見てください!
今日は犬舎での面会ではなくて診察室での再会ができました!!
ぎゅっと、抱きしめてあげたい!その思いが叶いました!!

そして、兄弟犬、小梅とも会うことができました。
「ここは、どこ?」と、小梅は少しびっくりした様子でしたが、
「杏、ここにいたんだ」と、安心したと思います。

並んで、寄り添うこともできました。
膝に乗せてあげることもできました。

途中、真っ白だった舌が真っ赤になって、また熱があがってしまったのでは?と、研修医さんを呼び、検温、その後お預けという展開もありましたが、

この日のために仕事の都合をつけ、お休みしたおとうちゃんにキッスの嵐の後、抱っこされて、
杏、いつもの穏やかな顔です。

熱は下がらず、貧血もあるといいます。
高カロリー点滴のチューブは繋がったままです。

けれどこうして抱きしめてあげられたこと、本当に嬉しかったです。

今日は面会の他に、入院して一週間が経ちますし、このまま抗がん剤が使えずで進行が抑えられない状態だったらと考えると不安でお話しの機会をとっていただきました。

抗がん剤治療の指示をしてくださる内科の先生がお約束の時間に遅れているので、外科の先生のごはからいか?で、
杏との面会をこういう形でしていただくことができました。
また、今日は、病院に行く前に、甘夏、小梅を散歩へ連れて出たことも幸運でした。
置き針とチューブ付きの杏ですから大きな甘夏は危険なのでNGでしたけれど、
”対面させてあげたい”は、夢でなく、叶いました。

素敵なお店はいい雰囲気が漂いますが、
杏がお世話になっている東京農工大学農学部 動物医療センターも、
皆さん優しくて、飼い主の立場や思いを理解して接してくださり、優しい空気が漂っています。

さて、今日はこんなものが提示されてのお話となりました。
先日手術の際に摘出した腫瘍の検査結果の報告です。
話をしてくださっている時は気が付きませんでしたが、これ、世を騒がせたスタップ細胞の写真に似ていますね。
杏と健常犬とを比較した免疫学的細胞形質だそうです。

判定にはこう書かれています。
「患者のIgH鎖にバンドbが検出されました。これらの結果によりBリンパ球のモノクローナルな増殖(腫瘍性増殖)が疑われます」

二枚目、組織病理検査診断書です。
診断名:
【Mott細胞への分化を伴うリンパ種、中〜低分化型】
所見:
小腸の腫瘍(2個)
どちらの病変も共通した組織像を示しています。(中略)
Mott細胞(細胞質に好酸性滴状物(免疫グロブリン)を複数含む形成細胞)の形態をとる腫瘍細胞が散見されます。(後略)粘膜は、部分的に潰瘍化しています。大型の腫瘤の摘出は完全と判断されます。小型の腫瘤のマージンにおいて、粘膜固有層に腫瘍細胞が認められます。
コメント:
リンパ種の診断が確定されました。腫瘍細胞の特徴からB細胞性と推測されますが、現在免疫染色を実施しています。
腫瘍細胞が大型リンパ球に近い形態で分裂頻度が高いため、臨床的悪性度の高い病変と判断されます。
ただ、若齢のミニチュアダックスフントのB細胞リンパ腫は化学療法に対して友好な反応を示すという逸話的エピデンスがあります。

最後のコメントには救いがありますが、検査結果の書面でも、進行性の高い悪性の癌であることが指摘されていました。

そもそも「Mott細胞とはなんですか?」
先生に質問したところ、抗体を作るものです。との返答でした。
所見にある説明ではわかりにくいのですが、わかりやすく言うとそういうことらしいです。

今まで抗がん剤についてよく知る機会がありませんでしたが、カンファレンスの前に少し調べていました。
そこで理解したことがありました。
完治を目指すヒトの抗がん剤使用で髪の毛が抜けたり、吐き気がしたり、血液が止まらなくなったり、
これは抗がん剤による副作用ですが、俗にいう良好な細胞にまで届いてしまう抗がん剤、
増殖盛んな細胞を殺す薬ということなんですね。
ですから、日々のびる毛髪、消化器管や血液に反応するというわけです。

