久しぶりの快晴。夏らしい一日になりそうでした。
今日の犬孝行。
目指すは、野川公園です。
ドッグランはありませんが、元ゴルフ場だったというこの公園、木が多く、水場もあります。



日が高くなる頃は少しきびしいかもしれませんが、木陰を捜しながら歩けば、大丈夫。
犬も大喜びです。





12日のお稽古にいただいた 【菊家】 さんの水羊羹。
水羊羹は数々あれど、ここの水羊羹は、50代後半からの女性に圧倒的ファンの多い、故向田邦子さんがこよなく愛した逸品です。

私も小さい頃、向田さんの作品をテレビドラマで、そして少し大きくなって映画「あ・うん」「阿修羅のごとく」を観ていました。
聡明でなおかつ美人、憧れの存在でした。

「新茶の頃に出始めて、団扇を仕舞う頃には姿を消す…」 とエッセイに登場している水羊羹。
ご自宅が近いこともあって、しょっちゅう生菓子を買いに見えたそうですが、そのいでたちは割烹着に手拭いの三角巾のおかみさんふうだったと言います。

美味いの「う」の抽斗には、様々なお取り寄せの切り抜きや栞が入っていたという、食にこだわりのあった方で、手料理も本が出版されるほどの達人でした。
かの魯山人の器を普段使いにし、グッチやエルメスをさらりと自分のものにして着こなすお洒落な方でした。

その方が愛した、水羊羹。
それは、確かなお味なのです。
小豆の香りがしっかりと口の中にひろがって、さらりとしていて滑らか。

この日は、扱い易い、一個売り350円のものをいただきましたが、箱入りのものもあり、4等分くらいにできそうな大きさで1,050円。
この一箱をぺろりといただけちゃいそうな、そんな口当たりのいいお品でした。

桜の葉が美しいアクセントにもなっていて、扱いもし易かったです。
勿論、本日いただいた『竹茗堂』 の ”駿河舞” との相性も抜群でした。



6月のお稽古でいただいた菊家さんの菓子
菊家さんの【枇杷】【清流】【紫陽花】【五月雨】
菊家さんの【福は内(お福)(枡)】【利休饅頭】
菊家さんの【水無月】【瑞雲】【青梅】
菊家さんの【花びら餅】
菊家さんの【雛祭りセット】【利休饅頭】




夏の装いで、お茶のお稽古です。
今回お借りした茶室はエアコンが入っているので助かります。
夏は着物姿ですと移動は勿論のこと、火のそばにいるお点前中、とても辛いんです…。
冷や汗も混じりながらなので、余計に暑く感じます。

今回のお点前は前回の復習で『茶碗荘』をいたしました。

床のお軸は、『無一物』。
先生にお聞きしたところ、禅の言葉で、「無尽蔵」 という言葉が続くんだそうです。

「無一物中無尽蔵」(むいちもつちゅうむじんぞう)。
宋代随一の詩人であり、優れた禅者でもあった蘇東坡の言葉だそうです。

「無一物」 とは何も存在しないということですが、何ものにも執着しない境地に達することができると、大いなる世界が開けますという言葉なのだそうです。

「無尽蔵」の偉大な活力とは、すべてをつつみこむ天然自然。
これは千利休が見出した佗の世界で、「無一物」の境涯であるということで、「無一物」は、教示する直心の行為であるといえるのだそうです。

執着の心を捨て去れば、心身が軽くなり、そういう心で全てのものに接すれば、様々なものの本質が見えてくるよということなのでしょうか?

さて、本日の茶花は、黄色の花が 【金糸梅(きんしばい)】。
紫の穂状のものが、 【メドーセージ】、紫と白の【番茉莉(ばんまつり)】
白い蔓状の花は、【蔓花茄子(つるはななす)】 です。



本日のお花は私が用意して、先生に活けていただきましたが、少し丈が短かったようです。
丈の長いものがあったほうが、見た目のバランスと変化があってよろしいということのようです。
お点前もまだまだですが、茶花やお菓子を用意することも、経験不足とセンスのなさで、毎回、先生に助けていただいています。
先生にお願いすると、バラバラだった花たちが一つにまとまる。
さすがです。

香合は、黄交趾香合、竜の絵が浮き彫りになっていました。
黄交趾(きこうち)とは黄色の低火度の釉薬で焼かれた焼き物のことで、もともと交趾(こうち)とはベトナムの古名で、実際には中国南部で焼かれたものをさしていたそうです。



世田谷の芦花公園のドッグランが、近日中に芝生になってオープンします。
今日、その噂を犬友から聞いて見てきました。
残念ながらまだ閉鎖中で、ウチのコ達は超興奮してしまい困りました。
今、養生中でしたが、写真の通り、美しい芝です。
ここは以前、土で、遊ばせると泥だらけになって後が大変でしたが、これからはそんなことがなくなりそうで、超期待!です。



