浅草【亀十】ここのお味を知ったのはいつだったのか?
かれこれ30年近くになるかもしれません。
食通のせんぱいが
「会社帰りに買ったんだけど」と、くださったのが始まりでした。
二つという数に「なぜにふたつしかいただけないのか?」
と、はてなマークだったこと、覚えております。

その価値とお値段を知らない私は、それまで銅鑼焼の美味しさたるをも知りませんでした。

その頃で270円位でしたでしょうか?
今では、一つ300円也。
スーパーやコンビニでは100円ほどで購入可能ですから、
感覚的にはこちらのどら焼は高額と言えますか?

しかしながらその旨さにはまりましたら、それは目からウロコ。正当なお値段と納得するでしょう。

情報化社会となり、全国的レベルで浅草土産として認知され、その人気、とてつもないものになりました。

本店では、開店から並ばなければ入手は不可能、
お昼過ぎには完売で、訪れても“松風“などを買う羽目に陥ります。

もう、亀十のどら焼はいただけないもの、そう思っておりましたら、
連れに付き合って横浜高島屋地下がんこ職人に行きました先を横切りましたら、催事にて販売されておりました。

何年ぶりにいただきますか?

パンケーキのような姿、もちろん健在です。
しかし、デカイ!
10cmはありますか?

これです、この自然な焼きムラ、
この姿こそが、浅草亀十のどら焼です。

ふっくら柔らかで餡も甘過ぎず、他とは異なる食感なのも特徴です。

手亡豆の白餡です。
亀十のどら焼はだんぜん、白。
これを知らない人はトーシロです。

小豆餡。もちろん大納言。
黒と呼びます。

包装紙は目出度い亀甲。
緑色もありましたか。
ご案内にある通り、場所は、浅草雷門前ですが、予約以外には入手は困難。

購入の催事でお聞きしましたら、
来月、横浜そごうでお目見えするそうです。
どうやらこういうアプローチも有りのようです。

どら焼 頂上決戦


浄妙寺 喜泉庵のお菓子が、鎌倉の美鈴さん製であることを知り
立ち寄ってみたくなりました。

調べてみると、有難いことに帰り道であることもわかりました。

写真は、青梅。

外は手亡の白餡。中は小豆のこし餡。
手亡には、年代物の梅干しの果肉を入れていると、聞きました。
隠し味の梅干し効果、お茶によく合いそうな季節のお菓子でした。

さすがに包装も魅力的です。

お箱も…。
あ〜、日本の手仕事って、いいですよね〜。

季節の青梅とほぼ同じ大きさのお菓子です。

お店は鶴岡八幡宮から7〜8分。
かなりわかりにくいところにあります。

詳しいことはわかりませんが、
昔ながらの販売の形態で、店頭には菓子らしいものは見当たりません。
呉服屋さんという風情です。

今日はどんなものがございますか?
そう聞くと、写真の青梅のような少し日持ちする季節のもの、
そして、菓子器にはいった上生菓子を見せてくださいます。
上生菓子は、浄明寺でいただいた“清流“の他、7〜8種類ありました。

こちら【美鈴】さんを検索しておりましたら参考にしたいブログを見つけました。


円覚寺、彿日庵で添えられたお干菓子。
鎌倉銘菓、鳩サブレが有名な、豊島屋の落雁でした。
その時の記事

デパ地下にもありますし、
鎌倉駅や、鶴岡八幡宮にも、大きな店舗がありますが、
帰り道にあればひとつと思いました。

北鎌倉駅前にありました。
さすがに鎌倉銘菓。

小鳩豆楽

長く愛されるものには、魅力があります。
貼られたシールさえもいとおしい。
落款、日本人でなくても惹かれる何か秘めていませんか。

一番小さなのを選びました。
お値段、お手頃、432円也

小袋が3つ。

小袋には、落雁が5つ入っています。

そういえば、鎌倉駅前ではパンも製造販売しているんですね。
ならんでいます。
パン、食の欠かせぬ存在になっていますものね。
東口扉店


いつも美味しいものを私に教えてくださるセンパイが、贈ってくださいました。

京都・亀廣永の涼味『したたり』。

すぐに冷蔵庫へと、パッケージにありましたから指示通りにいたします。
羊羮などの棹菓子の包みと同じ銀色の封に鋏を入れると、したたる蜜で溢れていました。
「な〜る、したたり」
このしたたる佇まいが、このお菓子の意味するところ、そう思いましたが違いました。

