妻が選んだ、東京に近い田舎でした。
爽やかな風が吹いていました。



家に居るよりも、それぞれ別々に外を駆け巡ることのほうが多かったという次郎氏と正子さん。
「二人の趣味(hobby)は異なっているように見えますが、趣味(taste)は多分に共通していたと思います。」
の、娘桂子さんの言葉にも大変惹かれました。



まず、
その時代にリノベーションしたという養蚕農家の土間を改造したというリビングは、さすが!という賛辞の思いでした。
藁葺の外観とは異なる雰囲気を持つその空間は、西欧の山の家でした。
案内の方によると、床に管を通したセントラルヒーティングをいち早く取り入れたそうです。

縁側から見える竹林。その美しいこと。
空気感が違って感じるのは、高台だということもあるのかもしれません。
この景色を毎日感じて過ごされていた。
美意識はここからも育まれていたんでしょうか?
西欧を熟知されていたお二人だから、日本の美しさを認識なさっていたのでしようね。

ガラス器が展示されていた囲炉裏端では、伊賀の陶芸作家福森雅武氏が晩年の正子さんと交流されているのを、彼の作る料理を紹介する本で目にしていたもので、あぁ、ここがそうだったのだと思い感激いたしました。
冬のしつらいでは、福武氏の作品である文福土鍋が囲炉裏にかけられるようですが、この日は李朝(?)タンスに、焼きしめの大きな木の葉の作品がオブジェのように置かれていました。

ご夫妻で表か裏かと揉めたというエピソードのある襖の奥のL字型の書斎は、蔵書の数に驚きました。
本の背を見ると、どんなものに興味を持っておられたかが垣間見れました。
北側にある額縁のような緑は変化する絵画のようで、居心地の良い空間であったのかしらと想像しました。

更紗の切れ端もそれはきっと、古渡の素晴らしいものに違いありません。
藤棚のある食堂にそれはありました。

あちらこちらにそのセンスの良さを感じるのですが、到底真似などできるわけもなく…。
知識と教養、そして人間という意味での質も高かったのであろう超一流の残したもの。
触れられたことは、とっても刺激になりました。



左から
灯明台に蕎麦猪口を置いて季節の花を楽しんで、おられたといいます。【武相荘】のあちらこちらに花の姿が見られますが、軒先に飾られていた一つ。
長屋門脇にある次郎さん作の臼の新聞受け。これがそうだったと、本物に会えてにんまり。
第二ギャラリーでは、ドラマ撮影時の展示がありました。
かつて納屋だったという階段をあがったところのランプも美しい…。
鎌倉時代の三重塔。次郎さんの遺髪などが埋葬してあるんだそうです。



水場に置かれた水盤です。
緑のカーテン、琉球朝顔でしょうか?
水引が、たくさん咲いていました。
茅葺屋根に「壽」の文字。ユニークです。(クリックして大きな画像で見てください)

母屋の裏は、「鈴掛峠」という名がついていて、周遊路がある散策路でした。
一周してその自然に触れてまた、本日は豊かなり…。
と、心健やかになり、秋の紅葉の頃、また訪ねてみたいと思いました。

こちらのホームページを帰ってから再度見てみたところ、「心に残る人々」のところに、昨日お邪魔した【永青文庫】の細川護立公が、載っていました。

また、NHKのドラマですが、予定していた8月は選挙があるために、またまた延期、一挙放映で視聴率の獲得も狙いなのでしょうが、9月23日に第三話が放映のようです。
ご本人、白州次郎さんは、勿論、とてつもなくかっこいいのですが、主演の伊勢谷友介くん、流暢な英語を操り、めっちゃエエ男っぷりです。



久しぶりに美術館に行きたくなりました。
人を見に行くのは嫌だしと、少し面倒でもゆっくりと限られた作品を鑑賞したいと思いました。
そこで、【永青文庫】が頭に浮かび、思いつくまま、ネットで検索してみました。
夏季の展示は『白州正子と細川護立/最後の目利きから学んだもの』。



なんだか引き寄せられるように、即行でいくことに決めました。
なにかでこの催しは目にしていたのかもしれません。だからチャンスがあったら行きたい!そういう思いがどこかにあったのだと思います。

第79代内閣総理大臣を務められ、今では陶芸作家とその名を轟かせていらっしゃる細川護熙氏。
そのおじい様、公爵護立公が細川家に伝来する歴史資料や美術品を管理保存する目的で設立されたのが【永青文庫】です。

首相時代からお殿様と云われていらした護熙氏ですが、初めてこちらに来た時に、これだけの美術品に囲まれて養われたDNAをお持ちなのだから、陶芸や書で優れた才能を開花されているのは、当然のことと納得したものでございました。