杏ですが、一昨日、ステロイドを使っています。
このステロイド、抗がん剤としても使われているそうです。
抗がん剤としては造血器の腫瘍に有効だそうです。
それも調べて知ったことでしたが、内科の先生によると、今回の使用は予定の半分で、本当なら他の抗がん剤との使用を予定していたといいます。

今後は、今日入れた造影剤の様子を診ながら方向を考えるというお応えで、
先生方も、進行の心配はもちろん抱いていらっしゃいましたし、
外科の先生は、早く帰してあげたいがチューブが取れる状態にまでしてあげないことには…。
と、早く流動食が摂取できてることを願ってくださっていました。

杏の様態が安定しないことで治療が遅れていますが、無理のある積極的治療は望んでいませんし、もしもの時は、病院ではなく家で迎えたいのでそのタイミングは教えてくださいとのお願いはしてきました。

また、Mott細胞についてお聞きした際、報告されている症例はわずか1件ということがわかりました。
これは、治療方法に例がないということでマイナスでもありますが、
可能性も感じました。

ハナちゃんパパさま、ヒーローママさま、杏も頑張っていると思います。
心配してくださっている皆さま、ありがとうございます。


受付で「面会をお願いしています〇〇です」と言い腰かけて待っていると、
しばらくして受付の方が、
先生が「奥様だけですか?」と聞いているとおっしゃいました。
特に連絡はなく、順調に回復しているかと思って面会に来たのですが、嫌な予感がしました。

術後6日目、経過は予定通りではありませんでした。
迎えにきてくださった研修医さん、
犬舎に向かう階段で話し始めました。
「実は、月曜日、水を飲ませ始めてから熱が出て、予定していた流動食は始めていません」、と。

杏は私達の声と気配に反応して、柵の向こうで覗き込み、尻尾を振っていました。
ケージには扇風機があてられ、ケージ内には大きな保冷剤、杏には冷たいタオルがかけられていました。

手術を執刀してくださった先の質問をしたであろう先生もいらっしゃり、研修医さんからうかがった件に補足して経過を話してくださいました。

「腸の問題ではないが、いい状態ではありません」
私達が不安に思っている他にある腫瘍の進行、これは先生方はもちろん心配しておられて、
「今の状態では抗がん剤は使えないので、ステロイドを使おうと思っているのですがいいでしょうか?」とおっしゃいました。

ステロイド
体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われているもの。

先生はこれによって解熱ができるとおっしゃいましたが、
下痢もあり、自発的な給水はストップ。
また、高カロリー点滴だけの栄養補給になっていました。

危険性はないということなので投与をお願いして、数十分の面会を終えました。

帰りの車で、主人に
「きびしい状態とわかったら、家に戻してあげようね」
そう言った私を
「今、言うことじゃないだろ」と、怒りましたが、
「今だから言っておくの」
と、言いました。

最期は家で、みんなと一緒で迎えてあげたい。
病院では嫌です。
私も、先に旅立った母やみんな、可能ならそうしたかったに違いない、
そう思います。


朝メールを開いてみると、りくちゃんママさんからの心優しいコメントが入っていることかわかりました。
ありがとうございます。

片時も離れない杏のこと。
愛犬家の方々の励ましは本当に有り難く、勇気に繋がります。
皆さんは、ペットが幸せを運んでくる魔法を持っていることをご存じです。
そしてまた、ペットは飼い主が幸せになることが自分も幸せだということも…。

犬の寿命は短いですし、高齢になってくるとなにかしらあって、それぞれに病気や老いと向き合っていらっしゃって、共有することがあるように感じ、心の傷みに響いてきました。

日毎に、命とは、とか、病気と闘う意味とか、病気を知ることということについてとか考えるようになりました。
その中で、今までタブーだと思って、闘ってる病気のことをよく知ろうとしてなかったかもしれないことに気付きました。