七夕過ぎ、京都では祇園祭の季節となります。
このお菓子は、その中の山鉾の一つ、菊水鉾(きくすいぼこ)に献上される菓子として創られたのだそうです。

菊水鉾は能の演目にもある枕慈童(菊慈童)の曲に、菊の露の滴り(したたり)を呑んで七百歳の長寿を保ったという中国の故事話に因んで作られた鉾だそうです…。
また、近年まで町内にあった金剛能楽堂の庭内には洛中銘水の一、菊の井という井戸があり、この井戸に因むのが、祇園祭の菊水鉾ということです。
故に【したたり】

透き通った琥珀色の和菓子は、涼を誘い、夏によく見られますが、
このように、寒天がつるりとして美しく、口当たり、喉越しの良いものはお目にかかったことがありません。

この菓銘は、約40年くらい前に、名水・菊水の井の清涼感に因んで作られ、
八坂神社の宮司さんがつけられたそうですが、なんとも風流、
“したたる“という表現は、日本の言葉の繊細な美しさを感じます。

近頃、和菓子は、新しい波がやってきているとかと聞きました。
老舗和菓子店から独立し、新しい感覚で創作をされているというユニット“wagashi asobi“は、茶道界からだけでなく、若き職人からも注目の存在だそうです。

この方達の創られる和菓子が、見た目もですが、菓銘がまた素敵。
想像力を豊かにする茶道の中で、菓銘も、教えられることが多いです。
wagashi asobi

腰の強い丹波の寒天に、波照間島産の黒糖と阿波の和三盆にザラメ糖を加えて流し込んでいくという【したたり】

菊の露にあやかって作られた不老長寿の銘菓、
今は夏だけでなく、通年販売になったそうですが、
水無月をいただいた後は、こちら、夏になるといただきたくなりそうです。


端午の節句に欠かせない菖蒲ですが、
このおまんじゅうの意匠になっている菖蒲(あやめ)とは全く異なるものなのですね。

「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であるが、見分けがつきがたいという意味にも用いられる。
と、ウィキペディアより。

確かに、アヤメやハナショウブ、カキツバタ、どれなのか?見分けがつきません。

麻布青野総本舗は、鶯もちが有名ですが、こんな季節のお菓子もあるのですね。
素敵な意匠とおまんじゅうの美味しさに舌づつみ。
こちらも、センパイからの頂き物です。

紫は、つぶ餡。
おまんじゅうは、皮もですが、餡も美味しさの要です。

山芋の入った薯預饅頭は、やはり違います。
おまんじゅうって、そう言えば蒸すのだと、
素敵な入れ物が蒸籠になっていたことで、思いだしました。

白はこし餡です。

近所の緑道で撮影しました。
湿地でないところに咲いていたので、アヤメでしょうか?

端午の節句の日に用いる菖蒲は、
ショウブの形が刀に似ていること、邪気を祓うような爽やかな香りを持つことから、男子にとって縁起の良い植物とされ、家屋の外壁から張り出した軒(のき)に吊るしたり、枕の下に置いて寝たりしていた。
日本でも、奈良時代の聖武天皇の頃より端午の節句に使われ始め、武士が台頭してからは「しょうぶ」の音に通じるので「尚武」という字が当てられるようになる(勝負にも通じる)。
芳香のある根茎を風呂に入れ、菖蒲湯として用いたりする。
(ウィキペディアより)