今回の催しは、亡くなられてからも尚、時の人の白州正子さん。

白州さんと云えば、その造詣の深さを小林秀雄、青山二郎両氏の交流で育まれたといいます。
まったく知らなかったのですが、護熙氏のおじい様、護立氏もその中のお一人だったそうです。

きっと、どこかで、そのお姿のお写真などは、目にしていたのかもしれません。
白樺派のパトロンであり、民芸を支えたお方でもあるそうですから…。
ただ、その存在というものは、身近ではありませんでした。

祖先に茶人を持つ護立氏は、残念ながら、日本の焼き物には全く興味をもたれなかったそうで、茶道具のコレクションはないようです。
ですが、細川家には、伝来の茶道具があり、その中には、古田織部や利休といった素晴らしい作品があります。

今回は、正子さんが足繁く通った時に興味を示した作品へのオマージュである書簡や、「欲しがりや」の正子さんがラブコールして手に入れた刀剣の鞘のエピソードなど、その交流の様子をとても楽しく拝見いたしました。
武相荘所蔵の正子さんのコレクションが何点かあり、多くを知った方の究極のお品なのだと、その深さを感じたような気がしました。

正子さんは、「良いものは手に入れて初めてわかってくる」とおっしゃっています。
本物を知らない私には、到底、その美意識は、宇宙のものかもしれません。
けれど、手に取らなくともいいものは、ガラスの向こう側で光を放っているような気がしましたし、お二人の共通のお好みであった能面は、身近で観たことで、その魅力に触れたような思いがしました。

最後の目利きが愛された作品たちが展示されている昭和初期に建設されたという家政所(事務所)も素敵です。
応接間では、作品の余韻にひたれます。



ただこちら、アクセスはめちゃめちゃ悪いんですよね。
最初行った時は、目白駅から歩くなんて、途方もないことをしでかし、山茶花が咲く上智大学の側道を、延々と寒さをこらえて歩いたのでした。
今回は我が家からアクセスし易い交通手段を使ってと思い、都バス路線を調べて、新宿からバスに乗りました。「白61」です。
「椿山荘前」下車。そこからはまもなくです。
帰りは、池袋へ出る用事があったので、「江戸川橋」まで歩いてみました。
ご案内通り、徒歩15分。やはりちょっとありました。



久しぶりの快晴。夏らしい一日になりそうでした。
今日の犬孝行。
目指すは、野川公園です。
ドッグランはありませんが、元ゴルフ場だったというこの公園、木が多く、水場もあります。



日が高くなる頃は少しきびしいかもしれませんが、木陰を捜しながら歩けば、大丈夫。
犬も大喜びです。





12日のお稽古にいただいた 【菊家】 さんの水羊羹。
水羊羹は数々あれど、ここの水羊羹は、50代後半からの女性に圧倒的ファンの多い、故向田邦子さんがこよなく愛した逸品です。

私も小さい頃、向田さんの作品をテレビドラマで、そして少し大きくなって映画「あ・うん」「阿修羅のごとく」を観ていました。
聡明でなおかつ美人、憧れの存在でした。

「新茶の頃に出始めて、団扇を仕舞う頃には姿を消す…」 とエッセイに登場している水羊羹。
ご自宅が近いこともあって、しょっちゅう生菓子を買いに見えたそうですが、そのいでたちは割烹着に手拭いの三角巾のおかみさんふうだったと言います。

美味いの「う」の抽斗には、様々なお取り寄せの切り抜きや栞が入っていたという、食にこだわりのあった方で、手料理も本が出版されるほどの達人でした。
かの魯山人の器を普段使いにし、グッチやエルメスをさらりと自分のものにして着こなすお洒落な方でした。

その方が愛した、水羊羹。
それは、確かなお味なのです。
小豆の香りがしっかりと口の中にひろがって、さらりとしていて滑らか。

この日は、扱い易い、一個売り350円のものをいただきましたが、箱入りのものもあり、4等分くらいにできそうな大きさで1,050円。
この一箱をぺろりといただけちゃいそうな、そんな口当たりのいいお品でした。

桜の葉が美しいアクセントにもなっていて、扱いもし易かったです。
勿論、本日いただいた『竹茗堂』 の ”駿河舞” との相性も抜群でした。



6月のお稽古でいただいた菊家さんの菓子
菊家さんの【枇杷】【清流】【紫陽花】【五月雨】
菊家さんの【福は内(お福)(枡)】【利休饅頭】
菊家さんの【水無月】【瑞雲】【青梅】
菊家さんの【花びら餅】
菊家さんの【雛祭りセット】【利休饅頭】



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