癌と一口にいっても、本当にたくさんあります。病気という括りだったらそれは数え切れないほど。

私の母は末期の多発性骨髄種という白血病でしたが、家族として「そばにいるよ」
そんなことしかできませんでした。
母はとっても怖がりで、自分の病気について尋ねることをしませんでした。
私達はそれをわかっていたので、告知はしないということで終末を迎えることにしました。
見えない恐怖と闘う母は、八重桜が終わる頃に入院から2ヶ月で亡くなりましたが、
痛さや辛さは薬で緩和されていたものの、
「眠らされているみたい」と言っていました。
入院中、あれもこれも聞けばよかったと亡くなってから思いましたが、
そばにいるときはほとんど寝ていました。
最期はそんなものなのでしょうか?

やっぱり病気になっている時だけでなくて元気な時にしておくことは親孝行だけではないのでしょうね。

今日は杏、
酸素室から移動していました。
そして、お水が自発的に飲めるように置かれていました。
造影剤を使って調べて、今のところ漏れはないようです。とのことでしたが、様子を今日一日診て、大丈夫なようだったら明日から流動食を少しずつ始めますということでした。
アルブミン数値は上昇。
マイナス点は貧血。
舌の色は真っ白でした。

相変わらず自己主張をせず、いいコでいるようですが、
ひゅんひゅんないていましたよ。
「帰りたいよ〜、ここから出してよ〜」
そんな風に聞こえました。

私達の心配は若いが故に、手術していない腫瘍が増加しているのではないかということ。
早く栄養がとれて臓器が回復して、抗がん剤が使えるようになって、副作用も少なく、寛解の兆しが現れることを願います。

面会は、ゲージに入っているので十数分ですが、
しっかりとハグして耳許で「みんな待ってるよ、早く戻っておいで」と、言ってきました。

今は、祈りが届くことを願うばかりです。


面会した直後、涙の壺が溢れてしまいました。
ぽろぽろなぜか流れてくる涙。
昨日一日は、なんだか悲しくて切なくて仕方なくなりました。

術後の杏、明るくしていました。
それを不憫に感じてしまったのでしょうか?
どうしてこのコがこんな重荷を背負うことになってしまったのかと??

研修医さんはこう言いました。
「いい子なんでとても助かります。いつもこうですか?」と、
そうなんです。
杏は本当にいい子なんです。
自己主張が強くなくて優しくて、従順で…。

元気そうに見えますが、二日前大きな腫瘍を二つ取り除き、小腸の層が壊れたところをつなげる手術をしたばかりです。
抗がん剤を始める準備をする機能障害を軽減するための手術です。

手術が終わった直後は横になったままでしたが、今日は私達の姿を見つけ尻尾をぶりぶり振っていました。
そして、おすわりの姿勢で歓迎をしてくれました。

首に近い静脈には、高カロリーの栄養点滴が入れられています。
”ソルアセト”という、人間にも使う、消化器官が万全でなく、食事がとれない時に使う点滴です。
3日間は絶食。これのみで栄養を摂取するという風に聞いています。
これを入れるところを確保しているので、やんちゃだと困るわけです。

今日は血液検査の結果、貧血やアルブミン、タンパク質の数値が少し上がってきているという報告がいただけました。
夫が研修医さんに今後のスケジュールを再度尋ねると、予定通りの回復なら4日目の月曜日、水をあげて漏れはないか調べるそうです。

腸がくっつつくかどうかが第二の難問。
物言いの優しい研修医さんは、細かく説明をしてくださいましたが、杏の癌はとても難しく、急変を予想させる言葉が感じられました。
「そうなんだ、やっぱり楽観はできないんだ」
そう思って、涙のどつぼにはまってしまいました。

だってほら、杏、こんなところに入れられているんですよ。
痛くて、つらくて、つまんなくて…。
そう思ったらもうたまらなかった。

「どこいっちゃうの?」
でも杏は暴れたりだだをこねたりしません。
扉を閉めたら首をかしげて、私達を見ています。

モカちゃんのパパさんがわざわざ届けてくださった世田谷八幡のお守りや
こちらに来る前に小梅のケージに敷いて臭いつけしたブランケット、そばに置いてきました。

眠れぬ夜、ネットで病気のことまた色々調べました。
たくさんの方が愛犬と寄り添って闘っていることを知り、私もメソメソしていたらいかん!と、思いました。

昨日は、アトムくんウランちゃんのママさん、
そして、今日はハナちゃんのパパさんから、コメントいただきました。
これからも一喜一憂しちゃうでしょうが、明るいお知らせができることを願います。
皆さま、本当にありがとうございます。m(__)m