青野総本舗


今日は病気の杏のことではなく、美味しい最中の記事をあげます。

悲しいかな、どんなことがあっても、お腹は空くし、お風呂に入るし、テレビを観て笑ったりしています。
でもこれが生きるということなんですかね。

生きているなら美味しいものを食べたい。

と、いうことで、最中です。

いただいたお品です。
生前、お好きだったという最中、葬儀にきた方々に配られました。
餡がお好きだったのですね。
祭壇にうさぎやさんのどら焼きも届けられていました。
私自身は、京都のお土産だと“あんていく“という瓶詰のあんこをいただいたことがあります。
甘いもの好き、と、いうわけでなく、お酒もお好きで、懲り性のお方でした。
パンを焼かれていた時期もあったように思います。

美味しいものがお好きでこだわりもある方で、それを選ばれた奥さまのお薦めでもあるのだと思います。

記事にすることで、ご供養になるでしょうか?
「このお品、私も好きです」

最中は、皮ももちろんですが、やはり餡が命ですよね。
その餡に驚きがありました。

賞味期限の最終日とされていた日、いただいた時のことです。
餡の回りが結晶化されて、じょりじょりとしたのです。
これがなんとも魅力的。
確か佐賀の小城羊羮がこんなだったなと思いました。

最中の餡、少し置くとこんなになりますか?

先日あげた竜ヶ崎の源内の最中もお薦めですが、こちらはさすがに奈良の老舗とあって、姿も品良く小柄です。

この箱に入った姿もきっと、故人のお好みだったのではないかと想像します。
トップの写真がひとつめですが、取り出しやすいように工夫がされています。

白玉屋栄壽

調べてみましたらタイムリーなことに、
今日から三越菓遊庵で購入できるようです。


昨年からサントリー美術館で開催中の仁阿弥道八展へ行くつもりでおりました。
そこでこの機会に美術館内にある“玄鳥庵“で点茶を頂きたいと思っていました。

赤坂時代から茶室があることは知っていましたが、うまい具合に行くことができずにいました。
隈研吾氏監修の茶室、美術館入館チケットを購入しないと、茶室のチケットを購入することも入室もできないので、時間の余裕のある時に限られるのです。

また、この玄鳥庵での点茶がいただけるのは隔週の木曜日、お点前を拝見しての点茶の時間は、
13時14時15時の三回とこちらもまた狭き門です。
何日に開催されるかはHPでご案内がありますが、
念のために予定通り行われるか?
前日、問い合わせてみました。

チケットは午前10時の開館と同時に売り出され、定員数50を満たすとそれにてアウト。
状況をお訊ねしたところ、何ともお答えできないと…。
これは少し難しいかもという状況、一緒に行く友人に伝えました。

そして当日、早めに到着した友人からメールが入りました。
点茶券午前中で完売!と、

駄々をこねても仕方ないのですが、
到着してチケット売り場で、お点前を拝見する以外の点て出しでいただくことはできないのかとお聞きしました。
お菓子のご用意が限られているので、やはりできないとのことでした。

さらに「いつもこのような感じですか?」
と訊ねると、
今回は茶道具が多く出展されていることもあってか、その筋の方がたくさんみえているようですと、仰っていました。
いつもなら、このようなことはないんですと…。

すまなそうにお答えくださった売り場の方は、私達の残念ぶりを気の毒に思ったのか?
点茶スケジュールと次回の展示案内のパンフをわざわざロッカーにいる私にお持ちくださりました。
次回は蕪村と若冲、そのまた後は乾山と、なにやらチャンスは遠くに感じました。

仁阿弥道八展、それは素晴らしく、茶の湯好きを刺激したことがよくわかりました。
しかしながらお茶をいただけなかったのは、残念無念。
そこで私、ミッドタウンに来たら寄らなければでしょ♪
と【虎屋茶寮】でのお茶を連れに提案いたしましました。
即決!
で、入店。