芝を刈っていたお仕事中の方にお聞きすると、オープン確定は今月7月26日日曜日だそうです。
芝の状態によっては、早くなることもあるかもとか…。

公園はそれほど広くありませんが、公園内の散歩もここは木陰がたくさんあるので、夏のこれからのお散歩もいいかもしれません。



今は、白い紫陽花が、咲き乱れていました。



年に二回、コチラの方がお世話になっているのに、いつもお中元、お歳暮と頂き物をします。
毎年いただくのが、写真の 【丸山海苔店】 のお海苔です。
たぶん、もう12〜3年、いただいています。

ご存知ですか?
こちらのお店のお海苔。
ミシュランで三ツ星を獲得した、『すきやばし次郎』 さんを始め、寿司部門では、21件中12件がお得意さまなんですよ。

今年に入ってから、日本橋高島屋の 『味百選』 で見つけて「おお〜!」と思っていたのですが、2009年のミシュランランキングがされてから、その 『すきやばし次郎』 さんのお名前で丸山海苔店さんから商品化されているんです。

2008年秋には、サンジェルマン・デプレに、世界的建築家の隈研吾氏がデザインした日本茶専門店がオープンしたそうです。
とっても素敵!
お海苔だけでなく、最近は日本茶にも力を入れていらっしゃるようで、築地本願寺の斜め前にある喫茶と茶葉の店では、日本茶インストラクターと一緒にお好みの茶葉が選べるそうです。

最近は、こういった新しい試みが随分されているようで、海苔と云えば四切が定番ですが、丸山さん、上の写真のような新しいスタイルの商品も開発しています。

寿司屋さんに行って巻物を頼むと、開けたり締めたりする海苔の入った缶がありますよね。
その海苔専用の缶に手巻き用の半切の海苔が入っていて、ミニすしべら・すだれ・手巻きBOOK付で、なんだかとっても楽しい贈り物でした。

お味のほうは、これをいただいたら他がいただけなくなる…。ですよ。
ミシュランの星が付いたお店が選んだお海苔専門店ですから…。

丸山海苔店





【吉野間道】という、裂地をご存知でしょうか。
最近読んだ茶道にまつわる本で、その名を知り興味を持ったのですが、それには、また面白いエピソードがあったので惹かれてしまいました。

『間道』 と呼ばれる裂地は、縞織物、格子織物を呼んでいるそうです。
茶人に好まれた裂の一つの吉野織による 【吉野間道(よしのかんとう)】 と呼ばれる文様は、他のものと少し変わっています。
地を平織りにして、真田紐状の組織を格子風に織り込んだものなのです。

江戸初期の京都の蒙商、灰屋紹益の夫人吉野が「うちかけ」に愛用したと伝えられているのですが、その吉野夫人というのが、寛永三名妓のうちの一人、京、島原で名をはせた、吉野太夫のことだと言うのです。

14歳で太夫になり、和歌、連歌、俳諧に優れていて、琴、琵琶、笙が巧みであり、さらに書道、茶道、香道、華道、貝覆い、囲碁、双六までも極めたといいます。
それだけではなく、圧倒的な存在感を放つ美貌を兼ね備えていたそうです。

韓国にも才色兼備で、その昔、名を知れ渡らせた ”ファン・ジニ” という妓生(キーセン:芸妓)がいて、その方のドラマと映画を観ましたが、その美貌や才能の豊かさに大いに興味がそそられました。
日本にも同じような方がいらしたんですね。

けれど、色恋ご法度の茶道の世界でその名を聞くということは、意外でした。
それを超越した存在だったということなのでしょう。

馴染み客の中には後陽成天皇の皇子で近衛信尹の養子である関白近衛信尋豪商で、当時の文化人の一人である灰屋紹益がいたそうです。
その紹益に身請けされ、結婚したそうですが、身分違いの恋から考えられないことだと思いましたが、これには、恋物語がありました。

吉野太夫に魅せられた、灰屋紹益は、吉野と一緒に暮らすようになりましたが、紹益の父は、息子を勘当してしまったそうです。
ところが、ある日、この父親が、外出先で俄雨に合い、とある陋屋(ろうおく)の軒先に佇んでいると、美しい女性が、「お茶でも一つ差し上げましょう」と、声をかけてきたといいます。
そこで、言われるままに、上がってみると、侘び住まいながら、きちんとしており、何とも、心のこもったもてなし振りに、大いに感心させられた。
そこで、息子の親友でもある、本阿弥光悦に「いったい彼女は、どう言う人か」と、尋ねたところ、「彼女こそ、かっての吉野太夫だ!」と、言われ、息子の勘当を許し、息子、紹益の妻にしたと言うのです。

それほどまでのオーラがあったのだということなのでしょうね。

名物裂として、茶入の仕覆、古帛紗に珍重されている 【吉野間道】 ですが、この吉野太夫さんが残したものには、高台寺境内にある吉野太夫の茶室であるといわれている大円窓を 『吉野窓』 。
その 『吉野窓』 を、意匠されたという圓能斎好みの 『吉野棚』 もあります。

茶道とは、関わりが深いのか、「月は西 きみはひかしへ 明のあさ」 の自画賛はお軸として茶がけとして用いられたといいます。

朱門を寄進したといわれる京都市北区にある常照寺では、彼女を偲んで、『吉野太夫花供養』 が行なわれているそうです。
四月第3日曜日が定例だそうですが、吉野太夫のご供養と言うことで、寺内では墓前と仏前のお祀りや法話などの他、お茶席が設けられて点心など供せられ、島原の太夫さんのお練り行列が披露されるということです。