 


今朝の甘夏と小梅。
いつもならここに入院中の杏がいるはずです。

手術の記事を投稿後、福ちゃんママ&パパさん、そして、アンリちゃんリラちゃんのママさんからコメント寄せていただきました。
今朝は杏の生家である瀧島さんからも温かいメールを頂戴しました。
本当なら亡くされた大切なご主人様を思って涙が渇れることのない通子さんにも応援していただいて、
杏は幸せ!そして頑張れる!!と、思っています。
本当に、ほんとうに皆さま、ありがとうございます。

家族がいなくなるかもしれないという恐怖は、なにかをもぎ取られるという感じでしょうか。
きっとこれからもその恐怖がついてまわるのでしょうが、
今はまず、杏の一日も早い回復を願います。
皆さまからの思いが届いていると信じています。

写真のふたつ。
心なしか元気がありません。
5月で9歳になる甘夏は経験則から何かを感じているのでしょうか?
杏と同じ1歳4ヶ月の小梅は、昨日私達が不在中、ペットシートをめちゃくちゃにしていました。

杏のためにいつもなら置かないリビングに敷いたまま昨日は杏を連れて病院へ向かったものですから慌てていました。
でも、フィフティフィフティで、もうイタズラはしないだろう、もしかしてするのかな?
そんな思いがありました。

杏の時に、異物誤飲という心配があったので、ぞっとしました。
しかし、小梅ちゃん、何を思ってその行為に没頭したのか?
「私の杏をどこに連れて行くのよ、プンプン」
または、
「杏だけ、どうしてお出かけなのよ、プンプン」と、焼きもちしてたのかもしれません。

こうして家族がいること。
ファミリー会へお邪魔したおかげで、杏には多くの家族がいて、その飼い主さんたちが、心配してくださること。
有り難いことだと感じています。
この思いはきっと、きっと届いているはずです。

こうしてブログに綴ることで、たくさんの勇気を感じています。
カミングアウトしたことで、傷みが軽くなっているような気がしています。
人によってはたかが犬でも、私達にとっては大切で一番近くにいる家族です。

追記/
杏のファミリーであることで、この病気を心配していらっしゃる方がいらっしゃるのではないかと思います。
我が家にも兄弟犬小梅がいるので、先生に伺いました。
「遺伝ということはないかと思いますが、心配だったら検査をしてみるのもいいかと思います」
というご返答でした。

血液検査では確かアルブミンとたんぱく質の数値に異常があったように思います。

今思えば、レントゲン、エコーと検査をし、悪性リンパ種とわかるまで時間がかかってしまったというのは反省点と自責の念にかられますが、
それからは、かかりつけ獣医師が連携している農工大と迅速に連絡をとり、手術が早くできたことは感謝の気持ちでいっぱいです。


心配をしてくださっている皆さま、
杏くん、手術、無事終了いたしました。
ドンキー&サニーママさん、コメントそしてアドバイスを
通子姉さん、朝から応援メールをありがとうございました。

先ずは第一関門、突破です。
今後は、切った部分が上手に繋がって、腹膜炎や腸閉塞を起こさないでいてくれることを願います。

お預けする前に昨夜からの頻繁だった下痢、嘔吐の報告をしました。
手術前に血液検査をし、異常なしでしたので手術に入ります。
研修医の方がわざわざお知らせくださいました。
合計二回。もう一回は、麻酔をし、今から手術に入ります。という報告でした。