私は少しの迷いもなく“上生菓子と抹茶“をいただくつもりでしたが、連れはお昼を食べそびれたとかで

この粟ぜんざいなどに心が動いていたようですが、

結局、上生菓子と抹茶のセットに決めました。

私が頼んだ 【千寿】

中国の伝説では、西王母(せいおうぼ)という仙女の住む園の桃は三千年に一度実り、 それを食べると不老長寿を得るといわれています。ゆえに仙果(せんか)といえば桃を意味します。
可愛らしい『仙寿』は、女の子の成長を寿ぐ(ことほぐ)桃の節句にふさわしい意匠です。
とのご説明のあるお菓子。
白餡入りで甘さ控えめ古風ながらしっかりとしたお味でした。

こちらが連れの頼んだ 【蛤形】

じょう蕷饅頭に焼印を押し、蛤をかたどりました。蛤は、かつて「貝合せ」(一対の貝を合わせ取る女性の遊び)に使われ、 貝を入れる貝桶は婚礼道具のひとつとして、雛飾りの調度品にもなっています。また、蛤のお吸い物は雛まつりの食べ物 ともされています。
との説明の白餡のお饅頭でした。
どちらも来る桃の節句に因んだお菓子でした。
季節の上生菓子

お抹茶を喫んでしまった後も温かいお茶をいただけますし、
ミッドタウンの虎屋さんは、デパ地下とは違って空間の贅沢感や

ショップ内のギャラリーに展示してある催しものを観るのも楽しいものです。
今は、【紅白の縁起物】

玄鳥庵での点茶は次回リベンジする約束をしましたし、
虎屋でのお茶もまたよろし…。
結果的には、はなまるということでございました。

東京ミッドタウン店ギャラリー
「紅白の縁起物」
たくさんの縁起物の中から、寿ぎを表現するのに欠かせない「紅白」の郷土玩具をご紹介します。特注で制作した約1メートルの飾り熊手にもご注目ください。 「紅白」の彩りに込められた祈りや、熊手に取り付けた縁起物の謂れについてもご紹介します。

【会期】2014年12月3日(水)〜
     2015年3月30日(月)
【時間】11:00〜21:00
※12月12日(金)〜25日(木)〜22:00、
【会場】東京ミッドタウン店内 ギャラリー
<お問い合わせ先>
電話番号:03-5413-3541


茨城県の龍ヶ崎に住む叔父が入院しました。
見舞いに行った帰り、病院で待ち合わせをした兄夫婦が最寄り駅まで送ってくれるというので、甘えることにしました。
そのついでに亡くなった母が好きだったという最中を買っていきたいと言います。
兄嫁、最中は得意ではないのに源内のは皮が美味しいと言います。
私も母が好きだったという最中の店、覗いてみたいと思いました。
車を降りた瞬間、そのレトロ過ぎる店構えに膝が折れました。
兄嫁に向かう道すがら聞くと、最中などの和菓子の他、洋菓子も扱っているということでした。
確かに店に入ると、無駄に広い店内の右は和菓子。左は洋菓子でした。

最中の他に何を買おうかと品定めしていると、
兄嫁「これでいいでしょ?」と言いました。
まんまとハメラれました。
兄嫁、私に手土産を持たせるつもりでこの店に寄ったのです。

図々しくご厚意を受け、買っていただきましたのがこの詰め合わせです。
名物のかっぱ最中の他、人気商品のお味が楽しめます。

レトロな店内に膝が折れたワタシですが、そのレトロさにときめきを感じていました。

その魅力、
包装紙と紐かけ。

中かけの紙。

箱。

菓子にはそれぞれ栞がついていました。
これがまたイイ!
かっぱ最中ってネーミングがとっても昭和な感じですが、河童伝説で有名な牛久沼をイメージしているそうです。

かっぱ最中、小豆。

人気の和菓子屋さん、餡がやっぱり美味しいです。

ピンクの他、白もあります。
慶事の進物に使えるようにとのことでしょうか?