機会があったら、参加したいものです。



義母が去年、その存在を教えてくれたハンゲショウ。
その名や姿形に惹かれ、再会する日を待っていました。

7月の初めから中旬頃が見頃だといいますが、私のお散歩コースでは、くっきりと、梅雨の晴れ間に白さが映えて咲いていました。



【半夏生】 は、七十二候の一つ 『半夏生』 (はんげしょうず)から作られた暦日で、夏至を3つに分けた 最後の3分の1の期間ことを指すんだそうです。
夏至から数えて11日目の7月2日頃から、七夕(7月7日)頃までの5日間が半夏生とされていましたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっていて、毎年7月2日頃にあたるんだそうです。

農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もあるんだそうです。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたそうです。

別名は、『片白草』 (かたしろぐさ)といい、『半化粧』 の名でも呼ばれているそうです。
葉の半分が、白くお化粧したようになる様は、その名の通りですね。

花期に葉が白くなるのは、虫を誘う必要からこのように進化したのではないか、といわれているそうです。
花が咲き終わると、白い葉の部分は色落ちして緑色になります。

東京では、野川公園でその姿が見られると新聞に載っていました。



昨日の 『なんでもお宝鑑定団』 の中で見た”斗々屋茶碗”に刺激されて、どうしても今開催中の”三井家伝来・茶の湯の名品展”を観にいきたくなりました。

斗々屋茶碗はありませんでしたが、質といい、量といい、お宝ぞろいでした。
大満足!
とにかく、状態もいいですし、消息や墨跡などの軸の表装の美しさには、とても惹かれました。
また、茶入れは、初めてみるような信楽のものや、形の面白いものがあり、興味をそそりました。

アクセスがし易い三井本館、アトリウム、駆け足で見た美術鑑賞でしたが、相変わらずの雰囲気の良い館内も、気持ちがよかったで〜す。


28日までということで、お着物姿のお茶人方、多くいらしていました。

斗々屋茶碗(ととやちゃわん)
…高麗茶碗の一種で、魚屋とも書きます。
斗々屋の名前の由来は、利休が堺の魚屋の棚から見出したからとも、堺の商人・斗々屋所持の茶碗からともいわれています。

斗々屋茶碗は、本手斗々屋と平斗々屋があります。

本手斗々屋は、椀形で、褐色の胎土に半透明の釉がごく薄くかかり、俗に「こし土の斗々屋」というように、土が細かく、肌には細かく鮮やかな轆轤目があり、腰の荒い削り跡腰に段がつき、竹節高台で、高台辺に箆削(へらけずり)による縮緬皺(ちりめんじわ)があり、削り残しの兜巾(ときん)が立っていて、その様子が椎茸の裏側に似ているので「椎茸高台」と呼び、特徴となっています。
素地は鉄分が多く、赤褐色にあがったものが多いですが、青みがかかったものは「青斗々屋」として上作とされています。

平斗々屋は、盞(さかずき)形で、高台は低く、胴は浅く、朝顔形に開いていて、平茶碗のような形をしています。



今年の水無月、私の心に刺さったお花です。
近所の空き地で咲くその姿に会って、成長の様子を眺めていました。

最初は、20cmほどでした。
最近になってなんとその高さは80cmほどになりました。


この 【キキョウソウ】、別名を 『ダンダンギキョウ』 と言うんだそうです。
そのいわれは、花の付き方が上から下に段々になって咲くからということです。

花冠の直径は12〜20mm程度です。
下から順次上に咲いていき、同時に5つぐらいの花が開いていることもあり、1つの花は4日ほど開いていました。
観察してみると、暗くなると花は閉じてしまっていました。

果実に種子が転がり落ちる隙間ができ、その様子を詳しく伝えるサイトがありましたが、とても神秘的でした。



本当は満開になったら投稿しようと考えていました。
ところが、このところの激しい雨に打たれ、満開の時を待たずにこうべが垂れてきてしまいました。

【柏葉紫陽花】 カシワバアジサイ。
昨年、私のハートをがっつり掴んでくれました。
水無月のマイブームでした。

普通、お花の種類は葉を見ればだいたい判るといいます。
けれど、この紫陽花の場合、葉っぱが柏の葉の形。
名前通りの柏葉です。
その名を知るまでは、なんのお花か想像もつきませんでした。

今年は近所の庭先でも多く見られました。
私のような方がたくさんいらしたのだと思います。

これは、そのマイブームのことを話した親友がプレゼントしてくれたもので、今年初めて花を咲かせました。

株立ちで白い八重の花がピラミッド状につきます。
咲き始めは中心が緑がかっていて、咲き進むと純白になり、花もちは良く、華やかな様子はかなり楽しめます。
円錐形の形は、成長時も支柱があるほうがいいように思いますが、激しい雨で水を多く含み、その重みで、傷んでしまいました。

秋は紅葉も楽しめるので、上手に剪定して育てたいと思っています。


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