いきなりではなく、その都度お知らせいただけたこと、待ち時間は不安との闘いでしたから、私達の心を緩和してくれました。

第2ステップ、このコの体力と運を信じます。

小腸の腫瘍は2つ、梅干し大ほどで、からだのサイズを考えたらかなり大きなものでした。
先生が見せてくださった画像はリアルで直視できなかったけれど、先生の様子から自信をもって手術が終わったのだという空気感が伝わりました。
肝臓にも大きなものがあったそうです。

こちらは、手術でメスが入った小腸が癒え、回復後、抗がん剤で治療しましょうということでした。

杏は涙をいっぱいためていました。
目はしっかりと開いているのですが、朦朧としていて、私達の声を察知してか?今まで聞いたことのない声でないていました。
あまりに切ない声なので「痛むのでしょうか?」とお聞きしましたら、
「多少…」というお応えでした。

二週間は入院だと聞いています。
寂しくて回復力にマイナスなのではと思うと可哀想で悲しいのですが、仕方がありません。
早く家に戻していただくためにも強くなってもらわなくては…。

蕀の道はこれからです。
悲観は禁物ですが、難しいと言われるモット細胞の悪性リンパ種。

でも昨日の繰り返す下痢、嘔吐、今朝ベッドの上でぴったりと寄り添う素振り、
手術が終わるまで本当に心配でした。
あぁ、よかった!
神様、ありがとうございます!
これからもお見守りくださいませ。

頑張れ杏!


杏、明け方嘔吐しました。
便も二ヶ所にありました。
夜中、見守ったために熟睡してしまい、ワタシは気がつくことご出来ずでしたが、夫がみていてくれました。

流動食を摂ったのに何故?
嘔吐してから寄り添ってきた様子が最後の挨拶のように感じました。

眠れていないのでは、と、今朝の散歩は体力温存のためにもとバギーを持って出掛けましたが、
一度乗せた時にモーレツな勢いでジャンプして出たがったので、それからは普段通りのコースを散歩しました。

今日から2週間は会えなくなるのだから、一緒の散歩、楽しむのがこのコのためになる、そう思いました。

今朝は農工大に9時から9時半と言われておりました。
杏は絶食。水も飲ませてはいけません。
早く出掛けるので、他のコのご飯はあげないわけにはいかないので、その間杏は私と一緒に籠城しました。
われら夫婦は本日も駅前カフェに行きました。

杏くん、農工大に到着です。
こちらは9割が紹介診療だと聞いていますが、待合室はいっぱいでした。
すべてがそうではなくても、ほとんどの患者さんが、こちらに助けを求めて来られている。
なにか心の傷みを共有している感じがしました。


神様は杏と私達が乗り越えられると思って試練を与えたのでしょうか?
その先にとてつもない良いことが待っているのでしょうか?

入試があって手術日が延びたことで我が家に一時帰宅した杏。
私達も大層嬉しかったけれど、甘夏、小梅も歓迎していました。
なぜだか様子がわかるんですよね。
杏が具合が悪くて、私達が側にいてあげていること…。

犬バカ夫婦は今日明日と仕事を休んでしまいました。
今日は一日、一緒に過ごせるように。

少し明るくなった朝、粗相することのない杏は、寝室のカーペットにオシッコをしてしまいました。
検査の月曜日、この日はペットシートにした後、すまなそうに私の顔を覗きこんでいました。
今日の一日、一緒にいて感じたことは、その月曜日から確実に何かが変化または進行している感じがしました。

でも、朝からずっとお散歩は皆と一緒に1度も嫌がることなく行けましたし、

こうやって、三頭&ワタシで写真を撮ることもできました。

食欲は昨夜から旺盛で、
お膝をおねだりする元気も快活さもみられました。

食事はこの三点が病院から指示されました。
先代犬柚子は、上顎にみられたメラノーマ(悪性黒色種)という癌でしたが、
左写真の高カロリー流動食は当時もありました。
今は真ん中の水を混ぜて使う、高カロリー高たんぱくのフレークのようなものがあるんですね。
一番右はアミノ酸だそうです。

柚子の場合、少しずつ自発的に摂取が難しくなりましたから、
ミルサーでフードなどを流動食缶を入れ、くだき、少しゆるいペーストをこしらえ、シリンジ(注射器の針のないもの)で与えていました。