白餡です。
浅草亀十のどら焼は絶対は白餡派ですが、
源内さんの最中は、小豆餡に一票です。

こちらの最中、真ん中に割れやすいように工夫がしているところも花丸です。

箱詰めにあった栗最中。

これがまた絶品です。

餡につつまれた栗が丸ごと一個入っています。
この栗が柔らかでほっくり。
かっぱ最中と同じ餡なのだと思いますが、しっとりしてとろけます。

そして、長崎カステラ。
写真ではわかりませんが、もっと黄身色をしています。

こちらの包装紙もイイでしょ、このデザイン。
今、こういうのないですよね。
本当の老舗の洋菓子店で時々出会いますが、そういうのも含めて魅力になります。
変えないで欲しいですね。

一本1,200円なり。
親しみやすい御値段です。

お味は、玉子の黄身の多さを存分感じ、みっちり生地がつまった食感です。
長崎かすていら、と、するのはきっちりと昔からの製法で作られているに違いありません。
エージレスが入れられパックされていますが、開封して3日後の今日、空気に触れたことでなのか?甘さとしっとり感が増したように感じ、さらに美味しくいただけました。

龍ヶ崎のお土産にぜひおすすめしたいですね。

源内について書かれた記事(店内の様子がわかります)


以前いただいていたのにすっかり忘れていて、とても美味しかったという方の言葉ばかりが膨らみ、
2015年こそは、たねやさんの花びら餅を初釜で、
そう思って、年末、予約をいたしました。

“菱はなびら“、
味噌のお味が優しく、牛蒡はゴボウらしい味わい。
重ねの菱餅の赤は赤米の赤とありますが、それだけではないだろうと、疑いたくなる鮮やかな赤をしています。
平安時代の宮中の祝い膳にあった迎春菓は、
最近茶の湯の世界の特別なものではなくなりつつあるようで、新春、上生菓子を普段扱わない菓子店でも販売していました。
2014年 花びら餅
2013年 花びら餅
2012年 花びら餅
2011年 花びら餅
2010年 花びら餅
2009年 花びら餅

2008年 花びら餅

たねやさんらしい包装、その壱

その弐

お箱入りは3個と6個。
バラ売りでの対応もしてくださったので、プラス人数分を予約させていただきました。
新年、店頭販売もありますが、バラ売りは予約のみのようです。

“初夢“
「白羊さそう夢路の初枕」
羊が一匹、羊が二匹…。綿雲のような羊がいざなう夢の路(みち)

黒豆とこし餡の干支の未です。
黒豆は丸のままごろごろと入っていて淡雪羊羮にくるまれていて、楽しい食感とお味が楽しめました。
尻尾も可愛らしく、意匠としてもユニークです。
この感じ、分けあいたいと、お稽古中にシェアしてしまいました。
それほど、ふわふわ、ごろごろ、プチプチと、面白くて美味しいのでした。

“門の春“
「紅白の花ほころびて今朝の春」
笑う門には福来る。
注連飾りの門からのぞく梅の花も淡くほころんで薯蕷きんとんで咲き分け梅をあらわしたとのことです。
粒餡・薯蕷きんとん製。

“亀甲寿“
「新玉の年にめでたき亀の綾」
鶴は千年亀は万年。幾久しく健やかに、福がおとずれますようさじ流し羊羮に亀甲模様をあしらいました。とのこと。
白小豆粒餡・羽二重餅・さじ流し羊羮製。
さじ流し羊羹とは、白粒餡と羽二重糯を包んだ羊羹のことだそうです。
職人芸を感じます。なんとも美しい…。

“本丸“
「初日(はつひ)さす城の石垣あらたまり」
ふるく近江には石積みを生業とする集団がおりました。石工たちが築いた古城の石垣をあらわした薯蕷煉切です。

今回のお菓子は、1人3種ずつ。
こちらの上生菓子、いただきました。
激うまでした。
口に運びながら、そのミラクルな食感に、創作過程を想像しました。
まず棹型に抹茶の羊羮を流し固めたのち、すりごまをまぶした石のように丸めた練りきりを重ねていったのでは…。
そんな風に思えるホロリ感を感じました。
天入餡、薯蕷煉切、黒胡麻製と記されていました。