今回、杏の場合は、小腸の層構造が破壊されていることと、栄養を積極的に摂るための流動食でしたが、
自分から進んで食べてくれたことは助かりました。

おべんとう付けた杏。

しかし、消化器は確実にダメージ受けている印象でした。
賢い杏ならおうちの何ヵ所かに置いたシートの上でするオシッコをシートのない場所でしていました。
たぶん、抑制が利かない状態なのではないかと思います。

また便の回数、内容がひどかった。
日中はもちろん、寝室に行ってからも…。
たぶん、その日に摂取したすべてを排出してしまったのではないかと感じるほど…。

それを締め付けられる思いでみていたことは本当に辛く、いとおしかったですが、手術前に一緒にいられたことは本当によかったです。


甘夏に寄り添っているのが杏です。
こんな風にいつでも仲良し。
今はどんなに淋しい思いをしているか…。

午後2時、夫の携帯に昨日担当してくださった東京農工大学動物医療センター外科の先生から連絡が入りました。
「とても深刻な状態なのでお話しを聞きにいらしてください」とのことだったようです。
帰宅した私に夫は、神妙な面持ちで、きちんと話すからと言いました。
これはよくない話し、そう感じました。

電話の後、夫はかかりつけの獣医師と話しをしていました。
だいたいのことが農工大の先生から伝わっていた上で、これからどうすればいいかも訊ねたそうです。

まずは最悪の状態であること。
最近発見されたのリンパ種で放置すれば杏の余命は1,2か月だということでした。

とにかくは6時に農工大へ行って内科の先生からの所見をうかがい、方向を決めましょうということにしました。
してあげられることはしたい、
けれど辛い治療や難しい手術なら考えましょう、と。

診察室にはきょとんとした杏もいました。
ここにいるときは、そうした方がいいと思っているのか?同席した研修医さん?2名にとてもなついている様子でした。
お話を伺う間、そわそわしていましたが、私達は、その場に連れてきていただけるとは思っていなかったので、落ち着かなかったけれど、杏を感じてお話ができました。

内科の先生は、井手先生という女医さんでした。
超音波と血液の細胞を診て、悪性のリンパ種であるということが告げられました。
消化器型のリンパ種だそうです。
お腹の様々な箇所にでき、腫れは、肝臓、胃の一部にもみられ、小腸は層が壊れた部分があり、分厚くなっているそうです。
モット細胞とかいう最近見つかったものらしく杏のような若さでというのは珍しいということでした。

貧血もあり、アルブミンの数値が高いのは出血があるからだといいます。
かかりつけ獣医での検査の間、嘔吐を繰り返したのは、消化機能が落ち、硬いドッグフードが詰まったためだったようです。
タール状の便もそういうことからだったのです。

治療は抗がん剤投与。
しかしその場合、腫瘍を取り除かなければ使えないといいます。
でなければ、腸の層構造がやぶれる心配があるのだそうです。

だいたいの説明をいただいた後、私から抗がん剤治療について質問させていただきました。
とにかく、辛い治療ならさせたくないので、どのようなリスクがあるのか?

人間の場合、抗がん剤の治療は完治を目指すので副作用がひどいのだそうです。
ペットの場合、目指すところは“生活の質“なので、人間の1/5程度を使うそうです。
毛が抜けたり、吐き気や下痢は少ないといいます。
あくまでもデータによるものだとは思いますが…。

すべてが万事、未知のものだとわかっています。
杏が病気なってしまったこと、気がつかなかったこと、検査のステップが省略できなかったこと、悪性リンパ種であったこと。
運命のようなものでしょう。
内科の先生がデータの上で、お話をしてくださること。
外科の先生は手術を進めること。

杏がウチのコになったこと。
それからの犬生は充実して楽しいものに違いない!そうバカ親は思うのですが、
杏はまだ一歳と四ヶ月です。

もう少し、苦痛から開放してあげて兄弟犬の小梅や大好きな甘夏と一緒にいさせてあげたい。
どこのおうちのコになるかでそのコの犬生決まってしまいますが、それならば機嫌よく幸せな思いを少しでも長くさせてあげたい。
やっぱり、そう思います。

予後がどれだけのものになるかは本当にわかりませんが、
内科の先生の細やかな説明や、
外科の先生の手術の工夫なる自信のような空気を感じ、
先ずはとにかく腸管の腫瘍部を切除をお願いすることにしました。
つながるか、穴があくか、腸閉塞を引き起こすか、心配な要素はたくさんあります。
また抗がん剤もどのように使うかという難しい問題もあるようです。

癌の進行が早いという若さ、どうか基礎体力があるという良い面で発揮して欲しい!
切に願います。

一刻も早くと願った手術、明日は入試でNG。

嬉しくておとうちゃんにキッスの嵐。
入院のまま手術かと思っていたので、一旦家に帰れることになり、私達はとても嬉しかったです。

杏はいつも「お先にどうぞ」という優しく素直で天使のようなコです。
どうぞ神様、そんな杏を連れて行かないでください。

モカちゃんのパパさん、福ちゃんのママさん、瀧島さん、通子さん、
どうかどうかお力ください。


先週の日曜日、造影剤を投与しての我が家の杏の検査の日、我が家の周辺は前日に殺人事件、その日にすぐ隣のマンションで火事とたいへんなことが起こりました。
その後、親しい方が亡くなり、瞬く間の1週間でした。

その間、杏のは普通に散歩にも出掛けられるし、食欲もありましたが、
昼間の不在中、深夜のベッド上で、嘔吐は続き、便は柔らかいままでした。

造影剤での検査の診断は、内臓の中の異常というところまでしか判断されず、胃腸薬と抗生剤の経口薬が処方され、経過をみようということでした。

しかしながら、撫でる手にゴツゴツと骨を感じ、痩せてきているのではと思いましたし、連日の嘔吐が気になります。
家に戻って顔をみた瞬間、
「あぁ、生きててよかった!」と思うような心のざわつき感もありました。

福ちゃんママさんからご心配のコメントをいただいていましたのにリターンができずにおりました。ごめんなさい。

夫も同じようにブルーな気持ちでいたのでしょう。
昨日、獣医さんに行くと言ってくれました。
朝一番で到着し、相談。
すぐに、大学病院での診察の手配をしていただきました。

かかりつけの獣医さんが紹介してくださるのは東京農工大学動物医療センター。
こちらの都合で月曜日以外とお願いしたら金曜日と遅いので、改めて一番早いところで入れていただくことにしました。
後からお聞きすると外来は月曜日と金曜日なのだそうです。

ウチのコ達がお世話になっている豪徳寺なみき動物診療所は、本当に親身になってくださいます。
今回も仕事で行けない私達の代わりに農工大まで杏を連れて行ってくださいました。

夕方、4時半、仕事を早めに切り上げ農工大に向かいました。
約一時間後、検査を担当してくださった外科の先生が対応してくださいました。

一言目がこうでした。
「若いから違うと思ったのですが深刻でした」
異物誤飲ではなかったのです。
腹部の腫れは、小腸の腫瘍だとの見解でした。
しかも、リンパのようです。
先生は明日内科の先生と相談してもっと詳しく判断しますと仰いました。

手術ができるかできないか、進行はどのくらいかなど。
とにかくは明日ということになりました。
抗がん剤投与は確実だとだけ質問したら「そうですね」とだけ言われました。

手術で、同意書が必要ならと昼からは向かえる準備をしていました。
しかしそうはなりませんでした。
朝から朝食抜きで、いつもと違うと感じて不安そうにないていたので、早く家に戻してあげたかったのですが、
望みも叶えられませんでした。

貧血があり、栄養が受け付けられない内臓の状態なので、入院が良いでしょうとの判断でした。

最悪の事態となりましたが、とにかくは明日の連絡を待って、今後が期待できる方法があると、前向きに考えています。

兄弟犬、小梅は杏がいないことでそわそわしています。
それだけでなく、散歩中の歩みが快活ではありません。

嫌です。
ふたつは共にこれからも一緒でなければ…。


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