“千歳の松“
「初風の賜りものを掌に」
梢から風が落したちいさな松かさ。こぼれた種はやがて稚松に若松に。こし餡を包んだ大島餡の松かさとのことです。
こし餡、大島餡 製。
大島餡とは、黒糖のきんとんだそうです。

“福俵“
「年祝ぎてだいこく様もえびす顔」
ふるさとの豊かなみのりを包んだ米俵。小槌で幸を招く大黒様の福俵を栗きんとん餡であらわしましたとのことです。
栗きんとん餡 製。

6個入り上生菓子の包装。

その弐は、

一、富士、二、鷹、三、なすびが地模様になった紅(もみ)色のかけ紙は花びら餅と同じでした。

こういうところまで、
芸が細かい。

こんな風にお菓子は、入っていました。

包装から意匠も、甘さ控えめで抹茶との相性もいい、味もいうことなしのたねやさんのお菓子。
来年も素敵なサプライズがあるのでしょうね。
また来年の出会いを楽しみにしております。
「あ〜、美味しかったぁ〜♪大満足です!」


花びら餅、初釜では御約束の茶の湯ではお馴染みのお菓子です。
写真は、今年いただいた仙太郎さんの花びら餅です。
2014 初釜の記事

今年の初釜の記事を呼んでいただけたらわかるのですが、
たねやさんの花びら餅を頂きたかったのですが、準備が遅く予約が間に合わず、願い叶わずでした。

来年こそはと、茶の湯友達を誘い、お日にちが決まったので、早速予約をしてきました。
年の瀬のデパ地下に行くと、新年の準備を始めないといけないなという気分になりますね。

何が変わるということもないのですが、歳神様の目印になるよう、身辺は整えておきたいものです。

すでに、うちのワンちゃんのごはんやおやつはネット注文を着々と進めておりますが、
肝心の自分たちのことがおろそかです。

帰宅後、おせちの予約を完了しました。

実は今年、元旦までワタクシ不在でした。
毎年作るおせち、ごめんなさいしました。
ところが、
これがなくては、お正月を迎えられないと思ったのか?
ダンナさまが注文、用意をしてくれていました。

2日に家族で、新年の宴。
このおせちが期待以上で、この時、来年からこちらでと許可をいただきました。

年末掃除と並行して行うおせち作り。
台所に立ちっぱなしで、毎年紅白をテレビの前で観たことがありません。
苦労の割には、家族たち、きんとんや、ユリ根など、甘く味付けしたものが好みではありません。
自己満足もあったのでしょう。
一通り一年一度でも学びましたから、もうこのへんで、卒業します。

数の子、黒豆、伊達巻は仕込みますから良しということにいたしましょう。

さて、
たねや 花びら餅はこちらです。

そして、今回は、上生菓子も、予約いたしました。
たねや 上生菓子
たねやさんに上生菓子があることも知りませんでした。
初めてなので楽しみです。

人気のたねやさん、お客さま対応も花丸でした。
追加をお願いしたのですが、花びら餅、上生菓子共、バラ売りの対応をしてくださいました。
本社に確認してくださるという、丁寧な応対でした。

基本はお箱売りなので、予約は必須。
来年のことも、今年中に準備すれば、願いは叶うということですね。

たねやさんのお菓子で新年を迎えようと思っている方、お急ぎください。

2010年 たねや 花びら餅
2013年 花びら餅

”花びら餅のウンチク”
花びら餅とは、丸い餅(あるいは求肥)に紅の菱餅をのせ、味噌餡と甘煮した牛蒡を置き、半円形に折り畳んだもので葩餅とも書くそうです。
形は、皇室の正月行事におせち料理やお供え、配り物として使われる菱葩に由来していて、江戸時代までは宮中内でのものだったのだそうです。

明治時代、裏千家11世玄々斎が宮中より許されたことで、由緒ある菱葩が初釜の菓子として使われるようになったということです。

梅や桜の花びらに見立て、新春を祝う餅菓子は、
丸と菱の合体から子孫繁栄や太平の願いも表しているといわれています。
裏千家では独楽盆にのせて初釜に毎年使われているそうです。


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